次のCCR2017年09月13日 00:13

次のCCR


ちょっと、真面目に3台目のCCRを考え始めている。

サイドマウント化を目指すインスピレーションは置いといて、全く新しい観点から、本気で検討しようかと。

イニシャルコストはかかるけど、2台持ちになってみて分かったのは、同時に2台は使えないということ。

クルマみたいに、税金もないし。

ランニングコストは、1台も2台もさほど変わらない。

コスパがいいのは、もちろん、ソフノライムを手で詰める方だが、パッキングしてあるやつがいいな(人は易きに付く:安くないけど)。

モレキュラーのソフノダイブだけじゃなくって、マイクロポアのエクステンドエアもある。

(CIRCUIT REBREATHER)
https://www.diverite.com/o2ptima-ccr/

オプティマのページだが、いろいろ能書きが書いてあって、参考になる。

他社の部品を寄せ集めただけだなどと、酷な話をする方もいるそうだが、ちゃんと動いて使い勝手が良ければ、それでいいのではないか。

出来上がったものが全てだ。

浮沈子は、使ったことがないし、よく知らないので評価は出来ない。

カウンターラングの配置がユニークなところは、初代と同じだな。

(Rebreathers Integrated with ExtendAir® CO2 Absorbent)
http://www.microporeinc.com/index.php?id=scuba_rebreathers

「・Name Optima
Manufacturer DiveRite

・Name Apocalypse Type IV CCR
Manufacturer DeepLife

・Name Titan CCR
Manufacturer Titan Dive Gear」

世の中には、星の数ほどCCRがあるな。

やはり気になるのは、レクリエーショナルレベルで使える機種になる。

SCRのエクスプローラーとかだが、ちょっと引いてしまう(体験済み)。

CCR使えるなら、そっちでいいのではないか。

しかしなあ、レクリエーショナルレベルでのCCRということになると、ポセイドンかインスピシリーズということになるからな。

テクニカル用ということになると、レボ、JJ-CCR、プリズム2など、星の数ほどある。

水深30mくらいまで、無理なく使えて、操作もシンプル、メンテナンスも楽ちんということになれば、浮沈子的にはセブンがいいような気がする。

ああ、名古屋で体験したSF2も捨てがたい魅力がある。

(リブ体験会)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2016/10/23/8234731

「工業製品としての出来栄えは、さすがドイツ製と思わせるものがある。
素材といい、加工といい、設計思想といい、申し分ない。」

なかなか3台目のイメージが浮かんでこない。

浮沈子は、リブリーザーを始める時から、イントラの勧めでインスピレーションを使っている。

出荷台数や生産体制、機能の改善、サポートなどで、他の追随を許さない。

まあ、ちょっと古臭い感じはするけどな。

最近は、ヘッドアップディスプレイもカラーモニターになり、ハンドセットも変わったようだ。

バッテリーは、今風のリチウムイオン電池になって、充電できるようになった。

カウンターラングもバックマウントになり、BOV(ベイルアウトバルブ)も付いて、パッと見ただけでは、昔のインスピレーション(ニックネームは、バディだったっけ)とは似ても似つかない。

樹脂製のケースのデザインも変わってきたしな。

色も、黒とか選択できるようになった。

小型化したエボリューションや、タンクは小さいままに、スクラバーの容量はインスピレーション並みのエボリューションプラスもある。

(REBREATHER COMPARISON TABLE)
https://www.apdiving.com/en/rebreathers/which-ccr/

手練れのCCR使いにとっては、シンプルで何でもやってくれて、面白みがないんだそうだが、浮沈子には十分ややっこしい。

ポセイドンセブンを使っていると、確かにこっちは何かと便利で簡単で自動化されていると感じる。

それでも、オープンサーキットから乗り換えたダイバーにとっては、十分以上に複雑で面倒くさいんだろう。

人は世(CCR)につれ、世(CCR)は人につれ。

カセットボンベのように、カチッとタンクをセットすると、直ぐに使い始められるのが出てきて、ああ、昔はポセイドンセブンなどという機種があってな、とか言うようになるのだ・・・。

まあいい。

高機能で、洞窟とかにも向いていて、冗長性も高く、冒険のツールとして使えるCCRは、これからも多く出てくるだろうが、レクリエーショナル向けの、簡単便利で安価な機種は、なかなか出てこない。

