24時間 ― 2017年10月10日 01:22
24時間
1日は、24時間しかない。
季節によって、夜昼の長さの違いこそあれ、朝日が昇って目が覚め、夕闇と共に眠り、夜中に起き出してシコシコとブログを綴る。
浮沈子の、怠惰な生活・・・。
調子がいい時は、朝早く目が覚めて、朝のブログを書く。
頭がスッキリしている時は、物事を多角的に考えることが出来るし、ある程度纏まった思考を辿ることもある。
夜中に起きて書きだす時は、昼間の出来事やニュースネタなど。
体調が思わしくない時に書くのは、愚痴やボヤキ。
まあ、そんなところか。
CCRネタが続く時は、実際にCCRで潜っている時か、その準備、事後の反省など。
宇宙関係は、ニュースネタがメインだな。
エンケラドゥスに生命がいるとか、そういうやつに条件反射的に噛みつく。
ファルコン9をメインに、打ち上げ関係も書く。
最近は、アドレナリンが噴き出す事件や事故が少なく、いささか倦怠期・・・。
まあ、順調な打ち上げが続くということでもあり、悪い話ではない。
とりあえず、ファルコンヘビーに期待かな。
まあいい。
ポルシェネタは、レースやサーキット走り、自分が乗った感想など。
今年のモーターショーに行くかどうかは考え物だ。
もう、電気自動車一色だろうからな。
CCR以外のダイビングネタもあるけど、多くはノンセクションとして扱っている。
浮沈子にとって、CCRダイビングは特別のものだからな。
この未来の潜水器は、構造的なトラウマを抱えていて、ありとあらゆる電子機器を投じて対策しても、根本的な解決には至らない。
閉鎖循環式呼吸回路は、呼吸ガスが適正でなくても、息が出来てしまうからな。
機械式の酸素補給を行うmCCRというのがあるらしいが、定量の酸素を吐くバルブが故障しない限り、酸素の供給については問題ない(タンクが空になれば、そりゃあ無理ですが)。
二酸化炭素の除去については、eCCRと同じトラブルの種を抱えている。
イカレタガスを吸えば、イチコロなのは同じだろう。
循環式呼吸回路を止めちまえばいいんだろうが、それでは既にCCRとは言えない。
水中に持ち込む限られたガスを、如何に効率的に使うかということから、CCRは生まれた(歴史的には、ちょっと違うけどな:酸素CCRが先で、ナイトロックス製造型は後から)。
酸素CCRは、そもそも軍事利用というか、水中隠密行動のために開発された経緯もある。
レジャーで使う際は、べつに隠密行動しなくてもいいんだが、死して屍拾うもの無しというところは同じかもな。
(「死して屍拾うもの無し」ってどういう意味ですか?)
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/28792.html
「意味としては、「死んでもそれはあなたの責任の範疇ですよ」という事です。」
5番の回答者の方は、ひょっとしたら、CCR使ってるんじゃないのかあ?。
しかし、なんでそんな危険な構造のCCRを使ってダイビングするのか。
もちろん、ガス持ちの良さは筆頭に上げられるだろう。
人間の消費する酸素の量は、深度に関係ないと言われている。
たとえば、通常の開放式呼吸を行うスクーバ(いわゆるオープンサーキット)の場合、100mの水中では、水面での消費量の11倍の呼吸ガスを使用する。
水中に、ぶちまけちまうわけだからな。
CCRの場合は、水面と同じだから、持ち込むガスの量は、少なくて済む。
もちろん、加圧された状態で呼吸するためには、呼吸回路の圧力を高めておかなければならないから、その容積の11倍のガス量は必須ということになる(この分は、CCR固有の量)。
沈みっぱなしではないから、水中での浮力の確保も必要なるので、そのためのガス(BCやドライスーツを膨らませるためのガス)も必要だ(この部分は、オープンサーキットと同じ)。
が、まあ、ざっと見積もって、10分の1程度のガス量で、同じダイビングがこなせるわけだから、持ち込むタンクの量はアットーテキに少ない。
簡単のため、ベイルアウトとかは、この際無視しているので悪しからず。
何事もなければ、これ程理に適った潜水器はない。
酸素を継ぎ足す方法、それを管理する仕掛け、二酸化炭素を除去する手段については、日進月歩で変わっていくだろうが、そこはしっかりとトレースして、最適な器材を選択していくということになる。
もう一つ、一定のPO2(酸素分圧)を維持する仕掛けがあるので、比較的窒素分圧などを抑制出来て、減圧症の予防に効果があると言われている。
酸素毒性の管理が別途必要になるけど、毎日毎日CCRで潜るわけじゃないからな。
しかし、知識としては、知っておく必要がある。
さらに、暖かく湿ったガスを吸うことが出来るというのも、減圧症の予防に効果があると言われている。
深潜りして良し、浅く明るく暖かいダイビングで良し。
金と手間と重さに目をつぶれば、これ程嬉しい器材はない。
アットー的に高いイニシャルコスト、レクリエーショナルレベルにとどまる限り、安いとは言えないランニングコスト、限られたダイビングサービス、準備や後片付け、日常・定期のメンテナンスの手間、ソフノライム(二酸化炭素除去剤)の入手、酸素の入手、タンクの充填、運搬その他の手間暇はバカにならない。
加えて、陸上で担ぐ時のあほくさいまでの重量。
