24時間2017年10月10日 01:22

24時間


1日は、24時間しかない。

季節によって、夜昼の長さの違いこそあれ、朝日が昇って目が覚め、夕闇と共に眠り、夜中に起き出してシコシコとブログを綴る。

浮沈子の、怠惰な生活・・・。

調子がいい時は、朝早く目が覚めて、朝のブログを書く。

頭がスッキリしている時は、物事を多角的に考えることが出来るし、ある程度纏まった思考を辿ることもある。

夜中に起きて書きだす時は、昼間の出来事やニュースネタなど。

体調が思わしくない時に書くのは、愚痴やボヤキ。

まあ、そんなところか。

CCRネタが続く時は、実際にCCRで潜っている時か、その準備、事後の反省など。

宇宙関係は、ニュースネタがメインだな。

エンケラドゥスに生命がいるとか、そういうやつに条件反射的に噛みつく。

ファルコン9をメインに、打ち上げ関係も書く。

最近は、アドレナリンが噴き出す事件や事故が少なく、いささか倦怠期・・・。

まあ、順調な打ち上げが続くということでもあり、悪い話ではない。

とりあえず、ファルコンヘビーに期待かな。

まあいい。

ポルシェネタは、レースやサーキット走り、自分が乗った感想など。

今年のモーターショーに行くかどうかは考え物だ。

もう、電気自動車一色だろうからな。

CCR以外のダイビングネタもあるけど、多くはノンセクションとして扱っている。

浮沈子にとって、CCRダイビングは特別のものだからな。

この未来の潜水器は、構造的なトラウマを抱えていて、ありとあらゆる電子機器を投じて対策しても、根本的な解決には至らない。

閉鎖循環式呼吸回路は、呼吸ガスが適正でなくても、息が出来てしまうからな。

機械式の酸素補給を行うmCCRというのがあるらしいが、定量の酸素を吐くバルブが故障しない限り、酸素の供給については問題ない(タンクが空になれば、そりゃあ無理ですが)。

二酸化炭素の除去については、eCCRと同じトラブルの種を抱えている。

イカレタガスを吸えば、イチコロなのは同じだろう。

循環式呼吸回路を止めちまえばいいんだろうが、それでは既にCCRとは言えない。

水中に持ち込む限られたガスを、如何に効率的に使うかということから、CCRは生まれた(歴史的には、ちょっと違うけどな:酸素CCRが先で、ナイトロックス製造型は後から)。

酸素CCRは、そもそも軍事利用というか、水中隠密行動のために開発された経緯もある。

レジャーで使う際は、べつに隠密行動しなくてもいいんだが、死して屍拾うもの無しというところは同じかもな。

(「死して屍拾うもの無し」ってどういう意味ですか?)
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/28792.html

「意味としては、「死んでもそれはあなたの責任の範疇ですよ」という事です。」

5番の回答者の方は、ひょっとしたら、CCR使ってるんじゃないのかあ?。

しかし、なんでそんな危険な構造のCCRを使ってダイビングするのか。

もちろん、ガス持ちの良さは筆頭に上げられるだろう。

人間の消費する酸素の量は、深度に関係ないと言われている。

たとえば、通常の開放式呼吸を行うスクーバ(いわゆるオープンサーキット)の場合、100mの水中では、水面での消費量の11倍の呼吸ガスを使用する。

水中に、ぶちまけちまうわけだからな。

CCRの場合は、水面と同じだから、持ち込むガスの量は、少なくて済む。

もちろん、加圧された状態で呼吸するためには、呼吸回路の圧力を高めておかなければならないから、その容積の11倍のガス量は必須ということになる(この分は、CCR固有の量)。

沈みっぱなしではないから、水中での浮力の確保も必要なるので、そのためのガス(BCやドライスーツを膨らませるためのガス)も必要だ(この部分は、オープンサーキットと同じ)。

