ファルコンヘビーは必要か? ― 2018年02月01日 00:44
ファルコンヘビーは必要か?
ニューヨークタイムスの記事を、日本語で読めるようになっていた(ちょっと古いですが)。
(史上最大級「巨大ロケット」がついに宇宙へ
スペースXが開発、その名もファルコンヘビー)
http://toyokeizai.net/articles/-/206577
この中では、ファルコンヘビーのような巨大ロケットの需要に懐疑的だ。
「ファルコンヘビーほど大型のロケットにそれほどビジネスの機会があるのか、疑問視する声もある。」
「電子工学や技術の発展で、衛星の小型化が進んでおり、関連のスタートアップの間でもより小型のロケットが主流となっている」
数年後には、現在、年間100機ほどの小型衛星の需要が450機程度になるという予想もある。
もちろん、そのほとんどは相乗り打ち上げで十分なわけで、わざわざ小型ロケットを仕立てて打ち上げる必要はない。
年間数十機も上がればそれで用は足りる。
仮に、小型ロケットの需要が年間100機だとして、1機の打ち上げに10億円の売り上げを見込んだとして、総売り上げは年間1000億円にしかならない。
大型ロケットが、1機当たり100億円の売り上げだから、10機分にしかならない。
これ、全世界だからな。
話にならない。
衛星の小型化は当然だが、どーしても、そのタイミングで特定の軌道に放り込まなければならないというのは、有事の際の軍事衛星くらいだろう。
ペガサスとかは、そういう衛星を打ち上げるためのツールとして、用もないのに(?)ずーっと維持されてきている。
インターネット衛星というのが構想されていて、早ければ今年にも打ち上げられると言われている(うーん、ちょっと楽観的過ぎるような気も)。
(孫正義が10億ドル出資した衛星インターネット計画「ワンウェブ」、あれからどうなった?)
https://hbol.jp/145041
「ワンウェブは、700機以上もの人工衛星を地球のまわりに打ち上げ、全世界にブロードバンドを提供しようという、壮大な構想を掲げている企業である。」
GPS衛星が24機、イリジウムが66機とか考えると、確かに多い気がするが、これはあくまで初期計画だ。
(【時期未定】まだある新型ロケット-衛星インターネットに宇宙旅行も)
https://news.mynavi.jp/article/aerospace2018-4/
「当初同社は、約700機の衛星を打ち上げるとしていたが、昨年2月にはさらに約2000機を追加し、合計で3000機近い衛星を配備する構想を打ち出している。」
これで驚いてはいけない。
(1万機の衛星でインターネットをあまねく世界に! - スペースXが目論む次の一手)
https://news.mynavi.jp/article/20170513-satellite_internet/
「打ち上げる衛星の数は1万機を超える予定」
この他にも、ボーイングが同様の計画を持っているとされ、低軌道衛星の数は、あっという間に万の単位に膨れ上がる。
さて、まず、1万機の衛星を打ち上げようとして、毎年何機の衛星を上げればいいか。
衛星寿命は、せいぜい10年くらいだから、少なくとも10年以内に上げなければならない。
実際は、5年くらいで展開する必要があるだろうから、毎年2000機を上げることになる。
展開し終われば、ちょっと一息だが、予備機を含めて代替衛星を年間1000機ずつ上げ続けることになる。
たぶん、1トン未満の衛星だろうが、一度に100機打ち上げるわけにはいかない。
多くても、20機とか30機とか、そんなもんだろう。
ワンウエッブは、アリアンと契約して、30回くらいで初期の衛星群を上げるようだ。
予備機を入れると、900機だから、1回当たり30機を上げることになる。
アリアンで上げていたら、1万機の衛星を上げることは不可能だ。
アリアンは、年間多くても7機くらいしか飛ばない。
頑張って10機飛ばして、全部インターネット衛星を上げることにしたって、300機しか上がらないのだ。
10年経っても3000機で、毎年300機が壊れていくから、いつまで経ってもコンステレーションは3000機止まりだ。
世界最大の商業衛星打ち上げ会社が、フル稼働しても追いつかない。
ファルコンヘビーを投入すれば、少なくとも機数については先が見えてくる。