ポセイドンが軽いとかいっても、それって相対的な軽さであって、アルミ9リットルタンクで1時間潜れる方にとっては、理解しがたい重量になる。
ハッキリ言って、従来のダイビングのスタイルを継続する限り、享受できるメリットは少ない。
サイドマウント2本差しとか、ダブルタンクで潜れるところなら、殆どアドバンテージはないかもしれない。
潜水可能時間は、二酸化炭素除去剤の性能から、3時間が限界だしな。
レクリエーショナルダイビングでは、どーせ深くはいかないから、ガス持ちのメリットも発揮しづらい。
ナイトロックス使えば、ボトムでのPO2は、ほぼ同じという場合だってある。
テクニカルダイビングのトレーニングを受けて、減圧用酸素でも持っていけば、手軽で安全で楽しいダイビングが行える。
循環式再呼吸回路の致命的な欠陥を受け入れて、必要なトレーニングと注意義務をこなすメリットは、現在のところ皆無に近い・・・。
シチュエーションを選ぶということになる。
水深2mとか3mのサンゴ礁の上を、ホバリングして遊び回りたいなら、浮沈子的にはCCRは勧めないな。
サイドマウント1本差しがお薦めだ。
6リッターの細身のタンクに、純酸素入れていくのが一番いい。
1時間くらいは、楽勝で潜っていられる。
竹内さんから頂いた資料映像の中に、24時間CCRで潜っているアホ(!)の映像があった。
インスピを3時間ごとに7回交換して、24時間連続潜水するという話だ。
潜っている方もアホなら、サポートしている側もアホだな。
同じアホなら、潜らにゃ損々・・・。
酸素毒性の管理では、とっくにレッドフラグが上がってるしな。
もちろん、それを承知で行っている、チャレンジングなダイビングだ。
24時間と言えば、先月行った小笠原までの航海時間でもある。
1月に行くインドネシアのラジャアンパットは、片道でその位掛かるようだ。
(ラジャ・アンパット諸島)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%88%E8%AB%B8%E5%B3%B6
「諸島への渡航は難しくはないものの若干時間がかかる。インドネシアの首都ジャカルタからソロンまで6時間かかり、そこからボートを経由して到着する。」
片道24時間と見ておくべきだろうな。
浮沈子にとっては、初の赤道越えになる。
その意味でも楽しみなツアーだ。
地球の自転以外には、何の意味もない24時間という時間。
しかし、我々の日常には、深くかかわり、さまざまな出来事の指標になっている。
365倍で1年。
長くても、その100倍程度しか生きられない人間。
多くの人々は、それ以前に老化に伴い行動範囲が極端に狭くなってしまう。
その前に、出来ることをしておきたいと願う。
宇宙にはいかなくてもいいから、せめて赤道くらい越えておきたいな・・・。
1日は、24時間しかない。
季節によって、夜昼の長さの違いこそあれ、朝日が昇って目が覚め、夕闇と共に眠り、夜中に起き出してシコシコとブログを綴る。
浮沈子の、怠惰な生活・・・。
調子がいい時は、朝早く目が覚めて、朝のブログを書く。
頭がスッキリしている時は、物事を多角的に考えることが出来るし、ある程度纏まった思考を辿ることもある。
夜中に起きて書きだす時は、昼間の出来事やニュースネタなど。
体調が思わしくない時に書くのは、愚痴やボヤキ。
まあ、そんなところか。
CCRネタが続く時は、実際にCCRで潜っている時か、その準備、事後の反省など。
宇宙関係は、ニュースネタがメインだな。
エンケラドゥスに生命がいるとか、そういうやつに条件反射的に噛みつく。
ファルコン9をメインに、打ち上げ関係も書く。
最近は、アドレナリンが噴き出す事件や事故が少なく、いささか倦怠期・・・。
まあ、順調な打ち上げが続くということでもあり、悪い話ではない。
とりあえず、ファルコンヘビーに期待かな。
まあいい。
ポルシェネタは、レースやサーキット走り、自分が乗った感想など。
今年のモーターショーに行くかどうかは考え物だ。
もう、電気自動車一色だろうからな。
CCR以外のダイビングネタもあるけど、多くはノンセクションとして扱っている。
浮沈子にとって、CCRダイビングは特別のものだからな。
この未来の潜水器は、構造的なトラウマを抱えていて、ありとあらゆる電子機器を投じて対策しても、根本的な解決には至らない。
閉鎖循環式呼吸回路は、呼吸ガスが適正でなくても、息が出来てしまうからな。
機械式の酸素補給を行うmCCRというのがあるらしいが、定量の酸素を吐くバルブが故障しない限り、酸素の供給については問題ない(タンクが空になれば、そりゃあ無理ですが)。
二酸化炭素の除去については、eCCRと同じトラブルの種を抱えている。
イカレタガスを吸えば、イチコロなのは同じだろう。
循環式呼吸回路を止めちまえばいいんだろうが、それでは既にCCRとは言えない。
水中に持ち込む限られたガスを、如何に効率的に使うかということから、CCRは生まれた(歴史的には、ちょっと違うけどな:酸素CCRが先で、ナイトロックス製造型は後から)。
酸素CCRは、そもそも軍事利用というか、水中隠密行動のために開発された経緯もある。
レジャーで使う際は、べつに隠密行動しなくてもいいんだが、死して屍拾うもの無しというところは同じかもな。
(「死して屍拾うもの無し」ってどういう意味ですか?)
