いつまでも浸っていたい2017年04月03日 07:52

いつまでも浸っていたい


余韻に浸る状態が続く。

(SpaceXがロケット再打ち上げ成功の偉業を達成、マスク氏は「次は24時間以内の再打ち上げだ」と語る)
http://gigazine.net/news/20170402-spacex-falcon-9-refilight/

「歴史的偉業というにふさわしい」

よくよく考えれば、それ程のものかとは思うが、そういう感慨を抱かせるイベントであったことは確かだ。

もう、3日も経ったのに、まだ、報道が続いている。

いい傾向だな。

これに刺激されて、ロケット産業が活性化するといいが、まあ、そう上手くはいかないだろう。

ない袖はふれないしな。

打上げを中継したビデオを、丁寧に解説した記事で、分かりやすく読みやすい。

専門的な用語がちりばめられた記事よりも、こういうのがいいな。

一般の関心も高まる。

我が国では、一部の経済紙や技術関係のメディアしか取り上げていないことを考えると、ちょっと残念だ。

米国の民間企業だしな。

一般のメディアは冷めた目で見ている。

冷静に考えれば、確かにさほど画期的な話ではないのかもしれない。

価格的にも、1割引きにしかなっていないしな。

3割、4割引きになれば、少しは反応が違うんだろうが、この程度ではインパクトはない。

開発費用を回収するためには、コストを削減しても売値を落とすわけにはいかないのだ。

他社よりも、ほんの僅か下げるだけでよろしい。

火星行きロケットの開発もしなけりゃならないしな。

金は、稼げるだけ稼ぎたい。

価格は当分下がらないだろう。

それでも、他社の追随を許さない低価格であることは確かだ。

三菱の6掛けくらいで上げている。

十分だ。

再使用できたからといって、いきなり100分の1になるわけではない。

再使用の回数が1000回くらいになれば、ようやくコストとして100分の1になるというだけの話だ。

売値をいくらにするかは、市場との兼ね合いになる。

3割引きくらいにしかしないかもしれない。

浮沈子は、スペースXがマイクロソフトのようにならないかが心配だ。

ロッキードマーチンやボーイングは、さながらIBMというところか。

顧客の負担で開発を進めるというスタイルは、まさにM社そのものだ。

価格は安く、普及するだろうが、利益は顧客には十分還元されない。

自分のところのアプリケーション(火星移住計画?)を使ってくれる顧客には、最大限のメリットを与えるが、他の顧客(人工衛星ハンドラーなど)には、それなりのメリットしかない。

