キロノバ ― 2017年10月17日 23:14
キロノバ
中性子性同士などの合体で起こる天体現象。
(キロノヴァ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AD%E3%83%8E%E3%83%B4%E3%82%A1
「白色矮星の爆発によって生じる新星(nova)の約1,000倍の明るさに達することからキロノヴァ(kilonova)と呼ばれる。」
滅茶苦茶、明るいんじゃね?。
「超新星(supernova)と比べると10分の1から100分の1程度の明るさである」
なーんだ・・・。
「キロノヴァは、中性子星の連星または中性子星とブラックホールの連星が融合することによって発生すると考えられている」
キロノバは、2013年に、その存在が確認されている。
今回は、重力波がトリガーとなって、電磁波観測が一斉に行われたというところが目新しい。
(米欧、中性子星の合体による重力波の初観測に成功 - 日本も追跡観測で成果)
http://news.mynavi.jp/news/2017/10/16/274/
引用が多く、記事がこなれていない(お前に言われたくねえよ!)。
鳥嶋さんも、得手不得手があるわけだな。
まあいい。
問題は、引用されている次の下りだ。
「日本の大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)が重力波観測網に加わり、より精度の高い重力波観測が実現することが期待されます。」
そう、我が国の誇る、山の中のトンネルに設置された観測装置は、いったい何やってたんだあ?。
(新発見の内容についての簡単な解説:最後に)
https://gw-genesis.scphys.kyoto-u.ac.jp/ilias/ilias.php?ref_id=495&from_page=271&obj_id=278&cmd=layout&cmdClass=illmpresentationgui&cmdNode=kz&baseClass=ilLMPresentationGUI
「KAGRAが観測に加わるのは2019年」
あれえ?、まだ出来てなかったのかあ!。
「重力波観測は始まったばかりです。」
まあ、そういうフォローの仕方もあるか・・・。
「さらに精度の高い検出装置の開発を目指しています。そのためにはKAGRAで取り組まれている、地下施設、低温鏡の導入が不可欠」
ノーベル賞は持ってかれるし、初の中性子星合体は取り逃がすし、いいとこない。
切歯扼腕、地団太踏んで悔しがるしかないのだ(そうなのかあ?)。
(LIGO-Virgoの発表を受けての梶田所長のコメント)
http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/2017/10/16235910.html
「KAGRA としても可能な限り早く装置の建設と調整を終え、観測に入りたいと思っています。」
早きゃいいってもんじゃないだろうが、遅いよりはいいかも(子供は、分かんなくていいです!)。
(重力波天体が放つ光を初観測:日本の望遠鏡群が捉えた重元素の誕生の現場 ―重力波を追いかけた天文学者たちは宝物を見つけた―)
https://www.nao.ac.jp/news/science/2017/20171016-j-gem.html
「「マルチメッセンジャー天文学」、つまりひとつの現象を重力波と普通の光とで観測することが、その現象を完全に描き出すのに必要なのです。」
重力波で見つけて、ふつーの光で尻拭いする(!)。
「天文学者たちはキロノバを初めて観測したことを確信したのです。」
まあ、初めに引用したように、2013年にも観測してるけどな。
今回の発見は、今後に続く無数の観測の始まりに過ぎない。
地下を掘り抜いて、キンキンに冷やしてノイズを取り除くことが、本当に精度向上の切り札なのかもわからない。
精度を向上させるということは、観測頻度の増大に繋がることは分かる(より弱い重力波を観測できるために、より広い宇宙での現象を捉えることが出来るから)。
地下施設の建設コスト、維持コストを考えれば、米国みたいに、陸上であっても、同じもの2個作って突き合わせて確認する方がいいんじゃないのか。
まあ、そんなに広い土地はないとか、同じもの2個作る金もないとか、突っ込みはいくらでもある。
ライゴにしたって、当初は感度が悪くて、観測できずにいたわけだしな。
予算がじゃぶじゃぶある米国の国家プロジェクトだって、そういう状況だったわけで、観測装置を作りなおして、ようやく引っかかったわけだからな。
遅れに遅れているカグラだって、どうなるか分かったもんじゃない。
出来上がったとたんに、こんなもんは使い物にならないということで、カグラ2(スーパーカグラとか、ハイパーカグラとか?)を作るとか、そういう話が始まるのは目に見えている。
この業界(鹿島建設とか東芝とか)は、それで飯食ってるわけだからな。
(東京大学(宇宙線)大型低温重力波望遠鏡施設(掘削その他)工事)
https://www.kajima.co.jp/news/digest/jun_2013/site/index-j.html
(アインシュタインからの宿題に答え、宇宙の果てを見る「KAGRA」)
http://www.toshiba-clip.com/detail/1684
地上設置の大型光学望遠鏡にしたって、年々口径が大きくなっていく。
そういう、先端科学と産業とのダイナミズムがうまくかみ合って、巨大科学が成長していく。
これからは、地上設置だけじゃなくて、宇宙望遠鏡(ひとみでケチ付けちゃいましたけど)や、月面基地(中国との競争ですかあ?)だって出てくる。
r過程とか言われたって、なんのことやらさっぱりだが、水素とヘリウムから出来ている恒星から、どうやって金やプラチナが出来たかを考えるということになれば、いささか興味が湧く(宇宙の錬金術ですからな)。
もちろん、その現象が理解できたからと言って、自宅のチン(電子レンジの通称)で、簡単に金塊が出来るわけではない。
キロノバでは、地球質量の何千倍もの重元素ができるという。
まあ、遥か彼方の宇宙空間に散らばっていくわけだからな。
集めるのも大変だろうが、金塊に埋もれていく夢でも見ながら寝るとしようか・・・。
中性子性同士などの合体で起こる天体現象。