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/28792.html
「意味としては、「死んでもそれはあなたの責任の範疇ですよ」という事です。」
5番の回答者の方は、ひょっとしたら、CCR使ってるんじゃないのかあ?。
しかし、なんでそんな危険な構造のCCRを使ってダイビングするのか。
もちろん、ガス持ちの良さは筆頭に上げられるだろう。
人間の消費する酸素の量は、深度に関係ないと言われている。
たとえば、通常の開放式呼吸を行うスクーバ(いわゆるオープンサーキット)の場合、100mの水中では、水面での消費量の11倍の呼吸ガスを使用する。
水中に、ぶちまけちまうわけだからな。
CCRの場合は、水面と同じだから、持ち込むガスの量は、少なくて済む。
もちろん、加圧された状態で呼吸するためには、呼吸回路の圧力を高めておかなければならないから、その容積の11倍のガス量は必須ということになる(この分は、CCR固有の量)。
沈みっぱなしではないから、水中での浮力の確保も必要なるので、そのためのガス(BCやドライスーツを膨らませるためのガス)も必要だ(この部分は、オープンサーキットと同じ)。
が、まあ、ざっと見積もって、10分の1程度のガス量で、同じダイビングがこなせるわけだから、持ち込むタンクの量はアットーテキに少ない。
簡単のため、ベイルアウトとかは、この際無視しているので悪しからず。
何事もなければ、これ程理に適った潜水器はない。
酸素を継ぎ足す方法、それを管理する仕掛け、二酸化炭素を除去する手段については、日進月歩で変わっていくだろうが、そこはしっかりとトレースして、最適な器材を選択していくということになる。
もう一つ、一定のPO2(酸素分圧)を維持する仕掛けがあるので、比較的窒素分圧などを抑制出来て、減圧症の予防に効果があると言われている。
酸素毒性の管理が別途必要になるけど、毎日毎日CCRで潜るわけじゃないからな。
しかし、知識としては、知っておく必要がある。
さらに、暖かく湿ったガスを吸うことが出来るというのも、減圧症の予防に効果があると言われている。
深潜りして良し、浅く明るく暖かいダイビングで良し。
金と手間と重さに目をつぶれば、これ程嬉しい器材はない。
アットー的に高いイニシャルコスト、レクリエーショナルレベルにとどまる限り、安いとは言えないランニングコスト、限られたダイビングサービス、準備や後片付け、日常・定期のメンテナンスの手間、ソフノライム(二酸化炭素除去剤)の入手、酸素の入手、タンクの充填、運搬その他の手間暇はバカにならない。
加えて、陸上で担ぐ時のあほくさいまでの重量。
ポセイドンが軽いとかいっても、それって相対的な軽さであって、アルミ9リットルタンクで1時間潜れる方にとっては、理解しがたい重量になる。
ハッキリ言って、従来のダイビングのスタイルを継続する限り、享受できるメリットは少ない。
サイドマウント2本差しとか、ダブルタンクで潜れるところなら、殆どアドバンテージはないかもしれない。
潜水可能時間は、二酸化炭素除去剤の性能から、3時間が限界だしな。
レクリエーショナルダイビングでは、どーせ深くはいかないから、ガス持ちのメリットも発揮しづらい。
ナイトロックス使えば、ボトムでのPO2は、ほぼ同じという場合だってある。
テクニカルダイビングのトレーニングを受けて、減圧用酸素でも持っていけば、手軽で安全で楽しいダイビングが行える。
循環式再呼吸回路の致命的な欠陥を受け入れて、必要なトレーニングと注意義務をこなすメリットは、現在のところ皆無に近い・・・。
シチュエーションを選ぶということになる。
水深2mとか3mのサンゴ礁の上を、ホバリングして遊び回りたいなら、浮沈子的にはCCRは勧めないな。
サイドマウント1本差しがお薦めだ。
6リッターの細身のタンクに、純酸素入れていくのが一番いい。
1時間くらいは、楽勝で潜っていられる。
竹内さんから頂いた資料映像の中に、24時間CCRで潜っているアホ(!)の映像があった。
インスピを3時間ごとに7回交換して、24時間連続潜水するという話だ。
潜っている方もアホなら、サポートしている側もアホだな。
同じアホなら、潜らにゃ損々・・・。
酸素毒性の管理では、とっくにレッドフラグが上がってるしな。
もちろん、それを承知で行っている、チャレンジングなダイビングだ。
24時間と言えば、先月行った小笠原までの航海時間でもある。
1月に行くインドネシアのラジャアンパットは、片道でその位掛かるようだ。
(ラジャ・アンパット諸島)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%88%E8%AB%B8%E5%B3%B6
「諸島への渡航は難しくはないものの若干時間がかかる。インドネシアの首都ジャカルタからソロンまで6時間かかり、そこからボートを経由して到着する。」
片道24時間と見ておくべきだろうな。
浮沈子にとっては、初の赤道越えになる。
その意味でも楽しみなツアーだ。
地球の自転以外には、何の意味もない24時間という時間。
しかし、我々の日常には、深くかかわり、さまざまな出来事の指標になっている。
365倍で1年。
長くても、その100倍程度しか生きられない人間。
多くの人々は、それ以前に老化に伴い行動範囲が極端に狭くなってしまう。
その前に、出来ることをしておきたいと願う。
宇宙にはいかなくてもいいから、せめて赤道くらい越えておきたいな・・・。
インスピ登場 ― 2017年10月10日 03:09
インスピ登場
丸一年、塩漬けになっていたインスピレーションが、いよいよ海に浸かる日が来ることになった。
