いるいる詐欺 ― 2017年02月26日 01:24
いるいる詐欺
そうだ、そうだ!。
と、思わず口走ってしまった記事。
(7つの惑星に水存在の可能性
NASAが地球似の惑星発見「生命いるいる詐欺」?)
https://r25.jp/topic/00055786/
「「トラピスト1」は太陽のおよそ8%の質量で、比較的温度も低い」
「今回発見されたのは、地球から約40光年離れた恒星「トラピスト1」を周回する7つの惑星。」
「7つの惑星の気候は温暖で、いずれの惑星も岩が多く、質量も地球に近い」
「このうち3つの惑星は海や大気圏が存在する可能性もあり、生命が誕生するのに適しているといわれる領域「ハビタブル・ゾーン」にある」
この話は、3日ほど前に発表されていて、例によって浮沈子は、ぶうたれて無視していた。
NASAが、予告までして発表したわけで、地球外生命の可能性という錦の御旗が、また一つ増えたわけだ。
「「NASAの7惑星、とってもロマンを感じる」
「今朝のNASAの発表見てからわくわくがとっまらっない♪」
と、テンションが上がる人も多い。」
おいおい、ちみたち、騙されちゃいけないよ!。
世の中に、うまい話と地球外生命は落ちてないんだからね!。
素直な反応を示すことが出来なくなってしまった浮沈子は、皮肉につぶやくだけ。
そうしたら、嬉しいことに、こんな反応があるんだと。
「「NASAさんやい、もう惑星発見のお知らせはお腹いっぱいです。私が見たいのは地球外生命体なんです」
「NASAの“ビッグニュース”がまた『いるいる詐欺』だった件について」」
記事にもあるように、系外惑星の大気を調べたりするのは、容易なことではない。
生命の存在を確実に証明することは、そう簡単にはいかないんだ・・・。
実際に、探査機を飛ばして見に行くことは出来ないしな。
そういう計画は、何十年も前から、手を変え品を変え、提案されている。
(ダイダロス計画)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%AD%E3%82%B9%E8%A8%88%E7%94%BB
「英国惑星間協会 (BIS) が1973年から1978年にかけて行った恒星間を航行する原子力推進宇宙船の研究における航宙計画」
「恒星間宇宙船ダイダロス号は地球軌道に(訳注: 「地球の衛星軌道」ではない)建設され・・・」
あれっ?、木星軌道じゃなかったけ?。
まあ、どうでもいいんですが。
(オリオン計画)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E8%A8%88%E7%94%BB
「アメリカにて1950年代 - 60年代にかけて行われた宇宙船の研究計画で、原子力推進宇宙船の、世界で最初の工学的な研究開発計画」
「フリーマン・ダイソンは、オリオン型惑星間宇宙船のアイデアを恒星間宇宙船に適用している。」
稀有壮大な話だが、さすがに実現しそうもないので、手を変え品を変え、新たな提案も出てきた。
(ブレークスルー・スターショット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88
「太陽系から4.37光年離れているケンタウルス座α星へ数千個のレーザー推進の超小型宇宙船を送り込む計画である」
「プロジェクトの発表は、2016年4月12日(米国時間)にニューヨークで開催された報道機関向けのイベントでロシアの富豪でベンチャー投資家のユーリ・ミルナーと、宇宙物理学者のスティーブン・ホーキングにより行われた」
地球外生命も、恒星間飛行も、ヨタ話(ロマン?)の域を出ない。
スケールの大きさと、その影響の大きさから、人類を虜にし続けているが、そして、仮に実現したら、とてつもない話になるということから、おそらく、消えてなくなることはない話だ。
NASAを初めとして、宇宙探査に関わる人々が、声高に宣伝するのは、そのためだろう。
決して、業界の利益(!)のためではないと信じたい。
浮沈子は、いるいる詐欺とまでは言わないけど(ホントかあ?)、永遠に繰り返されるハビタブルゾーン付きの系外惑星の話は、そろそろ聞き飽きてきたというのも事実だ。
最近は、手近な太陽系内で、生命を見つけようという話もある。
木星の衛星エウロパや、土星の衛星エンケラドゥス、更には、タイタンまで(これは、与太話の範疇だな)。
現在進行中の話としては、火星があるけど、こっちはそろそろネタが切れかかっている。
人類は、もう、何十年も探査し続けているけど、生命の痕跡は見つけ出せていない。