低軌道に60トンだから、まあ、話半分で30トン程度のペイロードを積んで、1段目の再使用もして、余裕でアリアンの3倍以上こなせる。
衛星を一度に100機くらい積んで、年間20回飛ばせば、5年でコンステレーションは完成する。
まあ、異なる軌道面に展開しなければならないから、そう簡単ではないだろうが、ファルコン9を動員して、なんとかしのぐことは出来るだろう。
その後は、年に10回飛ばせば、衛星の交替は実現する。
コンステレーションは維持できるわけだ。
ワンウェッブが3000機で、スペースXが1万機というのは、決してテキトーに見栄張って決めたわけではないだろう。
ネックになるのが、打ち上げ能力の確保だということはハッキリしている。
まだ、影も形もないニューグレンとの契約にしたって、藁にも縋りたいほどロケットが欲しいからに相違ない。
年間数千機の衛星を打ち上げる時代が目の前に来ている。
確かに衛星は小型化し、高性能になり、需要は増えるかもしれない。
しかし、インターネット衛星一つ取っても、とても小型ロケットなんかで対応できる需要じゃない。
10年先の話じゃない。
今年から始まる話なのだ。
その一方で、静止軌道衛星は、益々巨大化して、遠らからず10トンを超える衛星が出てくるに違いない。
ファルコン9でも、アリアン5ですら打ち上げられない。
ファルコンヘビーの出番だ。
ニューグレンだっていい。
H3なんて、逆立ちしても出番はない。
(H3ロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/H3%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「ロングコースト静止移行軌道:6,500 kg 以上
(H3-24S/L)」
ファルコン9が去年の6月に上げたインテルサット35eは、6.7トン以上だから、上がるかどうかはビミョーだ。
衛星側に頑張ってもらって、静止軌道まで辿り着いてもらわなければならない。
競争力以前の話だ。
それ以上の重量級衛星には、手も足も出ない。
ファルコンヘビーは、ニューヨークタイムスの記事にあるような、道楽で作ったロケットではない。
必要にして不可欠なツールとして、絶妙のタイミングで世に出るわけだ。
イーロンマスクのヨタ話を取っ払ったスペースXは、実に入念な戦略を持った堅実な打ち上げ会社だ。
必要な機材は、自前で用意して、ビジネスアプリケーションを構築する。
えーと、例によって、その儲けが火星移民に投資されるところに問題があるんだがな・・・。
ニューヨークタイムスの記事を、日本語で読めるようになっていた(ちょっと古いですが)。
(史上最大級「巨大ロケット」がついに宇宙へ
スペースXが開発、その名もファルコンヘビー)
http://toyokeizai.net/articles/-/206577
この中では、ファルコンヘビーのような巨大ロケットの需要に懐疑的だ。
「ファルコンヘビーほど大型のロケットにそれほどビジネスの機会があるのか、疑問視する声もある。」
「電子工学や技術の発展で、衛星の小型化が進んでおり、関連のスタートアップの間でもより小型のロケットが主流となっている」
数年後には、現在、年間100機ほどの小型衛星の需要が450機程度になるという予想もある。
もちろん、そのほとんどは相乗り打ち上げで十分なわけで、わざわざ小型ロケットを仕立てて打ち上げる必要はない。
年間数十機も上がればそれで用は足りる。
仮に、小型ロケットの需要が年間100機だとして、1機の打ち上げに10億円の売り上げを見込んだとして、総売り上げは年間1000億円にしかならない。
大型ロケットが、1機当たり100億円の売り上げだから、10機分にしかならない。
これ、全世界だからな。
話にならない。
衛星の小型化は当然だが、どーしても、そのタイミングで特定の軌道に放り込まなければならないというのは、有事の際の軍事衛星くらいだろう。
ペガサスとかは、そういう衛星を打ち上げるためのツールとして、用もないのに(?)ずーっと維持されてきている。
インターネット衛星というのが構想されていて、早ければ今年にも打ち上げられると言われている(うーん、ちょっと楽観的過ぎるような気も)。
(孫正義が10億ドル出資した衛星インターネット計画「ワンウェブ」、あれからどうなった?)
