秋の雨2017年09月28日 03:49

秋の雨
秋の雨


秋分も過ぎ、暑さも和らいで、名実ともに秋の風が吹くようになる。

夜中に目覚めれば、外には雨が降っていた。

低気圧の通過によるもので、翌日には晴れる。

久しぶりの雨に、心が落ち着く。

怒涛の小笠原ツアーが終わって、浮沈子の夏のイベントも一段落だ。

いくつか積み残しや、これからの予定もあるけど、今年のメインイベントが無事に済んで、正直ほっとしている。

お誘いを頂いてから、このイベントに参加しご迷惑を掛けずに潜るための準備を重ねてきた。

ポセイドンをオーバーホールし、インスピを復活させ、國富のプールやグアムで完熟潜水を行い、ガン流れにも対応できるようにフィットネスの水泳も強化してきた。

1便早く小笠原入りし、現地のダイビングに慣れるようにもした。

ポセイドンをメインにして、インスピをバックアップで備え、万が一の際にはサイドマウントで対応するという万全の態勢。

バックマウントのBCも、予備で持ち込む。

ああ、全財産を持ってったようなもんだな(富戸に預けてあるSMS75を除く)。

ソフノライムなどを含めた器材の総重量は140kgを超えた・・・。

ボートのアクシデントを乗り越え、TDIのイベントも成功して、素晴らしいツアーになった。

後便で送られてくる最終日に使用した器材が届けば、小笠原関連は全て終わる。

余韻に浸るに足る、大イベントだったな。

浮沈子にとっては、小笠原の初ダイブだし、そこでサイドマウント(1本差し)やCCRという特殊器材で潜るというハードルもあった。

杜撰だったウエイトバランスを改善し、トリムを最適化して、ストリームラインを維持する。

ガン流れに対応するための対策の一つだ。

フィンも、ボートでのフルフットと、ビーチ用のオープンフットの2種類を持ち込んだしな。

イベントの中で、韓国や台湾のCCRダイバーと潜れたのも、貴重な体験になった。

超が付く一流のスキルを目の当たりにして、目から鱗が落ちる思いだったしな。

そこで止まるかあ?・・・。

まあいい。

夢のような経験をし、その反芻だけで1年暮らせるほどお腹いっぱいになる。

その夢を実現させてくれた、加藤さんをはじめとする主催者側の尽力に感謝だ。

外は、雨が降り続いている。

その音を聞きながら、今年のダイビングを振り返ったりする。

昨年末にフィリピンはスービックで受けたテック40。

その後、少々落ち込んで、今後どうしていこうかと悩んだりした。

ロタでも、上手く潜れなかったりしたしな。

そんな中で、6月に小笠原の話が出て、CCRでのレクリエーショナルダイビングに集中しようと決めた。

7月のグアムでの調整を経て、意外にも、バックマウントのタオ島ツアーが上手くいって、少し自信がついた。

準備に四苦八苦したおかげで、何かが不足するということはなかった。

その点では満足したが、必要な器材の選択と、現地での調達のバランスを図らなければならないな。

もし、来年3月のメキシコツアーに参加することになれば、その点は宿題にしよう。

まあ、何かあっても、サイドマウントの1本差しがあれば、どうにでもなる。

閉鎖空間のダイビングについては、食わず嫌いなのかもしれないし、パラオのシャンデリアケーブでの体験がトラウマになってしまっているだけかもしれない(ダイビング、やめちゃおうかと思ったほど)。

ストレスを感じるということは、未知の世界に踏み出す時には、誰もが経験することだ。

リスクを顕在化し、対応できるようなトレーニングを積めば、そのストレスは管理できるようになる。

ダイビングに限らず、何事も同じだからな。

自分でそのトレーニングが出来なければ、人様の助けを借りて教えて頂くことになる。

浮沈子は、仮想閉鎖空間の減圧ダイビング(60m)を目指しているわけだから、そこに本質的な差はない。

ストレスの生み出す壁は、物理的な壁や天井ではなく、心の中に生み出されるものだ。

人間の本能といっていい。

それを克服するには、きちんとしたプログラムに則った訓練を積むしかない。

他の方法はない。

もちろん、現実のリスクはあるから、その恐怖は気のせいばかりではない。

知れば知るほど、浮沈子が手を出す世界ではないような気がする。

カバーンなら、常に出口は見えているし、相対的なリスクは少ない。

(Cavern Diver カバーンダイバー)
http://www.dive-evis.com/technicalDiving/tec-course/entry-6151.html

「光が進入する限界内のものであり、加えてケーブ・ダイビングに特有の危険も示すコースである。」

「カバーン・ダイビングコースはケーブ・ダイビング環境における講習を提供する事を意図していない。」

リスクは認識させるが、ケーブダイビングではない。

まあ、そこが絶妙なところだな。

「本格的なケーブダイビングを目指す人の登竜門ともいえます。」

そこはパスだな。

浅く、明るく、暖かいダイビングが身上だからな。

なんで、狭くて、暗くて、冷たいダイビングがいいんだろう?。

そこは、人それぞれでいいとは思うけどな。

やっぱ、やるとしても、CCRで行きたいな。

インスピの方がいいかもな。

どこに行っても、ソフノライムはあるだろうからな。

可能ならポセイドンで行きたいけどな。

洞窟の中で、キャリブレーションで吹かれたら堪らんけどな。

エビスのページでは、CCRカバーンは出ていない。

そこは相談になる。

オープンサーキットなら、シングルタンクのサイドマウントでお願いしよう。

来年の計画を、じっくり考える時期になった。

メキシコ行くかどうかを、まずは決めなければな。

時間は、有りそうでない。

行くとなれば、年明けからトレーニングすることになる。

いや、大瀬とかでウエットでやるなら、すぐにでも始めないといけない。

今なら、水温も25度前後だ(冷めてーっ!)。

プールだけ日本でやって、現地で仕上げるなら、年明けで十分だ。

そうしようかな。

いろいろ、検討して決めよう。

途中になっているテックサイドマウントも、仕上げなければならない。

ヘリウムが入ったと連絡があれば、パラオに飛ぶことになる。

ポセイドンの講習生がいれば、フルサポートで入らなければならない。

積み残し、宿題の山だ・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

これからのことは、周りと相談して決めていかなければな。

人様の助けを借りて、潜らせていただく身だからな。

早く、手助けをする側になりたいが、まだまだ時間が掛かりそうだ。

雨足が強くなってきて、気持ちが乱れる。

秋の雨の音を聞きながら、もう一寝入りしようかな・・・。

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