代わり映え ― 2017年12月16日 21:13
代わり映え
何かが代わったわけではないから、代わり映えというのは適切ではないかもしれない。
(CRS-13 Hosted Webcast:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=OPHbqY9LHCs
流暢に英語をしゃべる(!)お姉さんやお兄さんをすっ飛ばして、15分過ぎくらいからの打ち上げに集中する。
今回のハイライトは、18分過ぎくらいからの1段目の分離から、ブーストバックバーン辺りと、19分過ぎに画面左上をよぎるドラゴン宇宙船のノーズコーンが鮮明に捉えられていることだな。
衛星の打ち上げだと、フェアリングが映ることがあるんだが、ドラゴンはカプセル剥き出しだからな。
捨てちまうのは、ノーズコーンくらいか(もちろん、2段目も捨てます)。
まあいい。
(スペースX、初の再使用ロケット&再使用補給船によるISSへの打ち上げ実施 着陸にも成功)
http://sorae.info/030201/2017_12_15_x.html
「今回の再使用ファルコン9の第1段は、2017年6月に打ち上げられISSへと補給ミッション(CRS-11)をおこない、地上へと着陸したもの。」
「また搭載された「ドラゴン補給船」も「CRS-6」ミッションにて使用済みのものが搭載されています。」
「さらに打ち上げがおこなわれたケープ・カナベラル空軍基地の第40発射場は、2016年9月1日の爆発事故以来の利用となります。」
いつか使った1段目、いつか使った補給船、いつか使った発射場・・・。
代わり映えのない打ち上げは、文字通り代わり映えしない。
しかし、再使用ロケット、再使用宇宙船、爆発事故から復旧し高効率化された発射場が、当たり前に見えるところがスゴイ。
陸上のランディングパッドに降りてくる1段目を見ていても、もう、10年前からの風景のように安定して見える。
浮沈子がスゴイと思うのは、陸上に着陸する際には、一度も転倒などを起こしたことがないという点だ。
全て成功している。
激突したり、倒れて木っ端みじんになったのは、全てドローン船への着陸の時だ。
懐かしいな・・・。
ファルコン9の1段目(ブースター)の回収については、超重量級衛星の打ち上げなど、特殊なケースを除いては、何も期待(!)出来なくなってしまった。
もっとも、そんな時には、回収自体を行わないからな。
すっからかんになるまで、燃料使うしな。
加えて、ファルコンヘビーが成功すれば、そういう重っつらしいのは、そっちで上げることになるだろうしな。
燃料代と整備コストを掛ければ、ファルコン9とさほど変わらないコストで重い衛星を打ち上げ、探査機を太陽系に送り込み、人間さえ月や火星に到達させることが出来る。
火星は行くだけだろうけど(帰っては来られない)。
まあ、どうでもいいんですが。
今は、スペースXの見どころは、そのファルコンヘビーになった。
年内に、スタティックファイアーテスト(27基のエンジンの同時点火は初めて)を行い、結果が良好なら来年早々の打ち上げが行われる。
39A発射場が吹っ飛んでしまうかもしれない(燃料、多いしな)。
ペイロードは、イーロンマスクの愛車であるテスラの新型ロードスターだという。
オマケに、投入する軌道は、火星に向かう軌道だという(周回軌道に投入とか、そういう予定はありません)。
イカレた話だぜ、ったく・・・。
しかし、ファルコン9の再使用やブースターの着陸がそうなったように、ヘビーの打ち上げや3本同時の回収も、当たり前の見慣れた代わり映えのない打ち上げになっていくんだろう。
そうして、関心の対象は、次期宇宙ロケットBFRに移り、ニューグレンとの開発競争やSLSとの打ち上げ競争に移っていく。
浮沈子的には、火星有人探査なんてもってのほかだが、米国はしばらくは月に比重を移すようだからな。
目出度い話だ。
そう、月はもう行ったからな。
まさに、代わり映えしない話だ。
それが、悪いわけではない。
そして、そのために費やした努力や犠牲を忘れることがないようにしなければならないと、つくづく思うのだ。
初めから、当たり前であったわけじゃない。
13回目のISS補給機の打ち上げを見ながら、そんなことを、ぼーっと感じていた(無理して起きていて、眠かったしな)。
