kfujitoの徒然（ｂｙ浮沈子）

期待に応える


毎回、なんかやってくれるんじゃないかと、いつも期待しているスペースＸ。

今回は、それに応えて、やってくれました！。

（SpaceX、試験中の次世代ロケットエンジンが爆発事故。現行型と異なるため「打ち上げ予定の変更は望まない」）
http://japanese.engadget.com/2017/11/09/spacex/

「爆発したのは将来用のMerlinエンジン」

現在のブロック４用のエンジンではない。

また、次世代ロケットＢＦＲ用のラプターでもない。

ふーん、ブロック５用のエンジンを、新しく開発していたんだと、この爆発記事で改めて知ったくらいだ。

記事の中では、現行エンジンを使った打ち上げには影響ないとしている。

しかし、爆発の原因によっては、皆無とは言えないだろう。

共通の部品が、ある条件に晒された時にトラブルを発生するということなら、既存エンジンが問題を起こす可能性もあるからな。

まあいい。

詳細な調査を待つしかない。

打上げが迫るファルコンヘビーの件にも触れている。

「これはかなり制御が複雑となるため、最悪の場合は爆発する可能性もありうる」

浮沈子は、大いに期待してるんだがな。

不謹慎かな・・・。

ロケット開発に失敗はつきものだ。

非常に大きなエネルギーや力が加わるものを開発しているということ、開発コストと実績とのバランスを考えて、開発しながら打ち上げを継続するということ、Ｓ社の場合、少ない実績で次の段階に進むということがある。

今回は、要素技術の一つであるロケットエンジンの開発中の事故ということになる。

ブロック５は、ファルコン９の最終型と伝えられている。

以後のエンジンは、ラプターに統一されるだろうから、ケロシン燃料エンジンとしても最終バージョンというわけだ。

また何か、チャレンジングなことをしてくれたのか、開発力に問題があって、重大な見落としがあったのか。

どうせなら、ロケットに搭載して、打ち上げの時に爆発してくれた方がドハデでいいなどと、不埒な妄想にふけってしまう。

ファルコン９は、有人ロケットとしても使用される予定であることに留意する必要がある。

爆発したエンジンは、そのロケットにも搭載される予定だったわけだ。

ヤバイ話なのだ・・・。

考えようによっては、Ｓ社の存続にかかわる重大な事故ともいえる。

３９番発射台でファルコンヘビーが吹っ飛んで、続く４０番発射台でファルコン９が吹っ飛んだりしたら、フロリダにおける打上げ拠点を失うことになるからな。

それに伴う収益も吹き飛ぶことになる。

バンデンバーグは、極軌道用だし、テキサスの射場は完成していない。

おまんまの食い上げということになる。

まあ、どうでもいいんですが。

原因が究明され、改善がなされることを期待しよう。