栄枯盛衰2017年07月03日 09:14

栄枯盛衰


都議選が終わった。

自民:59→23
都民:6→55(推薦の追加公認6含む)
公明:22→23
共産:17→19
民進:7→5

しかしなあ、ここまで自民が落ちるとは、誰も予想していなかったに違いない(自民党自身は、最悪13議席を想定:追加)。

東京都議会議員選挙は、議席の変動が激しいな。

ちょっと前は、民進(当時の民主)が50議席以上を占めていたのに、今は見る影もない。

共産が伸びたのは、批判票の受け皿ということらしい。

まあ、どうでもいいんですが。

投票率は前回を上回ったとはいえ、51パーセント余り。

惨憺たるもんだな。

知事が強大な権限を持つ都道府県では、議会のチェック機能が重要なんだが、そこが理解されているのかどうか。

つーか、みんな、知事を支持してるんだろう。

やれやれ、これで選挙カーの騒音からは、しばらく遠ざかることが出来る。

大都会である東京都は、浮世の変遷を映す鏡だ。

人びとは、地縁血縁より、流行り廃りに命を張る(そうなのかあ?)。

今回も、そういう結果になったわけだ。

浮沈子には、この流れが定着するとは思えないな。

次回か、その次かは分からないが、またまた大きな変動があるに違いない。

それにしても、公明党は見事だな。

機を見るに敏を絵に描いたようだ。

(機を見るに敏)
https://kotobank.jp/word/%E6%A9%9F%E3%82%92%E8%A6%8B%E3%82%8B%E3%81%AB%E6%95%8F-471958

「好都合な状況や時期をすばやくつかんで的確に行動するさま。」

義理と人情の世界でこんなことが出来るのは、がっちりとした組織票(と金)があるからに違いない。

煮え湯を飲まされた都議会自民党との関係は、雲散霧消したわけだが、与党勢力に与している状況は維持したわけだ。

しかも、なんと、自民党と同数の議席になっている(!)。

自民党は、もう国政での連立を頼りに、いろいろお願いするしかなくなったわけだ(そうなのかあ?)。

議席を減らすに違いないと思っていた共産党が伸びたのは意外だったな。

固定支持層があるということ、批判票の取り込みに成功したこと、そして、ある意味で流れに乗っているということがある。

中間層が痩せてきて、持てる者と持たざる者との乖離が大きくなれば、共産党が伸びるのは当然の帰結だ。

分厚い中間層の形成に失敗した民進党が衰退していることと、根は同一だと見ている。

さて、根無し草の都民ファーストが、今後根を張ることが出来るのかどうか、それとも民進のように風前の灯火として消えていくのかが問題だな。

本来なら、それを決めるのは、今回投票しなかった49パーセントの有権者なんだろうが、きっと、次回も、その次も、投票しないに違いない。

満ち足りた国の、満ち足りた都会での、満ち足りた生活・・・。

流行り廃りに命を賭ける必要もない。

東京都の特殊な状況が、全国展開されるわけではない。

メディアは、いろいろ煽るだろうが、国政が大きく変わることはないのだ。

落とせるもんなら落としてみろとか、ワケワカの人もいたけど、たっぷり落ちちゃったからな。

それでも、国政は安泰には違いない。

人の噂も七十五日。

自衛隊、防衛省を担ぎ出した(?)大臣とか、いろいろノイズはあったけど、きっとそのままになるんだろう。

モリとかカケとか、ソバみたいな話もあったが、それもいつしか消えていく。

それが、この国の政治だし、浮沈子はそれに慣れてしまっている。

今は、ほとぼりが冷めるのを待っているだけ・・・。

でもって、ホントに冷めちゃうところがなんともいえないんだよな・・・。

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