(キロノヴァ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%AD%E3%83%8E%E3%83%B4%E3%82%A1
「白色矮星の爆発によって生じる新星(nova)の約1,000倍の明るさに達することからキロノヴァ(kilonova)と呼ばれる。」
滅茶苦茶、明るいんじゃね?。
「超新星(supernova)と比べると10分の1から100分の1程度の明るさである」
なーんだ・・・。
「キロノヴァは、中性子星の連星または中性子星とブラックホールの連星が融合することによって発生すると考えられている」
キロノバは、2013年に、その存在が確認されている。
今回は、重力波がトリガーとなって、電磁波観測が一斉に行われたというところが目新しい。
(米欧、中性子星の合体による重力波の初観測に成功 - 日本も追跡観測で成果)
http://news.mynavi.jp/news/2017/10/16/274/
引用が多く、記事がこなれていない(お前に言われたくねえよ!)。
鳥嶋さんも、得手不得手があるわけだな。
まあいい。
問題は、引用されている次の下りだ。
「日本の大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)が重力波観測網に加わり、より精度の高い重力波観測が実現することが期待されます。」
そう、我が国の誇る、山の中のトンネルに設置された観測装置は、いったい何やってたんだあ?。
(新発見の内容についての簡単な解説:最後に)
https://gw-genesis.scphys.kyoto-u.ac.jp/ilias/ilias.php?ref_id=495&from_page=271&obj_id=278&cmd=layout&cmdClass=illmpresentationgui&cmdNode=kz&baseClass=ilLMPresentationGUI
「KAGRAが観測に加わるのは2019年」
あれえ?、まだ出来てなかったのかあ!。
「重力波観測は始まったばかりです。」
まあ、そういうフォローの仕方もあるか・・・。
「さらに精度の高い検出装置の開発を目指しています。そのためにはKAGRAで取り組まれている、地下施設、低温鏡の導入が不可欠」
ノーベル賞は持ってかれるし、初の中性子星合体は取り逃がすし、いいとこない。
切歯扼腕、地団太踏んで悔しがるしかないのだ(そうなのかあ?)。
(LIGO-Virgoの発表を受けての梶田所長のコメント)
http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/2017/10/16235910.html
「KAGRA としても可能な限り早く装置の建設と調整を終え、観測に入りたいと思っています。」
早きゃいいってもんじゃないだろうが、遅いよりはいいかも(子供は、分かんなくていいです!)。
(重力波天体が放つ光を初観測:日本の望遠鏡群が捉えた重元素の誕生の現場 ―重力波を追いかけた天文学者たちは宝物を見つけた―)
https://www.nao.ac.jp/news/science/2017/20171016-j-gem.html
「「マルチメッセンジャー天文学」、つまりひとつの現象を重力波と普通の光とで観測することが、その現象を完全に描き出すのに必要なのです。」
重力波で見つけて、ふつーの光で尻拭いする(!)。
「天文学者たちはキロノバを初めて観測したことを確信したのです。」
まあ、初めに引用したように、2013年にも観測してるけどな。
今回の発見は、今後に続く無数の観測の始まりに過ぎない。
地下を掘り抜いて、キンキンに冷やしてノイズを取り除くことが、本当に精度向上の切り札なのかもわからない。
精度を向上させるということは、観測頻度の増大に繋がることは分かる(より弱い重力波を観測できるために、より広い宇宙での現象を捉えることが出来るから)。
地下施設の建設コスト、維持コストを考えれば、米国みたいに、陸上であっても、同じもの2個作って突き合わせて確認する方がいいんじゃないのか。
まあ、そんなに広い土地はないとか、同じもの2個作る金もないとか、突っ込みはいくらでもある。
ライゴにしたって、当初は感度が悪くて、観測できずにいたわけだしな。
予算がじゃぶじゃぶある米国の国家プロジェクトだって、そういう状況だったわけで、観測装置を作りなおして、ようやく引っかかったわけだからな。
遅れに遅れているカグラだって、どうなるか分かったもんじゃない。
出来上がったとたんに、こんなもんは使い物にならないということで、カグラ2(スーパーカグラとか、ハイパーカグラとか?)を作るとか、そういう話が始まるのは目に見えている。
この業界(鹿島建設とか東芝とか)は、それで飯食ってるわけだからな。
(東京大学(宇宙線)大型低温重力波望遠鏡施設(掘削その他)工事)
https://www.kajima.co.jp/news/digest/jun_2013/site/index-j.html
(アインシュタインからの宿題に答え、宇宙の果てを見る「KAGRA」)
http://www.toshiba-clip.com/detail/1684
地上設置の大型光学望遠鏡にしたって、年々口径が大きくなっていく。
そういう、先端科学と産業とのダイナミズムがうまくかみ合って、巨大科学が成長していく。
これからは、地上設置だけじゃなくて、宇宙望遠鏡(ひとみでケチ付けちゃいましたけど)や、月面基地(中国との競争ですかあ?)だって出てくる。
r過程とか言われたって、なんのことやらさっぱりだが、水素とヘリウムから出来ている恒星から、どうやって金やプラチナが出来たかを考えるということになれば、いささか興味が湧く(宇宙の錬金術ですからな)。
もちろん、その現象が理解できたからと言って、自宅のチン(電子レンジの通称)で、簡単に金塊が出来るわけではない。
キロノバでは、地球質量の何千倍もの重元素ができるという。
まあ、遥か彼方の宇宙空間に散らばっていくわけだからな。
集めるのも大変だろうが、金塊に埋もれていく夢でも見ながら寝るとしようか・・・。
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