そろそろ寒露2017年10月06日 08:16

そろそろ寒露
そろそろ寒露


秋分を過ぎて、季節は本格的な秋に突入する。

移動性高気圧に覆われた昨日は、気持ちのいい日和だったが、今日は午後から雨が降るという。

朝の気温が15度を割る日が続いている。

衣替えをして、短パンTシャツの夏の正装から、長袖とジャージの秋の正装へとチェンジする。

昨日は、昼間は暖かだったからちょうどよかったが、さすがにこの時期に短パンTシャツはヘンタイに見られる(こいつぁ、バカかあ?)。

それでなくても、加齢で体温調節が上手くいかなくなってきているんだから、人工的に調節するしかない。

大井町に電話したら、コモドツアーはなくなったという。

残念。

浮沈子の今年の夏は終わった・・・。

(寒露)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%92%E9%9C%B2

「露が冷気によって凍りそうになるころ。」

「雁などの冬鳥が渡ってきて、菊が咲き始め、蟋蟀(こおろぎ)などが鳴き始めるころ。」

「陰寒の気に合つて露結び凝らんとすれば也」

今年は、10月8日になる。

夏の終わりから、本格的な秋への中間期だ。

今年の夏は、素晴らしかったな。

小笠原は、ここ数年で一番だった。

色々な経験が出来、興奮した。

タオ島も、いい感じで潜れたしな。

グアムだって、定番だけど、重要なダイビングだった。

ここでちゃんと潜れたから、ポセイドンをメインとして使う決心が出来た。

ノートラブルで、しっかりと動いてくれたからな。

合格だ。

インスピの復帰も出来たしな。

動くことは動く。

酸素も手に入ったし、國富で少し練習しよう。

富戸で潜れたらいいだけどなあ・・・。

ドライスーツ(ネオプレーン製)の季節が来る。

陸上が涼しくなって、大汗かかずに歩くことが出来て、水中はまだ暖かく、バランスとるのにも苦労しないし。

エントリーとエキジットで、死ぬほど重いのを我慢すれば、水中は快適だ。

秋の墓参りの予定などを立て、愚弟にメールする。

小笠原が終わって、ちょっと気が抜けている。

水泳教室も、バタフライが終わるとテンションが下がる。

背泳ぎだからな。

フィットネス的には、美味しい泳法だ。

呼吸はいつでもできるし、ゆっくり長く泳ぐのに向いている。

進行方向が見えないのと、手の掻きで、意外に幅を取るので、すれ違いには気を使う。

浮沈子は、普段は泳がない。

クロール(もどき)と、平泳ぎだけ。

期待していたテクニカルプログラムは、シーズンが変わって、10月からはバタフライがなくなってしまった。

残念・・・。

まあいい。

水泳教室で復活するまで、我慢しよう。

いろいろな予定が消化され、新たな計画は予定のまま。

宙ぶらりんの感じだが、この連休が終われば、そろそろ講習のアシストなどで、浮沈子に声が掛かる時期になる(たぶん)。

やっぱ、富戸で少し潜っておこうかな。

イントロテックとセブの予定が決まるまでは、長期の予定は入れられないからな・・・。

何か、ない?:パート22017年10月06日 15:45

何かない?:パート2
何か、ない?:パート2


コモドツアーが流れて、イントロテックも月内開催は無理ということで、10月は、完全に予定が消える。

11月の予定も分からない。

年内の海外ダイビングは、完全に流れる可能性が高くなってきたな。

で、大井町のショップにふらりと行く(手土産もって)。

美味しい話は、美味しいものを持っていかないとな。

で、出てきたのがこれ。

(ラジャアンパットクルーズ)
http://dive-dream-indonesia.com/rajaampat.html

乗る船がこれ。

(クルーズ船のご紹介)
http://dive-dream-indonesia.com/passengerboat.html

一生に一度の夢の体験。

行こうか、行くまいか・・・。

「手、挙げとくわ。」

既に、思考停止状態になっている。

来年の1月に、席を押さえてあるんだという。

早く言ってよ!。

洞窟の中潜ったり、崩れそうな沈船の中に入ったりするよりは、浮いてる船の中で、のんびり寛ぎながら、美味しいものを食べた方がいい・・・。

なかなかサービスも良さそうだし、ガン流れの中を泳ぎまくるようなことはないだろう。

CCRの対応は期待できそうもないが、サイドマウント1本差しなら、楽勝な感じだ(余裕で2本差しにも対応できるだろう)。

エントリーは、インフレーターボートからバックロールだし、ボートスタッフからタンクを手渡してもらうことも可能だ。

エキジットは、通常でも器材を脱いで梯子で上がれる。

楽ちん・・・。

CCRとベイルアウトを担いだまま、梯子を上がるダイビングを経験した後だけに、極楽殿様ダイビングが羨ましい。

ダイビングデッキの広いこと・・・。

クルーズ中の個人専用のロッカーの前には、充填済みのタンクが用意され、セッティング後はスタッフがゴムボートまで運んでくれる。

浮沈子にはあまり縁がないんだが、カメラルームまであって、充電設備が整ったカウンターの上で、ダイビングの合間に充電できる。

撮りまくる人には、たまらんだろうな。

サンデッキもあり、日焼け族にも受けるだろう(ジジババは、すぐに染みになっちゃいますが)。

食い物も、日本人の好みに合わせた味付けなんだそうだ。

体育会系のノリのパラオスポートのダイビングデッキと、気持ちの良いダイニングデッキをもつ竜馬1号を合わせたようなコンセプトだな。

乗って楽しく、潜って嬉しいクルーズ船だ。

しかも、床は総ウッドデッキ!。

救命用の酸素積んでるんだからな。

ちっと分けてくれれば、CCRでも潜れるかもな。

そのうち、そういう時代が来るんだろう。

来て欲しいけどな。

今日は、フィットネスでは700mしか泳がなかった。

少し体調がよくない。

血圧が低く、心拍数が多い。

安静にしていないと、風邪をひき込むパターンだな。

そんな体調には、毒気の強過ぎるクルーズ船だな。

この船に乗れるだけでも、行く価値があるような気がする。

最大船客数は12名。

押さえてある枠に、なんとか潜り込めた。

潜り込むのは、得意だからな・・・。

わたしをアイランドに連れてって2017年10月06日 19:19