マーク6(セブンの先代)が出た時は、画期的なアイテムだと思ったんだがな。

初期の性能が安定しなかったことが仇になって、評判を落としてしまったようだ。

需要が一巡すると、国内での広まりも一段落してしまったのかもしれない。

一気に広まるようなもんじゃないからな。

徐々に、着実に普及していけばいい。

何より、レクリエーショナルで使って、楽しく、価値ある器材だと認めてもらうことが肝要だ。

もちっと安くて、ほんの少しシンプルな器材が出ないものか。

どーせプレパッキングのスクラバーなら、3時間持たなくていいから、ワンダイビングごとに交換して、軽くてシンプルな奴にして、酸素もディリュエントも、1リッターくらいのやつで、毎回充填済みのヤツと、バンバンとっかえひっかえして、ベイルアウト用のタンクも、3リッターくらいでいいから、ハンドリングしやすいやつにして、もちろんBCはそっちから取って・・・。

ビジネスモデル的には、複数のタンク、複数のスクラバーを、カセット式にどんどん交換して儲ける。

その代わり、コンパクトで扱いやすく、タンクの交換、スクラバーの交換ごとに自動でチェックする。

プレブリージングなんて、二酸化炭素センサー組み込んだ機械がやるべきだろう。

ダイバーは、サービスから提供された器材をしょって、息をするだけだ。

それが、レクリエーションというもんでしょう?。

呼吸回路とかの設計があるから、メーカーとしては、そこで個性を発揮してもらえばいい。

ダイブライトのオプティマみたいにな。

そこを共通化して、テクニカル用と、レクリエーショナル用を分ける。

軽く、コンパクトで、シンプルな構成。

やりかけのインスピレーションを改造したサイドマウント化の構想が、再び蘇って来る。

3台目のCCRは、自分で作るしかない。

中古のエボリューションを見つけてきて、サイドマウントに改造し、バックマウントカウンターラングと、サイドマウントBCとハーネスを組み合わせて、酸素側は1リッタータンク、ディリュエント側は3リッタータンクで決める。

運用水深18mまでなら、本体側に酸素タンクを付け、反対側にディリュエントを振り分けて運用すればいい。

かつて浮沈子が、伊豆の某ダイビングプールとセブでやっていたのは、本体と3リッターのスチールタンクを一体にし、6リッターのタンクをディリュエントにするというものだった。

インスピレーションのスクラバーを使うと、それでないと浮力のバランスが取れなかったからな。

エボリューションなら、浮力が少ないので(未確認)、何とかなるかもしれない。

バランスを取るためのカウンターウエイトは必要かも。

もし可能なら、それを試してみてもいい。

ノウハウはある。

今度は、見通しもあるしな。

開発環境は、そう、國富のダイビングプールだ・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

妄想は膨らみ、3台目の理想のCCRを自作するビジョンが次々に生まれる。

なぜ、オープンウォーターなのに、サイドマウントにしなければならないのかとか、ハンドリングが複雑になるだけで、レクリエーショナルに向かないのではないかとか、突っ込みどころは満載だ。

浮沈子は、自分にとっての理想のCCRを求めているだけだ。

万人向けの、商売道具(所詮、器材は、金を稼ぐためのツールだからな)としての、いわゆるタイプRのCCRは、メーカーと、指導団体が頭を絞って作ってくれればいい。

浅く明るく暖かい南の島で、幸せなCCRダイビングを満喫するための、理想のCCRを作ってみたい。

コアな部分は、もちろん、既存の器材を使わざるを得ないし、だからこそ安心して使うことが出来る。

BCは、そうだな、SMS75で、とりあえずはいいだろう。

(SMS 75)
https://www.hollis.com/sms75/

これみたいに、バックマウントとの両様タイプでないと、APDのカウンターラングは付かないからな。

手持ちの器材を使って、コンセプトチェックから始めてみてもいい。

要素が正しく機能するか、それとも、破たんしてコンセプトが成立しないか。

改良や交換でどうにかなるのか、それとも根本的な問題が潜在するのか。

浮沈子が、インスピの改造を行う際に最も懸念されたのは、蛇腹ホースが長くなって呼吸ループが長大になり、リブリーザーとしての機能が損なわれるのではないかということだった。

