浮力調整2017年06月20日 10:29

浮力調整


ダイビングにおいて、これ程浮沈子を悩ませているものはない。

中性浮力・トリム・フィンキックといわれる3大スキルのうち、最も基本になる中性浮力。

中性浮力が取れていないと、浮くか、沈むかのどっちかになる(実際には、浮いたり沈んだり)。

現実には、完璧な中性浮力というものはなく、みんな、動的に調整しているのだ。

嬉しいことに(!)、ダイビングにおける浮力は、様々な理由で、浮けば浮くほど浮きやすく、沈めば沈むほど沈みやすくなる。

正のフィードバックというやつだな。

これは、オープンサーキットであれ、クローズドサーキットであれ、変わることはない。

CCRのようなリブリーザーでは、呼吸回路がカウンターラングという袋状の構造を一部に持っているために、浮力に影響を与える要素が一つ多くなるということがあるだけだ。

1つで十分ですよ・・・。

そのほかには、保護スーツ(ドライスーツや、ウエットスーツ)、BC、自分の身体も浮力に影響する。

殆ど水で出来ているはずの自分の身体は、本来なら、空洞部分は呼吸している高圧ガスで内部から支えられていて、浮力の変化が起こらないはず(厳密には、気体の密度が高くなっているので、やや沈み気味)なんだが、消化管の中のガスは水圧で圧迫されてしまう。

この部分は補えないからな。

下手に補うと、浮上の際に大変なことになる。

で、それらの厄介な浮力変動要素を調整しつつ、動的に平衡状態を作り出すのが中性浮力という技だ。

特定の深度で、BCやドライスーツなど(CCRなら呼吸回路:カウンターラングも)の浮力を調整し、安定した呼吸によって微調整を加え(CCRなら呼吸回路の容積を「鼻」調整して)、疑似的に中性浮力を演出する。

浮沈子は、へたっぴなので、視覚情報に頼らなければ、この状態を維持することが出来ない。

ラインを持っているとか、指の輪っかに通しているとかなら別だが、視覚を奪われた状態では中性浮力を維持することは出来ない。

耳に感じる圧力の変化や、平衡感覚を研ぎ澄ませて、浮上・沈降の変化を感じ取れるという超能力エスパーの方もいると聞いているが、生憎、そういう天性には恵まれていないし、修練も積んでないからな。