上田さんのアテンドで利用する、5スターホテル、シャングリラ・マクタン内スコッティーズは、やはり、ソフノダイブが手に入らず、インスピのみの対応となる(スコッティーズからメールで返事あり)。
明日(もう今日ですが)、航空券とホテルを手配し、上田さんに連絡する。
今回は、予備でサイドマウントの用意をしていく(2本差しで持っていこうか)。
何らかの理由でCCRが使えないことは、常に想定しておく。
まあ、どうでもいいんですが。
借りてもいいし、最悪、潜らなくてもいい(そういう選択肢はないけど)。
雑多なマクタンの雰囲気、過剰なサービスはないけど、シンプルで清潔な格安ホテル、死ぬほど食っても金の掛からない地元料理。
まあ、繋がりにくく遅いネットや、清潔とは言えない道端のゴミや水たまり、夜は歩けない繁華街もあるけどな。
去年行ったスービックとは、異なる雰囲気が懐かしい。
もちろん、シャングリラの中は別世界だ。
常に掃き清められた構内の道、青々した芝生、刈り整えられた熱帯の木々、清潔な水回りと温水のシャワー・・・。
水中の絶対的な透視度を期待してはいけないけど、巨大カエルアンコウや、ブルーリングオクトパスが棲息するハウスリーフ、イワシの大群が群れるコンチキ周辺、ちょっと足を延ばせば、沈船やマリゴンドンケーブもある。
まあ、定番ですけど。
前回行った時のブログを読み返しておく。
(セブ準備)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/16/7540036
(住めば都)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/19/7542438
(宴の跡?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/22/7547568
(似て非なるもの)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/23/7549272
(明日のCCR)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/24/7551452
(使えない話)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7553743
(音なしの潜水器)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7554936
(旅の終わり)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7554944
(機上の空論1)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/27/7555985
(食う子は育つ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/27/7556336
(750ペソ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/28/7556910
(洞窟の形)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/28/7557130
CCRの事だけ書いてある記事は飛ばした。
2年前の、生き生きした雰囲気を感じる。
浮沈子自身も、余り擦れていない。
その後の記事を読むと、レクリエーショナルレベルのCCRの普及を信じていることが感じられる。
当たり前に潜り、当たり前に遊ぶ。
いつになったら、実現することやら。
エクスプローラーが撤退し、インスピ系も、レクリエーショナル器材は作らなくなったという(未確認)。
ポセイドンには、是非とも頑張ってもらわないとな。
丸一年、塩漬けになっていたインスピレーションが、いよいよ海に浸かる日が来ることになった。
上田さんのアテンドで利用する、5スターホテル、シャングリラ・マクタン内スコッティーズは、やはり、ソフノダイブが手に入らず、インスピのみの対応となる(スコッティーズからメールで返事あり)。
明日(もう今日ですが)、航空券とホテルを手配し、上田さんに連絡する。
今回は、予備でサイドマウントの用意をしていく(2本差しで持っていこうか)。
何らかの理由でCCRが使えないことは、常に想定しておく。
まあ、どうでもいいんですが。
借りてもいいし、最悪、潜らなくてもいい(そういう選択肢はないけど)。
雑多なマクタンの雰囲気、過剰なサービスはないけど、シンプルで清潔な格安ホテル、死ぬほど食っても金の掛からない地元料理。
まあ、繋がりにくく遅いネットや、清潔とは言えない道端のゴミや水たまり、夜は歩けない繁華街もあるけどな。
去年行ったスービックとは、異なる雰囲気が懐かしい。
もちろん、シャングリラの中は別世界だ。
常に掃き清められた構内の道、青々した芝生、刈り整えられた熱帯の木々、清潔な水回りと温水のシャワー・・・。
水中の絶対的な透視度を期待してはいけないけど、巨大カエルアンコウや、ブルーリングオクトパスが棲息するハウスリーフ、イワシの大群が群れるコンチキ周辺、ちょっと足を延ばせば、沈船やマリゴンドンケーブもある。
まあ、定番ですけど。
前回行った時のブログを読み返しておく。
(セブ準備)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/16/7540036
(住めば都)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/19/7542438
(宴の跡?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/22/7547568