https://hbol.jp/145041
「ワンウェブは、700機以上もの人工衛星を地球のまわりに打ち上げ、全世界にブロードバンドを提供しようという、壮大な構想を掲げている企業である。」
GPS衛星が24機、イリジウムが66機とか考えると、確かに多い気がするが、これはあくまで初期計画だ。
(【時期未定】まだある新型ロケット-衛星インターネットに宇宙旅行も)
https://news.mynavi.jp/article/aerospace2018-4/
「当初同社は、約700機の衛星を打ち上げるとしていたが、昨年2月にはさらに約2000機を追加し、合計で3000機近い衛星を配備する構想を打ち出している。」
これで驚いてはいけない。
(1万機の衛星でインターネットをあまねく世界に! - スペースXが目論む次の一手)
https://news.mynavi.jp/article/20170513-satellite_internet/
「打ち上げる衛星の数は1万機を超える予定」
この他にも、ボーイングが同様の計画を持っているとされ、低軌道衛星の数は、あっという間に万の単位に膨れ上がる。
さて、まず、1万機の衛星を打ち上げようとして、毎年何機の衛星を上げればいいか。
衛星寿命は、せいぜい10年くらいだから、少なくとも10年以内に上げなければならない。
実際は、5年くらいで展開する必要があるだろうから、毎年2000機を上げることになる。
展開し終われば、ちょっと一息だが、予備機を含めて代替衛星を年間1000機ずつ上げ続けることになる。
たぶん、1トン未満の衛星だろうが、一度に100機打ち上げるわけにはいかない。
多くても、20機とか30機とか、そんなもんだろう。
ワンウエッブは、アリアンと契約して、30回くらいで初期の衛星群を上げるようだ。
予備機を入れると、900機だから、1回当たり30機を上げることになる。
アリアンで上げていたら、1万機の衛星を上げることは不可能だ。
アリアンは、年間多くても7機くらいしか飛ばない。
頑張って10機飛ばして、全部インターネット衛星を上げることにしたって、300機しか上がらないのだ。
10年経っても3000機で、毎年300機が壊れていくから、いつまで経ってもコンステレーションは3000機止まりだ。
世界最大の商業衛星打ち上げ会社が、フル稼働しても追いつかない。
ファルコンヘビーを投入すれば、少なくとも機数については先が見えてくる。
低軌道に60トンだから、まあ、話半分で30トン程度のペイロードを積んで、1段目の再使用もして、余裕でアリアンの3倍以上こなせる。
衛星を一度に100機くらい積んで、年間20回飛ばせば、5年でコンステレーションは完成する。
まあ、異なる軌道面に展開しなければならないから、そう簡単ではないだろうが、ファルコン9を動員して、なんとかしのぐことは出来るだろう。
その後は、年に10回飛ばせば、衛星の交替は実現する。
コンステレーションは維持できるわけだ。
ワンウェッブが3000機で、スペースXが1万機というのは、決してテキトーに見栄張って決めたわけではないだろう。
ネックになるのが、打ち上げ能力の確保だということはハッキリしている。
まだ、影も形もないニューグレンとの契約にしたって、藁にも縋りたいほどロケットが欲しいからに相違ない。
年間数千機の衛星を打ち上げる時代が目の前に来ている。
確かに衛星は小型化し、高性能になり、需要は増えるかもしれない。
しかし、インターネット衛星一つ取っても、とても小型ロケットなんかで対応できる需要じゃない。
10年先の話じゃない。
今年から始まる話なのだ。
その一方で、静止軌道衛星は、益々巨大化して、遠らからず10トンを超える衛星が出てくるに違いない。
ファルコン9でも、アリアン5ですら打ち上げられない。
ファルコンヘビーの出番だ。
ニューグレンだっていい。
H3なんて、逆立ちしても出番はない。
(H3ロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/H3%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「ロングコースト静止移行軌道:6,500 kg 以上
(H3-24S/L)」
ファルコン9が去年の6月に上げたインテルサット35eは、6.7トン以上だから、上がるかどうかはビミョーだ。
衛星側に頑張ってもらって、静止軌道まで辿り着いてもらわなければならない。
競争力以前の話だ。
それ以上の重量級衛星には、手も足も出ない。
ファルコンヘビーは、ニューヨークタイムスの記事にあるような、道楽で作ったロケットではない。
必要にして不可欠なツールとして、絶妙のタイミングで世に出るわけだ。
イーロンマスクのヨタ話を取っ払ったスペースXは、実に入念な戦略を持った堅実な打ち上げ会社だ。
