11度台 ― 2017年10月17日 08:09
11度台
500Eの温度計は、昨日の朝、11.5度を表示していた(大田区方面:朝7時頃)。
本格的な冬になれば、氷点下になるわけだから、それに比べれば「暖かい」気温ということになる。
冬は、生きることそのものが、戦いになる。
が、しかし、ついこの間まで、短パン、Tシャツ、サンダルという夏の正装(?)だった浮沈子にしてみれば、ここ数日の冷え込み方は異常だ。
ダイビング用温水プールの水面上には、霧がかかってたしな。
プールの反対側が、もやっとしている。
まあ、どうでもいいんですが。
神田のお店で竹内さんと話していると、時々業界用語が混じってきて、想像力を全開にしても分からないことがある。
ホガシアンって、なーに?。
(William Hogarth Main)
https://en.wikipedia.org/wiki/William_Hogarth_Main
「William "Bill" Hogarth Main is a cave diving pioneer who is best known as a developer in the 1980s, and the namesake of, the "Hogarthian gear configuration" that is a component of the "Doing It Right" (DIR) holistic approach to scuba diving.」(William "Bill" Hogarth Mainは、1980年代の開発者として最もよく知られている洞窟ダイビングパイオニアであり、 " Doing It Right "(DIR)全体的アプローチの一要素である "Hogarthian gear configuration" スキューバダイビング。:自動翻訳のまま。以下、同じ。)
ああ、DIRの人(?)ね!。
「As Main put considerable efforts towards streamlining configurations, his middle name was taken to represent the approach.」(Mainは構成を合理化するためにかなりの努力を払ったので、彼のミドルネームはアプローチを表すために取られました。)
バックプレート、ハーネス、バックブラダー、ロングホース、エトセエトセ・・・。
テクニカルダイビングの器材の基礎となるコンフィギュレーションは、この時代に開発された。
(Doing It Right (scuba diving))
https://en.wikipedia.org/wiki/Doing_It_Right_(scuba_diving)
日本語のウィキはない。
浮沈子を含め、テクニカルダイビングのイメージってのは、このスタイルで形成されている。
最近では、サイドマウントとかも流行っているけど、バランス的には難しいしな。
CCRとかは、結局、選択肢には入らないんだろう。
あんな、危ないものには手を出してはならん・・・。
まあいい。
UTDでは、認められているようだな。
浮沈子は、最初に聞いた時には、何か新しい和菓子でも出たのかと思った。
穂菓子餡(ほがしあん)とか・・・。
こういうコンフィギュレーションとか、それを運用する思想とかは、それだけ需要があったということだ。
つまり、死人続出の洞窟潜水を、安全に行うにはどうしたらいいかということなわけだな。
ダイビングには、様々なアプローチがあって、ホガシアンスタイルだけではないが、メインストリームになっていることは間違いない(たぶん)。
人の行ったことがないところに行きたいとか、そういうヘンタイなダイビングは、サイドマウントとかで行くこともあるだろう。
ディープダイビングでガス効率を高めたいからって、CCR使うとかいうこともある。
いやいや、そんなややっこしいダイビングは面倒くさいからって、シンプルなレクリエーショナルBCを使うのだって十分アリだ。
まあ、殆どそれだろうけどな。
それだって、十分使える。
適材適所でいい。
どこでどんなダイビングをするかというのが問題で、それを実現するための引き出しは多い方がいい。
全部サイドマウントがいいとか、なんでもCCRとか、そういう話じゃない。
少なくとも、今のところは。
(SDI IEC オープンウォータースキューバダイバーインストラクターエバリュエーションコース @本栖湖)
http://www.sditdierdi.jp/sdi-blog/entry-250.html
加藤さんの記事だが、ちょっとびっくりした。
「1.ホリゾンタルトリムで講習を行う。
2.バックプレートバックフロートBCDにメインをロングホース、オルタネイトをネックレスというホガシアンスタイル
3.講習生に主体性をもたせ、ミッション中心のカリキュラムで自発的に講習生が楽しめるスタイル」
「全員ドライスーツなので、冷たくて淡水がきもちいい。」
これ、レクリエーショナルダイビング(SDIではスポーツダイビング?)のインストラクターの養成。
これが全てではないそうだが、もう、そういうアプローチが世の中に出てきている。
浮沈子から見れば、いきなり戦闘服着せて突撃訓練始めるような感じだ(そうなのかあ?)。
これも、テクニカルダイビングに対する誤解から来ているんだろう。
暗くて狭くて冷たくて・・・。
浅く明るく暖かいリゾートダイビングを、出来ればCCRで行いたい浮沈子としては、何としてもその誤解を解かなければならない。