「遠く離れた宇宙の話であるので、生命の有無をすぐに確認できないのは仕方ないことだが、「そろそろ地球外生命を見せてくれ!」というのが、ネットの本音なのかもしれない。」
記事を書いた方は、健全にまとめている。
一般の読者へ向けた内容としては妥当だ。
浮沈子のように、いるわけない存在を、あたかも存在の可能性があるように偽って、大衆をあおり、騙し、そそのかしている、などと書いてはいけないのだ(それって、やっぱ詐欺じゃね?)。
科学としては、いないことを証明するというのはほぼ不可能だから、ポジションとしては、いる方に立った方が有利ということもある。
下世話な話としても、飯の種にはなるしな。
しかし、大衆の一人としては、うまい話には騙されないぞという気概(?)を持ちたい。
系外惑星の話を聞き飽きたという反応の先には、もうたくさんだ、世迷言はやめてくれというのと、早く見つけて欲しいというポジティブな方向とがあるだろう。
マーケティングとしては、是非ともポジティブな方に持っていきたいところだ。
しかし、実際の話として、新たなネタを出すことは難しい。
観測技術の進歩は留まるところを知らないが、系外惑星の生命を確認することは当分無理だろう。
太陽系内での生命は、直接観測できるだろうから、そっちの方で頑張るしかない。
何か出れば、系外惑星の方にも、おこぼれがあるだろう(逆に、削られたりして!)。
エウロパ探査は、その意味では手近でいいかもしれないな。
ネタが尽きないように、せっせと探査機を飛ばし続けなければならない。
もう一つのアプローチとして、さっさと生命の発生機序を解明してしまうというのもある。
何億年もかけて、化学進化をシミュレートするのが無理なら、コンピューターの中で進化を加速させて、生命誕生の仕組みを解明するということも考えていい。
そのプロセスを明らかにできれば、そこには、地球外生命誕生の可能性が開ける。
つーか、ハビタブルゾーンの精密な定義が可能になる。
現在のように、もし水があるとしたら、液体状態を保っていられる程度の、ザルな定義では、どうしようもないだろう?。
それも明らかにできない段階で、ハビタブルゾーンなどとは烏滸がましい。
誕生しなければ、棲息可能域とか言っても始まらない。
主星を含めて、惑星環境を時間的にも精密に解明することも必要になる。
現在、この主星に対してこの惑星だったら、こういう環境変化を辿ってきたはずだという、明確な因果関係を示す必要がある。
でないと、せっかく発生した生命が、途中で絶滅しているかも知れないしな。
同じ星系なら、隕石とかに乗って、惑星間での移動くらいは可能かもしれないから、星系全体のライフサイクルを解明する必要もある。
そうやって、真の意味でのハビタブルゾーンの定義を磨いていかなければならない。
しかし、それは、諸刃の剣になりかねない。
詰まるところ、そういったキビシー条件を満足するのが、結局地球しかなかったという、最悪の結論に至ったりしたら、目も当てられないだろう(業界の敵!?)。
まあいい。
浮沈子は、人類が地球外生命の問題に決着をつけることはできないと考えている。
文明の時間的な限界、人類としての存続は、限られた時間の中の一瞬にも近い間だけだと思っている。
地球外生命を確認することも出来ず、また、逆に、その不在を証明することも出来ない。
そんな状態のままで、この文明は滅びる。
しかしなあ、最近は、多元宇宙論とかあるしなあ。
(多元宇宙論)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E5%85%83%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%AB%96
「複数の宇宙の存在を仮定した理論物理学による論説である。物理的に観測不可能な様々な事象を数学や物理学を元に理論を構築し、既知の観測や観察とともに予想された物理理論の一つである。」
物理的に観測不可能な領域にいる地球外生命とかの話になったら、太刀打ちできないからな。
究極の与太話だな・・・。
そう考えると、ある真理に到達する。
そう、地球外生命というのは、結局、我々の頭の中に存在するということのようだ。
神様と同じで、信じる者の心に宿る。
神が永遠の存在であるのと同じで、地球外生命も永遠といえよう。
まあ、今日は、比較的穏当な結論に到達したので、この辺りにしよう。
しかし、いるいる詐欺とは、うまいことを言うもんだな・・・。
そうだ、そうだ!。
と、思わず口走ってしまった記事。
(7つの惑星に水存在の可能性
NASAが地球似の惑星発見「生命いるいる詐欺」?)
