ICBM再び2017年09月05日 01:44

ICBM再び


従来、ロフテッド軌道で日本海に落としていた北朝鮮のICBM。

先月末の火星12で、日本列島越えを行い、太平洋への落下に目途が付いたことを踏まえ、近々に再度打ち上げを行う兆候があることが報じられている。

(北朝鮮 9日前後にICBM発射の可能性=韓国情報機関)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/09/04/2017090402612.html

「韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は4日、国会情報委員会の緊急会合で北朝鮮が北太平洋に向け通常の角度でミサイル発射を行う可能性があると報告した。」

「これまで高角発射されていたが、通常角度で発射されれば大変なことになる」

まあ、どっちに向けて撃つかというところが大事なんだがな。

米国本土を狙うには、我が国の上空を通過させる必要はない。

グアムなら西日本、ハワイなら東北上空を通過することになる。

前回のIRBMのような、当たり障りのない北太平洋コースなら、同じように襟裳岬上空になるかもしれない。

韓国国情院の分析のような「大変なこと」にはならないんじゃないか。

「米国本土までではないが、グアム程度の距離を飛ばすのではないかという話があった」

浮沈子は、今回の話に限らず、韓国政府は北朝鮮の軍事行動に対して、過小評価をしているのではないかと感じている。

少なくとも、自国民に対して、危機を煽るようなことは慎んでいる。

地続きで、砲撃で首都が壊滅されられるような地政学的位置にある隣国だしな。

いたずらに危機感を煽っても、メリットは何もない。

我が国では、100人規模の拉致被害者の問題があるといわれているが、韓国にしてみれば、1千万人の離散家族の問題を抱えているわけで、慎重な対応になるのはもっともだ。

(離散家族)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A2%E6%95%A3%E5%AE%B6%E6%97%8F

まあ、拉致とは一緒には出来ないけどな。

若いころにソウルに旅行した時も、浮沈子たちを案内してくれた現地ガイドの方の家族は、北朝鮮にいるという話だった。

5千万人の大韓民国に対して、1千万人の離散家族がいれば、そういう話は日常的にあるんだろう。

分断国家の相互の感情は、外部からは理解しがたい部分があるに違いない。

そういう状況の中で、「大変なこと」になるという認識が持たれているところに、浮沈子は注目したわけだ。

もちろん、米国の出方を心配しているわけだな。

(北朝鮮がICBM発射間近!?米軍は“臨戦態勢”)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000109265.html

「マティス国防長官はこれまで、過激なトランプ大統領を抑制するような立場。しかし、今回ばかりは強い口調で北朝鮮を牽制」

(アングル:抑制された北朝鮮対応、トランプ政権内の変化示す)
https://jp.reuters.com/article/nk-us-response-idJPKCN1BF0I2

「1月の就任以来、トランプ大統領は複数回、北朝鮮に関するブリーフィングを受けたが、軍事行動はあまりに犠牲が大きいため最終手段であるべきだという考えに異を唱えた、と両米当局筋は口をそろえる。」