が、まあ、ざっと見積もって、10分の1程度のガス量で、同じダイビングがこなせるわけだから、持ち込むタンクの量はアットーテキに少ない。

簡単のため、ベイルアウトとかは、この際無視しているので悪しからず。

何事もなければ、これ程理に適った潜水器はない。

酸素を継ぎ足す方法、それを管理する仕掛け、二酸化炭素を除去する手段については、日進月歩で変わっていくだろうが、そこはしっかりとトレースして、最適な器材を選択していくということになる。

もう一つ、一定のPO2(酸素分圧)を維持する仕掛けがあるので、比較的窒素分圧などを抑制出来て、減圧症の予防に効果があると言われている。

酸素毒性の管理が別途必要になるけど、毎日毎日CCRで潜るわけじゃないからな。

しかし、知識としては、知っておく必要がある。

さらに、暖かく湿ったガスを吸うことが出来るというのも、減圧症の予防に効果があると言われている。

深潜りして良し、浅く明るく暖かいダイビングで良し。

金と手間と重さに目をつぶれば、これ程嬉しい器材はない。

アットー的に高いイニシャルコスト、レクリエーショナルレベルにとどまる限り、安いとは言えないランニングコスト、限られたダイビングサービス、準備や後片付け、日常・定期のメンテナンスの手間、ソフノライム(二酸化炭素除去剤)の入手、酸素の入手、タンクの充填、運搬その他の手間暇はバカにならない。

加えて、陸上で担ぐ時のあほくさいまでの重量。

ポセイドンが軽いとかいっても、それって相対的な軽さであって、アルミ9リットルタンクで1時間潜れる方にとっては、理解しがたい重量になる。

ハッキリ言って、従来のダイビングのスタイルを継続する限り、享受できるメリットは少ない。

サイドマウント2本差しとか、ダブルタンクで潜れるところなら、殆どアドバンテージはないかもしれない。

潜水可能時間は、二酸化炭素除去剤の性能から、3時間が限界だしな。

レクリエーショナルダイビングでは、どーせ深くはいかないから、ガス持ちのメリットも発揮しづらい。

ナイトロックス使えば、ボトムでのPO2は、ほぼ同じという場合だってある。

テクニカルダイビングのトレーニングを受けて、減圧用酸素でも持っていけば、手軽で安全で楽しいダイビングが行える。

循環式再呼吸回路の致命的な欠陥を受け入れて、必要なトレーニングと注意義務をこなすメリットは、現在のところ皆無に近い・・・。

シチュエーションを選ぶということになる。

水深2mとか3mのサンゴ礁の上を、ホバリングして遊び回りたいなら、浮沈子的にはCCRは勧めないな。

サイドマウント1本差しがお薦めだ。

6リッターの細身のタンクに、純酸素入れていくのが一番いい。

1時間くらいは、楽勝で潜っていられる。

竹内さんから頂いた資料映像の中に、24時間CCRで潜っているアホ(!)の映像があった。

インスピを3時間ごとに7回交換して、24時間連続潜水するという話だ。

潜っている方もアホなら、サポートしている側もアホだな。

同じアホなら、潜らにゃ損々・・・。

酸素毒性の管理では、とっくにレッドフラグが上がってるしな。

もちろん、それを承知で行っている、チャレンジングなダイビングだ。

24時間と言えば、先月行った小笠原までの航海時間でもある。

1月に行くインドネシアのラジャアンパットは、片道でその位掛かるようだ。

(ラジャ・アンパット諸島)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%88%E8%AB%B8%E5%B3%B6