https://r25.jp/topic/00055786/
「「トラピスト1」は太陽のおよそ8%の質量で、比較的温度も低い」
「今回発見されたのは、地球から約40光年離れた恒星「トラピスト1」を周回する7つの惑星。」
「7つの惑星の気候は温暖で、いずれの惑星も岩が多く、質量も地球に近い」
「このうち3つの惑星は海や大気圏が存在する可能性もあり、生命が誕生するのに適しているといわれる領域「ハビタブル・ゾーン」にある」
この話は、3日ほど前に発表されていて、例によって浮沈子は、ぶうたれて無視していた。
NASAが、予告までして発表したわけで、地球外生命の可能性という錦の御旗が、また一つ増えたわけだ。
「「NASAの7惑星、とってもロマンを感じる」
「今朝のNASAの発表見てからわくわくがとっまらっない♪」
と、テンションが上がる人も多い。」
おいおい、ちみたち、騙されちゃいけないよ!。
世の中に、うまい話と地球外生命は落ちてないんだからね!。
素直な反応を示すことが出来なくなってしまった浮沈子は、皮肉につぶやくだけ。
そうしたら、嬉しいことに、こんな反応があるんだと。
「「NASAさんやい、もう惑星発見のお知らせはお腹いっぱいです。私が見たいのは地球外生命体なんです」
「NASAの“ビッグニュース”がまた『いるいる詐欺』だった件について」」
記事にもあるように、系外惑星の大気を調べたりするのは、容易なことではない。
生命の存在を確実に証明することは、そう簡単にはいかないんだ・・・。
実際に、探査機を飛ばして見に行くことは出来ないしな。
そういう計画は、何十年も前から、手を変え品を変え、提案されている。
(ダイダロス計画)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%80%E3%83%AD%E3%82%B9%E8%A8%88%E7%94%BB
「英国惑星間協会 (BIS) が1973年から1978年にかけて行った恒星間を航行する原子力推進宇宙船の研究における航宙計画」
「恒星間宇宙船ダイダロス号は地球軌道に(訳注: 「地球の衛星軌道」ではない)建設され・・・」
あれっ?、木星軌道じゃなかったけ?。
まあ、どうでもいいんですが。
(オリオン計画)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E8%A8%88%E7%94%BB
「アメリカにて1950年代 - 60年代にかけて行われた宇宙船の研究計画で、原子力推進宇宙船の、世界で最初の工学的な研究開発計画」
「フリーマン・ダイソンは、オリオン型惑星間宇宙船のアイデアを恒星間宇宙船に適用している。」
稀有壮大な話だが、さすがに実現しそうもないので、手を変え品を変え、新たな提案も出てきた。
(ブレークスルー・スターショット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88
「太陽系から4.37光年離れているケンタウルス座α星へ数千個のレーザー推進の超小型宇宙船を送り込む計画である」
「プロジェクトの発表は、2016年4月12日(米国時間)にニューヨークで開催された報道機関向けのイベントでロシアの富豪でベンチャー投資家のユーリ・ミルナーと、宇宙物理学者のスティーブン・ホーキングにより行われた」
地球外生命も、恒星間飛行も、ヨタ話(ロマン?)の域を出ない。
スケールの大きさと、その影響の大きさから、人類を虜にし続けているが、そして、仮に実現したら、とてつもない話になるということから、おそらく、消えてなくなることはない話だ。
NASAを初めとして、宇宙探査に関わる人々が、声高に宣伝するのは、そのためだろう。
決して、業界の利益(!)のためではないと信じたい。
浮沈子は、いるいる詐欺とまでは言わないけど(ホントかあ?)、永遠に繰り返されるハビタブルゾーン付きの系外惑星の話は、そろそろ聞き飽きてきたというのも事実だ。
最近は、手近な太陽系内で、生命を見つけようという話もある。
木星の衛星エウロパや、土星の衛星エンケラドゥス、更には、タイタンまで(これは、与太話の範疇だな)。
現在進行中の話としては、火星があるけど、こっちはそろそろネタが切れかかっている。
人類は、もう、何十年も探査し続けているけど、生命の痕跡は見つけ出せていない。
「遠く離れた宇宙の話であるので、生命の有無をすぐに確認できないのは仕方ないことだが、「そろそろ地球外生命を見せてくれ!」というのが、ネットの本音なのかもしれない。」