必要な機材は、自前で用意して、ビジネスアプリケーションを構築する。
えーと、例によって、その儲けが火星移民に投資されるところに問題があるんだがな・・・。
洋上着水実施 ― 2018年02月01日 09:41
洋上着水実施
寝坊して、録画で見た。
(GovSat-1 Launch:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1316&v=ScYUA51-POQ
洋上回収を行わないのに、グリッドフィンも着陸脚も付けての打ち上げ。
今回は4トンクラスの衛星だから、その位付けても余裕でGTOにぶち上げられる。
ドローン船が塞がっているので、回収は出来ないが、データ取りのために洋上着水を試みたようだ。
ランディングバーン(?)と着陸脚の展開を行ったことが、字幕でも確認でき、この後、着水している。
映像はないから、ホントにうまく着水出来たかどうかは分からんけどな(水面に激突したかも!?)。
まあいい。
ズーマの打ち上げでケチが付いたが、今回の成功でファルコン9及びスペースXの打ち上げ能力に問題ないことが証明された。
ズーマに何が起こったかは不明だが、スペースXが、「うちは悪くない!」といった言葉は、一定の信ぴょう性を得たわけだ。
ハード、ソフト、手順の変更なく、ほぼ予定通りに上がったわけだからな(打ち上げ延期の原因になった2段目のセンサーは、大丈夫だったのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
着水テストは無事に行われ(たぶん)、衛星は所期の軌道に投入された(たぶん)。
次は、いよいよファルコンヘビーの打ち上げに、全世界の注目が集まる。
単にデカいロケットの発射ということだけではなく、宇宙ビジネスにとって、時代を画するロケットになるからな(たぶん)。
100億円(H2Aより安い金額)で、20トン以上のペイロードを静止軌道に上げる。
それだけではない。
そのロケットの1段目に当たる3本のブースターを全部回収して、再使用するということになっている。
両側のブースターは陸上へ、センターコアは洋上での回収になる(少なくとも、初回は)。
センターコアは、新品だしな。
状態をチェックするためにも、是非とも回収したいところだ。
ドローン船は、最優先で割り当てられ、とばっちりを受けた今回の衛星打ち上げでは、着水テストになってしまったわけだ。
やむを得ない。
そもそも、現段階においては、1段目の回収はテストということになっている。
再使用による打ち上げについても、それが可能であることの証明に過ぎない。
再回収は行われているが、それは、3度目に使用するためではなく、おそらく、状態のチェックのためだろう。
ブロック5が出来て初めて、正真正銘の再使用ロケットとしてデビューすることになるわけだ。
再使用回数は、少ないけどな(10回くらい)。
今後は、それをどこまで上げて行けるかということになるが、それは次のロケットに委ねられることになる。
BFRと呼ばれるメタンエンジンの大型ロケットは、エンジンと燃料タンクのテストだけで、未だに構想段階だが、実現すればSLSに匹敵する能力を得ることになる。
火星移民と大陸間交通というヨタ話を別にすれば、超大型ロケットの実現は、使い捨てでコスト効率の悪いSLSの存在を脅かすことになりかねない。
初期のSLSは、70トンクラスの低軌道打ち上げ能力だから、ファルコンヘビーよりやや強力という程度だ。
2段目がまともに開発されて初めて、サターン5型に匹敵する100トンクラスの打ち上げ能力を獲得することになる。
超大型ロケットの時代は、目前だからな。
ブルーオリジンのニューグレンが、いつできるかは分からないが、今のところ、この3つが具体に進んでいる。
アリアンは、規模の拡大はしないからな。
ロシアも、大した拡張は計画していない。
H3は圏外だし・・・。
打ち上げ需要は、打ち上げ手段によって作られる。
1万機もの大量の衛星コンステレーションを展開するというインターネット衛星構想は、それを可能とするロケットの実現によって生まれた(たぶん)。
静止軌道に数十トンの衛星を配置するという話だって、これから出てくるに違いない。
いや、100トンクラス以上の静止軌道ステーション(無人)の話だって、分からんぞお?。
複数回の打ち上げで、軌道上でロボット衛星(サービス衛星)によって組み立てられる・・・。
今日の衛星の打ち上げで、1段目の回収が行われなかった話の先には、壮大な宇宙開発の話が繋がっている(たぶん)。
映像のない、ショボい着水テスト(字幕だけ)で我慢するしかないな・・・。
(This rocket was meant to test very high retrothrust landing in water so it didn’t hurt the droneship, but amazingly it has survived. We will try to tow it back to shore.:追加)