民間の世界は、確かにそうなんだろうが、儲かるのはスペースXだけだ。

OSを握るメーカーと、打ち上げロケットメーカーとは、キーテクノロジーを持っている点で似ている。

コンピュータービジネスは、OSなしには実現できず、宇宙開発も打ち上げロケットなしには成立しない。

利益を生み出す根本の技術でありながら、それ自身の儲けは限られている。

インフラだからな。

その上に立って、アプリケーションを展開させなければならない。

これからは、そこに注目が集まるだろう。

低価格の宇宙アクセスを前提としたビジネス。

それを可能にするためには、さらなる低価格化が必要だ。

1割引き程度では、衛星打ち上げには影響があるかもしれないが、新たな市場を拓く力にはならない。

一般紙の関心の低さは、ちゃあんと根拠がある。

使い捨てでも、丁寧なコスト削減と量産効果を上げれば、1割引き位なら十分可能だ。

それどころか、十分な需要さえあれば、10分の1くらいまで下げることは可能だろう。

100億円で上げていた静止衛星を、10億円で上げることが出来れば、十分低価格だ。

しかし、静止衛星にはそんだけの需要はない。

半値が限界かも知れない。

これからの打ち上げ需要は、低軌道衛星のコンステレーションによるコンシューマー向けのビジネスしかない。

さもなければ、宇宙旅行だ。

宇宙開発の大衆化こそ、巨大なビジネスを生む。

それには、10分の1程度のコストカットでは間に合わない。

ロケットを再使用するか、軌道エレベーターを実現するか、巨大打ち上げシステム(マスドライバーみたいなやつ)を作るかの3者択一だ。

軌道エレベーターは、そもそも可能なのかというレベルだし、マスドライバーは設備が巨大過ぎて、まあ、現実的ではない。

(等加速度運動(加速度を計算))
http://keisan.casio.jp/has10/SpecExec.cgi?path=05000000.%95%A8%97%9D%8C%F6%8E%AE%8FW%2F01100100.%89%5E%93%AE%2F10010500.%93%99%89%C1%91%AC%93x%89%5E%93%AE%81i%89%C1%91%AC%93x%82%F0%8Cv%8EZ%81j%2Fdefault.xml

マスドライバーで、どのくらいの設備が必要になるかを計算してみた。

「・経過時間:t=300秒
・初速度:v=0m/s
・t秒後の速度:v=8000m/s」

テキトーに入力する(とりあえずは、第一宇宙速度で)。

「・加速度:a
=26.666666666667m/s^2
=96km/h/s
=2.7192432346078g」

このくらいの加速度なら、耐えられるだろう。

で、どんだけの距離を加速すればいいかも出てくる・・・。

「・移動距離:d
=1,200,000m
=1,200km」

本州の端から端まで、リニアモーターのレールを建設して、さらに空気抵抗が無視できる高度100km(100000m)くらいの高さの構造物を建設できれば、銀河鉄道999は実現可能だ。

無理だな・・・。

まあいい。

ロケットは、空の上で、レールなしにこの加速を行う装置だ。

マスドライバーを建設しても、1回毎に建設しなおしということになれば、元も子もなくなる(100兆円くらいかかる?)。

現在は、一番手近なロケットの再使用という手段の一部が実現しつつあるという段階だ。

地球の重力が恨めしいが、そのおかげで大気や水が保持されて、我々が生きていられることを考えれば、恨むなどというのは本末転倒も甚だしい。

人間が宇宙空間に進出するということが、如何に罰当たりかということでもある。

ファルコン9の燃料代は、1回2000万円程度だそうだが、マスドライバーで打ち上げるにしても、相当な電気代がかかるに違いない(未計算)。

ゆくゆくは、高いケロシンではない、メタンを燃料とするロケットに移行するようだ。

完全再使用して、メタン燃料に切り替え、再使用回数を1万回くらいにして、メンテナンスコストの低減を図れたとしても、1000分の1(1回の打ち上げで1000万円程度)が限界のような気がする。

つーか、それ以下には絶対ならない。

たぶん、人件費は出ない。

このロケットで、10人の客を運べたとしても、一人100万円だ。

ロケットの再使用で起こる価格破壊の限界は、せいぜいそんなもんだ。

宇宙旅行の大衆化には、もう1段の技術革新が必要だろう。

ということは、つまり、ロケットの再使用では、世界は何も変わらないということになる(そうなのかあ?)。

数千機の低軌道衛星コンステレーションによる、通信インフラの大衆化くらいが関の山だ。

それだって、まあ、大した話だ。

70億の人類が、全て、直接、高速インターネットに接続可能になる。

3Dプリンターが行き渡って、物流革命がおこるかもしれない。

品物は、データで届ける。

原料の搬送だけ。

ああ、世も末だな。

が、まあ、せいぜいそんなもんか。

そんなもんで、十分だろう。

余韻に浸る日々は、まだまだ続く・・・。

ババパワー炸裂2017年04月03日 15:34

ババパワー炸裂


ジェクサーフィットネス&スパ大井町の改修工事に伴い、1か月限定の特権を行使して、系列のお店をハシゴしている話は、既に書いた。

(ハシゴ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/04/02/8440821

「☆新川崎:7コース(プールサイドにジャグジーなし)
★大塚:プールなし
・新宿:5コース
・大宮:6コース
・戸田公園:4コース
・赤羽:5コース+4コース
★メトロポリタン池袋:2コース
・四谷:6コース(プールサイドにジャグジーなし:たぶん)
☆上野:5コース(ウォーキング専用プールあり)
・亀戸:4コース
★大井町:5コース(改修中)
☆東神奈川:7コース 」
(☆:行ったところ、★:対象外)