(似て非なるもの)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/23/7549272
(明日のCCR)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/24/7551452
(使えない話)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7553743
(音なしの潜水器)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7554936
(旅の終わり)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7554944
(機上の空論1)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/27/7555985
(食う子は育つ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/27/7556336
(750ペソ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/28/7556910
(洞窟の形)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/28/7557130
CCRの事だけ書いてある記事は飛ばした。
2年前の、生き生きした雰囲気を感じる。
浮沈子自身も、余り擦れていない。
その後の記事を読むと、レクリエーショナルレベルのCCRの普及を信じていることが感じられる。
当たり前に潜り、当たり前に遊ぶ。
いつになったら、実現することやら。
エクスプローラーが撤退し、インスピ系も、レクリエーショナル器材は作らなくなったという(未確認)。
ポセイドンには、是非とも頑張ってもらわないとな。
ノッチ ― 2017年10月10日 04:28
ノッチ
パラオの島々の中に、水面上に抉れたような地形を有するものがある。
この抉れを、ノッチというんだそうだ。
鉄道関係者の中には、違うもんを想像する方がいるかも知れない。
(ノッチ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%83%E3%83%81
「ノッチ (鉄道車両) - 列車の速度を制御するマスコンや電気指令式ブレーキハンドルの刻み(段)のこと。」
英語的には、窪みや刻み目のことを意味する。
(波食窪)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A2%E9%A3%9F%E7%AA%AA
「英語由来の「ノッチ (notch)」、「波食ノッチ」という表現で言及されることもある」
パラオの場合は、生物食による原因でノッチが形成されたようだ。
で、このノッチが、水深112mのところにもあるという。
2万年前の、水面がそこにあったという証拠になる。
(8月31日19:30〜「体感!グレートネイチャー」BSプレミアムで放送です!)
http://daydream-dive.com/2013/08/32123550.html
残念ながら、4年前の話だ。
再放送の予定はない。
デイドリームの全面協力(コーディネーターは秋野さん)で、ソンソロール島や、ヘレン環礁にも出張っている。
112mのノッチは、ショートドロップオフで撮影されたようだ。
竹内さんから頂いた資料映像の中に、その番組が入っていた。
浮沈子のCCRインストラクターである豊田さんも潜っている。
遠藤さんが元気だったころの映像で、ちょっとドキッとする。
浮沈子は一時期、100mダイビングに憧れていたけど、今はそうでもない。
スキルアップのために、次の目標として60mをおいているだけだ。
ああ、早くヘリウムが手に入らないかな。
まあ、どうでもいいんですが。
来月にはセブ(マクタン島)で、インスピで潜る。
40m未満のファンダイブ。
1年ぶりのインスピレーションでの海ダイブになる。
電池もセンサーも新品だからな。
問題ない。
スコッティーズでも、100mまでの講習が可能だ。
たぶん、テック40CCRは、IANTDの40mswと同等と見做して、いきなりテック60CCRをやらせてくれるんじゃないかと思うんだがな。
なんか、芸を披露しないとダメなんだろうか?。
まあいい。
今回行ったら、その辺のところも併せて聞いてみよう・・・。
パラオの島々の中に、水面上に抉れたような地形を有するものがある。
この抉れを、ノッチというんだそうだ。
鉄道関係者の中には、違うもんを想像する方がいるかも知れない。
(ノッチ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%83%E3%83%81
「ノッチ (鉄道車両) - 列車の速度を制御するマスコンや電気指令式ブレーキハンドルの刻み(段)のこと。」
英語的には、窪みや刻み目のことを意味する。
(波食窪)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A2%E9%A3%9F%E7%AA%AA
「英語由来の「ノッチ (notch)」、「波食ノッチ」という表現で言及されることもある」
パラオの場合は、生物食による原因でノッチが形成されたようだ。
で、このノッチが、水深112mのところにもあるという。
2万年前の、水面がそこにあったという証拠になる。
(8月31日19:30〜「体感!グレートネイチャー」BSプレミアムで放送です!)