我が国を含め、数千万人の犠牲が予想される軍事行動。

それを、最終手段と「しない」米国大統領。

やれやれ・・・。

確かになあ、グアムを狙ってミサイル撃てば、自動的に軍事行動が発動されるわけだしな。

そして、一旦発動されれば、限定的な攻撃にはとどまらず、短期間(短時間?)のうちに、大規模な展開になることは、米国自身が明言している。

(北朝鮮に「大規模な軍事対応」、米国防長官が警告)
https://www.cnn.co.jp/usa/35106725.html

「マティス氏は同盟国との結束を改めて強調し、北朝鮮がグアムを含む米領土や同盟国を脅かせば「有効で圧倒的」な軍事対応に直面することになると明言した。」

大型潜水艦の建造とSLBMの開発も進んでいる。

ICBMと異なり、潜水艦発射弾道ミサイルを阻止することは困難だ。

米国にとっては、こっちの方が現実の脅威になるだろうしな。

まあいい。

「大変なこと」が起こらないように、北朝鮮の自制に期待するしかない。

米国の自制には、あまり期待できそうもないしな。

軍事的にはともかく、経済的な圧力については、米国が北朝鮮と取引する国家に対して、貿易戦争を仕掛けるという動きが出てきている。

中国に対して、米国への鉄鋼輸出に関税を掛けるというものだが、果たして効果があるのかどうか。

既に、中国は北朝鮮に対する支援を続けるしかないことは、明らかになってきている。

中国もまた、北朝鮮に脅されているのではないのか。

非軍事的解決を求めて、タイトロープを渡るしかない状況が続くが、そのロープは、どんどん細くなっているような気がする。

昔、政治学の講義を受けた時に、国際関係を理解するには、重層的な情報を整理する必要があると習った。

国家指導者個人、政治体制(民主主義の場合は、政治状況含む)、基盤となる経済状況。

米国対北朝鮮の場合、国家指導者個人の問題は、両方とも最悪だしな(そうなのかあ?)。

政治体制は、片や独裁国家、此方米国第一主義がまかり通り、こっちも最悪・・・。

経済情勢は、中国がカギを握っていることに変わりはないが、影響力は限定されているという状況だ。

この手詰まり感を打開するには、やはり、限定的とはいえ、中国が動くしかない。

北朝鮮に脅されているかどうかは別にして、腹を括って対応していかなければならない。

米国の軍事対応も、今のところ、中国の毅然とした対応を引き出すための、限定された範囲に留まっていて、北朝鮮を刺激しない配慮が見られる。

中国が動かないと見極めた特、米国は単独で動き出す。

得意だからな。

待ってました!。

まあ、一応、韓国や我が国との調整はあるだろうし、ロシアだって無視するわけにはいかないだろうから、多少の時間はかかるかもしれない。

毎日のように、日米首脳の電話会談が行われたり、外務大臣がバタバタし出したら、要注意だろうな。

そうしているうちに、米国の艦船(たぶん空母)が、日本海に入ることになる。

2隻なら問題ないが、3隻集結したら一触即発の状態だろう。

そんなことにならないような、高度の知恵が、今ほど求められている時はないのかもしれない。

長袖2017年09月05日 03:49

長袖


先週末に引いた風邪が、なかなか抜けない。

軽く熱発して、鼻が詰まって身体がだるくなった程度だが、なかなかスッキリしない。

気が付けば、蝉の声も聞こえなくなり、秋の虫の音が夜のしじまに響いている。

浮沈子の夏の正装であった、短パン、Tシャツ(ダイビング由来のもの)、サンダルという三種の神器は、今週から、長袖、ジャージズボン、サンダル(そのうち、上履き(建設用)に変わる予定)になった。

そう、世間は、いつの間にか秋になっている。

(白露)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%9C%B2

「2017年 9月7日10:38 日本における時刻は9時間後」

「白露の期間の七十二候は以下のとおり。

「初候:
・草露白(そうろ しろし) : 草に降りた露が白く光る(日本)
・鴻雁来(こうがん きたる) : 雁が飛来し始める(中国)

次候:
・鶺鴒鳴(せきれい なく) : 鶺鴒が鳴き始める(日本)
・玄鳥帰(げんちょう かえる) : 燕が南へ帰って行く(中国)

末候:
・玄鳥去(げんちょう さる) : 燕が南へ帰って行く(日本)
・羣鳥養羞(ぐんちょう しゅうを やしなう) : 多くの鳥が食べ物を蓄える(中国)」

人間が肌で感じるだけでなく、自然が冬への備えを始める時期だ。

北朝鮮のミサイル発射や核実験で、世の中がざわつくのをよそに、季節は移ろい、いつものように秋が来ていた。

今日も、時折降る小雨が冷たい。

いろいろな報道を総合すると、今回の核実験はどこも予想していなかったことが分かる。

そりゃあ、いつかはやると思っていたかもしれないけれど、先月末にミサイル撃った直後に行うとは思っていなかったようだ。

こういう、先読みを許さない突発的な行動というのが、現在の北朝鮮の状況を象徴している。

情報戦に勝利しているということか。

単に、核兵器の技術が高度化したとか、ミサイルのエンジンの性能が良くなったということより、そうした兆候を悟られることなく、効果的なタイミングで実験できるようになってきたということが重要だな。

