癖(くせ)2017年06月21日 13:38

癖(くせ)


背泳ぎの指導を受けている。

大井町のフィットネスで、今日は水泳教室。

おねえさん先生と熱心なババ達に交じって、浮沈子一人がジジ。

ハーレム状態だな・・・。

バタ足を中心に、せっせと泳ぐ。

少しだけ手を付けて泳ぐが、片手背泳ぎという、新しい練習方法だった。

左手が、頭の上で肘が曲がって入水しているという。

長年の癖だ。

(無くて七癖有って四十八癖)
http://kotowaza-allguide.com/na/nakute7atte48.html

「「七」は「無くて」の「な」に音を合わせ、調子を合わせたもの。」

「「四十八」は、相撲で「四十八手」というように、十分多いことを表す。」

浮沈子は、四十八手つーのは、あっちの方かと思ってたがな(子供は、分かんなくていいです!)。

まあいい。

先生の話が印象に残った。

真っ新な状態で覚えるには、300回繰り返さなくてはならないが、一度ついた癖を直すには、3000回(つまり、10倍)繰り返さなくてはならないという。

なるほど・・・。

うーん、しかし、ジジババにそれを言うのは、ちょっと酷かもしれない。

おまいら、死ぬまで直んねーよ!。

もちろん、そんなつもりでないことは明らかだ。

なかなか直らないけど、それを苦にしてはならないという、優しい心遣いなのだ。

うれしー配慮だな。

それでも、熱心な生徒たちは、必死で癖を直そうとする。

手の癖を直そうとすれば、足が疎かになり、そっちを意識すれば、手の癖は元に戻る・・・。

半世紀染みついた浮沈子の癖は、きっと、死ぬまで直らないだろう。

だが、直そうと努力し続けることこそが尊いのだ。

俺様は、これでいいと開き直ってしまえば、正しいことを学ぶ意欲も、正しいことを追求し続けているという誇りも失う。

諦めずに、精進を続ける。

なかなか癖が治らないことの言い訳は、このくらいでいいだろう(そうなのかあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

癖を直すことは難しいが、悪癖を直そうとすることは難しいことではない。

めげずに繰り返すことが肝心と言える。

来週も、悪癖をひっさげ、水泳教室に通おう。

上手く泳げるようになったり、速く泳げるようになることが目的ではない。

水泳という遊びを通して、自分と向き合い、学ぶ喜びを得るためだからな。

その目的は、十分果たしている。

それでいい・・・。

沈む身体2017年06月21日 20:15

沈む身体


水泳教室での密かな実験・・・。

別に、プールだったらどこでもできるんだがな。

足の立つところで、うつ伏せになり、膝を抱えて背中を上にして浮く。

息を吐いていくと、浮沈子の場合は、吐き切る前に沈み出す。

先週くらいから、泳いでプールの端に辿り着いた時に、こっそり実験している。

水泳教室では、浮沈子が先頭で泳ぐ。

生徒さんは浮沈子を含めて5人とか6人だから、みんなが泳ぎ終わるまでは暇だ。

暇潰し・・・。

ダイビングの時は、保護スーツの浮力が働くので、ウエイトとか付けないと沈めない。

スチールタンクだと、なくても沈める方もいるかも知れないが、浮沈子は3mmシーガルとラッシュガードでは、淡水でも2kgないと沈めない。

海水では、もう1kg欲しいところだし、アルミタンクではさらに1kg足したい。

体脂肪が付いていて、それでなくても浮くからな。

こんなページを見つけた。

(あなたの浮力を求めましょう!)
http://swim-masadora.at.webry.info/200706/article_13.html

「「体重」「体脂肪率」がわかれば計算式で求められます。」

フィットネスには、体脂肪計もあって、簡単に量ることが出来る。

「①身体密度を求める。
身体密度=脂肪の密度×体脂肪率+除脂肪密度×(1-体脂肪率)
(※脂肪の密度=0.9 除脂肪密度=1.1 体脂肪率は小数で表す)」

「②押し退ける水の量を求める。
押し退ける水の重さ=(体重÷身体密度)×水の密度
(※水の密度=1)」

「③実際の浮力を求める。
人間は息を吐ききった状態でも、肺には1ℓの空気が残っていると言われています。
なので・・・
実際の浮力=押し退ける水の重さ+1」

まあ、実際の数字を当てはめるところは、パスしよう。

結果的に沈むことは分かっているしな。

ダイビングは、浮力体とウエイト、浮力調整器具(BC)を使って最適な浮力を得ることになる。

どんな指導団体でも、適正ウエイトをチェックする方法は教えているはずだ。

CCRの場合やテクニカルダイビングなどでは、適正ウエイトの考え方が異なる。

浮上の際に、タンクが空に近くなった状態で安全停止を行うことが出来るようにしなければならないし、減圧停止を伴うテクニカルダイビングの場合は、それを見越してウエイトを決める。

