粘るNHK2017年04月08日 07:25

粘るNHK


SS-520 4号機という型番を、舌噛んでも使わなかったNHK。

シリーズ化の予定がないからとか言ってたが、その後継機が上がることになっても、型番の表記はしないと決めたようだ。

(失敗のミニロケット 来年春までに再挑戦へ JAXA)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170407/k10010940591000.html

「打ち上げに失敗した世界最小クラスのミニロケット」

不名誉なレッテルまで付けてしまったわけだな。

「来年の春までに再挑戦する方針」

特に難しい要素はないので、成功すると期待される。

1段目を回収しろとか、フェアリングを拾いに行けなどとは要求されていない。

文字通りの使い捨てロケットになる。

弾道軌道で、元々衛星打ち上げ用に設計されていないんだから、無理があるわけで、打ち上げ費用も決して安くはない(5億円程度か)。

それで上げられる衛星は、3kg程度がせいぜいで、価格重量比はべらぼうに高い。

70億円で5トンの衛星を静止軌道(静止トランスファー軌道)に上げているファルコン9と比べると、ざっと120倍になる。

しかも、低軌道だ。

話にならない。

再打ち上げなんて、意味ないことは止めるべきだと思うんだが、まあ、会社(JAXA)の方針だからな。

金は、どこからか工面するんだろう。

経産省が、また、出すんだろうか?。

それとも、自前で何とかするんだろうか?。

「これまでに超小型衛星専用のミニロケットとして世界に知られているものはなく、JAXAでは、世界に先駆けて開発を成功させたい」

そんな、あほくさいロケットには、どこも投資してこなかっただけだ。

スペースXが、ファルコン1の開発を打ち切ったのも、市場がなかったからだし。

観測ロケットも、そろそろ、能代の再使用ロケットに置き換えられることになりそうだしな。

SS-520として、最後の花道になるかもしれない。

いや、継続して、打ち上げられるようにならないとも限らない(たぶん、それはないだろうけど)。

それでも、NHKは、世界最小クラスのミニロケットと呼び続けるんだろうか。

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