https://twitter.com/elonmusk/status/958847818583584768
上手く着水できたので、どうやら、岸まで曳航してくるようだ(途中で沈んじまわなければ?)。
寝坊して、録画で見た。
(GovSat-1 Launch:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1316&v=ScYUA51-POQ
洋上回収を行わないのに、グリッドフィンも着陸脚も付けての打ち上げ。
今回は4トンクラスの衛星だから、その位付けても余裕でGTOにぶち上げられる。
ドローン船が塞がっているので、回収は出来ないが、データ取りのために洋上着水を試みたようだ。
ランディングバーン(?)と着陸脚の展開を行ったことが、字幕でも確認でき、この後、着水している。
映像はないから、ホントにうまく着水出来たかどうかは分からんけどな(水面に激突したかも!?)。
まあいい。
ズーマの打ち上げでケチが付いたが、今回の成功でファルコン9及びスペースXの打ち上げ能力に問題ないことが証明された。
ズーマに何が起こったかは不明だが、スペースXが、「うちは悪くない!」といった言葉は、一定の信ぴょう性を得たわけだ。
ハード、ソフト、手順の変更なく、ほぼ予定通りに上がったわけだからな(打ち上げ延期の原因になった2段目のセンサーは、大丈夫だったのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
着水テストは無事に行われ(たぶん)、衛星は所期の軌道に投入された(たぶん)。
次は、いよいよファルコンヘビーの打ち上げに、全世界の注目が集まる。
単にデカいロケットの発射ということだけではなく、宇宙ビジネスにとって、時代を画するロケットになるからな(たぶん)。
100億円(H2Aより安い金額)で、20トン以上のペイロードを静止軌道に上げる。
それだけではない。
そのロケットの1段目に当たる3本のブースターを全部回収して、再使用するということになっている。
両側のブースターは陸上へ、センターコアは洋上での回収になる(少なくとも、初回は)。
センターコアは、新品だしな。
状態をチェックするためにも、是非とも回収したいところだ。
ドローン船は、最優先で割り当てられ、とばっちりを受けた今回の衛星打ち上げでは、着水テストになってしまったわけだ。
やむを得ない。
そもそも、現段階においては、1段目の回収はテストということになっている。
再使用による打ち上げについても、それが可能であることの証明に過ぎない。
再回収は行われているが、それは、3度目に使用するためではなく、おそらく、状態のチェックのためだろう。
ブロック5が出来て初めて、正真正銘の再使用ロケットとしてデビューすることになるわけだ。
再使用回数は、少ないけどな(10回くらい)。
今後は、それをどこまで上げて行けるかということになるが、それは次のロケットに委ねられることになる。
BFRと呼ばれるメタンエンジンの大型ロケットは、エンジンと燃料タンクのテストだけで、未だに構想段階だが、実現すればSLSに匹敵する能力を得ることになる。
火星移民と大陸間交通というヨタ話を別にすれば、超大型ロケットの実現は、使い捨てでコスト効率の悪いSLSの存在を脅かすことになりかねない。
初期のSLSは、70トンクラスの低軌道打ち上げ能力だから、ファルコンヘビーよりやや強力という程度だ。
2段目がまともに開発されて初めて、サターン5型に匹敵する100トンクラスの打ち上げ能力を獲得することになる。
超大型ロケットの時代は、目前だからな。
ブルーオリジンのニューグレンが、いつできるかは分からないが、今のところ、この3つが具体に進んでいる。
アリアンは、規模の拡大はしないからな。
ロシアも、大した拡張は計画していない。
H3は圏外だし・・・。
打ち上げ需要は、打ち上げ手段によって作られる。
1万機もの大量の衛星コンステレーションを展開するというインターネット衛星構想は、それを可能とするロケットの実現によって生まれた(たぶん)。
静止軌道に数十トンの衛星を配置するという話だって、これから出てくるに違いない。
いや、100トンクラス以上の静止軌道ステーション(無人)の話だって、分からんぞお?。
複数回の打ち上げで、軌道上でロボット衛星(サービス衛星)によって組み立てられる・・・。
今日の衛星の打ち上げで、1段目の回収が行われなかった話の先には、壮大な宇宙開発の話が繋がっている(たぶん)。
映像のない、ショボい着水テスト(字幕だけ)で我慢するしかないな・・・。
