正しい知識と前向きな議論2017年11月08日 00:13

正しい知識と前向きな議論
正しい知識と前向きな議論


何であれ、望ましい面とそうでない面がある。

世の中には、いいことばかりじゃないというのは、60年近くを生きてくるとうっすらと見えてくるものだ。

浮沈子は、地球近傍の無人での宇宙開発には比較的好意的だし、関心も高い。

それでも、いいことばかりじゃない。

国家の威信をかけた宇宙開発に、ようやく乗り出したばかりの中国は、内陸の射点から打ち上げを行うたびに、空からブースターやエンジンが落ちてくるのだ。

ロシアも似たようなもんだしな。

それでも、自国の中に落とすのなら目をつぶっていてもいいが、宇宙空間に上がっちまったら国境もクソもないしな。

(中国の宇宙ステーションが地球に落ちてくる?「正しく恐れる」ために大切なこと)
https://hbol.jp/153978

この媒体に書いている時の鳥嶋さんの記事は、一般向けというか、ビジネスマン向けというか、多少バイアスが掛かっている感じがする。

全体を何度か読んで、浮沈子が感じたのは、あることを想定して、そういう方向に議論が進まないようにしようという配慮だ。

何か、歯にモノが挟まったような気がしてならない。

ハッキリ書けばいいのに・・・。

宇宙ステーションなんて、危ないものを打ち上げるのは止めちまえ!。

中国は、将来巨大な宇宙ステーションを打ち上げて、重力兵器として使おうとしているんじゃないのか?。

記事の中には、ATV(欧州補給機)の方が天宮1号より大きいという記述があって、事実その通りなんだが、やはり「宇宙ステーション」というのが引っかかるわけだ。

(天宮1号)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%AE%AE1%E5%8F%B7

「質量 8,506 kg
全長 10.4 m
直径 3.35 m」

(欧州補給機)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E%E8%A3%9C%E7%B5%A6%E6%A9%9F

「高さ: 10.3 m
直径: 4.5 m」

「ATVの打ち上げ時重量は20.7トン」

参考までに、我が国のこうのとり(宇宙ステーション補給機)のデータも見ておく。

(宇宙ステーション補給機)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%A3%9C%E7%B5%A6%E6%A9%9F

「全長 9.6m
直径 4.4m
質量 約10.5トン(補給品除く)」

長さは似たり寄ったりの円筒形だが、天宮1号が一回り細い。

重量もこうのとりの自重より軽い。

しかし、宇宙ステーションの落下というと、ISSが落ちてくるんじゃないかと勘違いする人は多いだろうな。

(国際宇宙ステーション)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

「質量 344,378 kg
全長 73 m
全幅 108.5 m
全高 約20 m」

太陽電池パネルとか、放熱板とかは、さすがに吹っ飛んで燃え尽きるだろうけど、結合されたモジュールは相当程度落ちてくるだろうな。

浮沈子の世代だと、やっぱ、イメージするのはガンダムネタだな。

(コロニー落とし)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%83%BC%E8%90%BD%E3%81%A8%E3%81%97

「スペースコロニーを質量兵器として地球や月の目標地点に落下させて目標を含む一帯を破壊する。」

「ブリティッシュ作戦:
連邦軍艦隊の艦砲射撃や地上からの核ミサイル攻撃によって損傷し、大気圏突入の約40分後に崩壊した。」

「崩壊したコロニーの前端部分はオーストラリアのシドニーを直撃して厚さ10kmの地殻を貫通し、造山運動を促してマグニチュード9.5の大地震を発生させた。」

「その破壊力はヒロシマ型原爆約300万発分とも6万メガトン級とも言われ、後に「シドニー湾」とも呼ばれる最大直径500キロメートルの巨大なクレーターを穿ち、オーストラリア大陸の16%を消滅させた。」

シドニーの地殻の厚さが10kmしかないというのは怪しい。

(地殻:大陸地殻)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E6%AE%BB#.E5.A4.A7.E9.99.B8.E5.9C.B0.E6.AE.BB