量産化や実戦配備も近づいていると考えられる。

国際社会がどう思おうが、そんなこととは関係なく、現実はどんどん進んでいく。

北半球に秋が訪れるのと同じように・・・。

今年の夏は、変な天気だった。

8月の日照時間は、観測史上最低を記録したしな。

(東京、8月の日照時間が史上最短 40年ぶり記録更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG31H7O_R30C17A8CC1000/

「東京都心の今年8月の日照時間は計83.7時間(速報値)で、8月としては観測史上最短となった。」

「今夏はオホーツク海高気圧の勢力が強い状態が続いた影響などで、関東、東北地方は記録的な日照不足となった。」

快晴なら、1日12時間程度日照時間があることを考えれば、そんな日は1週間もなかったことになる。

夏かよ・・・。

長寿台風(台風5号)とか、変なのもあったしな。

まあいい。

季節の移ろいと共に、気分も移ろう。

浮沈子の苦手な、寒い季節がやって来る。

落ち込んで、冬眠したくなる。

活動量が少なくなって、皮下脂肪が多くなる。

なぜか、食欲は減らない・・・。

食欲の秋だもんな。

やれやれ・・・。

(米国、今月20日に北朝鮮へ軍事攻撃の可能性…北朝鮮、来年中に核搭載ICBM配備完了か)
http://biz-journal.jp/2017/09/post_20458.html

「米軍は、新月の夜に開戦時期を合わせる傾向がある。月明かりがないため新興国の兵器では迎撃が難しく、ステルス攻撃を仕掛けやすいからだ。特に今回の場合は、第一波で北朝鮮の攻撃拠点を完全破壊する必要があるため、初動時に多極的な一斉攻撃を行う可能性が高い。それによって、北朝鮮の全戦力を一気に無力化させたいという狙いだ。そのため、新月開戦の可能性がより高いとされている。