今日は、東神奈川店に潜入。

入り口で500円玉と大井町のカードを出し、初めてなので若干のレクチャーを聞いてプールに乗り込む。

泳ぎたいわけだから、とりあえずプールだけでいいや・・・。

スタジオとかは、大井町でヨガの教室に出たが、呼吸法をマスターするどころではなく、息が切れ、筋肉痛になってしまったので、1回でめげた。

ジムとかは、まあ、似たようなもんだしな。

プールに特化して、フィットネスボヘミアンな生活を始めた。

ちょっとハマってきている。

プールは7コース建てと立派だが、そのうち1コースはウォーキング専用だし、月曜の10時からは、60人以上のババ達が参加する水中エアロビクスで4コースが占有されていた。

想定外の展開に、ジジである浮沈子はビビりまくる。

70人近いババ(ダンスしないババもいるので)に対して、ジジは5人くらいしかいない。

怒涛の水中エアロビクスで、水面は波立っている(!)。

真っすぐに泳げない・・・。

まあいい。

ババパワーの凄まじさに、小さくなって泳いだ。

ジャグジーとの間を行ったり来たりしながら、1時間ほど泳いで帰ってきた。

いやあ、予想外の展開だなあ。

昨日の新川崎のプールはジャリパワー全開だったしな。

ドラマチックな展開に、飽きることはない。

大井町からは、京浜東北線で1本だし、時間的には一番近いかもしれない(上野と同じくらいか)。

新川崎は、西大井を利用すれば近い。

大井町からだと、川崎で南武線に乗り換え、駅から少し歩くことになる。

ジャグジーがプールサイドにないのも残念なところだ。

ぬるいスポーツサウナでは、なかなか温まれない。

明日は、袖ヶ浦で走行会なので、お休みしようと思っている。

明後日は、大宮とか行ってみようかな(とーいなー・・・)。

桜前線2017年04月03日 17:02

桜前線


(桜前線)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E5%89%8D%E7%B7%9A

「「桜前線」という言葉はマスメディアによる造語」

まっとうな気象用語ではない。

「おおむね南から北へ、高度の低い所から高い所へと前線は進む」

「九州より北に位置する南関東の方が先に咲く場合がある」

今年も、東京が沖縄県を含めて日本で最も早くソメイヨシノが開花した。

沖縄だって、ソメイヨシノくらいあるかもしれないが(未確認)、気象庁が観測していないので、公式の発表はないからな。

(2017年のさくらの開花状況)
http://www.data.jma.go.jp/sakura/data/sakura_kaika.html

「東京:3月21日」

昨日あたり、満開だというが、近所の桜は5分咲きから8分咲きの間だ。

都心は、ヒートアイランド現象が進んでいるのかもしれない(標準木は、靖国神社)。

北陸、東北、北海道はこれからだが、他はほぼ咲きそろった。

4月初旬の、恒例の行事だな(花見)。

酒臭い輩が、あちこちに出没する。

浮沈子は、アルコールを断って5年以上経つので、花見とかはしない。

サクラが咲くのは見るけどな。

夜桜とか、気持ちいいしな。

花の散る頃になって、川面に花びらが落ちて流れていく様もいい。

花筏とかいうそうだ。

(花筏(ハナイカダ)とは? 意味が2つあるの?)
http://idea1616.com/hanaikada/

「散った桜の花びらが水面に浮き、それらが連なって流れていく様子のこと」

「筏に花の枝などを添えたものや、散った花びらが筏にふりかかったものなども、花筏という言葉で表現されます。」

まんまや・・・。

この意味では、家紋にもなっているようだ。

別名ヨメノナミダとしても知られる植物の名前でもある。

「ハナイカダ(花筏、Helwingia japonica):
「ハナイカダ」は、モチノキ目に属する落葉低木の名前、つまり植物名です。」

(ハナイカダ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%83%80

「葉の上に花が咲くのが特徴」

まあ、どうでもいいんですが。

ソメイヨシノは、江戸時代に品種改良された桜のクローンである。