(This rocket was meant to test very high retrothrust landing in water so it didn’t hurt the droneship, but amazingly it has survived. We will try to tow it back to shore.:追加)
https://twitter.com/elonmusk/status/958847818583584768
上手く着水できたので、どうやら、岸まで曳航してくるようだ(途中で沈んじまわなければ?)。
脛の傷癒える ― 2018年02月01日 11:54
脛の傷癒える
正月早々、クルマから荷物を降ろす際に脛にぶつけて傷を作り、湿潤療法で治療(絆創膏貼ってただけですが)を続けていたが、昨夜、5回目の剥がしをしたら、ほぼ完治していたので新しいのは貼らずにそのままにした。
うっすらと膜が張っている状態だったので、保護のためにはもう一度くらい貼った方がいいのかもしれないが、保湿用の絆創膏は高いから、安いやつに切り換えた方がいいかも。
まあ、どうでもいいんですが。
初めから保湿しておけば良かったんだが、途中からだったからな。
1月6日に負傷して、10日から絆創膏を切り替えた。
強力な粘着力で、最初に剥がした時に脛毛が抜けてしまった。
傷の痛みは殆どなかったが、毛が抜ける時は激痛だったな。
3回目から銘柄を変え、4回目以降は少し小型のにした。
治療費は、3000円くらいになったが、傷自体はかさぶたにならずに綺麗になった。
色素の沈着が見られるが、やがて消えるだろう。
脛毛が抜けた後に雑菌が入ったらしく、ポツポツと赤くなってしまった。
今後の課題だな(って、ケガしないようにしないとな)。
半信半疑で試してみたが、かさぶた作るよりも治りかけの痒みがないのは有難い。
炎症が治まってからは、貼りっぱなしでも気にならなかった。
説明書には、2日から3日ごとの貼り換え(最長5日)となっている。
化膿した場合の確認で、その際は医師の受診を勧めている。
浮沈子も、初めはやや膿が付いていたが、取り除いてそのまま貼ってしまった(良い子は、マネしないでね!)。
まあいい。
大したことがなくても、体のどこかが傷ついているとそこを庇おうとして、文字通り引き籠ったり、気持ちが落ち込んだりする。
逆に、直ったからといって、はしゃいで不注意になり、新たな傷を作ったりする。
学習能力のない浮沈子・・・。
今日は、大事をとってフィットネスはサボりだ。
昼前から、雨粒が落ちてきている。
この雨が、夜中過ぎには霙に代わる。
下手すると、明日の朝には雪になるかも知れない。
積雪の予想は、現在のところ、都心ではうっすらと積もる程度となっている。
低気圧が発達せず、先週よりもやや沖合を通るためだろう。
明日もサボれる(そんなことでいいのかあ?)。
また脛に傷作っちゃいかんからな・・・。
正月早々、クルマから荷物を降ろす際に脛にぶつけて傷を作り、湿潤療法で治療(絆創膏貼ってただけですが)を続けていたが、昨夜、5回目の剥がしをしたら、ほぼ完治していたので新しいのは貼らずにそのままにした。
うっすらと膜が張っている状態だったので、保護のためにはもう一度くらい貼った方がいいのかもしれないが、保湿用の絆創膏は高いから、安いやつに切り換えた方がいいかも。
まあ、どうでもいいんですが。
初めから保湿しておけば良かったんだが、途中からだったからな。
1月6日に負傷して、10日から絆創膏を切り替えた。
強力な粘着力で、最初に剥がした時に脛毛が抜けてしまった。
傷の痛みは殆どなかったが、毛が抜ける時は激痛だったな。
3回目から銘柄を変え、4回目以降は少し小型のにした。
治療費は、3000円くらいになったが、傷自体はかさぶたにならずに綺麗になった。
色素の沈着が見られるが、やがて消えるだろう。
脛毛が抜けた後に雑菌が入ったらしく、ポツポツと赤くなってしまった。
今後の課題だな(って、ケガしないようにしないとな)。
半信半疑で試してみたが、かさぶた作るよりも治りかけの痒みがないのは有難い。
炎症が治まってからは、貼りっぱなしでも気にならなかった。
説明書には、2日から3日ごとの貼り換え(最長5日)となっている。
化膿した場合の確認で、その際は医師の受診を勧めている。
浮沈子も、初めはやや膿が付いていたが、取り除いてそのまま貼ってしまった(良い子は、マネしないでね!)。
まあいい。
大したことがなくても、体のどこかが傷ついているとそこを庇おうとして、文字通り引き籠ったり、気持ちが落ち込んだりする。
逆に、直ったからといって、はしゃいで不注意になり、新たな傷を作ったりする。
学習能力のない浮沈子・・・。
今日は、大事をとってフィットネスはサボりだ。
昼前から、雨粒が落ちてきている。
この雨が、夜中過ぎには霙に代わる。
下手すると、明日の朝には雪になるかも知れない。
積雪の予想は、現在のところ、都心ではうっすらと積もる程度となっている。
低気圧が発達せず、先週よりもやや沖合を通るためだろう。