「ちなみに、次の新月は9月20日だ。」

「北朝鮮は9月9日に建国記念日を迎えるため、さらなる動きも予想されている。米朝関係は予断を許さない状況が続きそうだ。」

ICBMやSLBMの発射か、さらなる核実験か。

物騒なニュースが飛び交うが、秋の虫には届かないに違いない。

そう、我々庶民は、飛来するミサイルや核兵器には為す術はないのだ。

首をすくめ、布団を被ってやり過ごすしかない。

政治家や官僚は、こういう時こそ、その信託された権限をフルに発揮してもらいたいもんだな。

我が国の安全保障を、軍事力だけに頼るのは現実的とは言えない。

そんなもん、消費税を100パーセントにしなければ達成は不可能だ。

硬軟取り混ぜて、総合的、多角的に構築していくしかない。

米国一辺倒の安全保障条約も、そろそろ見直してもいいかも知れない。

いつかは、我が国を切り捨てて、米国第一主義の下、かつてのモンロー政策へと回帰していくに違いない。

(モンロー主義)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E4%B8%BB%E7%BE%A9

「この教書で示された外交姿勢がその後のアメリカ外交の基本方針となった。」

「この宣言は欧州に対するアメリカ合衆国による「アメリカ大陸縄張り宣言」でもある。」

「「モンロー主義の放棄」とは「アメリカ合衆国の縄張りはアメリカ大陸に限らない」ということである。」

もう、そういう時代じゃない。

米国は、その版図を縮小し、先住民を掃討して確保した、コアな米国の地域だけに棲息するようになるのだ。

北朝鮮問題は、そういう大きな流れの中の、小さな渦巻に過ぎないのかもしれない。

米国が、日韓に対する軍事同盟を維持する最後の機会かもしれない。

そして、東アジアからの撤退を、結果的に早めることにすらなりかねない。

本当に戦争が起こり、大きな被害が生じれば、韓国や我が国の中に、米国の撤退を求める態度が醸成されることは明らかだからな。

そういう時代が、いつ来るかについては、誰にも分からない。

しかし、去年の大統領選挙を通じて、米国民の中に、そういう選択肢が明確に根付いているということは明らかになった。

我が国は、今後、米国の撤退という要素を、常に織り込みながら政策決定をしていかなければならなくなる。

夜も更け、虫の声もしなくなった。

静かな初秋の夜。

ドンパチのきな臭い話は似合わない。

今日は、サボっているフィットネスの定休日だ。

ようやく、後ろめたさなく休めるな・・・。

マグニチュードとキロトン2017年09月05日 12:18

マグニチュードとキロトン


北朝鮮の水爆(たぶん)実験については、その規模について情報が錯綜している。

従来から、爆発によっておこる地震のエネルギーから推定する方法なんだが、今回は地震のエネルギー規模の算定自体が、てんでんばらばらだ。

(水爆実験の可能性否定できず 防衛省が慎重に分析進める)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170904/k10011125511000.html

「気象庁の観測でマグニチュード6.1と推定」

「これまでの実験に比べ、少なくとも10倍程度は大きくなっている」

(北朝鮮の核実験 (2016年9月))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E3%81%AE%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93_(2016%E5%B9%B49%E6%9C%88)

「マグニチュードは5.3と推定」

「TNT火薬換算10キロトン程度」

この推定は、何事も控えめの韓国国防省のものだからな。

浮沈子は、この2つの記事から、今回の規模を100キロトン程度か、それ以上だと考えているわけだが、マグニチュード一つとっても、様々な値が飛び交っている。

「包括的核実験禁止条約機関=CTBTOの事務局の初期の分析では、マグニチュード5.8と推定」

これだと、70キロトンになるらしい。

マグニチュードは、指数関数的に増え、1増えると約32倍になる(2増えると1000倍)。

0.2毎に、ざっと倍になる計算だ。

今回は0.5増えたとしているから、4倍から8倍の間ということで、7倍とした推定値は概ね妥当というところか。

(「北朝鮮で人工的揺れ 」6回目の核実験と推定 韓国軍)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170903/k10011124371000.html

「韓国軍はマグニチュードは5.7と推定」

これだと、前回と比べて4倍程度となり40キロトンという推定値が出てくる。

うーん、やっぱ、何事も控えめだな。

(核実験の地震で最大=規模、前回の10倍-気象庁)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017090300277&g=prk

「気象庁マグニチュード(Mj)で6.1と推定」

この記事では、Mjとモーメントマグニチュード(Mw)が異なることについて触れている。

6くらいなら、それ程違いはないだろう。

Mj同士で比較すれば、規模の比較は可能だからMjが有効でないとは言えない。

「前回の核実験が行われた昨年9月9日のMj5.3」

「(前回より)少なくとも10倍程度は大きなものと考えている」

0.7上がったわけだから、8倍から16倍の間ということになり、推定としては妥当なところだ。

一部には、50キロトン規模という報道もあった。

(北朝鮮の核実験、爆発規模は推定50キロトン 韓国国防省)
http://www.afpbb.com/articles/-/3141615?cx_amp=topstory

「韓国国防省は4日、北朝鮮が3日に行った核実験の爆発規模が50キロトンと推定されると発表した。議会への報告で明らかにした。」

ちょっと控えめ過ぎるような気もするんだがな。

地震規模の「推定値」から考えれば、妥当なところか。

こんな報道もあった。

(北朝鮮で強い揺れ、「水爆実験に完全成功」と国営テレビ)
http://www.bbc.com/japanese/41139629

「米地質調査所(USGS)によると、揺れの規模はマグニチュード(M)6.3」

「USGSは当初はM5.6で震源の深さは10キロと速報していたが、間もなく修正。」

「もし本当にM6.3だとなれば、それは非常に大きい武器だ。これまでのものよりずっと大きい。まだ本当の水素爆弾ではないが、北朝鮮がこれまでやってきたことと比べて、大きく(水爆に)近づいた」