わたしをアイランドに連れてって
わたしをアイランドに連れてって


南の島中毒症の浮沈子とは、多分関係ない話。

先ごろ、ノーベル文学賞受賞が発表された英国の作家であるカズオイシグロの作品に、「わたしを離さないで」というのがあるそうだ(浮沈子は読んでません)。

(わたしを離さないで)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%82%92%E9%9B%A2%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7

「「提供者」達は臓器提供のために造られ、摘出手術が終われば死ぬだけのクローン」

「発行日:2005年4月5日」

やや趣は違うが、同時期にこんな映画も出ている。

(アイランド (2005年の映画))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89_(2005%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)

「公開:2005年6月22日」

「自分たちが保険会社のクライアントに臓器や代理母を提供するためのクローンでしかないこと、彼らの幼い時の記憶でさえもプログラムで捏造されたものなのだ」

医師役を演じたショーン・ビーンの演技が光る。

浮沈子は、確かDVDで見た。

ユアンマクレガーが演じる主人公(えーと、クローンの方)が見る夢の中に登場する豪華クルーザーが、妙に印象に残っている。

(118 WallyPower)
https://en.wikipedia.org/wiki/118_WallyPower

「The 118 WallyPower has appeared in popular UK car programme Top Gear - where it was compared with a Pagani Zonda S Roadster - as well as the movie The Island.」

うーん、比較するもんが違うような気がするんだがな。

まあ、どうでもいいんですが。

よく似た状況(臓器提供者を「培養」するという、倫理的にちっとヤバイ話)を土台にしている話が、ほぼ同時期に世に出たという点では、注目に値するな。

クローンを巡る医療技術が、現実味を帯びて語られるようになり、社会との整合性を求められてきたという背景があるんだろう。

まあ、ありがちなストーリーだからな。

実際、アイランドの方は、著作権侵害訴訟を食らっている(法廷外和解)。

(The Island (2005 film):Copyright infringement suit)
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Island_(2005_film)#Copyright_infringement_suit

まあいい。

問題なのは、そういう状況における倫理的な話が、ちゃんとした議論をすっとばして容認され、未来の現実として容認されていくということだ。

有難いことに、作り話の世界ではなく、現実の世界では人工多能性幹細胞(iPS細胞)のように、人格がある(と思われる)一人前(?)のクローンを作らんでも、臓器単体が作れるようになってきた(ちなみに、初期のiPS細胞は、2006年に作られた)。

アイランドが描く未来世界は、2019年だそうだが、現実の世界では2019年になれば、様々な臓器がiPS細胞の技術をベースに作られていることだろう。

事実は小説より奇なり・・・。

まあな、今後、iPS細胞関連の技術が進化して、脳細胞とか作れるようになったりすると、いろいろややっこしい話が出てくるかもな。

めんどくさそうだから、誰もやらないだろうとは思うけど、iPS細胞で作られた臓器を材料にして、生身の人間を組み上げたりすることも考えられる。

アイランドなどの物語が指摘した倫理的課題をクリアしたかに見える技術が、新たな課題を生み出しかねない。

クローンの話は、それこそ孫悟空の時代からある話だ。

(孫悟空:脚注8参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E6%82%9F%E7%A9%BA

「他には分身する術など。身外身の術という、にこ毛を噛み砕いて吹いた物を多数の猿に変化させて使役する術はよく使われる」

ロボットとか、人間は、楽したいために、自分の分身をこき使うというろくでもない性質を持っている。

現代の我々は、様々な分身を侍らせ、安楽な生活を享受しているともいえる。

ロボットの人権(?)とかいう話も、そろそろ映画のネタになってもいいんじゃないのかあ?。

機械式クローンだからな。

生身との区別がどこまでつくか。

シリコンウェハーの上に構築される仮想人格が、生身の神経細胞の電気信号よりリアルに感じ始めたら問題だな。

AIは、そんなディストピアへ向かう近道かもしれない。

アイランド(映画)は、もう一つ重要なメッセージを伝えようとしているように感じられる。

美味い話には、裏があるということだ。

我々は、幸福を追求するために生きている。

しかし、そんなもんは何処にも落ちてない。

自分自身で、作り上げていくしかないのだ。

自分と、自分に繋がる命を犠牲にしながら。

ああ、考えてみれば、人間の生活自体が、クローンを作って生き永らえようとする営みなのかもしれないな。

時間軸とかを入れ込めば、そういう解釈も成り立つのかもしれない。

ちょっと疲れた。

外は、雨が降っていて、さっきから音を立てて降り出している。

明日の午前中までは、低気圧の通過に伴う雨が続く。

午後からは雨は上がるという。

午前中に、浮世の雑事をこなさなければならない。

まあ、午後からでもいいんですが。

人間は、一人では生きていけない。

その中で、様々な葛藤が生まれ、人間の物語として紡ぎ出される。

小説も映画も、人間の物語だ。

そこから、何を汲み取ることが出来るかは、人それぞれでいい。

まあな、そのうち、クローンの物語とか、ロボットの物語とかもできるかもな。

それを書いているのが、AIだったりしたら、目も当てられないだろう。

世も末だな・・・。