国際交流2017年09月27日 08:12

国際交流
国際交流


今回の小笠原イベントは、国際交流という一面も大きい。

とかく狭い世界に閉じこもりがちなCCRダイビングに於いて、世界の状況を知ることが出来るいい機会だった。

まあ、韓国、台湾だけだがな。

TDI韓国代表のトラビスさんの話では、韓国にはポセイドンの代理店がなく、器材のトラブルに陥っても対応できなかったそうだ(初期のマーク6は、悲惨だったようだ)。

トラビスは10台もCCR持っている(大ヘンタイだな)ということだが、マーク6を手離してしまったそうだ。

うーん、残念。

台湾は、エボリューションがバカ売れしているそうで、事実、今回もエボだらけ(台湾:3台)。

我が国では、インスピ系が多いいんだろうが、ポセイドンも数は出ている。

SF2なんて、名古屋の体験会でしか見たことはなかったが、韓国チームは2台持ち込んでいた。

しかも、1台は、サイドマウント仕様。

ディフェンダーは、名前すら聞いたことはなかったが、スッキリと纏まっていて好感が持てる。

タンクは、もちろん、目的によって付け替えることが出来るんだろうが、今回は6リッターを正立で付けていたな。

GUEのスキルもある方なので、上でもバルブコントロールが可能なんだろう。

バランスも良さそうだしな。

重いけどな。

身体、デカい方だったしな。

問題ない・・・。

サイドマウントの方は、レイザーのインストラクターで、もちろん、今回も着用。

鐡本さんも、初日のオープンサーキットではレイザーだったな。

CCRはポセイドン、サイドマウントはホリスのSMS50という浮沈子は、見るからにレクリエーショナルダイバーだ。

台湾チームのエボリューションも、見どころはあった。

なんと、BC用の小さいタンクを別につけていて、そこからダイレクトにBCに給気できる。

聞いてみると、上手な方ならタンク1本でダイビング3本は持つそうだ。

DINバルブで、簡単に移充填できるので、コンプレッサーのない船の上とかでも、チャージ可能だ。

我が国では、認められてないんだとか。

やれやれ・・・。

CCRの欠点(?)の一つは、水中に持ち込むガス量が、絶対的に少ないことだ。

ディリュエントをBCで使うこと自体が、邪道である。

別に独立したガス源を持っているというのは、理に適った方法だな。

浮沈子は、自分で潜る時は、ベイルアウトからBCのガス源を取っているが、ベイルアウトタンクのガス量の管理が必要になるし、コネクターを水面や水中で付け替えるという手間が発生する。

コンパクトな、独立したガス源があれば、そんな面倒なことはしなくていい。

まあ、ディフェンダーのダイバーのように、6リッターのディリュエントを持ち込めば、全てを賄うことが可能だ(ダイビングのプロファイルにも依りますが)。

もちろん、ベイルアウトは別途持ち込んでいる。

サイドマウント仕様のSF2の運用は、小笠原のような激流ポイントでは、エントリーやエキジットに工夫が必要だな。

やはり、水面で脱着したいわけで、その間、どんどんエントリーポイントから離れてしまう。

エキジットの際も、回収には手間取ることになる。

ボートスタッフの対応が慣れていれば、例えばロープを流しておいて、それに掴まりながらのエントリーもあるかもしれない。

今回、ボートの縁に座って、装着したりもしたが、それはサイドマウントでは難しい。

不可能ではないが、必要なテンション掛けたりするのは、水中が一番やりやすいのだ。

みんなで知恵を絞って、ポイント選びからエントリーエキジットの段取り、器材の回収含めて工夫を重ねていった。

国際協力だな。

強く感じたのは、ダイビングという遊びが、世界を繋いでいるということだ。

キザな言い方をすれば、海は世界を隔てているのではなく、世界を繋いでいるということだ。

ダイバーは、そのことを身をもって感じることができる。

器材にしたって、SF2はドイツ製、ディフェンダーは米国製、エボリューションは英国製、そして浮沈子のポセイドンセブンはスウェーデン製だ。

インターナショナルであることは、CCRダイビングの世界では必然なのだ。

言葉の壁はあるし、習慣の違いもあるけど、楽しい時間を過ごすことが出来たのは、参加者の一人一人がこのイベントを成功させようという共通の目的意識を持っていたからだと、浮沈子は考えている。