もちろん、頭では分かっている。
ヘンタイにしか見えない装備、ややっこしい手順、高い練度、理解不能な理論(分かってないじゃん!?)。
それらは、何のために必要なのか、どこでどのようなダイビングをするためのスキルなのか。
この10年間、ダイビングをやってきて、そろそろ方向性を決めてもいいような気がしている。
器材オリエンテッドなアプローチもいいけど、結局は、どんなダイビングがしたいかということに尽きる。
気温11度台の東京。
夢、憧れ、寛ぎを求めて、浮沈子の心は彷徨う。
上田さんが言ってた言葉が、脳裏をよぎる。
CCRは、自由度を増すための器材だって。
浅い水深(15m辺り)では、NDLは全く減らない。
慎重にプロファイルを計画すれば、40m行ってから、徐々に深度を上げ、延々と3時間潜っていることが可能だ。
クロスズメダイの鳴き声聞きながら。
水中にいるということ自体が、リフレッシュするための最大の効果だからな。
テクニカルダイビングは、その結果として、減圧停止したり閉鎖空間に行ったりして、行動範囲を広げることが出来る。
もちろん、オープンサーキットだって、大量のガスを持ち込んで、長時間の潜水を行うことも可能だ。
どんなダイビングでも、コストベネフィットは付いて回る。
コストの中には、器材やトレーニング、受け入れるリスクも含まれている。
トータルで考えて、そのダイビングを行うのに最適な手段を選べばいいのだ。
出来なければ、止めるしかない。
人間が生存できない水中で、生き残るための方法が取れないなら、そこに行くことは出来ない。
どんなにスゴイ器材を使って、どれだけトレーニングを積んだって、21世紀初頭の技術では、生身の身体で1000m潜ることなんてできないんだから。
スクーバでは、せいぜい300mが関の山だ。
それは、探検の範囲だが、PADIがいうところのレジャーダイビングでは、テクニカルダイビングであれ、100mまで。
洞窟潜水とかはどうなんだろう?。
ラインが張られていれば、レジャーなんだろうか?。
まあ、この先どうなっているか分からないところに進んでいくというのは、明らかに探検だからな。
限界は、せいぜいそんなもんだ。
テクニカルダイビングが限界を広げるといっても、無限ではない。
しかし、確かにそこには、一般のダイバーが目にすることが出来ないものがあり、それを見たいとか、そこに行きたいということなら他に選択肢はない。
テックするしかないのだ。
自問自答する。
そこへ行きたいのか、自分の限界を広げたいのか、リスクを受け入れられるのか。
答えは出ない。
仕方ない、走りながら考えよう。
走りながら、そして、時々立ち止まりながら・・・。
500Eの温度計は、昨日の朝、11.5度を表示していた(大田区方面:朝7時頃)。
本格的な冬になれば、氷点下になるわけだから、それに比べれば「暖かい」気温ということになる。
冬は、生きることそのものが、戦いになる。
が、しかし、ついこの間まで、短パン、Tシャツ、サンダルという夏の正装(?)だった浮沈子にしてみれば、ここ数日の冷え込み方は異常だ。
ダイビング用温水プールの水面上には、霧がかかってたしな。
プールの反対側が、もやっとしている。
まあ、どうでもいいんですが。
神田のお店で竹内さんと話していると、時々業界用語が混じってきて、想像力を全開にしても分からないことがある。
ホガシアンって、なーに?。
(William Hogarth Main)
https://en.wikipedia.org/wiki/William_Hogarth_Main
「William "Bill" Hogarth Main is a cave diving pioneer who is best known as a developer in the 1980s, and the namesake of, the "Hogarthian gear configuration" that is a component of the "Doing It Right" (DIR) holistic approach to scuba diving.」(William "Bill" Hogarth Mainは、1980年代の開発者として最もよく知られている洞窟ダイビングパイオニアであり、 " Doing It Right "(DIR)全体的アプローチの一要素である "Hogarthian gear configuration" スキューバダイビング。:自動翻訳のまま。以下、同じ。)
ああ、DIRの人(?)ね!。
「As Main put considerable efforts towards streamlining configurations, his middle name was taken to represent the approach.」(Mainは構成を合理化するためにかなりの努力を払ったので、彼のミドルネームはアプローチを表すために取られました。)
バックプレート、ハーネス、バックブラダー、ロングホース、エトセエトセ・・・。
テクニカルダイビングの器材の基礎となるコンフィギュレーションは、この時代に開発された。
(Doing It Right (scuba diving))
https://en.wikipedia.org/wiki/Doing_It_Right_(scuba_diving)
日本語のウィキはない。
