9秒前2017年07月04日 07:33

9秒前
9秒前


記事では10秒前といっているが、実際には、カウントダウンはTマイナス9秒で止まった。

(Legless Falcon 9 automatically aborts launch at T-10 seconds)
http://www.spaceflightinsider.com/organizations/space-exploration-technologies/legless-falcon-9-automatically-aborts-launch/

(Launch Aborted of SpaceX Falcon 9 with Intelsat 35e from KSC:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=cE7qSw0w4vQ

制御は1分前からロケット側に移っているから、そこで何か不具合を探知したんだろう。

1日延期になって、同じ射点から9日間隔で連続して打ち上げる話はチャラになった。

まあいい。

この間、中国のロケットの失敗も報じられている。

(中国、「長征5号」ロケットの打ち上げに失敗 通信衛星搭載)
http://sorae.jp/030201/2017_07_03_chosei.html

「全長57メートルの同ロケットはブースターやペイロード・フェアリングの分離を行ったのですが、突然中継が打ち切りに。そして、打ち上げの失敗と今後の調査が発表されたのです。」

「中継されていた映像からは第1段のシャットダウンと分離が通常より1分遅かったそうです。」

原因が分からないと何とも言えないが、今後の打ち上げへの影響が懸念される。

「長征5号は月サンプルリターン計画となる 探査機「嫦娥5号」の打ち上げを11月に予定」

おお、サンプルリターンか・・・。

我が国がこれからやろうとしている話だな。

(嫦娥5号の飛行プランが明らかに)
https://moonstation.jp/blog/lunarexp/chang-e5/flight-plan-of-chang-e5-disclosed

「1 打ち上げ(おそらく海南宇宙センターから)。重さは打ち上げ時に8トン以上。

2 月トランスファー軌道(月遷移軌道。地球から月へ向かう軌道)を飛行。途中に軌道修正。

3 月周辺で逆噴射し、月周回軌道に投入される。

4 月周回中に、月に着陸する着陸・上昇モジュールと、月を周回する軌道・帰還モジュールの2つに分離。

5 着陸・上昇モジュールを分離。予定地点に向けて軌道を変更し、減速、着陸。

6 着陸・上昇モジュールは、着陸地点においてサンプル回収を実施。

7 サンプル回収終了後、上昇モジュールが月面から上昇(着陸モジュールはそのまま月面に残る)。

8 上空で、上昇モジュールは月を周回していた軌道・帰還モジュールとドッキング。

9 月面サンプルが上昇モジュールから帰還モジュールへと移送される。

10 作業完了後、上昇モジュールを切り離し(おそらくは投棄)。

11 軌道・帰還モジュールは月から地球への軌道(月・地球トランスファー軌道。地球遷移軌道)に入り、地球へ向かう。

12 地球上空で帰還モジュールを切り離す。

13 帰還モジュールは大気圏に突入し、その後所定の着陸地点(陸上)に帰還。」

よく読むと、アポロ計画と寸分違わぬ真似っこであることが分かる。

別に、まねしてもいいんですが。

つーか、アポロ計画が、如何によく練られた無理のないオペレーションだったかが分かる。

(アポロ計画:月飛行方式の選択)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB#.E6.9C.88.E9.A3.9B.E8.A1.8C.E6.96.B9.E5.BC.8F.E3.81.AE.E9.81.B8.E6.8A.9E

有人だしな。

無難な仕掛けで安全に行うに越したことはない(アポロ計画では、打ち上げ時の重量軽減が優先)。

それらの操作は、優秀な宇宙飛行士と、当時の最先端のコンピューターが行ったわけだが、現代では全てをコンピューターが行う。

多少は、地上からのオペレーションが介入するかもしれないが、クリティカルなところは、全て事前の指示で動く。

タイミング命だからな。

月面から打ち上げられた上昇モジュールを、起動・帰還モジュールが捕まえそこなったりしたら目も当てられないだろう・・・。

「初挑戦となるのは、上記7.〜9.にあたる、上昇モジュールが月サンプルを持ったまま上空で周回しているモジュールとドッキングし、その後上昇モジュールの中のサンプルを帰還モジュールに移送する部分です。」