ホスト側である加藤さんたちだけではなく、ゲスト側もそのことを強く意識していたのではないか。

異なる国、異なる器材、異なるスキル。

CCRで、小笠原で、国際交流(ちなみに、小笠原には、現在、常時CCRで潜っているダイバーはいません)。

これ以上、困難なイベントは、むしろ考えづらいほどだ。

世界は繋がっていて、それぞれが少しずつガマンして、大きな共通の成功を得る。

麗しい話だが、それを実現するのは大変なことだ。

そのプロジェクトに参加し、ちょっと離れた位置から見ることが出来たのは、望外の幸せだった。

韓国、台湾のCCRの状況の一端を知ることが出来たのは、直接的な話だが、それ以外の、国際交流そのものについての経験の方が、浮沈子の印象に残った。

俺が俺がで自己主張だけをしていれば、何時まで経っても高い山には登れない。

疲れた時には休んだり、他の人の荷物を背負ったり、手を差し伸べて引っ張り上げたりしながら、全員で山頂に立つことが出来た。

大切なのはそこだな。

ダイバーだけではない。

サポートのスタッフ、ボートスタッフ、ファシリティであるフィッシュアイのスタッフ全員の協力があってこそだ。

困難な目標が、力を集める原動力になった。

不可能であれば、そういう具合にはならない。

適度な困難である点がポイントだな。

アクシデントで動かなくなった持ち船の代わりに、限られた島の中で、即座に代わりの船を調達した手腕、その船の上でのハンドリングを検討し、準備を進める過程もつぶさに見ることが出来た。

想定されていなかった初日のダイビングには、さらに別の船(ベビードルフィン)を手配できた。

その意味では、小笠原を挙げて協力が得られたわけだな。

人と人との繋がり、信頼関係なくして成功はない。

そのことも、深く印象に残った。

ダイビング事故でも起きれば、とんでもない話になって、それでなくても事故続きのCCRにとっては致命的になる。

それだけは、何としても避けなければならない。

しかし、その一方で、小笠原でのCCRダイビングを楽しみたい、楽しんでもらいたい。

そのタイトロープを、全員の協力で、見事に渡り終えることが出来た。

振り返れば、インシデントになりそうな状況がゴロゴロ転がっている。

それらがアクシデントに発展しなかったのは、周到な準備と豊富な経験がものをいったんだろう。

しかし、それだけではないかもしれない。

人知を超えた何かが、きっときっと働いたに違いないのだ。

ポセイドンに、感謝かな・・・。

蝶は舞ったのか?2017年09月27日 15:59

蝶は舞ったのか?
蝶は舞ったのか?


水泳教室のバタフライ最終回。

最後は、今回もフィンを付けてのスイムになった。

これなら、浮沈子でも飛べる。

既に先月体験済みだ。

両手回しも楽勝。

結局、補助輪付きでのバタフライで終わる。

やはり、初級じゃ無理かあ・・・。

テクニカルプログラムで、ベーシックバタフライというのがあるが、これを受けるのがいいかも知れない。

月曜日の夜がいいな。

水曜の午後は、水泳教室の後になるからな。

時間が空いてしまう。

水泳教室でバタフライをやるのは、もう、来年になってしまう。

来月は、背泳ぎ。

その次は、多分平泳ぎ。

12月にクロールで、1月にバタフライなんだろう。

年内に羽化することは出来ない。

2か月前に注文したゴーグルが、昨日届いていて、試しに組み立てて使ってみた。

眼窩の窪みに収まるような設計で、クッションは人間の肉による。

ゴーグル自体には、クッション材はない。

新設計だな。

キチッと長さを合わせた目頭の部品(鼻ベルト)を使わないと、うまく合わないかもしれない。

寄り目、ロンパリは、サイズを選ぶ必要がある。

いくつか入っている部品から選択することが出来る。

この作業は重要だと感じた。

頭の後ろで止めるゴムバンドの長さ調整も重要だ。

適度な強さにしないと、目の周りを痛めてしまう。

器材のコンフィギュレーションは、基本中の基本だからな。

調整して、フィットすれば、使いやすいだろう。

目の下側にはつばが出ていて、そこに指を掛けて外すと、簡単だ。

元々は、頬骨との段差をなくすためのスポイラーの働きをする構造なんだろうが、ゴーグルを外す時にも重宝する。

タバタのクッションレスタイプだ。

ジェクサーのキャンペーンで、色は組み合わせで選べた。

浮沈子は、レンズと鼻ベルトは黒系、ストラップは白(アジャスターも白が良かったんだが、なかったので透明)を選んだ。

(Blade V121MR:これかなあ?)
http://www.view-swim.com/jp/products/racing/v121mr.html

「1/100秒を競う選手のために低抵抗を追求」

って、これ着けて、初心者コースをちんたら泳ぐのがよろしい(そうなのかあ?)。

ババ達には好評で、キリっと引き締まった感じになったと褒められた。

「外ずした途端に、顔が弛んじゃうんですけど・・・。」

まあ、どうでもいいんですが。

水漏れがなくなり、壁を思い切り蹴って、楽が出来るようになったのは有り難い。

現在の菅田おねえさんセンセの初心者コースは、ジジは浮沈子だけで、他は全員ババだけのハーレム状態。

新しい生徒も増えて、いつも、みたらし団子(3本?)を目指して精力的に泳ぐ。

来週からの背泳ぎが、思いやられるな。

手を付けると、なぜか鼻から水が入る。

正しい姿勢が取れていなかったり、手の回し方が悪かったりしているんだろう。

年内に、バタフライをものにして、年明けの水泳教室でババ達を唸らせたいもんだな。

まあ、無理して関節痛にならんようにしないとな。

温水プールで、年寄りの冷や水とか、言われたくないしな・・・。

何んか、ない?2017年09月27日 18:00

何んか、ない?
何んか、ない?