で、頼りになるのはダイブコンピューターの深度計なんだが、こいつは数字を読まなければならないので、読解力が必要だ(矢印が出るのもありますが)。

針が振れるとか、色が変わるとかならともかく、浮いてるのか沈んでるのかを、数字で判断させようというのはいかがなものか。

つーか、ブルーウォーターとかゼロビジで、中性浮力を取るための道具じゃないしな。

窒素酔いでボーっとしている頭で、数字が減ったら浮上、増えたら沈降という計算をするというのは現実にはつらいところだ。

しかも、ダイコンを見なければならない。

ヘッドアップディスプレイに表示してくれて、なおかつ、針が振れるとか、色が変わるとか、そういう仕掛けなら、視覚情報の代替として使えるような気がするんだがな。

浮沈子は、自己鍛錬より、器材に頼って解決しようとする怠け者だしな。

中性浮力の維持そのものも、出来れば機械任せにしたい。

そして、そういう機械は、できるだけオートマチックにして、ダイバーがいちいち操作しなくてもいいようにしておいてもらいたい。

そうでないと、その使い方を覚えなければならないからな。

覚えられんのよ、歳取ると・・・。

水中で、ジタバタせずに、まるで糸で吊られているかのように微動だにせずにいるダイバーを見ると、火のような嫉妬心が沸き起こる。

畏怖の眼差しで眺めてしまう。

ダイバーだけではない。

底生生物や、カツオノエボシのように浮かびっぱなしのヤツを除けば、中層をを泳いでいる生き物(主にサカナ)は、概ね中性浮力の維持が上手い(当然ですが)。

浮沈子は、水槽の中の熱帯魚にすら、嫉妬を感じる。

おまいらは、なんでそんなに浮力調整が上手いんだよ!?。

水中で、サカナを見るのが大好きというダイバーは多いが(ふつー、そうでしょ?)、浮沈子は基本的に嫌いだ。

お前は、なんでそんなに中性浮力が取れないんだって、バカにされてるような気がする(ビョーキですな)。

もちろん、中性浮力が全てではない。

この先には、トリムやフィンワークがある。

正しいトリムが取れていなければ、まともなフィンワークは出来ないしな(バックキックやれば、一発で分かります)。

先はまだまだ長い。

國富のプールには、鏡(ステンレスの板?)が貼ってあって、へたくそなトリムを取ってぷかぷかしているミジメな姿を映してくれる。

うれしーような、かなしーような・・・。

もう少し、ちゃんと潜れるようにならなければな・・・。

セントラル2017年06月20日 20:52

セントラル


スキューバプロショップのお声掛かりで、都立大学駅近くのセントラルフィットネスクラブ内のダイビングプールで潜る。

一般への貸し出しはないようで、登録しているショップが使用する感じだ。

講習等で使うんだろう。

大井町からも近く、使いやすいかもしれない。

水深4mで、水は綺麗だ。

浅いところが少ないのが玉に瑕だな。

ここは、市川の國富に一日の長がある。

ミラーもないしな。

近いのと、使い勝手がいいのがメリットだ。

複数の使用者が混在することはなく、その時間帯は貸し切りになる。

ダイビングプールサイドは、逆に広い。

プールサイドで講習してから、じゃあ、水に入りましょうという感じもアリか?。

やり方にもよるんだろうが、初めて水に浸かる生徒の場合は、3人が限度かな。

浅いところに手すりもあるので、そこに掴まらせて待たせておくという運用も可能ではある。

アシスタントの有無や、生徒の水慣れにもよるな。

水中には、スイミングプールが見える覗き窓が1つあって、ガキンチョ(失礼、お子様方)が、手を振りながら通り過ぎていく。

見ていると、男の子は手を振ってくれるんだが、女の子は無視して通り過ぎていく。

別に、ここで、女の子に手を振って欲しいわけじゃないんだがな。

付き添いのママたちが、プールサイドにあるギャラリーから見ているからかもしれない。

知らないおじさんに手を振ってはいけないと躾けられているのかも。

まあ、どうでもいいんですが。

プール内では、例によって中性浮力の練習(うーん、バックキック、下手になったか?)や、手で水を掻いて(スカーリングで)後退する練習などを1時間ほどやらせていただいた。

タンクをしょって潜ったのは浮沈子だけ・・・。

申し訳ないような、有難いような。

スタッフも、気さくな方が多く、気持ちよく使うことが出来た。

タンクはスチール(メタリコン塗装)の10リットル。

スタート190で、70くらい残してきた。

3mmのウエットとラッシュガード、スイミングキャップ、フルフットフィンにソックス。

ウエイトベストの下のポケットに、1kgを1個ずつ入れて、丁度良かった(上のポケットでは、頭が下がる)。

タオで海に潜る時には、あと1kgは必要になるだろう。

マンタのリールを持って入るので、トータル6ポンドで行けるか(ギリギリ?)。

念のため、ロタ島と同じ8ポンドにしておくか(無難じゃね?)。

器材の重量は軽くて済むので、500gのウエイトを2個持って行ってもいい。

トリムのコントロールもあるしな。

ほぼ同じコンフィギュレーションで潜ってみたが、なんとか行けそうな感じだ。

バックマウントのシングルタンク。

そのコンフィギュレーションで、3mmシーガルのウエットで潜るのは、タオが初めてとなる。

やれやれ。

ふつーのダイビングも大変だな・・・。

今日は、大井町のフィットネスは休み。

大っぴらに、サボることが出来た。

ダイビングが終わってから、昨日漬かれなかったジャグジーに漬かってきた。

こんなところでリベンジしても、しょうがないんだがな・・・。