(ソメイヨシノ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%83%8E

「江戸末期から明治初期に、江戸の染井村に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成された。」

「遺伝子研究の結果、ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラの雑種が交雑してできた単一の樹を始源とするクローンであることが判明している」

繁殖は接ぎ木で行われる。

「これはすべてのソメイヨシノが一斉に咲き一斉に花を散らす理由になっている」

同じ遺伝子を持ち、同じ気温に反応して開花するわけだ。

同じ場所では、ほぼ同時に、一斉に咲く。

葉の出る前に、薄い紅の入った白い花が咲き誇る様は、圧巻である。

短い期間咲いた後に、これまた、一斉に散るというのも風情だ。

(花吹雪)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E5%90%B9%E9%9B%AA

「桜が花吹雪の態で散る様子が、春の季節感(とくに春の終わりから初夏へ向かう時季)の特徴的なさまであるとして、花吹雪は春の季語とされている。」

桜吹雪ともいう。

(さくら‐ふぶき【桜吹‐雪】 の意味)
http://dictionary.goo.ne.jp/jn/87191/meaning/m0u/

「桜の花びらが風に乱れ散るようすを吹雪にたとえていう語。花吹雪。」

日本の春を象徴する風景だ。

長い冬が終わり、春になったことを明確に告げる自然の営み(園芸品種ですが)。

150年ほどの歴史しかないとは思えないな。

昔から、そういうもんだと思ってる人も大勢いるんだろう。

まあいい。

サクラは咲いて、はかなく散る。

そこに、何か象徴的なことを感じて、納得してしまうということもあるだろうが、その品種は人間が商売のために作った人工の手が入ったものだ。

そんなソメイヨシノの花のふるまいに、いちいち人生を重ねてどーする?。

花は花、団子は団子だ(?)。

なつのロケット2017年04月03日 19:32

なつのロケット
なつのロケット


いよいよ、世界最大のロケット(現状で)が離陸する。

(スペースX、「ファルコン・ヘビー」2017年夏暮れに打ち上げへ ロケット第2段回収も計画)
http://sorae.jp/030201/2017_04_03_x.html

「新型ロケット「ファルコン・ヘビー」打ち上げを今年夏の遅い時期に行う」

「ロケット第二段の回収についても計画」(成功の可能性は低い)

「テスト打ち上げでは中央のブースターがドローン船に、そして2本の横のブースターがケープ・カナベラル空軍基地の施設に着陸する予定」

さて、問題の第2段目は、どこに着陸する予定なんだろうか?。

(SpaceX to launch Falcon Heavy with two “flight-proven” boosters this year:元記事)
http://spacenews.com/spacex-to-launch-falcon-heavy-with-two-flight-proven-boosters-this-year/

(SpaceX's Falcon Heavy Test This Summer Just Got Even More Exciting:元記事)
https://www.inverse.com/article/29815-spacex-falcon-heavy-test-summer-upper-stage-elon-musk

元記事を読んでも、何も書かれていない。

現在の2段目の構造を考えると、回収については洋上でパラシュートを用いて回収するしかないような気がする。

再突入とかは、スラスターとメインエンジンの逆噴射で対応するとしても、1段目のように着陸脚を出して、ドローン船に着陸するという離れ業は繰り出せないだろう。

あと、必要なのはフロートということになる。

重いからな。

沈んでしまったら元も子もない。

それとも、エンジン1機だったら浮くんだろうか?(未確認)