バックマウントタイプのリブリーザーの殆どが、コンパクト化を志向していて、呼吸回路の容積を極小化することを是としていたから。

循環が滞り、死腔が増えて、二酸化炭素の滞留によるハイパーカプニアが発生するのではないかと懸念されたわけだ。

実際に、ダイビングプールで潜ったり、セブの海洋で潜ったけど、そんなことはなかった。

重量バランスの問題は、浮力を有する本体と、重い酸素タンクを、バックマウントのタンクベルトで縛ってしまうことで解決した。

もっと、スマートな合体方法を考えなければな。

そして、シンプルで、扱いやすく、その上、全自動で、ダイバーが息して呼吸回路に動力を提供してやるだけでいいというCCRが理想だ。

ややっこしくすることは、いくらでもできる。

簡単にするということは、何かを捨てることだ。

そのために失う自由度もあるが、得るものとの塩梅も考えなければならない。

もう一度、チャレンジしたいな。

どっかに、中古の程度のいいエボが落ちてないものか・・・。

片手2017年09月13日 15:14

片手


片手バタフライに挑戦。

今日も、水泳教室で、みたらし団子を賭けた特訓が続く。

ちなみに、みたらし団子というのは、消費カロリーの目安で、1本150kcal程度。

ジェクサーの水泳教室では、心拍管理のため、開始時に活動量計を配られる。

心拍だけ見ているので、まあ、テキトーなんだが、終盤になると、ババ達の話題は、本日の消費カロリーに集中する(今日は、みたらし団子〇本分泳いだとかなんとか)。

ベースの脈拍が速い浮沈子は、1時間で450kcalくらいがふつーだが、基礎代謝が落ちているババ達の中には、300kcalくらいの方もいて、羨ましがられる(1本、多く食べられるからな)。

まあ、どうでもいいんですが。

開始前、ババの一人の水着が裂けてしまって、ジャグジーから上がれなくなってしまった。

大急ぎで、レンタルの水着を、係の人が持って行って、ゆでだこになる前に事なきを得た。

ちょっとしたハプニングだな。

まあ、お孫さんもいる方だからな。

周りのジジたちは、気にも留めない・・・。

平日午前中のプールは、ご自分のトレーニングに熱心なジジババ達しかいないからな。

で、両腕をぶん回す前に、第二キックと腕を回すタイミングを掴むために、ドルヒラや片手バタフライをやる。

どちらの教授法にも一長一短がある。

ドルヒラの場合は、平泳ぎの癖が出て、頭が立ち過ぎてしまって、第一キックと同時の潜り込みに、うまくつながらないという恨みがある。

前方呼吸で両手の動きが同時というメリットはあるし、タイミングを掴むにはいいんだが、続けて行うことがやりにくい。

せっかく足だけで身に付けた、うねりを使って泳ぐ感覚を壊してしまいかねない。

おねえさんセンセは、もちろん、そこんとこは分かっていて、平泳ぎのように上方に浮き上がるのではなく、前方に浮いて、頭を突っ込みながら第一キックをかますように指導しているが、浮沈子と同じように、2つのことが同時に出来ないババ達は、混乱してしまう・・・。

平泳ぎが得意な方は、どうしてもそっちのカタチに引きずられてしまうし、苦手の方は、そもそもが無理な話になる。

初級の水泳教室で、バタフライを教えるのはなかなか難しそうだ。

浮沈子は、教わる立場であることに感謝している。

片手だけぶん回す片手バタフライも、指導方法としては一般的だが、こっちも問題を抱えている。

どーしても、クロールの手になってしまって、そんでもって、顔が横向いてしまって、当然ローリングする・・・。

横方向の回転が掛かって、当然フォームが崩れる。

片手バタフライの手は、クロールとは異なる。

ここんとこ間違えると、タイミングを掴むことは出来るかもしれないが、違う泳法になってしまう。

ただし、頭を突っ込むのは、手が水上でリカバリーしているのでやり易いということはある。

指導者が、そこんとこをわきまえて、言葉やデモンストレーションで、きちんと説明し、今は、これでいいのだと、生徒に納得させて、当面の目的としている手と足のタイミングを掴みつつ、うねりを崩さないという2つのことを、同時に試みられるようにする必要がある。