米国のアナリストの見解だが、水爆でないと断定しているところはいかがなものか。

前回の5.3に対して今回が6.3というのが最も乖離が大きいわけで、威力は32倍となり、ざっと300キロトン級の水爆の開発に成功したということになる。

これが、最大の推定値になるわけだが、そんな話は何処にも出てこない。

300キロトンなら、紛れもなく水爆ということになる。

強化型原爆なんかじゃない。

(B61 (核爆弾):スペック)
https://ja.wikipedia.org/wiki/B61_(%E6%A0%B8%E7%88%86%E5%BC%BE)#.E3.82.B9.E3.83.9A.E3.83.83.E3.82.AF

「核出力:0.3-340kt」

米国が実戦配備している投下型核爆弾の最大スペックに匹敵する。

ヒロシマ型原爆の20倍程度の威力ということになる。

どうも、この辺りは不都合な真実ということで、対応のための時間稼ぎをする必要があることから、過小評価されているのではないか。

我が国の気象庁の公式の推定でも、10倍以上のエネルギーを出したことは明らかだからな。

100キロトンか、それ以上とするのがよろしい。

それ以下の規模の推定については、何等かのバイアスが掛かっていると見るのが妥当だろう。

韓国の推定値は、明らかに政治的意図を反映していると見ている。

問題は、その水爆(たぶん)を、核弾頭としてミサイルに積めるのかどうかだ。

高高度爆発は、再突入技術を必要としないので、直ぐにでも実戦配備可能だろう。

電磁パルス攻撃を食らえば、社会の大混乱は必至だ。

直撃よりも、被害自体は甚大ということになりかねない。

今朝も、JR東日本の送電事故で、首都圏を含む鉄道が止まって、大騒ぎになったしな。

(JR東日本で大規模停電 首都圏7路線一時運転見合わせ)
http://www.asahi.com/articles/ASK953DM9K95UTIL009.html?iref=comtop_8_01

「5日午前10時ごろ、大規模な停電が発生し、山手線など首都圏の7路線で一時電車の運転ができなくなった。同10時40分ごろまでに全路線で運転を再開した」

電磁パルス攻撃については、米軍がかつて行ったジョンストン島上空での核爆発の際に、ハワイが停電したという事実もある。

(ジョンストン島)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E5%B3%B6

「1950年から1960年 - 高高度核爆発などの核実験を行なうための地域、また偵察衛星の打ち上げ基地として使用される。」

(高高度核爆発)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E9%AB%98%E5%BA%A6%E6%A0%B8%E7%88%86%E7%99%BA

「大気が希薄であることからガンマ線は遠方まで届き、発生した電磁パルスの影響範囲は水平距離で100kmから1,000km程度にまで達する場合がある。」

「高高度核爆発の実験を行ったことが確認されているのはアメリカ合衆国(ジョンストン島とアーガス作戦)、ソビエト連邦(カプースチン・ヤール)の2か国である。これらの実験では周辺での停電などの被害が発生した。」

「目標までの精密誘導が必要な核ミサイル攻撃に対し、EMP攻撃はミサイルを敵国の上空高高度で小規模の核爆発を起こして発生させるため、技術的にも比較的容易と見られている」

「マクロな視点で被害を考えれば、あらゆる放送・通信は長期に亘り機能を失い、工場での生産、交通・運輸・流通システム、送電、金融も大半が機能を失い、すぐには回復できない。」

やれやれ・・・。

今日は、昼頃に、羽田発のJAL機が、エンジンに鳥を巻き込んだ疑いで戻ってきたという。

C滑走路は閉鎖、そのせいか、さっきからヘリコプターの旋回する音が、ひっきりなしに聞こえている。

電磁パルス攻撃を受けたら、航空機なんてひとたまりもないだろうな。

国土交通省は、忙しいことだろう。

ああ、お役所も被害甚大で、それどころじゃないかもな・・・。

(JAL機 トラブルで緊急着陸:追加)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170905/k10011127501000.html