何かが代わったわけではないから、代わり映えというのは適切ではないかもしれない。
(CRS-13 Hosted Webcast:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=OPHbqY9LHCs
流暢に英語をしゃべる(!)お姉さんやお兄さんをすっ飛ばして、15分過ぎくらいからの打ち上げに集中する。
今回のハイライトは、18分過ぎくらいからの1段目の分離から、ブーストバックバーン辺りと、19分過ぎに画面左上をよぎるドラゴン宇宙船のノーズコーンが鮮明に捉えられていることだな。
衛星の打ち上げだと、フェアリングが映ることがあるんだが、ドラゴンはカプセル剥き出しだからな。
捨てちまうのは、ノーズコーンくらいか(もちろん、2段目も捨てます)。
まあいい。
(スペースX、初の再使用ロケット&再使用補給船によるISSへの打ち上げ実施 着陸にも成功)
http://sorae.info/030201/2017_12_15_x.html
「今回の再使用ファルコン9の第1段は、2017年6月に打ち上げられISSへと補給ミッション(CRS-11)をおこない、地上へと着陸したもの。」
「また搭載された「ドラゴン補給船」も「CRS-6」ミッションにて使用済みのものが搭載されています。」
「さらに打ち上げがおこなわれたケープ・カナベラル空軍基地の第40発射場は、2016年9月1日の爆発事故以来の利用となります。」
いつか使った1段目、いつか使った補給船、いつか使った発射場・・・。
代わり映えのない打ち上げは、文字通り代わり映えしない。
しかし、再使用ロケット、再使用宇宙船、爆発事故から復旧し高効率化された発射場が、当たり前に見えるところがスゴイ。
陸上のランディングパッドに降りてくる1段目を見ていても、もう、10年前からの風景のように安定して見える。
浮沈子がスゴイと思うのは、陸上に着陸する際には、一度も転倒などを起こしたことがないという点だ。
全て成功している。
激突したり、倒れて木っ端みじんになったのは、全てドローン船への着陸の時だ。
懐かしいな・・・。
ファルコン9の1段目(ブースター)の回収については、超重量級衛星の打ち上げなど、特殊なケースを除いては、何も期待(!)出来なくなってしまった。
もっとも、そんな時には、回収自体を行わないからな。
すっからかんになるまで、燃料使うしな。
加えて、ファルコンヘビーが成功すれば、そういう重っつらしいのは、そっちで上げることになるだろうしな。
燃料代と整備コストを掛ければ、ファルコン9とさほど変わらないコストで重い衛星を打ち上げ、探査機を太陽系に送り込み、人間さえ月や火星に到達させることが出来る。
火星は行くだけだろうけど(帰っては来られない)。
まあ、どうでもいいんですが。
今は、スペースXの見どころは、そのファルコンヘビーになった。
年内に、スタティックファイアーテスト(27基のエンジンの同時点火は初めて)を行い、結果が良好なら来年早々の打ち上げが行われる。
39A発射場が吹っ飛んでしまうかもしれない(燃料、多いしな)。
ペイロードは、イーロンマスクの愛車であるテスラの新型ロードスターだという。
オマケに、投入する軌道は、火星に向かう軌道だという(周回軌道に投入とか、そういう予定はありません)。
イカレた話だぜ、ったく・・・。
しかし、ファルコン9の再使用やブースターの着陸がそうなったように、ヘビーの打ち上げや3本同時の回収も、当たり前の見慣れた代わり映えのない打ち上げになっていくんだろう。
そうして、関心の対象は、次期宇宙ロケットBFRに移り、ニューグレンとの開発競争やSLSとの打ち上げ競争に移っていく。
浮沈子的には、火星有人探査なんてもってのほかだが、米国はしばらくは月に比重を移すようだからな。
目出度い話だ。
そう、月はもう行ったからな。
まさに、代わり映えしない話だ。
それが、悪いわけではない。
そして、そのために費やした努力や犠牲を忘れることがないようにしなければならないと、つくづく思うのだ。
初めから、当たり前であったわけじゃない。
13回目のISS補給機の打ち上げを見ながら、そんなことを、ぼーっと感じていた(無理して起きていて、眠かったしな)。
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