浮沈子を含め、テクニカルダイビングのイメージってのは、このスタイルで形成されている。
最近では、サイドマウントとかも流行っているけど、バランス的には難しいしな。
CCRとかは、結局、選択肢には入らないんだろう。
あんな、危ないものには手を出してはならん・・・。
まあいい。
UTDでは、認められているようだな。
浮沈子は、最初に聞いた時には、何か新しい和菓子でも出たのかと思った。
穂菓子餡(ほがしあん)とか・・・。
こういうコンフィギュレーションとか、それを運用する思想とかは、それだけ需要があったということだ。
つまり、死人続出の洞窟潜水を、安全に行うにはどうしたらいいかということなわけだな。
ダイビングには、様々なアプローチがあって、ホガシアンスタイルだけではないが、メインストリームになっていることは間違いない(たぶん)。
人の行ったことがないところに行きたいとか、そういうヘンタイなダイビングは、サイドマウントとかで行くこともあるだろう。
ディープダイビングでガス効率を高めたいからって、CCR使うとかいうこともある。
いやいや、そんなややっこしいダイビングは面倒くさいからって、シンプルなレクリエーショナルBCを使うのだって十分アリだ。
まあ、殆どそれだろうけどな。
それだって、十分使える。
適材適所でいい。
どこでどんなダイビングをするかというのが問題で、それを実現するための引き出しは多い方がいい。
全部サイドマウントがいいとか、なんでもCCRとか、そういう話じゃない。
少なくとも、今のところは。
(SDI IEC オープンウォータースキューバダイバーインストラクターエバリュエーションコース @本栖湖)
http://www.sditdierdi.jp/sdi-blog/entry-250.html
加藤さんの記事だが、ちょっとびっくりした。
「1.ホリゾンタルトリムで講習を行う。
2.バックプレートバックフロートBCDにメインをロングホース、オルタネイトをネックレスというホガシアンスタイル
3.講習生に主体性をもたせ、ミッション中心のカリキュラムで自発的に講習生が楽しめるスタイル」
「全員ドライスーツなので、冷たくて淡水がきもちいい。」
これ、レクリエーショナルダイビング(SDIではスポーツダイビング?)のインストラクターの養成。
これが全てではないそうだが、もう、そういうアプローチが世の中に出てきている。
浮沈子から見れば、いきなり戦闘服着せて突撃訓練始めるような感じだ(そうなのかあ?)。
これも、テクニカルダイビングに対する誤解から来ているんだろう。
暗くて狭くて冷たくて・・・。
浅く明るく暖かいリゾートダイビングを、出来ればCCRで行いたい浮沈子としては、何としてもその誤解を解かなければならない。
もちろん、頭では分かっている。
ヘンタイにしか見えない装備、ややっこしい手順、高い練度、理解不能な理論(分かってないじゃん!?)。
それらは、何のために必要なのか、どこでどのようなダイビングをするためのスキルなのか。
この10年間、ダイビングをやってきて、そろそろ方向性を決めてもいいような気がしている。
器材オリエンテッドなアプローチもいいけど、結局は、どんなダイビングがしたいかということに尽きる。
気温11度台の東京。
夢、憧れ、寛ぎを求めて、浮沈子の心は彷徨う。
上田さんが言ってた言葉が、脳裏をよぎる。
CCRは、自由度を増すための器材だって。
浅い水深(15m辺り)では、NDLは全く減らない。
慎重にプロファイルを計画すれば、40m行ってから、徐々に深度を上げ、延々と3時間潜っていることが可能だ。
クロスズメダイの鳴き声聞きながら。
水中にいるということ自体が、リフレッシュするための最大の効果だからな。
テクニカルダイビングは、その結果として、減圧停止したり閉鎖空間に行ったりして、行動範囲を広げることが出来る。
もちろん、オープンサーキットだって、大量のガスを持ち込んで、長時間の潜水を行うことも可能だ。
どんなダイビングでも、コストベネフィットは付いて回る。
コストの中には、器材やトレーニング、受け入れるリスクも含まれている。
トータルで考えて、そのダイビングを行うのに最適な手段を選べばいいのだ。
出来なければ、止めるしかない。
人間が生存できない水中で、生き残るための方法が取れないなら、そこに行くことは出来ない。
どんなにスゴイ器材を使って、どれだけトレーニングを積んだって、21世紀初頭の技術では、生身の身体で1000m潜ることなんてできないんだから。
スクーバでは、せいぜい300mが関の山だ。
それは、探検の範囲だが、PADIがいうところのレジャーダイビングでは、テクニカルダイビングであれ、100mまで。
洞窟潜水とかはどうなんだろう?。
ラインが張られていれば、レジャーなんだろうか?。
まあ、この先どうなっているか分からないところに進んでいくというのは、明らかに探検だからな。
限界は、せいぜいそんなもんだ。
テクニカルダイビングが限界を広げるといっても、無限ではない。
しかし、確かにそこには、一般のダイバーが目にすることが出来ないものがあり、それを見たいとか、そこに行きたいということなら他に選択肢はない。
テックするしかないのだ。
自問自答する。
そこへ行きたいのか、自分の限界を広げたいのか、リスクを受け入れられるのか。
答えは出ない。
仕方ない、走りながら考えよう。
走りながら、そして、時々立ち止まりながら・・・。
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