「午後0時9分ごろ、羽田空港に着陸」

「地上走行して、ターミナルビルから離れた駐機場に停止」

「機体が離陸した羽田空港のC滑走路脇の草地から煙が上がり、この影響でC滑走路が閉鎖」

(爆発規模70キロトン以上の可能性 小野寺五典防衛相が上方修正「そうなれば破壊力さらに大」:追加)
http://www.sankei.com/politics/news/170905/plt1709050027-n1.html

「小野寺氏は、暫定値がM5・9~M6・0に上方修正される可能性に触れ、「そうなれば破壊力はさらに大きなものと推定される。CTBTOの数値が確定した段階で、また能力を判定したい」と述べた。」

100キロトン超えは確実だろうな・・・。

(北朝鮮の核実験規模、120キロトンの可能性=小野寺防衛相:追加)
http://jp.reuters.com/article/north-korea-onodera-idJPKCN1BG09Q

「当初の70キロトンから120キロトンに上方修正する可能性があることを明らかにした。」

まあ、妥当なところかな。

(核実験、160キロトン規模に上方修正 広島型の10倍:さらに追加)
http://www.asahi.com/articles/ASK963D3YK96UTFK005.html

「当初試算した70キロトン(TNT火薬換算)から160キロトンに大幅に上方修正」

この記事では、マグニチュードは報道されていない。

160キロトンというのは、ずいぶん気前よく増やしたもんだ・・・。

(北朝鮮核実験
規模「160キロトン」…防衛相が上方修正:さらに追加)
https://mainichi.jp/articles/20170906/k00/00e/010/210000c

「核実験全面禁止条約機関(CTBTO)が地震規模を示すマグニチュード(M)を6.1で確定させたため」

やっぱ、そのくらいか。

小笠原へ荷送り2017年09月05日 18:07

小笠原へ荷送り


8日発の小笠原丸に乗せる荷物を、近所のヤマト運輸の代理店から、30kgまでのヤマト便2つにして送る。

メインは、ソフノダイブとポセイドンセブン。

インスピのプールテストがまだなので、ハーネス(プレート込み)と、BC(テッセラクト)を除いて、主だったパーツを詰めて送る。

インスピの箱にソフノダイブ4つで、31kg・・・。

なんとかオマケしてもらって、扱ってもらえたが、ここだけの秘密だ。

残り1箱は、ポセイドンと黒い箱に詰めて28kg。

まあ、合計は2個分で59kgだからな。

次回からは、少し配分を考えなければなるまい。

インスピ用のソフノライムは、神田から直送してもらっている。

おっと、先方にメールしておかなければならない。

肝心のシリンダー2本は、インスピのプールテスト用に、後発便(14日)で送ることになる。

といっても、実質1週間しかないわけで、この間にプールチェックを済ませて、乾燥させて、梱包して、送らなければならない。

インスピ本体(BC、ハーネス、プレート含む)だけでも30kg近くになるだろうから、シリンダーは別便か。

そのほかに、手荷物として、ウエットスーツ、フードベスト、ウエイトベスト、ソックス、フィン、マスク、シュノーケル(折り畳み式を買うかあ?)、レギセット×2、予備のファースト、サイドマウント用BC、予備の高圧ホース、予備の中圧ホース、工具、そのたもろもろ(着替えとか、リール多数、SMB多数含む)を持っていかなければならない。