「諸島への渡航は難しくはないものの若干時間がかかる。インドネシアの首都ジャカルタからソロンまで6時間かかり、そこからボートを経由して到着する。」

片道24時間と見ておくべきだろうな。

浮沈子にとっては、初の赤道越えになる。

その意味でも楽しみなツアーだ。

地球の自転以外には、何の意味もない24時間という時間。

しかし、我々の日常には、深くかかわり、さまざまな出来事の指標になっている。

365倍で1年。

長くても、その100倍程度しか生きられない人間。

多くの人々は、それ以前に老化に伴い行動範囲が極端に狭くなってしまう。

その前に、出来ることをしておきたいと願う。

宇宙にはいかなくてもいいから、せめて赤道くらい越えておきたいな・・・。

インスピ登場2017年10月10日 03:09

インスピ登場


丸一年、塩漬けになっていたインスピレーションが、いよいよ海に浸かる日が来ることになった。

上田さんのアテンドで利用する、5スターホテル、シャングリラ・マクタン内スコッティーズは、やはり、ソフノダイブが手に入らず、インスピのみの対応となる(スコッティーズからメールで返事あり)。

明日(もう今日ですが)、航空券とホテルを手配し、上田さんに連絡する。

今回は、予備でサイドマウントの用意をしていく(2本差しで持っていこうか)。

何らかの理由でCCRが使えないことは、常に想定しておく。

まあ、どうでもいいんですが。

借りてもいいし、最悪、潜らなくてもいい(そういう選択肢はないけど)。

雑多なマクタンの雰囲気、過剰なサービスはないけど、シンプルで清潔な格安ホテル、死ぬほど食っても金の掛からない地元料理。

まあ、繋がりにくく遅いネットや、清潔とは言えない道端のゴミや水たまり、夜は歩けない繁華街もあるけどな。

去年行ったスービックとは、異なる雰囲気が懐かしい。

もちろん、シャングリラの中は別世界だ。

常に掃き清められた構内の道、青々した芝生、刈り整えられた熱帯の木々、清潔な水回りと温水のシャワー・・・。

水中の絶対的な透視度を期待してはいけないけど、巨大カエルアンコウや、ブルーリングオクトパスが棲息するハウスリーフ、イワシの大群が群れるコンチキ周辺、ちょっと足を延ばせば、沈船やマリゴンドンケーブもある。

まあ、定番ですけど。

前回行った時のブログを読み返しておく。

(セブ準備)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/16/7540036

(住めば都)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/19/7542438

(宴の跡?)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/22/7547568

(似て非なるもの)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/23/7549272

(明日のCCR)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/24/7551452

(使えない話)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7553743

(音なしの潜水器)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7554936

(旅の終わり)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/26/7554944

(機上の空論1)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/27/7555985

(食う子は育つ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/27/7556336

(750ペソ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/28/7556910

(洞窟の形)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/01/28/7557130

CCRの事だけ書いてある記事は飛ばした。

2年前の、生き生きした雰囲気を感じる。

浮沈子自身も、余り擦れていない。

その後の記事を読むと、レクリエーショナルレベルのCCRの普及を信じていることが感じられる。

当たり前に潜り、当たり前に遊ぶ。

いつになったら、実現することやら。

エクスプローラーが撤退し、インスピ系も、レクリエーショナル器材は作らなくなったという(未確認)。

ポセイドンには、是非とも頑張ってもらわないとな。

ノッチ2017年10月10日 04:28

ノッチ


パラオの島々の中に、水面上に抉れたような地形を有するものがある。

この抉れを、ノッチというんだそうだ。

鉄道関係者の中には、違うもんを想像する方がいるかも知れない。

(ノッチ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%83%E3%83%81

「ノッチ (鉄道車両) - 列車の速度を制御するマスコンや電気指令式ブレーキハンドルの刻み(段)のこと。」

英語的には、窪みや刻み目のことを意味する。

(波食窪)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B3%A2%E9%A3%9F%E7%AA%AA

「英語由来の「ノッチ (notch)」、「波食ノッチ」という表現で言及されることもある」

パラオの場合は、生物食による原因でノッチが形成されたようだ。

で、このノッチが、水深112mのところにもあるという。

2万年前の、水面がそこにあったという証拠になる。

(8月31日19:30〜「体感!グレートネイチャー」BSプレミアムで放送です!)
http://daydream-dive.com/2013/08/32123550.html