ぽっかりと予定が開いてしまった10月。

ANAの整備場見学があるだけ。

(機体工場見学:見学の概要)
https://www.ana.co.jp/group/kengaku/outline.html

ふらりと大井町のスキューバプロショップに立ち寄り、10月のツアーダイビングの中で、浮沈子向けのはないか聞いてみる。

参加人員が、最低催行人数に足りていないツアーがあって、どうしようかと悩んでいるのがあった。

コモドのクルーズ(3泊4日:ダイビングは3日間)。

バリで1泊するので、旅行自体は4泊5日で、夜便で朝帰りという日程になる(出発日と到着日を含む全日程は6日間)。

船から降りる日はダイビングせずに、コモドドラゴンの見学になるらしい。

まあ、どうでもいいんですが。

ガス抜きが終わったら、デンパサールへ飛んで帰国。

ガツガツ潜らない、ジジババに優しいダイビングツアーだ。

(コモドクルーズ)
http://www.scubapro-shop.co.jp/event/%E3%82%B3%E3%83%A2%E3%83%89%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA

「大人気! クルーズ船を貸し切って大物三昧! もちろんコモドドラゴンにも。」

大人気で、4人か・・・。

まあいい。

あと2人くらいはいないとな。

貸し切りだからな。

贅沢過ぎるな・・・。

来週には、どうなるか分かるそうだ。

11月は、ポセイドンでフィリピンの予定だが、日程は決まっていない。

来月になったら、確認してみよう。

年内は、それで終わりにするか、パラオでの講習を入れるかだな。

年明けからは、1月、2月でカバーンの講習を受けるかもしれない(まだ、閉鎖環境でのトレーニングを受けるかどうかの踏ん切りがつかない)。

3月のセノーテダイビングに行くとすれば、国内で講習を終わらせておきたい。

可能であれば、CCRで受けておきたいもんだ。

(TDI REBREATHER CAVERN DIVER)
https://www.tdisdi.com/tdi/get-certified/rebreather-cavern-diver-2/

「Who this course is for:
・The certified TDI CCR Air Diluent diver or equivalent that has interest in taking their rebreather into the cavern diving zone.」

「Course prerequisites:
・Minimum age 18
・Minimum certification requirement: TDI CCR Air Diluent Diver, or equivalent
・Provide proof of a minimum of 25 logged dives and 25 hours on the rebreather unit used in training」

インスピでも、ポセイドンセブンでも問題はない。

どっちにしようかな。

行った先に、ソフノダイブがあるなら、ポセイドンの方が簡単でいいけどな。

それは、相談になる。

欲をかかずに、オープンサーキットで行うという選択肢もある。

サイドマウントで2本差しが正しい。

(TDI CAVERN DIVER)
https://www.tdisdi.com/tdi/get-certified/Cavern-Diver/

「Who this course is for:
・The certified diver who has interest in moving forward with overhead environment diving and expanding their diving techniques, capabilities, and more!」

「Course prerequisites
(these requirements must be met prior to commencement of training):
・Minimum age 18, 15 with parental consent
・Provide proof of an SDI Open Water Scuba Diver or equivalent
・Proof of 25 logged dives」

やっぱ、CCRかな。

他団体のプログラムを受けてみるというのも、いろいろ勉強になるだろう。

TDIのツアーに参加するなら、その系統で習っておいた方がいいに決まっている。

ツアーは、それを前提とした内容になるわけだからな。

名古屋のプールで出来るところまでやっておいて、現地に早く入って、滞在費だけでその場で仕上げるという方法もある。

その方が、実際の環境にマッチしたトレーニングになるし、本番の環境だから最も齟齬が少ないだろう。

ちょっと決心が必要だ。

焦ることはないが、相談は早めの方がいいかも知れない。

いずれにしても、来年の話だ。

メキシコは初めてだしな。

スペイン語は、からきしだからな。

ツアーに乗っかって行くのが一番だ。

ポセイドンの講習が入れば、それを最優先にして、フルサポートの経験を積まなければならない。

国内の初期需要は一段落して、これからはぽつりぽつりとしか需要はないかもしれない。

保安庁とかの需要は見込めないからな。

レクリエーショナル向けのCCRって、ちょっと脅しが利かないしな(そういうことかあ?)。

今年から来年にかけて、CCRで潜る機会を増やそう。

トリムの改善や、浮力コントロールの自主練習を積んで、どんな状況になっても対応できるようにしておかなければならない。

筋トレも、強化しておかなければな。

筋違いを起こさない程度に、ウエイトを増やそうかな。

ギクッ、イテテ・・・。