個体酸素センサーの仕組み2018年01月14日 02:26

個体酸素センサーの仕組み
個体酸素センサーの仕組み


「ダイビングの聖杯」とまで言ってのけた、ポセイドンのソリッドオキシジェンセンサー。

その仕組みを図解したページを見つけた。

(Poseidon Fixes Closed Circuit Rebreather Diving Weakest Link)
https://www.deeperblue.com/poseidon-fixes-closed-circuit-rebreather-diving-weakest-link/

「“The diving community has waited for many years for a sensor like this and the solid state sensor is considered as one of the “holy grails” of diving. The fact that the sensor is factory calibrated and absolute gives the diver advantages that previously weren’t available in terms of rapid and reliable readings of the breathing gas.”」("ダイビングコミュニティは、このようなセンサーのために何年も待っていたし、固体センサーはダイビングの"聖杯 "の一つと考えられている。センサが工場で較正され、絶対的であるという事実は、呼吸ガスの迅速で信頼性の高い測定値では利用できなかったダイバーの利点をもたらします。":自動翻訳のまま:以下同じ)

仕組みについては、図のキャプションに、ちょこっとだけ書かれている。

「Principle: red light excited sensor dye shows luminescence in the near infrared (NIR), which decreases with increasing oxygen levels.」(原理:赤色光励起センサー色素は、近赤外(NIR)での発光を示し、酸素レベルの増加とともに減少します。)

この記事には、ちょっと気になる記述もある。

「Most experienced CCR divers consider the current crop of oxygen sensors as the weakest link in the oxygen control system.」(最も経験豊富なCCRダイバーは、現在の酸素センサの作物を酸素制御システムの中で最も弱いリンクとみなしています。)

そのために冗長化や、動的キャリブレーションしたり、機種によっては、温度による特性を考慮したりして、運用面でカバーしてきている。

実際のダイビングに当たっては、センサーだけではなく、様々なトラブルに対応するためのバックアップを携行し、その運用についてのトレーニングも行う。

センサーが、事実上、メンテナンスフリーになったからといって、CCRの運用が根本的に変わるわけではない。

消耗品的には、プレパッキングされたソフノダイブの単価の高さもあるしな・・・。

が、まあ、ちっとは気楽になることは確かだ。

多数決方式のCCRで、ディリュエントでキャリブレーションしたりして、生きてるセンサーはどれだろうとか、考えなくてもいいしな(ポセイドンは、勝手にやっちゃいますけど)。

まあいい。

リチャードパイルのコメントも書いてある。

「“This is the most exciting development in rebreather technology I’ve seen in years! I think it represents a real game-changer. The thought of never needing to replace or calibrate an oxygen sensor ever again is simply mind-blowing.”」(これは私が数年前に見たリブリーザー技術の中で最もエキサイティングな開発です!私はそれが本当のゲームチェンジャーだと思う。酸素センサーを交換したり較正したりする必要がないという考えは、まさに心を吹かれています。)

えーと、mind-blowingの訳が気になるが、まあ、刺激的なとか、夢のようなとか、そんな感じか。

もう、2年前の記事だからな。

ポセイドンからは、メインのセンサーで使えるようになったというリリースは、まだ出ていないようだ。

信号の仕様の違いもあるしな(未確認)。

このセンサーについては、以前にも記事にしている。

(個体酸素センサー)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/11/05/8721222

今回の図の中のセンサーダイというところで反射したダイオードの光(近赤外線)が、酸素が多くなると暗くなるというところがミソだな。

図を見ると、なんか、こう、衝撃とかに弱そうなデバイスの作りだが、ちゃんと樹脂で固めるとかして、耐衝撃性とか防滴性とかに配慮してもらいたいもんだな。

コネクターが、平ピン式(4ピン?)みたいに見えるのも気になる。

接点の腐食が心配だ(メッキしろよお!)。

これで、聖杯とか言われてもな・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

早くメインで使えるようにならないかなあ・・・。

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