タバコ考2017年05月25日 11:03

タバコ考
タバコ考
 

浮沈子が育った時代は、タバコは大人の嗜み(周りは、20歳になったらやめるというやつばかり・・・)。

無論、健康に悪いと分かってはいても、それは本人が受け入れればいいリスクだった。

受動喫煙の害が言われ始めて、やや、肩身が狭くなったが、吸い続けることは出来た。

今、貧困と食糧不足の原因にも名指しされ、公共の場で吸うことが出来なくなり、日陰の存在へと追いやられている。

電子タバコの普及が進んでいるが、喫煙者全体は減っているんだろう。

が、それは、我が国での話だ。

世界では、相変わらずぷかぷか吸われているし、人間の欲望(依存)を原動力にした金儲けに余念がない。

WHOは、5月31日を世界タバコの日(?)に指定して、タバコの撲滅を図っている。

(World No Tobacco Day, 31 May 2017)
http://www.who.int/campaigns/no-tobacco-day/2017/en/

WHOの掲げる目標は明確だ。

タバコの栽培自体をゼロにする。

元がなければ、流通も加工も消費もない。

2020年のオリンピックに向けて、飲食店内の禁煙が取りざたされているが、そんな生ぬるい話ではないのだ。

世知辛い世の中になったもんだ。

こういう話が、そのうちコーヒーにも適用されるんだろう。

構造は同じだからな。

砂糖とかも、そのうちやり玉にあがるだろう。

健康にいい食生活・・・。

クソ食らえだ!。

まあ、適度に羽目を外し、文化の香りをトッピングして、豊かな生活を営むのがよろしい。

最近では、糖質の摂取も目の敵にされ始めている。

先進国に特異な話だが、だんだんと世界中に広がっていくんだろう。

浮沈子は、酒もタバコもやめた。

1滴も飲まないし、1本も吸わない。

以前は、毎日飲んでいたし、1日に60本以上吸うヘビースモーカーだった。

今でも飲みたいし、今、この瞬間も吸いたい。

依存は、死ぬまで消えない。

夢の中で酒を浴びるように飲み、紫煙を深々と吸い込む・・・。

おそらく、1杯飲めば、1本吸えば、あっという間に元に戻るだろう。

昨年、コーヒー断ちにも挑戦したが、敢え無く敗れた。

またいつか、挑戦しよう。

まあいい。

嗜好品を断つのは、ストレスが掛かる。

運動とか、気分転換を上手に取り入れて、ストレスを発散させながら取り組まなければ続かない。

それで手に入るのは、健康と自己満足。

十分な報酬といえる。

アルコールを含んだ口臭除去剤を愛用し、レストランでは喫煙席を選んで座る(意味ねー!)。

深々と深呼吸するだけで、ストレス解消になるしな(・・・)。

(世界の目標タバコデイ2017キャンペーン)
http://www.who.int/campaigns/no-tobacco-day/2017/event/en/

「・タバコ製品の使用、たばこ規制、持続可能な発展の間のリンクを強調する。
・2030年持続可能な発展アジェンダへの国民の対応に、タバコ規制を含めるよう各国に奨励する。
・加盟国と市民社会がタバコ業界の政治プロセスへの干渉を阻止し、国家たばこ対策の強化につながる。
・開発戦略と計画を策定し、実施し、タバコ規制に関する行動の優先順位を決める目標を達成するための全国的、地域的、世界的な取り組みへの公共およびパートナーの広範な参加を奨励する。
・たばこ製品を決して摂取しないようにするか、または習慣をやめることによって、個人がどのようにして持続可能なタバコフリーの世界を作ることに貢献できるかを実証する。」(自動翻訳のまま)

今、タバコを吸っている人に、やめろというのは酷な話だ。

禁煙、禁酒をした浮沈子には、その辛さが良く分かる。

人に勧めることはできない。

何か動機があって、自分でやめるしかない。

そのための支援も行われるが、まあ、困難な話だ。

新たな依存を生まないような取り組みこそが、長期的には効果的だろう。

一つの産業を、地球上から永遠に消し去ろうというWHOの取り組みが成功するとは思えない。

手を変え品を変え、新しい製品を開発しては、普及させようとするに違いないのだ。

その背景にあるのは、依存性という薬理作用だろう。

脳の働きを撹乱して、摂取しなくてもいい薬物を取り込もうとさせる。

浮沈子の脳は、完全にイカレていて、最早元に戻ることはない。

今日も喫煙席に座りながら、有害な副流煙を心ゆくまで吸い込む。

口臭除去剤は、飲み込むことはないが、アルコール入りだからな、揮発成分は摂取されるだろう。

死ぬまで消えない依存性。

まあ、コーヒー飲めるからいいか・・・。

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