今日の初心者教室では、ローリング許容、顔が横向いてもOKで指導していた。

潜り込みは、努力目標。

目的は、手と足のタイミングを掴むこと。

しかし、手が付いたとたんに、その手の方に足を合わせようとして、第一キックや第二キックのタイミングがずれてしまうのだ。

まあ、それでもいいんですが。

クロールや平泳ぎ、背泳ぎと異なり、バタフライはビート板などの補助具を使わずに指導することが多い。

全身を大きく使って、そのコンビネーションで泳ぐので、補助具の適用が難しい(フィンは使いましたが)。

4大泳法のうちで、最後に教える泳法である所以である。

基本泳法であるクロール、裏返しの背泳ぎ、両手両足をそれぞれ同時に動かす平泳ぎがマスターできたスイマーが、その集大成として取り組む泳法である。

たぶん、そうじゃないという意見もあるんだろうが、浮沈子は、今のところ、それで納得している。

見よう見まねのクロールや、カッコだけの背泳ぎ、昔泳ぎからなかなか抜け出せないでいる平泳ぎ。

その、グラグラの基礎の上に、バタフライという高層建築を建てようというのだから、どうしても無理がある。

一応、浮沈子は、片手クロールについては、潜り込みの深さや手足のタイミングについて、合格点を貰った(たぶん)。

自分では、出来ている感じがしない。

上半身が立ち過ぎているし、潜り込む際に、頭のてっぺんではなく、顔から潜り込んでいる・・・。

そこで無駄な動きが生まれ、推進力を削り、水の抵抗を生む。

確かに、競泳で速く泳ぐための泳法とは異なる点がある。

今教わっているのは、肩の可動範囲が狭くなり、腰痛気味のジジババを、曲がりなりにも羽化させようという「なんちゃってバタフライ」(仮称)だ。

浮かび上がる時の浮力を利用したり、手の搔き方でも、前方に進むよりは、呼吸を確保したり、水上で手をリカバリーさせるための方便になる・・・。

そもそも、初心者教室でバタフライを教えることに無理があるのではないか。

その一方で、初心者だからこそ、新しい泳ぎに取り組みたいという意欲は強い。

ババ達のチャレンジ精神には、頭が下がる(えーと、第一キックの時の突っ込みとは違いますが)。

来週はお休み(ジェクサーの休館日)。

小笠原から帰ってきたら、今月最後の水泳教室が待っている。

蝶となって、水面から舞い上がることが出来るかどうか(まあ、フィン付では飛んでますが)。

それとも、水面下で、もそもそと動く芋虫で終わるのか。

浮沈子2017年の暑い夏は、まだ続いている・・・。

最終パッキング終了2017年09月13日 23:40

最終パッキング終了


後は、昼間洗濯した着替えが乾くのを待つだけ。

帽子とサングラスを忘れなければ、他は全てパッキングが完了している。

おっと、まだまだあるぞ。

・携帯電話
・スマホ(陸上用カメラ)
・延長コード

延長コードは、明日、使ってるやつを引っぺがして持っていくことにしている。

明日、朝起きて、500Eで運び、コインロッカーに突っ込み、戻ってきて電車で浜松町に行って、コインロッカーを開けて、チッキとして預ける。

それですべて終わりだ。

いや、そこからが本番なんだがな。

準備だけで消耗しきって、もう、ヘロヘロになった。

やり残したことはないか、最終チェックも終わる。

なんかホッとするな。

きっときっと、何か忘れているんだろうが、もう限界で、思い出すことも出来ない。

初めての海だからな。

何が必要になるか分からない。

持っているもので使えそうなものは、全て送った。

テクニカルダイビングをやるわけじゃないから、それらは残す。

パスポートもいらない。

DANのカードが使えるので、保険にも入らなかった。

もちろん、健康保険は効く(たぶん)。

自己負担の限度額くらいは払えるだろう。

まあいい。

今回の小笠原プロジェクトの話があってから、ポセイドンをオーバーホールに出し、タンクを耐圧に掛け、國富のプールでチェックダイブして、グアムで確認したり、インスピの組み立てして、センサー替えてチェックダイブしたりと、3か月以上かけて準備してきた。

ホントは、インスピでも、どこか海洋で潜っておきたかったが、國富のプールで2回潜ったのでいいことにしよう(そうなのかあ?)。

インスピは、ビーチダイブの時に使うかもしれない。

ポセイドンの調子が良ければ、そのまま使い続けるかもしれない。

ソフノダイブは10日分あるしな。

全部ポセイドンで潜っても、1個余る計算だ。

ひょっとしたら、2個余るかもしれない。

21日の午前中のダイビングが可能かどうかは分からないからな。

ポセイドンの調子が悪くて、インスピで全部潜ったら、持ち込んだ20kg缶では足りない。

前半だけ賄えればいいのだ。

「TDIインターナショナルCCRフェスティバルin小笠原」で潜る分は、別途確保してあるようだからな。

全ては計算通り動いている。

計算、してないけど、たまたま都合よく回っている。

今思うと、このイベントの前に、パラオで潜っておきたかったなあ。

後悔先に立たず。

流れのない環境で慣れてしまったからな。

まあ、タオ島でガン流れを経験したからいいか。

これだけ周到に準備して、台風直撃で潜れないとかになったら悲惨だな。

今のところ、18号がうろちょろしているけど、直接の影響はない。

偏西風に流されて加速すれば、TDIチームの日程にも影響はないだろう。

天気のことを心配しても仕方ない。

それは、ショップの方とかにお任せして、自分のことに専念しよう。

まあ、一応、ダイバーとしての確認はするけどな。

自然の中での遊びだから、そういうこともある。

無理して潜って事故ったら、元も子もない。

まあ、現地サービスのコントロール次第だ。

いい天気が続くといいな。

明日は早いし、ぼちぼち休もうか。

明日の夜は船の中だし、夜が明ければ、そこは小笠原だ。

16年ぶりの南の島。

おんなじ東京都だけどな・・・。