記事を書いた方は、健全にまとめている。
一般の読者へ向けた内容としては妥当だ。
浮沈子のように、いるわけない存在を、あたかも存在の可能性があるように偽って、大衆をあおり、騙し、そそのかしている、などと書いてはいけないのだ(それって、やっぱ詐欺じゃね?)。
科学としては、いないことを証明するというのはほぼ不可能だから、ポジションとしては、いる方に立った方が有利ということもある。
下世話な話としても、飯の種にはなるしな。
しかし、大衆の一人としては、うまい話には騙されないぞという気概(?)を持ちたい。
系外惑星の話を聞き飽きたという反応の先には、もうたくさんだ、世迷言はやめてくれというのと、早く見つけて欲しいというポジティブな方向とがあるだろう。
マーケティングとしては、是非ともポジティブな方に持っていきたいところだ。
しかし、実際の話として、新たなネタを出すことは難しい。
観測技術の進歩は留まるところを知らないが、系外惑星の生命を確認することは当分無理だろう。
太陽系内での生命は、直接観測できるだろうから、そっちの方で頑張るしかない。
何か出れば、系外惑星の方にも、おこぼれがあるだろう(逆に、削られたりして!)。
エウロパ探査は、その意味では手近でいいかもしれないな。
ネタが尽きないように、せっせと探査機を飛ばし続けなければならない。
もう一つのアプローチとして、さっさと生命の発生機序を解明してしまうというのもある。
何億年もかけて、化学進化をシミュレートするのが無理なら、コンピューターの中で進化を加速させて、生命誕生の仕組みを解明するということも考えていい。
そのプロセスを明らかにできれば、そこには、地球外生命誕生の可能性が開ける。
つーか、ハビタブルゾーンの精密な定義が可能になる。
現在のように、もし水があるとしたら、液体状態を保っていられる程度の、ザルな定義では、どうしようもないだろう?。
それも明らかにできない段階で、ハビタブルゾーンなどとは烏滸がましい。
誕生しなければ、棲息可能域とか言っても始まらない。
主星を含めて、惑星環境を時間的にも精密に解明することも必要になる。
現在、この主星に対してこの惑星だったら、こういう環境変化を辿ってきたはずだという、明確な因果関係を示す必要がある。
でないと、せっかく発生した生命が、途中で絶滅しているかも知れないしな。
同じ星系なら、隕石とかに乗って、惑星間での移動くらいは可能かもしれないから、星系全体のライフサイクルを解明する必要もある。
そうやって、真の意味でのハビタブルゾーンの定義を磨いていかなければならない。
しかし、それは、諸刃の剣になりかねない。
詰まるところ、そういったキビシー条件を満足するのが、結局地球しかなかったという、最悪の結論に至ったりしたら、目も当てられないだろう(業界の敵!?)。
まあいい。
浮沈子は、人類が地球外生命の問題に決着をつけることはできないと考えている。
文明の時間的な限界、人類としての存続は、限られた時間の中の一瞬にも近い間だけだと思っている。
地球外生命を確認することも出来ず、また、逆に、その不在を証明することも出来ない。
そんな状態のままで、この文明は滅びる。
しかしなあ、最近は、多元宇宙論とかあるしなあ。
(多元宇宙論)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%9A%E5%85%83%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%AB%96
「複数の宇宙の存在を仮定した理論物理学による論説である。物理的に観測不可能な様々な事象を数学や物理学を元に理論を構築し、既知の観測や観察とともに予想された物理理論の一つである。」
物理的に観測不可能な領域にいる地球外生命とかの話になったら、太刀打ちできないからな。
究極の与太話だな・・・。
そう考えると、ある真理に到達する。
そう、地球外生命というのは、結局、我々の頭の中に存在するということのようだ。
神様と同じで、信じる者の心に宿る。
神が永遠の存在であるのと同じで、地球外生命も永遠といえよう。
まあ、今日は、比較的穏当な結論に到達したので、この辺りにしよう。
しかし、いるいる詐欺とは、うまいことを言うもんだな・・・。
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