予備の小物は、後発便で送ってしまってもいい。

手荷物は、なるべく初日の午後、シングルタンクサイドマウントで潜るのに必要最小限のものにとどめておく必要がある。

ああ、ポセイドンのバッテリーと充電器を忘れると悲惨だな。

あれは、ちょっと送る気になれなかったので、手荷物で持っていくことにしている。

やれやれ・・・。

この間のタオ島ツアーで、持っていくものリストを作ったんだが、ほとんど役に立たないことが分かった。

CCRを2セットと、2本差しのサイドマウントが可能なコンフィギュレーションで行くので、全く異なる。

航空機のような重量制限はないが、送る度に金が掛かる(1個2374円税込み)。

まあいい。

4個口くらいになるので、合計100kg以上を小笠原に送ることになる。

そのほかに、手荷物と神田からの直送便がある。

帰りは、少なくともソフノダイブ(ポセイドン用)は使い切って来るつもりだから、多少は軽くなるだろう。

手荷物も、別送にして、殆ど手ぶらで帰って来るつもりでいる。

10月は、まだ何も予定が入っていないからな(13日のANA見学を除く)。

ポセイドンやインスピのプール練習をやるか、どこか適当なところで海に潜るか。

11月のセブの日程は、まだ決まっていない。

小笠原から帰ってきてからでいいだろう。

荷造りして取っ散らかった部屋を眺めて、ため息をつく。

とりあえず、インスピを組んで、テストしなければならない。

明日は水泳教室だから、明日電話して日程を押さえよう。

それで、とりあえずはOKだ。

準備は着々と進んで、10日後には小笠原にいる(たぶん)。

本隊と合流するまでの間、のんびりとファンダイブを楽しもうと思っているんだが、小笠原のファンダイブは、どうやら体育会系らしい(って、竹内さんに脅かされています)。

まあ、どうでもいいんですが。

潜降に手間取って、水底集合できなければ、マーカーブイ上げて浮上することになるらしい。

それならそれでもかまわない。

酔い止めは仕入れてあるしな。

船の上で、のんびり癒し系でも仕方ないだろう。

16年ぶりの小笠原だ(前回は、2001年)。

そうか、あれからそんなにも時間が経っていたのか。

あの頃は、ダイバーですらなかったからな。

ダイビングは、今回が初めてということになる。

その具体的な準備を、今日、初めて行ったわけだ。

第一関門突破。

500Eが修理中なので、手元に持ってきている03ボクスターに積んでいったんだが、一度に運べず、2回に分けて、助手席に積んでいった。

ああ、このクルマは、CCRダイビングには使えないということがハッキリしたわけだな。

ちょっとショックだ。

改めて、手放す覚悟を決めた。

助手席に積むにしても、オープンにしないと入らないしな・・・。

今日は、早めに休んで、明日の水泳教室に備えなければならない。

名目上、クロール初日、実質バタフライ継続ということになる。

ほぼ1週間、自主練習をサボってしまったが、その影響が出るかどうかだな。

泳ぎ方を忘れてしまっていたら、どーしよー?。

GEエンジン不良か2017年09月05日 20:13

GEエンジン不良か
GEエンジン不良か


(JAL機緊急着陸 エンジン内部の不具合が原因か)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170905/k10011127861000.html

「5日午前、羽田発ニューヨーク行きの日本航空機が羽田空港に緊急着陸したトラブルで、会社側が機体を点検した結果、エンジンに鳥が吸い込まれるバードストライクではなく、エンジン内部の不具合が原因」

羽田ーニューヨーク便は、777-300ERを使用している。

(運航スケジュール参照)
https://www.jal.co.jp/inter/route/hndjfk/index.html

「NEW東京(羽田)ー ニューヨーク線(2017年4月1日~):
便名:運航日:機材
JL006:毎日:777-300ER(SS7)
(以下略)」

(ボーイング777:仕様)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0777#.E4.BB.95.E6.A7.98

「項目\機種:777-300ER
エンジン:GE90-115B」

乗員乗客は、248人と報道されているから、ほぼ満席に近い。

「座席数導入例(F+C+PY+Y):JAL国際線244(8+49+40+147)」(F:ファーストクラス、C:ビジネスクラス、PY:プレミアムエコノミークラス、Y:エコノミークラス)