残念ながら、4年前の話だ。

再放送の予定はない。

デイドリームの全面協力(コーディネーターは秋野さん)で、ソンソロール島や、ヘレン環礁にも出張っている。

112mのノッチは、ショートドロップオフで撮影されたようだ。

竹内さんから頂いた資料映像の中に、その番組が入っていた。

浮沈子のCCRインストラクターである豊田さんも潜っている。

遠藤さんが元気だったころの映像で、ちょっとドキッとする。

浮沈子は一時期、100mダイビングに憧れていたけど、今はそうでもない。

スキルアップのために、次の目標として60mをおいているだけだ。

ああ、早くヘリウムが手に入らないかな。

まあ、どうでもいいんですが。

来月にはセブ(マクタン島)で、インスピで潜る。

40m未満のファンダイブ。

1年ぶりのインスピレーションでの海ダイブになる。

電池もセンサーも新品だからな。

問題ない。

スコッティーズでも、100mまでの講習が可能だ。

たぶん、テック40CCRは、IANTDの40mswと同等と見做して、いきなりテック60CCRをやらせてくれるんじゃないかと思うんだがな。

なんか、芸を披露しないとダメなんだろうか?。

まあいい。

今回行ったら、その辺のところも併せて聞いてみよう・・・。

セブ準備中2017年10月10日 13:48

セブ準備中


航空券とホテルの予約、空港送迎の手配を終える。

上田さんとスコッティーズに連絡して、とりあえずホッとする。

後は、インスピのバランス調整(3mmシーガル+ラッシュガード)だ。

おっと、國富の予約しなくっちゃ。

(予約完了)