http://daydream-dive.com/2013/08/32123550.html
残念ながら、4年前の話だ。
再放送の予定はない。
デイドリームの全面協力(コーディネーターは秋野さん)で、ソンソロール島や、ヘレン環礁にも出張っている。
112mのノッチは、ショートドロップオフで撮影されたようだ。
竹内さんから頂いた資料映像の中に、その番組が入っていた。
浮沈子のCCRインストラクターである豊田さんも潜っている。
遠藤さんが元気だったころの映像で、ちょっとドキッとする。
浮沈子は一時期、100mダイビングに憧れていたけど、今はそうでもない。
スキルアップのために、次の目標として60mをおいているだけだ。
ああ、早くヘリウムが手に入らないかな。
まあ、どうでもいいんですが。
来月にはセブ(マクタン島)で、インスピで潜る。
40m未満のファンダイブ。
1年ぶりのインスピレーションでの海ダイブになる。
電池もセンサーも新品だからな。
問題ない。
スコッティーズでも、100mまでの講習が可能だ。
たぶん、テック40CCRは、IANTDの40mswと同等と見做して、いきなりテック60CCRをやらせてくれるんじゃないかと思うんだがな。
なんか、芸を披露しないとダメなんだろうか?。
まあいい。
今回行ったら、その辺のところも併せて聞いてみよう・・・。
セブ準備中 ― 2017年10月10日 13:48
セブ準備中
航空券とホテルの予約、空港送迎の手配を終える。
上田さんとスコッティーズに連絡して、とりあえずホッとする。
後は、インスピのバランス調整(3mmシーガル+ラッシュガード)だ。
おっと、國富の予約しなくっちゃ。
(予約完了)
去年パラオで調整済みだから、その確認ということになる。
念のため、アルミシリンダーでも、確認しておこう。
前回は、5mm+フードベストだったからな。
とっかえひっかえ、着たり脱いだりしなければならない。
コンフィギュレーションを変えたシングルタンクのドーナツブラダーの具合も、ついでに確認する。
まあ、これはすぐに終わるからな。
器材2つに、ウエット1着、ドライ1着。
CCRタンク脱着とディリュエントの移充填。
忙しいな。
ドライスーツでのバランスも見なくっちゃならない。
3時間で収まるかどうか。
CCRメインで、その他は後日でもいいか。
酸素タンクは、点検に出すことにする。
行くまでに、インスピで何回か潜っておこう。
慣れは必要だからな。
昨日はフィットネスで850m(半端な・・・)泳ぐ。
体調を考えて、徐々に増やしていく。
小笠原プロジェクトが終わって、モチベーションが下がっている。
2000m泳いでた自分が、信じられない。
600m位で、休みたくなる。
で、休むわけだな。
そうすると、もう、上がりたくなってしまう。
まあ、コンスタントに1000m泳ぐ習慣を身に付ければいい。
毎日ではなく、隔日程度でいいのだ。
当然、今日はサボリだ。
自転車こいで、五反田のHIS行ったからいいや(軟弱・・・)。
ダイビングも、隔月で旅行を入れて、それに向かってトレーニングする感じでいいか。
11月のセブ、1月のラジャアンパットといった感じか。
それ以降の予定は、今のところない。
7月から9月は、毎月だったからな。
少し、ペースを落として、体力作りに励もう。
今日は、サボるけどな。
明日は、水泳教室だから、余力を残しておかないとな・・・。
航空券とホテルの予約、空港送迎の手配を終える。
上田さんとスコッティーズに連絡して、とりあえずホッとする。
後は、インスピのバランス調整(3mmシーガル+ラッシュガード)だ。
おっと、國富の予約しなくっちゃ。
(予約完了)
去年パラオで調整済みだから、その確認ということになる。
念のため、アルミシリンダーでも、確認しておこう。
前回は、5mm+フードベストだったからな。
とっかえひっかえ、着たり脱いだりしなければならない。
コンフィギュレーションを変えたシングルタンクのドーナツブラダーの具合も、ついでに確認する。
まあ、これはすぐに終わるからな。
器材2つに、ウエット1着、ドライ1着。
CCRタンク脱着とディリュエントの移充填。
忙しいな。
ドライスーツでのバランスも見なくっちゃならない。
3時間で収まるかどうか。
CCRメインで、その他は後日でもいいか。
酸素タンクは、点検に出すことにする。
行くまでに、インスピで何回か潜っておこう。
慣れは必要だからな。
昨日はフィットネスで850m(半端な・・・)泳ぐ。
体調を考えて、徐々に増やしていく。
小笠原プロジェクトが終わって、モチベーションが下がっている。
2000m泳いでた自分が、信じられない。
600m位で、休みたくなる。
で、休むわけだな。
そうすると、もう、上がりたくなってしまう。
まあ、コンスタントに1000m泳ぐ習慣を身に付ければいい。
毎日ではなく、隔日程度でいいのだ。
当然、今日はサボリだ。
