メタンエンジン ― 2018年01月02日 20:34
メタンエンジン
(GXロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/GX%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88#LE-8%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3
「航空宇宙関係企業グループと宇宙航空研究開発機構 (JAXA)、アメリカ合衆国のロッキード・マーティンが官民共同で開発を進めていた中型ロケット。」
「計画の遅れに伴う開発費の高騰と需要の低迷のため、2009年にロケット本体の開発中止が決定された」
この時に開発されていたエンジンが、LE-8エンジンで、ロケット本体の開発中止後も、継続して開発が行われた。
(LE-8)
https://ja.wikipedia.org/wiki/LE-8
「世界に先駆けて宇宙機用のLNG推進系の実用化を目指していたが、GXロケットの開発中止により実用化には至らなかった。」
この記述では、エンジンの開発は完了し、需要があれば実用化できたかのような書き方になっている。
「2009年(平成21年)7月に実施された実機型エンジン (LE-8) の燃焼試験では、実飛翔秒時のテストも終了し、エンジン開発には一応の目処が立った。」
「JAXAとIHIエアロスペースはLE-8エンジンの開発終了後も、その技術を基にイプシロンロケットの最終段や海外のロケット等にも使える「汎用性のあるLNGエンジン」の研究を続け、2012年にNASAの研究中のLNGエンジンの性能を上回るLNGエンジンの基盤技術を確立した」
なるほど、LE-8エンジンは、開発途上で断念したが、それに代わるエンジンの開発を続けていたというわけだ。
この話が、次の記事と関連するのかは分からない。
(2016年国際航空宇宙展 - IHIは液酸メタンのロケット・エンジン、三菱重工は国産旅客機「MRJ」を展示)
https://news.mynavi.jp/article/20161025-ja2016_ihi_mhi/
「IHIは現在、エアバス・ディフェンス&スペースと共同で、液体酸素と液体メタンを推進剤とする「ACE-42R」ロケット・エンジンを開発しており、今回そのエンジンに使われるターボ・ポンプの模型が展示された。」
「ACE-42Rの推力は約412kN(42tf)で、ガス・ジェネレイター・サイクルを採用している。エアバスが開発中のサブオービタル宇宙船のエンジンに使うことが計画されており、ACE-42Rは約30回の再使用を想定しているという。」
LNGガスは、主成分はメタンだが、未精製のためにコストは低い。
そのメリットを捨てて、メタンエンジンを選択したということなんだろう。
経験は生きているのかもしれないが、エンジン自体は、JAXAが開発を続けていたエンジンとも、全く別物ということになる。
昨日、読売は、IHIがメタンエンジンを実用化すると報じた。
(メタンエンジン宇宙へ…20年代後半にも実用化)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180101-OYT1T50007.html
「IHIは、「液化メタン」を燃料に用いた次世代ロケットエンジンを2020年代後半にも実用化する。」
なんだ、10年も先の話か・・・。
「従来のエンジンよりも小型で、繰り返し使えるのが特長」
火星探査なんて、100年先の話だから、実用化のターゲットは弾道飛行して5分くらいの無重力を体験させて金を取る、「なんちゃって宇宙旅行」だろう。
なんとなく、話が繋がったような気がする。
浮沈子は、一瞬、GXの後継エンジンが復活したのかと勘違いした。
煮え湯を飲まされて100億円以上もの赤字を出したIHIが、同じ轍を踏むはずはない。
ところで、エアバスが開発している弾道ロケットって、何だっけ?。
(Airbus Defence and Space Spaceplane)
https://en.wikipedia.org/wiki/Airbus_Defence_and_Space_Spaceplane
「The project is the first space tourism entry by a major aerospace contractor.」
なんだ、ジェットエンジンとロケットエンジンの両方を積んで、分離しないで飛ぶタイプのスペースプレーンだ。
なるほど・・・。
この記事では、エンジンはドイツで作るとか書いてあるけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
実用化までには、紆余曲折が予想され、GXのように中止される公算が高い。
IHIは、また、特別損失を計上することになるのかあ?。
次世代のエンジンとして注目されているメタンエンジンだが、打ち上げロケットとしての実績は皆無だ。
スペースXでも開発中、ブルーオリジンは、先日爆発し、その後も僅かの映像を流したのみで、順調とは言えない。
新しいロケットエンジンの開発なんて、そんなもんかもしれない。
長い目で、じっくりと開発する。
このエンジンは、人間の命を預かるエンジンだからな。
本番での爆発はご法度だ。
時間がかかってもいいから、着実な開発を行って、安全なものに仕上げて欲しいものだ。
(GXロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/GX%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88#LE-8%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3
「航空宇宙関係企業グループと宇宙航空研究開発機構 (JAXA)、アメリカ合衆国のロッキード・マーティンが官民共同で開発を進めていた中型ロケット。」
「計画の遅れに伴う開発費の高騰と需要の低迷のため、2009年にロケット本体の開発中止が決定された」
この時に開発されていたエンジンが、LE-8エンジンで、ロケット本体の開発中止後も、継続して開発が行われた。
(LE-8)
https://ja.wikipedia.org/wiki/LE-8
「世界に先駆けて宇宙機用のLNG推進系の実用化を目指していたが、GXロケットの開発中止により実用化には至らなかった。」
この記述では、エンジンの開発は完了し、需要があれば実用化できたかのような書き方になっている。
「2009年(平成21年)7月に実施された実機型エンジン (LE-8) の燃焼試験では、実飛翔秒時のテストも終了し、エンジン開発には一応の目処が立った。」
「JAXAとIHIエアロスペースはLE-8エンジンの開発終了後も、その技術を基にイプシロンロケットの最終段や海外のロケット等にも使える「汎用性のあるLNGエンジン」の研究を続け、2012年にNASAの研究中のLNGエンジンの性能を上回るLNGエンジンの基盤技術を確立した」
なるほど、LE-8エンジンは、開発途上で断念したが、それに代わるエンジンの開発を続けていたというわけだ。
この話が、次の記事と関連するのかは分からない。
(2016年国際航空宇宙展 - IHIは液酸メタンのロケット・エンジン、三菱重工は国産旅客機「MRJ」を展示)
https://news.mynavi.jp/article/20161025-ja2016_ihi_mhi/
「IHIは現在、エアバス・ディフェンス&スペースと共同で、液体酸素と液体メタンを推進剤とする「ACE-42R」ロケット・エンジンを開発しており、今回そのエンジンに使われるターボ・ポンプの模型が展示された。」
「ACE-42Rの推力は約412kN(42tf)で、ガス・ジェネレイター・サイクルを採用している。エアバスが開発中のサブオービタル宇宙船のエンジンに使うことが計画されており、ACE-42Rは約30回の再使用を想定しているという。」
LNGガスは、主成分はメタンだが、未精製のためにコストは低い。
そのメリットを捨てて、メタンエンジンを選択したということなんだろう。
経験は生きているのかもしれないが、エンジン自体は、JAXAが開発を続けていたエンジンとも、全く別物ということになる。
昨日、読売は、IHIがメタンエンジンを実用化すると報じた。
(メタンエンジン宇宙へ…20年代後半にも実用化)
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180101-OYT1T50007.html
「IHIは、「液化メタン」を燃料に用いた次世代ロケットエンジンを2020年代後半にも実用化する。」
なんだ、10年も先の話か・・・。
「従来のエンジンよりも小型で、繰り返し使えるのが特長」
火星探査なんて、100年先の話だから、実用化のターゲットは弾道飛行して5分くらいの無重力を体験させて金を取る、「なんちゃって宇宙旅行」だろう。
なんとなく、話が繋がったような気がする。
浮沈子は、一瞬、GXの後継エンジンが復活したのかと勘違いした。
煮え湯を飲まされて100億円以上もの赤字を出したIHIが、同じ轍を踏むはずはない。
ところで、エアバスが開発している弾道ロケットって、何だっけ?。
(Airbus Defence and Space Spaceplane)
https://en.wikipedia.org/wiki/Airbus_Defence_and_Space_Spaceplane
「The project is the first space tourism entry by a major aerospace contractor.」
なんだ、ジェットエンジンとロケットエンジンの両方を積んで、分離しないで飛ぶタイプのスペースプレーンだ。
なるほど・・・。
この記事では、エンジンはドイツで作るとか書いてあるけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
実用化までには、紆余曲折が予想され、GXのように中止される公算が高い。
IHIは、また、特別損失を計上することになるのかあ?。
次世代のエンジンとして注目されているメタンエンジンだが、打ち上げロケットとしての実績は皆無だ。
スペースXでも開発中、ブルーオリジンは、先日爆発し、その後も僅かの映像を流したのみで、順調とは言えない。
新しいロケットエンジンの開発なんて、そんなもんかもしれない。
長い目で、じっくりと開発する。
このエンジンは、人間の命を預かるエンジンだからな。
本番での爆発はご法度だ。
時間がかかってもいいから、着実な開発を行って、安全なものに仕上げて欲しいものだ。
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