この記事の筆者は、そこを気にしているが、浮沈子は逆だな。

そこには、人間が介入する余地はないからな。

危ないのは、その前後だな。

余計なことして、ミッションを窮地に陥れるのは常に人間だ。

スペースXは、そこをよく理解している。

ロケットなんて、所詮ドデカイデバイスに過ぎない。

コンピューターがまともに動いていれば、ちゃんと仕事をしてくれる。

人間は余計なことをせずに、黙って見ていればいいのだ。

9秒前で止まった原因は、浮沈子には良く分からない。

その原因が、24時間後の打ち上げまでに解決されるのかどうかも不明だ。

少なくとも、約1時間のローンチウインドウの間には、解決不可能と判断されて延期が決定されたわけだ。

そこは、人間の仕事になる。

コンピューターのチェックを通して頂けるように、原因を究明して、時間内に対策を施すわけだ。

そうか、人間もコンピューターのデバイスなのかもな。

ちゃんと仕事しろよ・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

1時間半後には、結果が分かる。

ちゃんと仕事したかどうかが(そうかあ?)。

少なくとも、カウントダウン停止の原因になった事象が解決されていなければ、再び止まることになる。

前にも、1秒前とかで止まったこともあったな。

エンジンを噴射してから、規定の推力に達しなかったために止めたことがあった。

(寸止め)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/05/20/6450962

「別の記事によれば、打ち上げの0.5秒前に中止したとのこと。」

今回の寸止めの原因が何であれ、ヤバイ時にはしっかり止めて、正常な打ち上げを保証する機能が働いているわけだ。

人間が、送られてくるデータを、画面で見たりしながら判断してたのは過去の時代だ。

コンピューター殿が判断した結果を受け取るだけ。

もちろん、その判断の基準については、事前に人間が検討してプログラムに反映させているわけだが、膨大なプログラムの全容を把握している人などいるわけはない。

今のところ、2度目の打ち上げのカウントダウンは、順調に進んでいるようだ。

(Intelsat 35e Mission)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/intelsat35epresskit.pdf

「Mission Timeline (all times approximate)

COUNTDOWN

Hour/Min/Sec Events:
- 01:03:00 Launch Conductor takes launch readiness poll
- 01:00:00 RP-1 (rocket grade kerosene) loading underway
- 00:35:00 LOX (liquid oxygen) loading underway
- 00:07:00 Falcon 9 begins engine chill prior to launch
- 00:01:00 Flight computer commanded to begin final prelaunch checks
- 00:01:00 Propellant tank pressurization to flight pressure begins
- 00:00:45 SpaceX Launch Director verifies go for launch
- 00:00:03 Engine controller commands engine ignition sequence to start
- 00:00:00 Falcon 9 liftoff

LAUNCH AND SATELLITE DEPLOYMENT

Hour/Min/Sec Events:
00:01:18 Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
00:02:42 1st stage main engine cutoff (MECO)
00:02:46 1st and 2nd stages separate
00:02:53 Second stage engine starts
00:03:39 Fairing deployment
00:08:37 2nd stage engine cutoff (SECO-1)
00:26:18 2nd stage engine restarts
00:27:10 2nd stage engine cutoff (SECO-2)
00:32:01 Intelsat 35e satellite deployment」

そろそろ、打ち上げの判断が下されるころだな。

これは、人間様の仕事になる。

燃料(ケロシン)を入れ、液体酸素を入れ、エンジンを冷やし、搭載したコンピューターに管理を引き継ぐ準備をする。

今回のように、初めから使い捨てにすると分かっているロケットには、もちろん回収のための様々なアイテムは付いていない。

先日気付いたんだが、その意味では、安上がりになっているわけだ。

回収用の1段目というのは、着陸脚やハエ叩き以外にも、様々な仕掛け満載の高価なロケットということになる。

きっと、最後まで使い捨てにはせずに、回収して部品取りとかするんだろう(たぶん)。

最後の1回だけ使い捨てにして海の藻屑にすることで、廃棄費用を抑えるよりも、その方が効率的に違いない(未確認)。

(All systems go for launch of @Intelsat 35e. Targeting liftoff at 7:37 p.m. EDT, 23:37 UTC. Weather is 70% favorable.)
https://twitter.com/SpaceX/status/881992295792259073