タンクの種類、保護スーツ、浮力調整器具によっても変わるし、リブリーザーは、カウンターラングという曲者もある。

まあ、どうでもいいんですが。

プール水泳の場合は、余計なものは付けない。

水着とスイミングキャップとゴーグルだけ。

浮沈子の場合、息を吸えば浮くし、吐けば沈む。

泳法によっても、その影響は異なる。

背泳ぎの場合は、ちっと浮いてほしいと思うし、平泳ぎの場合は、沈んでくれると有り難い。

でもまあ、完全に浮きっぱなしになっていないからな。

どのくらい息を吐いたら沈み始めるかのチェックは、自分の身体の浮力を知る簡便な方法だ。

肺の容積の調節で、ずいぶん変わる。

水面で呼吸して運動もしなければならないから、十分に吸い込む必要はある。

浮沈子の場合、泳いでいる間、チビリチビリと吐いているんだが、キープしておいて、呼吸の前に一気に吐いた方がいいのかもしれない。

(クロールの泳ぎ方:息継ぎの方法参照)
http://www.cossoriswim.com/four/croal.html

「息継ぎで大事なことは、「息を吐く」ということです。吐かなければ息を吸うことはできません。十分水中で鼻から息を出しますが、全部出し切ってはいけません。顔をあげたときに「パッ」としなければ、顔の周りの水を飛ばすことができずに、水を飲んでしまうことになります。最後の一呼吸は残しておきましょう。」

まあ、泳法によっても少し違うんだろうが(背泳ぎとか、ずっと顔出してるしな)、浮力との関係でどうなのかはよく分からない。

今度、また、密かに実験してみよう・・・。

ポルシェの強さ2017年06月21日 21:34

ポルシェの強さ
ポルシェの強さ


ミッドシップレイアウトにして、初めてのルマン。

(【2017 ル・マン24時間レース】ポルシェ、新型「911 RSR」がデビュー戦において僅差で表彰台を逃す)
http://jp.autoblog.com/2017/06/21/porsche_new_911rsr_wec2017/

GTEアマクラスは、2015年型とあるので、RRレイアウトなんだろう。

プロクラスは、それでも善戦したのではないか。

「チェッカーの1時間前にパンクが発生し、予定外のピットストップを余儀なくされ、レースの流れは大きく変ってしまう。表彰台獲得の戦いに敗れたのだ。」

トップカテゴリー(今なら、LMP1クラス)では復帰4年目だが、GTカーのクラスには、ずっと出場を続けている。

何度か、クラス優勝もしているしな。

今年は、いよいよエンジンレイアウトを変えてきた。

課題は、直線での伸びだという。

「私達の911 RSRは、コーナーでは期待通り優れたパフォーマンスを発揮しましたが、気温が高い中、ライバル達にストレートで負けていました。」

うーん、そういうことかあ?。

映像を見ていたんだが、どうも、911のカエル面というか、リアの造形というか、最近のレーシングカーのカッコとは違うような気がするな。

この際だから、911と称するのは止めて、ケイマンと名前を変えて出てはどうか(フロントのデザインも、少し変えて)。

特に、空力については、見栄えじゃなくて、実用性が大切だからな。

ミッドシップにしたのも、リアのデザインの自由度が欲しかったからだろう。

今年のWECや、来年のルマンに期待がかかる。

ポルシェは、やるべきことが何かは分かっている。

レース専用カテゴリーのスポーツカーを熟成させて投入することだ。

既にRRへのこだわりとか、ストラットサスへのこだわりは捨てた。

前後ともダブルウィッシュボーンになっている。

カエル面もやめたらどうか。

全体のフォルムを見直して、空力最適の姿に変えるべきだろう。

絶対的なポテンシャルでは、ライバルであるアストンマーチンやフォード、シボレーに負けてはいない。

事実、何度かトップを走っている。

911であることを止めちまえば、優勝の望みは増えるんじゃないのかあ?。

しかし、それはポルシェ自身が許さないだろう。

このクラスで、ライバルたちを蹴散らして走るのは難しい。

横並びの性能で、競り合うしかないのだ。

走り続け、改良し続け、大胆に変化し続けることでしか勝ち取れないクラスだ。

クラスは異なるが、LMP1で惨敗したトヨタの選手が、「まだ、何かが足りなかったのか?」と言っていたが、ポルシェのあり方は、その一つの答えだろう。

トヨタに足りないのは、全力を尽くして、なお負けるレースの積み重ねだ。

ポルシェの強さの秘訣は、そこにある。

速さを求めて追い込み過ぎた92号車は消えた。

最後の1周までトップを走っていたシボレーは、土壇場でアストンにぶち抜かれて、さらに3位に沈んだ(タイヤがいっちまったようです)。

レースは過酷だ。

その戦いを繰り返し、全力を傾けて、なお勝てない結果を積み重ねることでしか、勝利を手にすることは出来ない。

ニューマシンデビュー戦でのクラス4位は、上々の結果だろう。

しかし、それはポルシェにとっては屈辱なのだ。

「表彰台は逃しましたが、また来年挑戦します」

淡々と語るマネージャー。

挑戦することを許された、いや、義務付けられたメーカーの姿がそこにある。

何度も書いて申し訳ないが、やっぱ、911止めて、ケイマンにしたらあ?。