「大陸地殻(continental crust)は、30km程度の厚さがある。」

また、ヒロシマ型原爆はおよそ15キロトンと言われているから、300万発分では4万5千メガトンにしかならない。

(リトルボーイ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%A4

「核出力はTNT換算で約15kt」

まあいい。

別の記事で確認すると、落下したコロニー(アイランド・イフィッシュ)の大きさは以下の通りだ。

(ブリティッシュ作戦)
http://quasar.cc.osaka-kyoiku.ac.jp/~fukue/POPULAR/98sf/colony/british.htm

「直径6.4km全長40kmの円筒型スペースコロニーで,質量は100億トン近く」

このイメージが先行すると、宇宙ステーションなんてもってのほかという議論になる。

ギョウカイとしては、そういうセンスで語られてはまずいからな。

中国が将来、重力兵器を宇宙空間に展開しない保証はない。

(神の杖)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E3%81%AE%E6%9D%96

「核兵器に代わる戦略兵器として計画されている兵器で、タングステンやチタン、ウランからなる全長6.1m、直径30cm、重量100kgの金属棒に小型推進ロケットを取り付け、高度1,000kmの低軌道上に配備された宇宙プラットホームから発射し、地上へ投下するというもの。」

うーん、コロニー落とし程のインパクトはないな。

兵器としての有用性にも疑問があるしな。

衛星は、ダラダラと回っているだけだから、狙って落とすことも可能だ。

我が国は、宇宙デブリ対策と称して、他国の衛星を宇宙空間で捕捉し、ドッキングしてテザーを伸ばして落下させる軍事技術を開発中だからな。

(デブリ除去システム)
http://www.kenkai.jaxa.jp/research_fy27/mitou/mit-removal.html

もちろん、この技術を使って落とせるのは、大気圏で完全に消滅する比較的小ぶりの衛星などに限られるだろう。

天宮1号クラスは、結局運を天に任せるしかない。

軍事衛星同士なら、接近する敵対衛星を無効化する方法も備えているだろうからな。

(アルマース (宇宙ステーション):OPS-2(サリュート3号))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B9_(%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3)#OPS-2.EF.BC.88.E3.82.B5.E3.83.AA.E3.83.A5.E3.83.BC.E3.83.883.E5.8F.B7.EF.BC.89

「ステーションが無人となっている時に、遠隔操作でステーションの機関砲が発射され、目標の衛星に命中させることに成功した。」

まあな、21世紀だからな。

もうちっと気の利いた兵器を使うだろうけどな。

いずれにしても、浮沈子的には中国が責任を果たしたとは思えない。

ロシアもソ連時代に幾度も無制御落下をさせているが、サリュート7号では、無人で漂流する宇宙ステーションを復旧させている。

(サリュート7号:トラブル)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%887%E5%8F%B7#.E3.83.88.E3.83.A9.E3.83.96.E3.83.AB

「1985年2月には無人状態だったサリュート7号との通信が途絶え、サリュート7号は漂流を始め、全システムが停止された。1985年6月にソユーズT-13が修理に向かい、手動操縦でドッキングを行った。電力不足に陥っていたため、船内の壁は氷で覆われており、作業は困難を極めた。故障原因は、センサの異常であったことが分かり、バッテリが交換され、数日かけて船内が温められた。」

中国は、このくらいやってもいいんじゃないかな。

制御落下できなくなったら、情報開示すればいいというのは、ずいぶん甘い対応な気がする。

決死の覚悟で、直しに行けよ!。

まあいい。

米国は、ピンボケのハッブルさえ、莫大な費用を掛けて直している。

(ハッブル宇宙望遠鏡:光学系の不具合・修理)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%96%E3%83%AB%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1#.E5.85.89.E5.AD.A6.E7.B3.BB.E3.81.AE.E4.B8.8D.E5.85.B7.E5.90.88.E3.83.BB.E4.BF.AE.E7.90.86