怪我人等はなかったらしいが、不幸中の幸いだろう。

エンジンは、1基だけでも飛べるけど、燃料投棄して最寄りの空港にダイバートすることになる。

今回は、離陸時から火を噴いていたそうだからな。

ヤバイ話だ。

もちろん、離陸した羽田に戻っている。

離陸時の炎で、C滑走路わきの芝生が燃えて、一時滑走路が閉鎖されたそうだ。

当時は、北寄りの風が吹いていたからな。

離陸は北向き(ランウエイ34R)が使用されていたと思われる(未確認)。

閉鎖されると、騒音の関係で、A滑走路から北向きには離陸できないからな。

遅延は避けられなかったに違いない(未確認)。

まあ、どうでもいいんですが(自分と関係なければ、無関心な浮沈子・・・)。

(ゼネラル・エレクトリック GE90)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BC%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF_GE90

「初めて導入された航空機は、1995年11月に就航したブリティッシュ・エアウェイズ所有のボーイング777で、以降もボーイング777でのみ採用されている。」

「777-200LRおよび777-300ERではGE90のみが採用されている。」

表を見ると、貨物機でも採用があるようだ。

「(GE90-115B):
・形式: 軸流式, 2軸, ターボファン
・全長: 287 in (7,290 mm)
・直径: 全体: 135 in (3,429 mm) ; ファン: 128 in (3,251 mm)
・乾燥重量: 18,260 lb (8,283 kg)」

「構成要素:
・圧縮機: 軸流式: 1 幅広の後退角をもつファン,低圧4段,高圧9段
・タービン: 軸流式: 低圧6段,高圧2段」

「性能:
・推力: 海面高度で最大: 115,300 lbf (512.9 kN) (52,300 kg)世界記録: 127,900 lbf (568.9 kN) (58,010kg) 高度827 mで達成
・全圧縮比: 42:1
・推力重量比: 約6.3:1」

「その他:
・1台のおよその値段: $2000万ドル(2007 USD)
・1台のGE90-115B の出力は111,526 HP、タイタニック号2隻に相当する。
・1台のGE90エンジンは離陸時の推力で200万立方フィートの空気を1分間に吸い込む
(以下略)」

航空機のエンジンには詳しくないんだが、推力では世界記録を達成している高出力エンジンということになる。

その分、お値段も破格だ。

タイタニック2隻分だからな(そうなのかあ?)。

記事を見ると、派生型エンジンが並んでいる。

「ボーイング787、ボーイング747-8およびエアバスA350 XWB向けの後継エンジンGEnxは、GE90を元にして開発されている。」

「GE・アビエーションとプラット・アンド・ホイットニーの共同出資会社であるエンジン・アライアンスは、GE90の派生型としてエアバスA380向けのGP7200を開発した。」

素性は悪くないエンジンということになる(たぶん)。

整備性や、その他の保守性については、門外漢には分からない。

先月、羽田の見学に行った時も、整備工場では777のエンジンを緊急整備していたっけな(JA8977で777-200シリーズだから、エンジンは異なる)。

(機体記号: JA8977)
http://flyteam.jp/registration/JA8977

「機体記号(レジ):運行会社:シリーズ:型式:製造番号:登録:抹消:
・JA8977:日本航空:777-200:777-289:27636/45:2004/04
・JA8977:日本エアシステム:777-200:777-289:27636/45:1996/12:2004/04」

日本エアシステムの機材を、JALが引き継いだ形だ。

この時も書いたが、777はJALの機材からは消えていこうとしている。

A350に変更されていくのだ。

最後まで、安全運航して、有終の美を飾ってもらいたいもんだな・・・。

(JAL機のトラブル原因はエンジンの不具合 中国丸投げのオーバーホールでいいのか?:追加)
https://www.j-cast.com/tv/2017/09/06307765.html

「コスト削減からエンジンのオーバーホール(分解点検修理)を中国に丸投げしているところに問題がある」

整備を外注していることは知ってたけどな。

ホント、だいじょうび?。