探査機だあ?2018年03月29日 18:05

探査機だあ?
探査機だあ?


太陽系外の惑星を「探査」する宇宙機が、4月に打ち上げられる予定だという。

系外惑星探査ということになれば、恒星間飛行して、謎の円盤UFOの「惑星Xクローズアップ作戦」みたいに、高解像度の写真撮って送ってきたら、距離と倍率のデータが届かなかったりするって、ああいうやつなのかあ?。

聞いてないんだけど・・・。

(米、地球似の惑星探査へ 4月に衛星打ち上げ)
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/311124

「太陽系の外にある地球に似た惑星を探す人工衛星「TESS」を4月16日、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げると発表した。」

なんだ、TESSのことかあ・・・。

あれって、やっぱ、探査機になるんだろうか。

(トランジット系外惑星探索衛星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%83%E3%83%88%E7%B3%BB%E5%A4%96%E6%83%91%E6%98%9F%E6%8E%A2%E7%B4%A2%E8%A1%9B%E6%98%9F

「・・・宇宙望遠鏡である。」

そうだよなあ、しかも、掃天範囲は広いが、感度はケプラーより悪い(そうなのかあ?)。

「サーベイは、視等級が12より明るいG型主系列星及びK型主系列星を対象とする」

ケプラーは、16等級までいけるようだ。

(Kepler (spacecraft))
https://en.wikipedia.org/wiki/Kepler_(spacecraft)#Field_of_view

「Most of the stars observed by Kepler have apparent visual magnitude between 14 and 16 but the brightest observed stars have apparent visual magnitude of 8 or lower.」(ケプラーによって観察された星のほとんどは14と16の間の見かけの大きさを有するが、最も明るい観察された星は8以下の見かけの視覚的大きさを有する。:自動翻訳のまま)

まあ、どうでもいいんですが。

軌道は月共鳴軌道だが、大きく括れば、結局地球の周りをまわる楕円軌道だ。

(探査機)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8E%A2%E6%9F%BB%E6%A9%9F

「何らかの現象をその起きている場所にまで移動していって観測し、これを記録する機械装置や、あるいは観測者を輸送するための乗物に、観測機器が積まれているものである。」

TESSは、少なくとも探査機ではない。

間違えてはいけない。

ただの衛星だし、中身は望遠鏡だ。

惑星が、その主星である恒星の前を横切るトランジットという現象による光度の変化を観測する。

「最初の有人恒星間航行は、TESSによって発見された惑星になるだろう」

まあ、遠い将来には、本物の探査機の目的地を選定するのに役に立つのかもしれないけどな・・・。

JWST再延期2018年03月29日 20:02

JWST再延期
JWST再延期


熱発していて、込み入った話が書けない。

ボーっとしている(普段と同じじゃね?)。

(NASA、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げを再度延期へ)
https://www.gizmodo.jp/2018/03/nasa-james-launch.html

どうやら、日よけのテントの具合がよくないらしい。

(最大の望遠鏡計画、ピンチ 米、予算超過で取りやめも)
http://www.sankei.com/photo/daily/news/180328/dly1803280002-n1.html

「望遠鏡は、テニスコートほどもある巨体を折り畳んで打ち上げ、宇宙で開く。鏡部分を太陽の熱から守る防護システムの展開に想定より時間がかかるなどの問題点が新たに判明した。」

まあな、打ち上げたら、二度と修理できないからな。

ちゃんと試験して、完璧と判断できない限り、打ち上げはできない。

(ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%96%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1

「所在地:1.5×10^6 km ラグランジュ点L2」

「JWSTは地球から150万kmもの遠距離に置かれるため、万が一トラブルが発生してもHSTのように修理人員を派遣することは事実上不可能とみられている。」

産経は、打ち上げが中止になるかもしれないといっているが、それはないだろう。

高価な宇宙機を作って飛ばすこと自体が、公共事業としての意味があるからな。

すでに、次の宇宙望遠鏡のことも考えているに決まっている(未確認)。

「ベリリウムを主体とした反射鏡の主鏡の口径は約6.5mに達する。」

もう少し待っていれば、折りたたまなくても打ち上げられるかもしれない。

(衛星打ち上げから火星移民まで、すべてを担う巨大ロケット「BFR」)
https://news.mynavi.jp/article/spacex_bfr-1/

「宇宙船の居住区を貨物区画にすれば、直径9m、長さ20mもの搭載スペースが生まれる。」

「宇宙望遠鏡などの質量はともかく大きくかさばる部品をもった衛星の打ち上げすら可能になる。」

まあ、仮にそうだとしても、遮光板は畳まなければならんからな。

デカいロケットができれば、欲深な業界のことだから、さらにデカい宇宙望遠鏡を上げようとするんだろう。

ちなみに、今のところ、JWSTの打ち上げは、アリアン5が予定されている。

まあ、遅くとも2020年代初頭には上がることになる。

経費がかさんでいるといわれるが、打ち上げに成功すれば、直ちに次世代の検討が本格化するだろうから、引っ張っている方が安く済むかもしれない(そうなのかあ?)。

公共事業は、事業を継続していることに意義があるからな。

金を使うことが重要で、何に使うかは二の次だ(そんなあ・・・)。

まあいい。

宇宙望遠鏡といえば、こんなのもある。

(月に望遠鏡を立てるとしたら)
https://www.usss.kyoto-u.ac.jp/uchugaku/summer-school/ss16/lecture/ss16_kurita.pdf

「月面に30m望遠鏡を作ったら
• 地上の100~200倍の解像度
• 地上の2倍程度の光を受け
• 背景ノイズがゼロで
• いつでも
観測できる」

「まだまだある月面の利点
• 風が吹かないので
• 望遠鏡の追尾制御が容易
• 雨が降らないので
• ドームが不要
• 真空なので
• 錆びない、腐らない
• 鏡が曇らない
• 重力が小さいので
• ・・・特にない」

小さい重力は、支持構造の軽量化に寄与するような気もするんだがな(「重力が小さい分少ない資源でできる」という記述も出てくる)。

「不利な点
• 環境起因の本質的な問題はない」

微小隕石の直撃受けたり、レゴリスで可動部分がすり減ったり、強烈な宇宙線で電子回路が損傷したりもするだろうしな。

記事の中にあるオカルティングというのは、遮光円盤(オカルティングディスク)を使って系外惑星などを観測することらしい。

記事の筆者は、有人観測を考えているんだろうが(食料とか、書いてあるし)、浮沈子的にはもってのほかだな。

宇宙線、小重力など、月面基地は悲惨な状況だからな。

無人で沢山だ。

建設なども、有人で行う必要はないだろう。

建設機材と資材を送り込んで、遠隔や自律制御で建設可能だろう。

その頃には、30m望遠鏡を一気に運べるロケットだって、できてるかもしれないからな。

地球で作って、そのまま乗っけて、そっとおろして、以上終わりだ。

そうなるとあれだな、次は100mくらいの望遠鏡を作りたがるのかもしれないな。

業界の欲望は、いつ果てるともなく続いていくのだ・・・。