「NASAはこの修理に鏡の誤差を修正する光学系の装置を入れる事を急遽決定。この修理に伴う船外活動のため、宇宙飛行士たちは一年以上、延べ400時間に及ぶ訓練を受けることとなる。この訓練のおかげで、この大修理は無事成功。結果、ハッブルは当初の予定を遥かに超える性能を手にし、天文学史に残る数々の貴重な天体写真を捉えている。」

まあな、天宮1号にそれだけの価値があるわけじゃない。

しかし、宇宙開発を推進するうえで、これからの時代はそういう責任の取り方も求められてくるに違いないのだ。

中国は、故意に衛星破壊を行って、宇宙デブリをばらまいた前科もあるしな。

(世界に無神経さを示した中国の衛星破壊)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/matsuura/space/070202_hakai/

「中国は2007年1月11日に、自国の気象衛星を標的に衛星破壊の実験を実施した。実験は成功し、衛星は多数の破片となって軌道上に広がりつつある。」

「700km以上のデブリは地表に落下することがない。衛星打ち上げのたびにデブリが増える一方なのだ。高度800km付近では、すでにケスラー・シンドロームが進行しつつあるという試算すら存在する。」

「中国の衛星破壊実験の標的となった気象衛星「風雲1号C」は、1999年打ち上げ。高度約850kmのまさにもっともデブリが稠密な高度の極軌道を周回していた。破壊実験の結果、風雲1号Cはレーダー観測可能な400個以上の破片に分解した。レーダー観測不可能な微細な破片は数万個以上発生したと推定される。」

幸い、天宮1号の軌道は350km程度だからな。

落ちてくるだけだ。

大事なことは、宇宙開発をテキトーにやってて良かった時代は終わったということだ。

そういう点からも、スペースXの再使用ロケットへの取り組みは評価されていい。

落っこどしたフェアリングまで拾いに行こうとしているしな。

爪の垢煎じて飲ませたれや!。

筋トレ600m背泳ぎ名古屋2017年11月08日 20:50

筋トレ600m背泳ぎ名古屋


昨日は、充実した筋トレの後、軽く600m泳いだ。

今日の水泳教室のために、余力を残しておかなければならない。

その余力で、背泳ぎをこなす。

おでこに水泳用の手袋を乗せて、落とさないように泳ぐというやつ。

前もやったんだけどな。

しっかり落として、どこに行ったかを探すことになる。

それでも、何度か練習して、落とさずに泳げるようになり、それを外して、同じように意識して泳げるようになる。

今日は、達成感があった。

ウォーミングアップでは、両手回しのバタフライにチャレンジしたしな。

半分は泳げた。

ちゃんと頭を突っ込まないと、前に進まないことも分かってきた。

うねる感じを、もう少し出さなければな。

筋トレと水泳の組み合わせで、なんとか運動を維持する。

昨日は電車だったが、今日は小雨がぱらついていたけど、ウォータープルーフバッグを持って、自転車を漕ぐ。

幸い、大降りになることはなかった。

往復の自転車も、いい運動になる。

帰ってから食事して、ひと眠りだ。

健康的な生活を維持する。

フィリピン行きが近い。

体調を整えて、有意義な時間を過ごさないとな。

明日は名古屋でプール講習を受ける。

新東名を、ダラダラと走っていく予定だ。

準備して、少し休んだら早朝に出発する。

法定速度110kmだからな。

スピードに気を付けないとな。

走行車線をゆっくり走るのがいい。

(新東名の最高速度 110キロに引き上げ 1年間試行し安全性検証)
http://www.sankei.com/affairs/news/171101/afr1711010009-n1.html

「新静岡インターチェンジ(IC)-森掛川IC(約50キロ)の上下線」

なんだ、そこだけかよ・・・。

浮沈子は、てっきり全線かと思ってたんだがな。

やれやれ・・・。

「大型トラックなどの車種は現行の最高速度80キロに据え置く。」

「110キロで走る車種との速度差増大による事故を防ぐため、一部区間では、大型トラックの走行を左端の第1通行帯に原則限定する。」

大型トラックに挟まれて、80kmで走るか、追い越し車線を110kmで走るかだな。

まあ、どうでもいいんですが。

早めに準備して、ぐっすり寝ておかないとな。