天気は上々、あと1時間で打ち上げのようだ・・・。

(New T-0 of 8:07 pm EDT, 00:07 UTC for weather. Vehicle and payload look good--all systems go for launch of @INTELSAT 35e.:追加)
https://twitter.com/SpaceX/status/882007696664215552

30分延期(天候のせい)。

(Pushing T-0 to 8:35 p.m. EDT, 00:35 UTC for weather. Vehicle and payload remain in good health in advance of the @INTELSAT 35e launch.:追加)
https://twitter.com/SpaceX/status/882012166559117312

さらに28分延期(天候のせい)。

これで、ローンチウインドウいっぱいまで延期したことになる。

引っ張るなあ・・・。

ドラゴンの呪い2017年07月04日 11:36

ドラゴンの呪い


2日続けて、9秒前に寸止めした。

その一方で、中国の打ち上げは失敗。

さらに、ISSからドラゴン宇宙船が戻って来た。

おまけに、さっき、北朝鮮から我が国のEEZ内にミサイルが撃ち込まれるという騒ぎ。

さらに、台風3号が九州に上陸(あんま、関係ないか)。

これはもう、ドラゴンの呪いというほかはない(意味不明)。

(SpaceX scrubs Falcon 9 launch 2nd day in a row)
http://www.spaceflightinsider.com/organizations/space-exploration-technologies/spacex-scrubs-falcon-9-launch-2nd-day-row/


「Standing down today due to a violation of abort criteria, vehicle/payload in good health, next launch opportunity tomorrow, July 4th!」

呪いを解かないと、明日も寸止め食らいそうな気がするんだがな。

(【速報】北朝鮮がミサイル発射、日本のEEZに落下の可能性か)
http://dailynk.jp/archives/91426

「北朝鮮が4日午前9時40分ごろ、西海岸の平安北道(ピョンアンブクト)のバンヒョン一帯から日本海に向けて飛翔体を発射したと韓国軍の合同参謀本部が明らかにした。弾道ミサイルと見られる。」

「また、日本の防衛省はこの飛翔体が、日本の排他的経済水域(EEZ)に落下する可能性があるとしている。」

おかげで体調を崩した浮沈子は、今日はフィットネスサボリと決めた(全く関係ないんじゃね?)。

いったい、どうなってんだか・・・。

なんとかして呪いを解かないと、このままでは、大変なことになりそうな予感がするな。

新品のファルコン9の不調は、ちょっといただけない話だ。

何が引っかかっているのか、良く分からない。

無理して打ち上げようとすれば、何かが起こる気がする。

北朝鮮のミサイルは、もう、どうしようもないだろう。

防ぐことは出来ないし、やめさせることも出来ない。

ひょっとしたら、やめさせる気もないかも。

中国と一緒になって、けしかけているのかもしれない(米国は、台湾に武器輸出とか決めちゃったしな)。

(米、台湾へ武器売却決定 中国の反発必至)
http://www.sankei.com/photo/daily/news/170630/dly1706300016-n1.html

「米国務省のナウアート報道官は記者会見で、中台は不可分の領土とする「一つの中国」原則を尊重する米政府の政策に「変わりはない」と述べた。」

なるほど、不可分なら、台湾への輸出は中国への輸出と同じわけだ(そういうことかあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

なんか、今朝は違うもんが飛んだりして、調子が狂っている。

マトモな感じで飛ばないから、体調まで狂った(子供は、分かんなくていいです!)。

ちょっといい記事を読んだ。

(「こんな人たち」発言にみる安倍自民の本当の敗因)
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20170703-00072877/

