ボクスターで神田2017年08月19日 00:52

ボクスターで神田


フィットネスをサボって、神田に行く。

足は03ボクスター。

もちろん、オープン!。

このクルマ、シャカリキになって、高速飛ばすクルマじゃない。

100km2500回転だし・・・。

まあ、どうでもいいですが。

下道を、てろてろと流す。

今日は、渋滞もなく、走っていて気持ちがいい。

久々の30度超えだが、薄日が差す程度の曇り空で、ガンガンに照り付けられているわけじゃない。

そうなったら、幌を降ろして潔くエアコンを点ける。

500Eは、排気管自体に問題があって、それで修理が長引いているそうだ。

やむを得ない。

もう少し様子を見よう。

直らなければ、走らせることは出来ないからな。

それまでは、このボクスターに頑張ってもらうしかない。

といっても、それ程の用事があるわけではない。

浮世の雑事に、1回程度使えればいいのだ。

神田でソフノライムを小笠原へ送る算段をして、例によって駄弁って帰って来る。

帰りもした道でオープン。

夕方で、そこそこ混んではいたが、少し早めにお暇したので、それ程ではない。

気持ちのいいドライブだったが、やはり薄味なのだ。

全てが滑らかで、全てが中庸で、全てが穏やかだ。

走らせる速度域とか、コーナーの速さとかが、このクルマの走る領域とは異なるのだから仕方ない。

軽トラと同じ速度域で、同じコーナーリングをしているわけだからな。

でも、500Eとか、83タルガは、そんな走り方をしても濃いものを感じる。

20世紀のクルマと21世紀のクルマの違いといってしまえばそれまでかもしれない。

たった228馬力のエンジンだけど、一人乗りで街中を走るには十分なパワーがある。

特に回す必要もないし、うっかり回すととんでもないスピードになるからな。

穏やかな運転を心掛けるに限る。

サーキットとかでは、スイッチのようにペダルを踏みつけ、タイヤを鳴らしながら走ってもいいが、公道ではそんな走りは似合わない。

しかしなあ、そういう走りをしないのなら、S660でも十分だしな。

つーか、袖ヶ浦なら、その方が楽しめるかもしれない。

まあいい。

そんな限界域の話とはかけ離れた世界で、ゆるゆるとNA2.7リッターの水平対向6気筒エンジンは回っている。

GT3のエンジンをデチューンしたモデル(GT4系)以外は、全て4気筒ターボになってしまったが、その出力は既に370馬力に達しようとしている(ケイマンGTS)。

ピストンの数が多ければいいという時代は、既に過去のものかもしれない。

燃費とパワーの両立という現世利益を追求すれば、必然的に加給エンジンに辿り着く。

それは、是か非かという話ではなく、選択の余地はないのだ。

しかし、存在感のないエンジンだな、この986ボクスターのエンジンは・・・。

ある程度回してやらないと、その有難味は感じられないのかもしれない。

今日は、回さなかった。

終始、穏やかで、緩やかで、大人しい加速・・・。

500Eのいない、がらんとした駐車場に、真っすぐに停める。

リアが膨らんでいて、初めの頃は、白線に沿って上手に停められなかった。

もう慣れたからな。

そして、慣れたころに手放すわけだ。

この夏は、多分最後の夏。

その夏の、少し重い感じの空気の中を、オープンにして走った。

夏だからな、空気の密度は低いから、重い感じというのは、あくまでも人間の感覚に過ぎない。

NAエンジンは、もっと酸素をよこせと、ぶーたれているんだろう。

この星の酸素分圧が足りないと感じているのは、浮沈子と同じだ。

同意する。

クルマはターボで押し込んでやればいい。

浮沈子は、CCRで濃くした酸素を吸う。

似た者同士か・・・。

乗ってやれるうちは、気分よく乗りたいもんだな・・・。

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