明日もサボれる(そんなことでいいのかあ?)。
また脛に傷作っちゃいかんからな・・・。
大雪注意報発令 ― 2018年02月01日 17:42
大雪注意報発令
浮沈子が棲息する東京都大田区には、とうとう、大雪注意報が発令された。
降雪が5センチ以上と見込まれているわけだな。
低気圧による雨雲が、やや北寄りになってきたことがあるようだ。
(今夜は関東で雪予想 都心で4~6cm積雪か)
https://weathernews.jp/s/topics/201802/010195/
「昨日の予想よりも、本州の南を通過する低気圧による雨雲雪雲の範囲が北側へやや拡大する予想」
「今回の南岸低気圧による積雪予想(いずれも多いところ):
・東京都心 4~6cm
(以下、略)」
「前回1月22日ほどの大雪にはならない予想」
問題は、積もった後の気温なんだがな。
土曜日には、10度くらいになりそうだし、朝も氷点下には下がらないから、前回の時のようにつるつるに滑ることはない(たぶん)。
外階段の除雪はしなくてもよさそうだ(希望的観測)。
画像は、ツイッターに出た今朝打ち上げられたファルコン9のブースター。
こいつを曳航して引っ張って来るのは大変そうだな。
着陸脚とか、付けなければよかったのに(後の祭りかあ?)。
エンジンとか付いているにも拘わらず、後ろ側もちゃんと浮いている。
トリムとしては悪くないかも。
まあ、どうでもいいんですが。
着陸脚が再度畳めるのかは分からないが、このまま曳航すると、水中に入っている着陸脚の付け根のところがやられるような気もするんだがな。
それとも、現場で外したり出来るのか。
海況次第のような気もする。
ふつーの台船持ってって、吊り上げて乗っけてくるのが正解だと思うんだがな。
今後は、そういうパターンも考慮すべきかもしれない。
打ち上げ頻度が高くなれば、ドローン船が間に合わなくなることも考えられる。
あるいは、洋上でふつーの台船に積み替えてくるなどの方法もある。
着陸用の台船を、常時定位置付近に浮かべておかなければならなくなるかもしれない。
今年は、30回もの打ち上げが予定されている(まあ、全部上がるとは限りませんが)。
来年からは、さらに増加することも予想される。
ブロック5は、24時間以内に再打ち上げを目指しているというからな。
空から降って来るのは、雪ばかりとは限らないってことか・・・。
浮沈子が棲息する東京都大田区には、とうとう、大雪注意報が発令された。
降雪が5センチ以上と見込まれているわけだな。
低気圧による雨雲が、やや北寄りになってきたことがあるようだ。
(今夜は関東で雪予想 都心で4~6cm積雪か)
https://weathernews.jp/s/topics/201802/010195/
「昨日の予想よりも、本州の南を通過する低気圧による雨雲雪雲の範囲が北側へやや拡大する予想」
「今回の南岸低気圧による積雪予想(いずれも多いところ):
・東京都心 4~6cm
(以下、略)」
「前回1月22日ほどの大雪にはならない予想」
問題は、積もった後の気温なんだがな。
土曜日には、10度くらいになりそうだし、朝も氷点下には下がらないから、前回の時のようにつるつるに滑ることはない(たぶん)。
外階段の除雪はしなくてもよさそうだ(希望的観測)。
画像は、ツイッターに出た今朝打ち上げられたファルコン9のブースター。
こいつを曳航して引っ張って来るのは大変そうだな。
着陸脚とか、付けなければよかったのに(後の祭りかあ?)。
エンジンとか付いているにも拘わらず、後ろ側もちゃんと浮いている。
トリムとしては悪くないかも。
まあ、どうでもいいんですが。
着陸脚が再度畳めるのかは分からないが、このまま曳航すると、水中に入っている着陸脚の付け根のところがやられるような気もするんだがな。
それとも、現場で外したり出来るのか。
海況次第のような気もする。
ふつーの台船持ってって、吊り上げて乗っけてくるのが正解だと思うんだがな。
今後は、そういうパターンも考慮すべきかもしれない。
打ち上げ頻度が高くなれば、ドローン船が間に合わなくなることも考えられる。
あるいは、洋上でふつーの台船に積み替えてくるなどの方法もある。
着陸用の台船を、常時定位置付近に浮かべておかなければならなくなるかもしれない。
今年は、30回もの打ち上げが予定されている(まあ、全部上がるとは限りませんが)。
来年からは、さらに増加することも予想される。
ブロック5は、24時間以内に再打ち上げを目指しているというからな。
空から降って来るのは、雪ばかりとは限らないってことか・・・。
雨は夜更け過ぎに雪へ ― 2018年02月01日 22:59
雨は夜更け過ぎに雪へ
・・・と変わるはずだったが、夜9時には雪になっていた。
夕方から、電車で大井町に出かけた。
もちろん、フィットネス。
今日はサボろうと思ってたんだが、午後、一寝入りしたら元気になって、身体を動かしたくなった。