「こんな人たちに、私たちは負けるわけにはいかないんです」

なんか、引っかかりがあったが、この記事を読んでスッキリした。

「私がまだ支持を得られていない皆さんにも申し上げたい。今夜は皆さんの票を得られなかったかもしれませんが、私には、皆さんの声も聞こえています。私は、皆さんの助けが必要なのです。私はみなさんの大統領にも、なるつもりです」(バラクオバマの演説より)

議院内閣制で選ばれる首相は、ちょっと立場が違うのかもしれないが、身内と敵という対立の構図から生まれるのは、すり寄りと反発だけだ。

国民から付託され、一時的に権力を預かっているという自覚が足りないな。

官房長官の言う通り、「きわめて常識的な発言」なんだろう。

それが常識だと、浮沈子も思ってしまっていた。

「ついでにベーコンもくれよ」

「俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が、カリフォルニア州知事に立候補し、選挙運動中に、演説会場で反対派から生卵をぶつけられた一件。」

(シュワルツェネッガー氏、卵ぶつけられる)
http://www.geocities.jp/terminator502jp/t/info_schwa122.htm

「演説後、記者団に対し、卵の一件は「表現の自由」の一環だと述べ、「ついでにベーコンもくれよ」などと笑い飛ばした。」

片や民主党、此方共和党だが、米国の政治家は一味違うようだな。

ああ、最近大統領になった人は、ちょっと別格(!)かもしれないけどな。

ちょっと、マジで体調が優れないので、このくらいにしよう。

930km2017年07月04日 15:15

930km
930km


(北朝鮮が弾道ミサイル発射 「ロフテッド軌道」の可能性
排他的経済水域内に落下か)
http://www.nikkei.com/article/DGXLNSE2INK03_U7A700C1000000/

まあ、日経の記事だからな。

添付されている画像が、多少加工されていたとしても、許容範囲かも知れない。

「ミサイルは平安北道の方峴(バンヒョン)付近から発射され約930キロメートル飛行した。」

グーグルアースでプロットすると、驚くほど我が国の近くに落下しているということが分かる。

まあ、発射された方角とかは明らかにされていないので、テキトーに能登半島あたりを狙ってみた(狙ったのは、男鹿半島らしい:追加)。

九州、中国地方、四国の一部に到達する距離だ。

ロフテッド軌道だからな。

迎撃が困難な軌道だ。

一番遠くに飛ばせる軌道(ミニマムエナジー軌道)を取った場合は、我が国全土が射程内だろう。

「米太平洋軍は、ミサイルの種類を中距離弾道ミサイルと特定した」(後にICBMと断定:追加)

