セッティング2017年04月04日 22:25

セッティング


イタリアのモンツァで行われていた、WECの走行会(っていうのかあ?)。

結果は、2台のトヨタ勢のうち、8号車がダントツでトップに立った。

(2017年WEC公式テスト:2日目もトヨタ最速。ポルシェに1.1秒差つけテスト“制圧”)
https://www.as-web.jp/sports-car/104456?all

ルマン以外は、6時間のレース時間で、最近はタイム差が少なく、耐久レースというよりスプリントレースの様相を呈していることを考えれば、最速ラップを刻めるかどうかは極めて重要かつ、勝利に必須の条件となっている。

(FIA 世界耐久選手権:レースカレンダー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/FIA_%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%80%90%E4%B9%85%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9#.E3.83.AC.E3.83.BC.E3.82.B9.E3.82.AB.E3.83.AC.E3.83.B3.E3.83.80.E3.83.BC

「2017年のFIA 世界耐久選手権:
大会名 開催日 サーキット
・第1戦 シルバーストン6時間レース 4月16日 シルバーストン・サーキット(英国)
・第2戦 スパ・フランコルシャン6時間レース 5月6日 スパ・フランコルシャンサーキット(ベルギー)
・第3戦 ル・マン24時間レース 6月17-18日 サルト・サーキット(フランス)
・第4戦 ニュルブルクリンク6時間レース 7月16日 ニュルブルクリンク(ドイツ)
・第5戦 メキシコシティ6時間レース 9月3日 エルマノス・ロドリゲス・サーキット(メキシコ)
・第6戦 オースティン6時間レース 9月16日 サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(米国:フロリダ)
・第7戦 富士6時間レース 10月15日 富士スピードウェイ(日本)
・第8戦 上海6時間レース 11月5日 上海インターナショナルサーキット(中国)
・第9戦 バーレーン6時間レース 11月18日 バーレーン・インターナショナル・サーキット(バーレーン)」

結果を見る限り、8号車のセッティングが出ただけだと思うんだがな。

実際に競技が行われるサーキットで、それが出せるかどうかというのは、また別の問題だ。

しかし、トヨタにせよ、ポルシェにせよ、戦闘力は十分で、拮抗している。

ポルシェは、既に熟成の段階に入っていて、信頼性を確保しつつ、高性能化を追求しだしている。

初期段階のトラブルは潰し切った感じだ。

トヨタは、基本性能は高いが、実際の戦闘力という点では問題を残している感じだ。

昨年のルマンなんか、もう、涙なしでは語れないな。

ドーハの悲劇に次ぐ、惜敗と言えよう。

(ドーハの悲劇)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%81%AE%E6%82%B2%E5%8A%87

「試合終了間際のロスタイムにイラク代表の同点ゴールが入り、FIFAワールドカップ初出場に近づいていた日本代表が一転して予選敗退する結末となった。」

(2016年のル・マン24時間レース)
https://ja.wikipedia.org/wiki/2016%E5%B9%B4%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%B324%E6%99%82%E9%96%93%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9

「残り6分30秒の時点で、首位のトヨタ5号車と2位ポルシェ2号車のタイム差は1分14秒にまで広がっていた。」

「それから間もなくをポルシェカーブを立ち上がったところを運転していたトヨタ5号車のドライバーの中嶋一貴からピットに悲痛な叫びの無線が入った。」

「 I have NO POWER ! NO POWER ! 」

「レース後にトヨタ5号車のトラブルの原因はターボチャージャーとインタークーラーを繋ぐ吸気ダクト回りの不具合であったことが判明する。」

「トヨタ5号車は完走扱いにならず順位もつかなかった」

予期せぬ故障と、ルマン独自のルールに泣いた。

昨年の結果を見ても、富士で一矢を報いたのみで、ドイツ勢に悉く完敗を喫している。

(2016年のFIA 世界耐久選手権:レース結果)
https://ja.wikipedia.org/wiki/2016%E5%B9%B4%E3%81%AEFIA_%E4%B8%96%E7%95%8C%E8%80%90%E4%B9%85%E9%81%B8%E6%89%8B%E6%A8%A9#.E3.83.AC.E3.83.BC.E3.82.B9.E7.B5.90.E6.9E.9C

「ラウンド サーキット LMP1 優勝者:
1 シルバーストン No. 2 ポルシェチーム
2 スパ・フランコルシャン No. 8 アウディ・スポーツチーム ヨースト
3 ル・マン No. 2 ポルシェチーム
4 ニュルブルクリンク No. 1 ポルシェチーム
5 メキシコシティ No. 1 ポルシェチーム
6 オースティン No. 1 ポルシェチーム
7 富士 No. 6 トヨタ・ガズー・レーシング
8 上海 No. 1 ポルシェチーム
9 バーレーン No. 8 アウディ・スポーツチーム ヨースト」

マニュファクチャラーズの順位を見ても、今一つパッとしない。

SIL:2位、3位
SPA:5位、リタイア
LMS:2位、着外
NUR:5位、6位
MEX:3位、リタイア
COA:3位、5位
FUJ:1位、4位
SHA:2位、3位
BHR:4位、5位

9戦のうち、優勝争いに絡んだ2位以上を獲得したのは、僅かに4戦。

常勝アウディを向こうに回したポルシェは、2位以上が7戦となっている。

アウディは、6戦が2位以上だ。

こうしてみると、ポルシェとトヨタは、ダンチの差がついてしまっているように見える。

昨年の公式テストの記事を見つけた。

(WEC公式テスト2日目、ポルシェが連続トップ。トヨタ2番手)
https://www.as-web.jp/sports-car/5877

「ポールリカールで行われたFIA 世界耐久選手権(WEC)の公式テスト2日目は、前日首位のポルシェ919ハイブリッドが2日連続のトップタイムをマークした。」

去年のポルシェは、終始強かったわけだな。

トヨタは、TS050を投入したが、テスト走行では2位になっている。

地力では、去年は勝てなかったということだ。

今年は、テスト走行で8号車がトップになっている。

拮抗する可能性はあるが、ポルシェは手強い。

えーと、浮沈子は、どっち応援してるんだったっけ・・・。

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