設計をそれなりにすれば、タンク内への浸水とかを防止して、自分で浮いていられるようになるかもしれない。

しかし、安全を考えれば、着陸時に機体(配管系含む)を損傷する可能性が高いので、フロートは別途用意した方がいいだろう。

再使用のための回収だからな。

安全性を重視するのが正しい。

ファルコンヘビーの推力があれば、重たい2段目でも大丈夫だから、ケチケチせずに必要な仕掛けは搭載すべきだろう。

どんな手を使ってくるのか。

3本のブースター(1段目)のうち、両側の2本は再使用のものになる。

真ん中の1本は、ファルコンヘビー専用のものになるので、当面は新品が使用される。

もっとも、これだって、再使用されることになる。

よく似てるからな。

間違えないようにしないと・・・。

再使用のメリット2017年04月03日 21:35

再使用のメリット


単純に考えても、ファルコンヘビーは再使用のメリットが大きい。

(FALCON HEAVY)
http://www.spacex.com/falcon-heavy

ブースターの数も、ファルコン9の3倍だしな。

計算上は、コストの節約効果は9の3倍になる。

まあ、元のコストも1段目については3倍かかっているわけだから、それだけの儲けがなければ成り立たない。

再使用するとしても、真ん中のブースターは、ファルコンヘビー専用だから、使い回しはきかない。

静止軌道に打ち上げる巨大衛星の需要というのは、年間10機もないだろう。

それらを、ヘビーが全部取れるとは限らない。

軍事衛星はどうか。

低軌道に上げる偵察衛星なら、いくらでも需要はありそうだが、軍事予算次第ということになって、トランプがコケたら閑古鳥が鳴きそうだ。

それに、こっちの需要は、ロッキードマーチンやボーイングが手放すとは思えないしな。

結局、ヘビーの需要は限られているのだ。

デルタ4ヘビーだって、数回しか上がっていない。

(Delta IV Heavy)
https://en.wikipedia.org/wiki/Delta_IV_Heavy

「・Dec. 21, 2004 DemoSat, Sparkie / 3CS-1 and Ralphie / 3CS-2 Cape Canaveral SLC-37B

・Nov. 11, 2007 DSP-23 Defense Support Program Cape Canaveral SLC-37B

・Jan. 18, 2009 Orion 6 / Mentor 4 (USA-202 / NROL-26) Cape Canaveral SLC-37B

・Nov. 21, 2010 Orion 7 / Mentor 5 (USA-223 / NROL-32) Cape Canaveral SLC-37B

・Jan. 20, 2011 KH-11 Kennen 15 (USA-224 / NROL-49) Vandenberg SLC-6

・June 29, 2012 Orion 8 / Mentor 6 (USA-237 / NROL-15) Cape Canaveral SLC-37B

・Aug. 28, 2013 KH-11 Kennen 16 (USA-245 / NROL-65) Vandenberg SLC-6

・Dec. 05, 2014 Orion capsule Exploration Flight Test 1 (EFT-1) Cape Canaveral SLC-37B