自転車こいで、五反田のHIS行ったからいいや(軟弱・・・)。
ダイビングも、隔月で旅行を入れて、それに向かってトレーニングする感じでいいか。
11月のセブ、1月のラジャアンパットといった感じか。
それ以降の予定は、今のところない。
7月から9月は、毎月だったからな。
少し、ペースを落として、体力作りに励もう。
今日は、サボるけどな。
明日は、水泳教室だから、余力を残しておかないとな・・・。
未来はいつ来るのか ― 2017年10月10日 15:32
未来はいつ来るのか
人生を、既に引き算で数え始める。
あと、何年生きられるのか。
未来は、その年数しか残っていない。
それから先のことは、まあ、どうでもいい。
生き残っている者たちが決めればいいのだ。
死人に口なし(意味、違うんじゃね?)。
20世紀生まれの浮沈子は、21世紀が未来だった。
現在は21世紀だから、未来に生きていることになる。
確かに、そう思えることもある。
パソコンでインターネットに繋がって、世界中と瞬時にやり取りできる世の中になった。
最近は、みんなスマホで繋がるらしいけど。
個人が持っているパソコンは、一昔前ならスーパーコンピューターの性能を発揮している。
リーズナブルな料金で接続することができるインターネットを、宇宙空間で中継するなどというのは、単なるSFではなくなりつつある。
そういう世界では、確かに、21世紀は未来になったといっていい。
医療や生命科学の世界でも、目を見張る進展があった。
ヒトの遺伝子が解析され、遺伝子診断や遺伝子治療が行われ、iPS細胞の発明で生体人工臓器(?)が作られつつある。
人工生命の合成にも、一部成功している。
まあ、まだ本物の生命のまねっこだけどな。
宇宙空間への進出は、有人探査としては縮小しているし、現在活動している最も遠くの探査機は、20世紀後半に打ち上げられたものだ。
あんま未来的ではないな。
冥王星とか接近したりしたが、なんとなくショボイ感じがする。
地球外生命の発見はいまだにない(浮沈子は、そんなもんあるわけないと確信しているけど)。
系外惑星が、ごろごろ発見されたというのは、想定外だな。
宇宙観を変えたといってもいい。
重力波が観測され、新しい宇宙の観測方法が拓かれた。
これからの発見に期待だな。
一方で、20世紀末に行われた超新星の系統的な観測から、宇宙が加速膨張していることも分かった。
最近は、ダークマターやダークエネルギーについて語らなければ、宇宙論とは言えないらしい。
ふつーの物質だけでは、5パーセントにも満たないんだそうだからな。
お先真っ暗ともいう(ダークだから?)。
やれやれ・・・。
20世紀には、そんな話は聞いていなかったからな(ダークマターの発見は、20世紀前半ですが)。
宇宙が、銀河系の外に無限に広がっていること自体、20世紀になって、ようやく観測されたわけだからな。
その昔の人々は、テキトーな宇宙観をもてあそんでいたに過ぎない。
未来が見えにくいのは、分からないことを分からないと言わないからだ。
その時点の知識で、ゴテゴテと飾り付けたり、煙に巻こうとしていい加減な話が横行しているだけだ。
ヒッグス粒子が発見されて、標準理論が完成したといわれるが、それで説明できるのは宇宙のたった5パーセント足らず。
人類は、未だに知の暗闇にいる。
浮沈子は、未来は永遠に訪れることはないのではないかと考えている。
この星の上で、領地を取り合い、資源を奪い合って生きる限り、そんな世界は夢のまた夢だ。
逆説的だが、それが未来だともいえる。
そう、今と変わらない世界が延々と続くだけ。
21世紀に生まれた世代の人々は、インターネットがあるのが当たり前だし、個人がコンピューター(スマホ含む)を所有するのが当然だと考えている。
人工衛星が毎週のように打ち上がり、国際電話が無料に近い金額で繋がるのが日常だ。
テレビについても、同じかもしれない。
浮沈子の親の世代は、驚愕をもってテレビと向かい合った。
あの箱の中の人は、どうやって入ったんだろう?(まさかね・・・)。
本当にあった話だが、携帯電話がつながった時に、「よくここにいることがわかったな」と驚いた人もいた(浮沈子が、実際に目撃してます)。
まあいい。
未来は、つまり、現在なのだ。
今、この瞬間が、過去から見て未来であるだけの話だ。
実現しなかった未来は、いくらでもある。
たった一つ、実現した未来が、今という形をとっているに過ぎない。
3Dプリンターは、未来を変えるかもしれない。
物を作るのが情報であり、材料と情報を与えれば何でもできる世の中が訪れる。
その中に、生物とかそいういう「物」も含まれるかもな。
適当な有機物(=材料)と遺伝子(=情報)から、生命を作る。
それが当たり前になるのも時間の問題かもしれない。
世も末だな・・・。
自分の分身を作って、意識を植え替えて、いくらでも長生きできるようになって、ちょっと休みたくなったら1万年くらい人工冬眠して、未来の世界に蘇るわけだ。
