mCCRってどうよ?2017年11月23日 06:34

mCCRってどうよ?
mCCRってどうよ?


サイドキックについて、少し。

まあ、使ったわけではなく、見てるだけなので分からないということもあるが、世の中何でも電気で片を付けるようになった21世紀に、しつこく生き残っているというのは、それなりの理由があるんだろう。

酸いも甘いも嚙み分けたCCR使いが、最後に辿り着く器材なのか。

もちろん、適材適所であるわけだから、そういう用途で使いたければ最初の選択肢であってもいいわけだがな。

考えてみれば、消耗品とかは同じだ。

電池、酸素センサー(サイドキックは3個)、酸素、ディリュエントガス、ソフノライム。

何ら変わるところはない。

PO2を一定に保つ仕掛けが、付いているかどうかだけ。

定量吐出バルブは付いてくるけどな。

ソレノイドバルブのような、動的に作動する仕掛けではないようだから、静かで故障も少ないんだろう(詳しくは知りませんが、オンデマンドサプライでもないようですな)。

肝心なのは、ダイバーの頭脳だ。

それが、コンピューターの代わりをする。

つーか、そもそも人間の脳の代わりに、コンピューターとソレノイドバルブを組み込んだわけだからな。

深度センサーと酸素センサーの値から、シコシコ計算して、ソレノイドバルブを開ける時間を決める。

サイドキックにも、手動で酸素を注入する仕掛けは付いていて、PO2見ながら下がってきたり、運動量を増やしたい時には、ボタンを押してソレノイドバルブから酸素を足す。

そこは、同じなわけだ。

ベースラインの酸素供給は保たれているから、ハイポキシアのリスクは低減されている。

それも含めて、PO2のモニタリングは欠かせない。

eCCRだって、もちろん電気仕掛けの故障を含めて、常時モニタリングする必要があるから同じともいえる。

そこは等価だ。

コンピューター任せにしない運用が出来るかどうかが、生死を分けると言っていい。

予備のダイコンについては、一考の余地がある。

eCCRは、まあ、一応、PO2が一定ということになっているから、バックアップのダイコンで計算して、窒素の蓄積量とかを積算することが可能だが、センサーを付けない限り、あくまで推測に過ぎないわけだ。

ちょっと厳しめに設定したりして、保守性を高めておいて、本体がイカレてベイルアウトする際の安全率を高めるわけだが、mCCRではそうはいかないかもしれない。

実際の運用次第だから、何とも言えないが、どこまでPO2を追い込めるかで、予備のダイコンの有用性が変わって来るだろうな。

ダイビングシーンの選択の幅が限られるわけだ。

レクリエーショナルレベルのチョロ潜りでは、問題ないかもしれないが、深度変化が大きく、手動でのこまめな調整を怠れば、窒素の蓄積に乖離を生じる。

まあ、深く潜る分には、定量吐出ならPO2は大きめになるから、酸素中毒のリスク管理の方が問題だがな。

ディリュエントの追加を、ADVでしか行えないようになっているのは、その辺りを考慮しているのかもしれない。

まあいい。

設計者が想定した使い方を理解し、それに応じたダイビングをすれば、最大のパフォーマンスを発揮する器材だ。

そこは、どんなダイビング器材でも同じだけどな。

その幅が、狭く、性能が尖っている感じだ。

クルマでいえば、レーシングカーのようなもんか。

サイドキックは、もちろんレクリエーショナルでも使えるだろうけど、そういう使い方ならふつーのキッスがいいんだろう。

(KISS Classic Explorer mCCR)
http://www.kissrebreathers.com/classic.html

こんなのもあるしな。

(Spirit LTE mCCR)
http://www.kissrebreathers.com/spirit-lte.html

CCRが重く嵩張る器材という常識を打ち砕くアイテムだ。

応用として、こんなのも出している。

(Spirit SIDEWINDER mCCR)
http://www.kissrebreathers.com/Sidewinder

ヘンタイの極致だな・・・。

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