あんま、動かないんだけどな。
少し血圧が高めで、用心しながら筋トレして、しっかりクールダウン(クロストレーナーで)してから、プールへ。
蹴伸びを基本にして、いつものメニューで1000m。
年が明けてから、初めて1キロ泳いだ(浮いた?)。
クロールで、腕が回らないのにはまいったな。
少し、ストレッチが足りなかったのかもしれない。
筋トレの際には、可動域目一杯に動かすことはないからな。
明日は、どーせ動けそうもないから、筋肉痛覚悟で動かしてきた。
ドルフィンキックも、少しずつ進むようになってきて、25mの半分くらいを一気に泳ぐ。
手は回さないで、キックだけ。
身体のうねりを作ろうとするんだが、第一キックではその場で浮き沈みするだけだからな。
修行が足りない。
まあいい。
今月からは、クロールをちゃんと教えてもらう。
初回は大塚センセ。
息継ぎが出来ない浮沈子は、25mをノーブレで泳ぐだけだからな。
芸がなさすぎる・・・。
もちろん、出来ないわけではないんだが、上手くできない。
そこは、しっかりと教えてもらって、今度こそものにしたいものだ。
まあ、どの泳法でも、毎回同じことを言っているような気がするけどな(気のせいです!)。
もう少しで、バラフライが出来るようになりそうな気がしている(気のせいです!)。
手と足のタイミングが合えば、飛べるようになりそうなのだが、なかなか合わない。
今年こそ、芋虫から蝶へとメタモルフォーゼしたいもんだ(ヘンタイ(変態)とも言うけどお?)。
まあ、どうでもいいんですが。
低気圧はあまり発達しそうもなく、トータルの降水量は大したことはなさそうだ。
積もるかどうかは、気温次第だが、まだ氷点下にはならない。
多摩の方も、積雪は記録されていない(アメダスでは、10分おきに出ます)。
積もるとしても、夜中過ぎだろう。
明日の朝になったら、真っ白な景色になってるかもしれないし、気温が下がりきらなければ冷たい霙の朝を迎えることになる。
しかし、雪が降ってるくらいだから、外は寒い。
ドアを開けて外を伺うと、部屋の気温が下がってしまう。
外気温のチェックは、ネットでやるに限るな(世も末ですなあ)。
23時30分に、東京地方に大雪警報発令(追加)。
参ったなあ・・・。
・・・と変わるはずだったが、夜9時には雪になっていた。
夕方から、電車で大井町に出かけた。
もちろん、フィットネス。
今日はサボろうと思ってたんだが、午後、一寝入りしたら元気になって、身体を動かしたくなった。
あんま、動かないんだけどな。
少し血圧が高めで、用心しながら筋トレして、しっかりクールダウン(クロストレーナーで)してから、プールへ。
蹴伸びを基本にして、いつものメニューで1000m。
年が明けてから、初めて1キロ泳いだ(浮いた?)。
クロールで、腕が回らないのにはまいったな。
少し、ストレッチが足りなかったのかもしれない。
筋トレの際には、可動域目一杯に動かすことはないからな。
明日は、どーせ動けそうもないから、筋肉痛覚悟で動かしてきた。
ドルフィンキックも、少しずつ進むようになってきて、25mの半分くらいを一気に泳ぐ。
手は回さないで、キックだけ。
身体のうねりを作ろうとするんだが、第一キックではその場で浮き沈みするだけだからな。
修行が足りない。
まあいい。
今月からは、クロールをちゃんと教えてもらう。
初回は大塚センセ。
息継ぎが出来ない浮沈子は、25mをノーブレで泳ぐだけだからな。
芸がなさすぎる・・・。
もちろん、出来ないわけではないんだが、上手くできない。
そこは、しっかりと教えてもらって、今度こそものにしたいものだ。
まあ、どの泳法でも、毎回同じことを言っているような気がするけどな(気のせいです!)。
もう少しで、バラフライが出来るようになりそうな気がしている(気のせいです!)。
手と足のタイミングが合えば、飛べるようになりそうなのだが、なかなか合わない。
今年こそ、芋虫から蝶へとメタモルフォーゼしたいもんだ(ヘンタイ(変態)とも言うけどお?)。
まあ、どうでもいいんですが。
低気圧はあまり発達しそうもなく、トータルの降水量は大したことはなさそうだ。
積もるかどうかは、気温次第だが、まだ氷点下にはならない。
多摩の方も、積雪は記録されていない(アメダスでは、10分おきに出ます)。
積もるとしても、夜中過ぎだろう。
明日の朝になったら、真っ白な景色になってるかもしれないし、気温が下がりきらなければ冷たい霙の朝を迎えることになる。
しかし、雪が降ってるくらいだから、外は寒い。
ドアを開けて外を伺うと、部屋の気温が下がってしまう。
外気温のチェックは、ネットでやるに限るな(世も末ですなあ)。
23時30分に、東京地方に大雪警報発令(追加)。
参ったなあ・・・。
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