気に入らない奴と、顔合わせなくても済むしな。
んでもって、相手もそう思って、同じだけ冬眠して、同時に目覚めたりするわけだ。
ああ、世も末だな・・・。
人生を、既に引き算で数え始める。
あと、何年生きられるのか。
未来は、その年数しか残っていない。
それから先のことは、まあ、どうでもいい。
生き残っている者たちが決めればいいのだ。
死人に口なし(意味、違うんじゃね?)。
20世紀生まれの浮沈子は、21世紀が未来だった。
現在は21世紀だから、未来に生きていることになる。
確かに、そう思えることもある。
パソコンでインターネットに繋がって、世界中と瞬時にやり取りできる世の中になった。
最近は、みんなスマホで繋がるらしいけど。
個人が持っているパソコンは、一昔前ならスーパーコンピューターの性能を発揮している。
リーズナブルな料金で接続することができるインターネットを、宇宙空間で中継するなどというのは、単なるSFではなくなりつつある。
そういう世界では、確かに、21世紀は未来になったといっていい。
医療や生命科学の世界でも、目を見張る進展があった。
ヒトの遺伝子が解析され、遺伝子診断や遺伝子治療が行われ、iPS細胞の発明で生体人工臓器(?)が作られつつある。
人工生命の合成にも、一部成功している。
まあ、まだ本物の生命のまねっこだけどな。
宇宙空間への進出は、有人探査としては縮小しているし、現在活動している最も遠くの探査機は、20世紀後半に打ち上げられたものだ。
あんま未来的ではないな。
冥王星とか接近したりしたが、なんとなくショボイ感じがする。
地球外生命の発見はいまだにない(浮沈子は、そんなもんあるわけないと確信しているけど)。
系外惑星が、ごろごろ発見されたというのは、想定外だな。
宇宙観を変えたといってもいい。
重力波が観測され、新しい宇宙の観測方法が拓かれた。
これからの発見に期待だな。
一方で、20世紀末に行われた超新星の系統的な観測から、宇宙が加速膨張していることも分かった。
最近は、ダークマターやダークエネルギーについて語らなければ、宇宙論とは言えないらしい。
ふつーの物質だけでは、5パーセントにも満たないんだそうだからな。
お先真っ暗ともいう(ダークだから?)。
やれやれ・・・。
20世紀には、そんな話は聞いていなかったからな(ダークマターの発見は、20世紀前半ですが)。
宇宙が、銀河系の外に無限に広がっていること自体、20世紀になって、ようやく観測されたわけだからな。
その昔の人々は、テキトーな宇宙観をもてあそんでいたに過ぎない。
未来が見えにくいのは、分からないことを分からないと言わないからだ。
その時点の知識で、ゴテゴテと飾り付けたり、煙に巻こうとしていい加減な話が横行しているだけだ。
ヒッグス粒子が発見されて、標準理論が完成したといわれるが、それで説明できるのは宇宙のたった5パーセント足らず。
人類は、未だに知の暗闇にいる。
浮沈子は、未来は永遠に訪れることはないのではないかと考えている。
この星の上で、領地を取り合い、資源を奪い合って生きる限り、そんな世界は夢のまた夢だ。
逆説的だが、それが未来だともいえる。
そう、今と変わらない世界が延々と続くだけ。
21世紀に生まれた世代の人々は、インターネットがあるのが当たり前だし、個人がコンピューター(スマホ含む)を所有するのが当然だと考えている。
人工衛星が毎週のように打ち上がり、国際電話が無料に近い金額で繋がるのが日常だ。
テレビについても、同じかもしれない。
浮沈子の親の世代は、驚愕をもってテレビと向かい合った。
あの箱の中の人は、どうやって入ったんだろう?(まさかね・・・)。
本当にあった話だが、携帯電話がつながった時に、「よくここにいることがわかったな」と驚いた人もいた(浮沈子が、実際に目撃してます)。
まあいい。
未来は、つまり、現在なのだ。
今、この瞬間が、過去から見て未来であるだけの話だ。
実現しなかった未来は、いくらでもある。
たった一つ、実現した未来が、今という形をとっているに過ぎない。
3Dプリンターは、未来を変えるかもしれない。
物を作るのが情報であり、材料と情報を与えれば何でもできる世の中が訪れる。
その中に、生物とかそいういう「物」も含まれるかもな。
適当な有機物(=材料)と遺伝子(=情報)から、生命を作る。
それが当たり前になるのも時間の問題かもしれない。
世も末だな・・・。
自分の分身を作って、意識を植え替えて、いくらでも長生きできるようになって、ちょっと休みたくなったら1万年くらい人工冬眠して、未来の世界に蘇るわけだ。
気に入らない奴と、顔合わせなくても済むしな。
んでもって、相手もそう思って、同じだけ冬眠して、同時に目覚めたりするわけだ。
ああ、世も末だな・・・。
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