ムスダン(射程4000km)だとすると、グアム(3500km)辺りまで射程内ということになる。

米軍は、西太平洋における軍事拠点の大幅な変更を求められることになりかねない。

我が国からの撤退も、十分考えられる。

あちらさんは、明確に標的だといってるしな。

1発や2発なら、まぐれで迎撃可能だとしても、100発200発食らったらひとたまりもない。

今回は、Jアラートも出さなかった(出せなかった?)。

地下鉄止まったりしたら、またなんか言われるからな(そうなのかあ?)。

まあいい。

ちなみに、東京は1350kmで、完全に射程内にある。

自衛隊や防衛省を担ぎ出すのは、都議選ではなくて、こういう事態に対処するためだと思うんだがな。

前回のロフテッド軌道は、高度2000kmということだったが、今回は数百キロ以上と発表されている(2802kmと後刻発表:追加)。

新型の火星12号じゃなくって、旧式だったんだろうか?(新型の火星14と発表:追加)。

(火星12)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%98%9F12

「主エンジン1基と補助エンジン4基の構成であり、主エンジン4基の構成にすれば射程は13,000km」

おいおい、ICBMじゃん!?。

当然、米国全土が射程内に入る(ワシントンD.C.まで11000km、最遠点のフロリダ半島の先で12350km)。

これに核兵器積んで飛ばしたりしたら、目も当てられないことになる。

まあ、その場合は、中国、ロシア、カナダの上空を通って着弾するからな。

我が国上空はかすりもしない。

サンフランシスコ(9000km)でも、全くかすらない。

ハワイ(7750km)やグアムがせいぜいだな。

その時には、我が国領土の上を通過するから、追跡では役に立てるかもしれない(米軍のレーダー基地は、我が国にも存在)。

上昇過程だから、攻撃は無理だろう(ビーム兵器でもなければ無理だな)。

最早、米国と北朝鮮は直接交渉するしか手はないのだ。

韓国をくれてやって、ついでに我が国もおまけにする(おまけかよ!?)。

未来永劫、体制は保証するから、どーか無茶は止めてくれと、泣いて縋るしかない(そうなのかあ?)。

北朝鮮は、着々とカードを揃えている。

米国には、これに対抗する兵器は配備されていない。

ICBMに対する迎撃兵器は開発中であって、実際に有効かどうかを検証中なだけだ。

ヤバイ話なのだ。

我が国は、米国が先制攻撃掛けないと、本気で信じているんだろうか?。

浮沈子は、いつやってもおかしくないと思っている。

サードミサイルの配備に反対する韓国政権の意向とは関係なく、自国にとって必要と判断したら直ちに行う。

インドや台湾に武器を与えて、中国が手出しできないようにして、環境を整えつつ、それが不十分であったとしても躊躇うことはないだろう。

我が国が窮地に陥った時に行動するかどうかは怪しいもんだが、自国に対する恫喝を容認する国ではないからな。

米国が折れる(交渉のテーブルに引きずり出される)のは、間違いない。

我が国が、貢物として捧げられるのも確実なところだろう(そ、そうなのかあ?)。

なんたって、930kmだからな。

目と鼻の先だ・・・。

(高度2500キロメートル超で過去最高 防衛省が発表:追加)
http://www.sankei.com/politics/news/170704/plt1707040040-n1.html

「2500キロを大きく超える高度に達したと推定される」

(北朝鮮「ICBM発射に成功」 特別重大報道で:追加)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/northkorea/2017/07/04/0300000000AJP20170704004600882.HTML

「専門家らはミサイルが通常の角度で発射される場合、飛行距離は7000~8000キロ以上となり、米本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)級と推定していた。」

台風迫る2017年07月04日 20:44

台風迫る


速度を上げた台風3号が、東京に近づいている。

雨が降り出し、時折強く降っているようだ。

しかし、まあ、大丈夫だろう(テキトーです:大雨・洪水警報出ました!:追加)。

川が氾濫したり、強風で何かが飛んできたりすることもない(たぶん)。

以前は、よく、そんなことがあったが、いろいろ整備されたり、周りが気を付けるようになったこともあって、いらぬ心配をせずに済んでいる。

有難いことだ。

それでなくても、今日は精神的に参っている。

ファルコン9が、2日続けて寸止めになったこと、北朝鮮がミサイルをぶっ放したこと、それが最新のやつで、あちらの発表では2800kmもの高度に達するロフテッド軌道をとって、930kmも飛んだこと・・・。

昨日、フィットネスで頑張り過ぎて、何をするにも筋肉痛。

今日は、サボッて正解だな。

気圧の変化に敏感な浮沈子は、さっきから鼻がぐずっている。

それほどの気圧低下はないけど、昼過ぎから下がっていることは確かだ。

ひまわりの画像を見ると、紀伊半島を抜けて御前崎の辺りまで来ている。

雨域は、北東にも伸びていて、前線に湿った空気が供給されている関係で、南側に伸びる台風本体の雨雲とは関係ないところで大雨になっているようだ。

が、それも、もうじき終わるだろう。

台風自身も、勢力が衰えてきている。

海はメチャ荒れなんだろうが、陸にいる限りは大丈夫だな。

崖崩れするところも近所にはない。

ちょっと雨が小やみになったので、買い出しにでも行くとするか・・・。

小惑星軌道変更実験2017年07月04日 22:49

小惑星軌道変更実験


(小惑星の衝突回避へ、NASAが実験計画発表 22年実施)
https://www.cnn.co.jp/fringe/35103620.html

「米航空宇宙局(NASA)は2日までに、地球に接近する小惑星に宇宙機を衝突させ、軌道を変えさせる実験「DART」が正式に承認されたとして、2022年10月の実行に向けた計画を発表した。」

