EFRI予習2018年03月20日 21:43

EFRI予習


お手伝いとは言いながら、一応、テキストくらいは予習しておく。

CPR(cardiopulmonary resuscitation:心肺蘇生法)のガイドラインが2015になっていて、浮沈子が教わった時とは変わっているからな。

具体的に参考になったのはこのページだ。

(【公表】JRC蘇生ガイドライン2015。変更点など6つのポイントまとめ)
http://aed-blog.com/jrc-guideline2015

「一般市民に重要だと思われる変更や重要点:
・胸骨圧迫は5cm~6cmの深さ
・1分間のリズムは100回~120回
・胸骨圧迫では、胸をしっかりと元の位置に戻す
・胸骨圧迫の中断を最小限に
・呼吸の確認に迷ったら、すぐに胸骨圧迫
・119番通報で指示を仰ぐ」

PADIのマニュアルでは、1分間のリズムが「少なくとも100~120回」と改定されただけ(範囲が示されたんだから、「少なくとも」は不要になったと思うんだがな)。

この記事にあるような、ちゃんとした理由を理解しておかないと、説明できない。

「速すぎると疲れるのが早くなり、特に一般人の胸骨圧迫では徐々に圧迫の深さが浅くなる事が分かっています。適切な圧迫を継続するため、120回という上限を設けたものと考えられます。」

そのほかの事項も重要だが、何といってもスマホ全盛の今日この頃、最後の119番で指示を仰ぐというのが、究極の改定かも知れないな。

シムカードなしでも繋がって、かけっぱなしでも無料だからな。

まあ、ダイビングの時には、スマホ持っていかないだろうけどな。

「心停止かどうかの判断に迷ったり、胸骨圧迫のやり方などが分からない場合は、『119番通報した際に電話を切らずに指示を仰ぐ』ようにしましょう。」

しかし、まあ、EFRの講習としては、また、そのインストラクターの養成としては、「全部119番に聞きましょう!」というわけにはいかないからな。

まあ、どうでもいいんですが。

トレーニングブルティンとか、一応、目を通したり、EFRI専門のサイト(ID、パスワード必要)もチェックして、他の改定項目がないかを確認しておく。

分厚い指導書を読み、問題を解き、ポイントを再確認する。

PADIのインストラクターなら、常日頃からこまめにチェックして、改定等を反映させる義務がある。

講習のサポートの時だけ、直前に確認すればいいというもんじゃあない(分かっちゃいるけど・・・)。

まあ、何もやらないよりは、マシという程度か(反省・・・)。

浮沈子がかつて某所で習った時には、胸を圧迫する深さや強さについては、かなり大雑把に教えていた。

胸部の厚さの3分の1というところは同じなんだが、素人はビビってそこまで押し込めない。

肋骨折れちゃうんじゃないかとか。

そしたら、講師の先生(医師)は、骨は折ってもくっ付くから大丈夫と、大胆なご指導!。

もちろん、折らないで十分な圧迫をかけるのが正しい。

今回は、5cm~6cmだという(そんなの、分かるわけないじゃん!?)。

訓練用の人形の中には、この押し込み具合が分かるタイプもあるらしい。

注意点にもあるが、押した後、胸を戻すことも重要だ。

自然に戻るからいいんだが、寄っかかって休んでいてはダメ!(たまにいるんですよね・・・)。

浮沈子は、何度か注意されたことがある(やっぱ、おまえかあ!)。

実際、2分もやってたら、息切れしてくる。

明日も、リトルアンを相手に、必死でデモンストレーションしなければならない。

生徒役も、楽じゃないんだ・・・。

我が国では、相変わらず、PADIのEFRはなかなか認めてもらえない。

消防署の講習とかの方が、押し出しがいい。

官尊民卑の風潮が残っているんだろうな。

循環器系の疾患(早い話が心臓マヒ)で亡くなる方の割合が、欧米に対して低いのかもしれない(未確認)。

AED使って蘇生した話が、ニュースになるくらいだからな。

(男性ランナー、一時心肺停止 AEDで蘇生)
https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/201802/0010977160.shtml

「警戒していた救急救命士らが沿道の店舗にあった自動体外式除細動器(AED)で蘇生し、一命を取り留めた。」

浮沈子は、幸いにしてそういう現場に居合わせたことない(そのうち、被救助者側になるかも)。

自分が助けてもらう側になった時のことを考えると、一人でも多くの人にスキルを身に着けてもらいたいものだと思う。

情けは人のためならず・・・。

(情けは人の為ならず)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E3%81%91%E3%81%AF%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%82%BA%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%9A

「1960年代後半、若者を中心に言葉の意味を「情けをかけることは、結局その人の為にならない(ので、すべきではない)」という意味だと思っている者が多いことが、マスメディアで報じられた事が話題となった(この意味を持つことわざは「情けが仇(相手にかけた情けが逆に悪い結果を招く、という意味)」である)。」

「2000年頃より、再びそのように解釈するものが増えていると報じられる。平成13年(2001年)の文化庁による『国語に関する世論調査』では、この語を前述のように誤用しているものは48.2パーセントと、正しく理解している者の47.2パーセントを上回った」

CPRより、国語の勉強した方がいいんじゃないのかあ?。

まあいい。

心肺蘇生法以外にも、ダイビングにかかわるケガなどの対応についても学ぶ。

お子さんがいらっしゃる方は、子供のケアが別冊になっていて、お役立ちだ(役に立たない方がいいともいうが)。

本当にそういう場に居合わせて、何もできずに立ちすくむだけという立場になったら、その後、どれだけ後悔するだろうか。

(学校で心停止、AED使用38% 全国295件分析)
https://www.asahi.com/articles/ASL3L026ML3KUBQU00J.html?iref=com_apitop

(AED:Automated External Defibrillator:自動体外式除細動器)

「急な心停止はいつどこで起きてもおかしくない。ふだんの準備といざというときの対応で、子どもたちの命をもっとたくさん救えるはずだ」

やれやれ・・・。

(蘇生に欠かせないAED 一度は体験を)
https://www.asahi.com/articles/ASL3J7GB7L3JUBQU01S.html?iref=pc_extlink

「AEDは街のどこにでも見かけるようになりました。市役所や学校、駅や高速道路のサービスエリアなど公共の施設はもちろん、ホテルやスーパーマーケットにも設置されています。AEDを使えば救急車が到着するより前に電気ショックをかけることができ、心拍が再開する可能性が高くなります。いざというときの備えに1度は蘇生講習会などで体験しておくことをお勧めします。」

消防署とかでもやっているようだ(浮沈子は、レスキューコース受けるために、そこで取りました)。

まあ、PADI的には、近くのショップでEFRの講習受けてくださいという事になるんだろう。

近所にPADIショップがあれば、ノンダイバーの講習も受けてくれるかもしれない。

年齢制限などはない(宣伝、終わり)。

浮沈子は、CPRの場に居合わせたら、おじけずに、名乗り出て手伝うことができるだろうか?。

あるいは、他に誰も経験者がいなければ、率先して救助に当たることができるんだろうか?。

そうしなければなるまい。

PADIのインストラクターだからという事もあるけど、訓練を受けた一人の市民として、見て見ぬふりは出来まい?。

元々の意味で、情けは人のためならずだしな・・・。

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