・June 11, 2016 Orion 9 / Mentor 7 (USA-268 / NROL-37) Cape Canaveral SLC-37B」

9回か。

初回のテストを除けば、みんな偵察衛星だな(DSPー23は、早期警戒衛星)。

今後の打ち上げ予定も、1つ(太陽観測衛星)を除いて偵察衛星だ。

しかも、毎年1機ずつしか上げない。

その巨大偵察衛星を上げるためのロケットなんだから、仕方ないけどな。

ファルコンヘビーは、ここに食い込むことは出来ないだろう。

打ち上げコストだけではない、様々な要素が絡んでくる。

そもそも、打ち上げコストなんて、全体の10パーセントもない。

衛星の作成、運用、情報の解析、評価、エトセエトセ。

それらをセットで請け負える力がなければ、打ち上げすらできない。

民需にしたって、そういうパッケージで請け負えなければ、これからは食っていけなくなる。

だって、スペースXが価格破壊して、打ち上げビジネスを崩壊させようとしているからな。

業界の恨みは大きいだろう。

きっと、再使用ロケットのノウハウを、スペースXから取り上げようとするかも知れない。

独自技術であるにもかかわらず、NASAの金使って開発したとかなんとかいちゃもん着けてな。

B社辺りのやりそうなことだ。

ライバル企業(ロッキードマーチン)の産業スパイもしてたくらいだからな。

スペースXの中に、産業スパイを送り込んでいたとしても不思議じゃない。

それにしたって、年間10機にも満たないヘビーの市場で、再使用ロケットを使ってみても、あまり旨味はない。

再使用が効いてくるのは、年間100機とか、1000機の打ち上げをやって、劇的にコストを下げることによって、初めて意味が出てくる。

ファルコン9は、低軌道衛星をしこたま打ち上げて、宇宙の通信インフラを作るというアプリケーションを狙っているが、ファルコンヘビーは、そういう数で勝負することは出来ない。

何か、需要を喚起しないとな。

単なるオモチャになってしまう。

重量衛星打ち上げや、複数の静止軌道衛星を混載するというアリアンみたいな形しかなくなる。

あとは、月世界旅行か。

毎週、月世界旅行を企画して打ち上げれば、年間50回の需要が出てくる。

2人ずつとして、年間100人か。

産業としてはショボいが、宣伝にはなるだろう。

ニューシェパードとか、スペースシップ2といった弾道飛行とは桁が違うしな。

なんか、そういうアプリケーションを考えないと、使い捨てから再使用にしたときのメリットは出てこない。

スペースXが儲かるだけじゃあ、意味がない。

単に打ち上げコストが下がるだけじゃなくて、数を増やして販売価格自体を下げるようにしないとな。

競争相手の育成も重要だ。

ヘビーでの競争相手は、今のところない。

SLSは、話にならないくらい高いしな。

あれは、特殊用途の宇宙ロケットになる。

飛行機だって、民間機と軍用機があるように、ロケットもそういう棲み分けをするようになるんだろう。

ファルコンヘビーは、あまり軍用に拘泥しないようにしてもらいたいなあ。

何とか、数を確保して、民生用のアプリケーションに使ってもらいたいもんだ。

24時間以内の再打ち上げで、年間300機くらいが上がるようになれば、ブースター3機を再使用するメリットは大きい(年間で、1000本のオーダーで再使用されることになる)。

そんな需要が、どこにあるのか。

スペースシャトルがこけた原因の一つは、結局、そんな需要はなかったというだけの話に過ぎない。

技術的な改良も、十分な資金が投入されてこなかったことが原因だろう。

戦争とか、始めちゃったしな。

そういう時代のロケットは悲劇だ。

ああ、戦争の道具を宇宙空間にばらまくのには需要があるかもしれないな。

質量兵器のように、衛星軌道から重たいものをおっこどすわけだ。

好きな時に、好きなところに落とせる質量兵器を配置するのに、ファルコンヘビーを使うことは可能だ。

そんな使い方は、しないでもらいたいんだがな・・・。

(神の杖:追加)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E3%81%AE%E6%9D%96

「核兵器に代わる戦略兵器として計画されている兵器」

「高度1,000kmの低軌道上に配備された宇宙プラットホームから発射し、地上へ投下するというもの。極めて大規模であるが、一種の運動エネルギー弾であると言える。落下中の速度は11,587km/h(約マッハ9.5)にも達し、激突による破壊力は核爆弾に匹敵するだけではなく、地下数百メートルにある目標を破壊可能だとされている。」

「即応性や命中率も高いばかりか、電磁波を放出しないため探知することが難しく、迎撃は極めて困難」

最近、足元がおぼつかなくなりつつあって、杖を使うかどうしようかと考えているんだが、こんな杖はいらないな。