この計画については、相当前から準備されていたらしい。

(AIDA (mission))
https://en.wikipedia.org/wiki/AIDA_(mission)

Double Asteroid Redirection Test(DART)の対象となる天体は、デジモス(ギリシャ語で双子の意)と呼ばれる連星タイプの小惑星だ。

(65803 Didymos)
https://en.wikipedia.org/wiki/65803_Didymos

約800mの小惑星だが、170m程の月が回っている。

300kgの軌道変更用宇宙船をぶつけるのは、この月の方だ。

大丈夫なんだろうか?。

「衝突時の宇宙機の速さは秒速約6キロに達する予定だ。」

もちろん、衝突する宇宙船は大丈夫じゃないだろう(木っ端微塵)。

問題は、ぶつけられた方の月(小惑星)の方だな。

Didymoon(デジムーン?)と仮称で呼ばれる月の軌道が変わり、親小惑星の方にぶつかって、そんでもって軌道が狂って、予想外の結果に・・・。

いや、もちろん、NASAのことだから、その辺りは周到に計算して、地球に害が及ばないようにしているに違いないのだ。

万が一にも、そのようなことがないことは、事前に十分に検討済みだろう・・・。

しかし、この小惑星はアポロ群(アモール群とも)であり、地球近傍だけでなく、火星の近くまで行く軌道なわけだ。

ああ、火星にも気を配らなくっちゃならん。

そっちは、大丈夫なのかというのが浮沈子の懸念なんだがな。

百年も経てば、火星には植民地が林立し、大勢の人類が住んでいるわけだしな(そうなのかあ?)。

こんな実験が行われたことなんて、その頃には忘れられてしまっているかも知れない。

で、ある日、火星の天文学者が、デジモスが危険なくらい近付いてくることに気づく。

一大事だということで、急きょ、宇宙船を仕立てて、体当たりさせて軌道を変えることを思いつくわけだ。

その頃には、火星にもNASAみたいのが出来ていて、当然軌道計算なんかもするんだが、どう計算しても、体当たりして避けるには、将来地球に近づく軌道しか見当たらなかったりするわけだな(妄想なので、何でもアリです!)。

仕方ない、将来のことはともかく、火星植民地を守るためには選択の余地はない・・・。

体当たりした宇宙船のおかげで、火星植民地は災厄を免れることが出来たとさ。

目出度し目出度し。

で、百年後に地球の天文学者が、危険なほど近づいてくるデジモスを発見するわけだ。

そんでもって、いろいろ計算すると、地球に落下して災厄をもたらさないようにするには、将来、火星に接近する軌道しかないことが分かる。

仕方ない、先々のことはともかく、地球人類を守るためには選択の余地はない・・・。

このくらいにしておこうか。

まあ、どうでもいいんですが。

人類は天体の運行の法則を発見し、その軌道を変えることを試みようとしている。

太陽系が形成されてから50億年(ざっとですが)、その神聖な天体の軌道を弄るということは、神の摂理に反する所業だと思うんだがな。

どんなしっぺ返しが来るか分からない。

もちろん、目の前に迫って来る災厄を払いのけなければならないということはある。

それが可能であるなら、火星植民でも軌道変更でもするがよろしい。

しかし、人間の浅知恵で行ったことが、数億年の時を超えて巡り巡ってこないとも限らないではないか。

(天に唾する)
http://kotowaza-allguide.com/te/tennitsubasuru.html

「人に害を与えようとして、かえって自分がひどい目に合うことのたとえ。」

まあ、ちょっと違うような気もするけどな。

浮沈子は、余計なことはしないで、成り行きに任せるのが一番だと思っている。

ダート実験につぎ込む金があったら、他のことに使った方がいい。

まあ、火星移住とかに使うということなら、どっちもどっちだと思うけどな・・・。