去年パラオで調整済みだから、その確認ということになる。

念のため、アルミシリンダーでも、確認しておこう。

前回は、5mm+フードベストだったからな。

とっかえひっかえ、着たり脱いだりしなければならない。

コンフィギュレーションを変えたシングルタンクのドーナツブラダーの具合も、ついでに確認する。

まあ、これはすぐに終わるからな。

器材2つに、ウエット1着、ドライ1着。

CCRタンク脱着とディリュエントの移充填。

忙しいな。

ドライスーツでのバランスも見なくっちゃならない。

3時間で収まるかどうか。

CCRメインで、その他は後日でもいいか。

酸素タンクは、点検に出すことにする。

行くまでに、インスピで何回か潜っておこう。

慣れは必要だからな。

昨日はフィットネスで850m(半端な・・・)泳ぐ。

体調を考えて、徐々に増やしていく。

小笠原プロジェクトが終わって、モチベーションが下がっている。

2000m泳いでた自分が、信じられない。

600m位で、休みたくなる。

で、休むわけだな。

そうすると、もう、上がりたくなってしまう。

まあ、コンスタントに1000m泳ぐ習慣を身に付ければいい。

毎日ではなく、隔日程度でいいのだ。

当然、今日はサボリだ。

自転車こいで、五反田のHIS行ったからいいや(軟弱・・・)。

ダイビングも、隔月で旅行を入れて、それに向かってトレーニングする感じでいいか。

11月のセブ、1月のラジャアンパットといった感じか。

それ以降の予定は、今のところない。

7月から9月は、毎月だったからな。

少し、ペースを落として、体力作りに励もう。

今日は、サボるけどな。

明日は、水泳教室だから、余力を残しておかないとな・・・。

未来はいつ来るのか2017年10月10日 15:32

未来はいつ来るのか


人生を、既に引き算で数え始める。

あと、何年生きられるのか。

未来は、その年数しか残っていない。

それから先のことは、まあ、どうでもいい。

生き残っている者たちが決めればいいのだ。

死人に口なし(意味、違うんじゃね?)。

20世紀生まれの浮沈子は、21世紀が未来だった。

現在は21世紀だから、未来に生きていることになる。

確かに、そう思えることもある。

パソコンでインターネットに繋がって、世界中と瞬時にやり取りできる世の中になった。

最近は、みんなスマホで繋がるらしいけど。

個人が持っているパソコンは、一昔前ならスーパーコンピューターの性能を発揮している。

リーズナブルな料金で接続することができるインターネットを、宇宙空間で中継するなどというのは、単なるSFではなくなりつつある。

そういう世界では、確かに、21世紀は未来になったといっていい。

医療や生命科学の世界でも、目を見張る進展があった。

ヒトの遺伝子が解析され、遺伝子診断や遺伝子治療が行われ、iPS細胞の発明で生体人工臓器(?)が作られつつある。

人工生命の合成にも、一部成功している。

まあ、まだ本物の生命のまねっこだけどな。

宇宙空間への進出は、有人探査としては縮小しているし、現在活動している最も遠くの探査機は、20世紀後半に打ち上げられたものだ。

あんま未来的ではないな。

冥王星とか接近したりしたが、なんとなくショボイ感じがする。

地球外生命の発見はいまだにない(浮沈子は、そんなもんあるわけないと確信しているけど)。

系外惑星が、ごろごろ発見されたというのは、想定外だな。

宇宙観を変えたといってもいい。

重力波が観測され、新しい宇宙の観測方法が拓かれた。

これからの発見に期待だな。

一方で、20世紀末に行われた超新星の系統的な観測から、宇宙が加速膨張していることも分かった。

最近は、ダークマターやダークエネルギーについて語らなければ、宇宙論とは言えないらしい。

ふつーの物質だけでは、5パーセントにも満たないんだそうだからな。

お先真っ暗ともいう(ダークだから?)。

やれやれ・・・。

20世紀には、そんな話は聞いていなかったからな(ダークマターの発見は、20世紀前半ですが)。

宇宙が、銀河系の外に無限に広がっていること自体、20世紀になって、ようやく観測されたわけだからな。

その昔の人々は、テキトーな宇宙観をもてあそんでいたに過ぎない。

未来が見えにくいのは、分からないことを分からないと言わないからだ。

その時点の知識で、ゴテゴテと飾り付けたり、煙に巻こうとしていい加減な話が横行しているだけだ。

ヒッグス粒子が発見されて、標準理論が完成したといわれるが、それで説明できるのは宇宙のたった5パーセント足らず。

人類は、未だに知の暗闇にいる。

浮沈子は、未来は永遠に訪れることはないのではないかと考えている。

この星の上で、領地を取り合い、資源を奪い合って生きる限り、そんな世界は夢のまた夢だ。

逆説的だが、それが未来だともいえる。

そう、今と変わらない世界が延々と続くだけ。

21世紀に生まれた世代の人々は、インターネットがあるのが当たり前だし、個人がコンピューター(スマホ含む)を所有するのが当然だと考えている。

人工衛星が毎週のように打ち上がり、国際電話が無料に近い金額で繋がるのが日常だ。

テレビについても、同じかもしれない。

浮沈子の親の世代は、驚愕をもってテレビと向かい合った。

あの箱の中の人は、どうやって入ったんだろう?(まさかね・・・)。

本当にあった話だが、携帯電話がつながった時に、「よくここにいることがわかったな」と驚いた人もいた(浮沈子が、実際に目撃してます)。

まあいい。

未来は、つまり、現在なのだ。

今、この瞬間が、過去から見て未来であるだけの話だ。

実現しなかった未来は、いくらでもある。

たった一つ、実現した未来が、今という形をとっているに過ぎない。

3Dプリンターは、未来を変えるかもしれない。

物を作るのが情報であり、材料と情報を与えれば何でもできる世の中が訪れる。

その中に、生物とかそいういう「物」も含まれるかもな。

適当な有機物(=材料)と遺伝子(=情報)から、生命を作る。

それが当たり前になるのも時間の問題かもしれない。

世も末だな・・・。

自分の分身を作って、意識を植え替えて、いくらでも長生きできるようになって、ちょっと休みたくなったら1万年くらい人工冬眠して、未来の世界に蘇るわけだ。

気に入らない奴と、顔合わせなくても済むしな。

んでもって、相手もそう思って、同じだけ冬眠して、同時に目覚めたりするわけだ。

ああ、世も末だな・・・。