最後の上空通過2018年04月02日 09:29

最後の上空通過
最後の上空通過


天宮1号は、無事に上空を通過した。

あと数時間以内に落ちるが、日本列島の上空を再び通ることはない。

地球上のどこかに落ちるかもしれないが、浮沈子の上に落ちなければ、とりあえずはいい。

今朝から、150kmを切ってきているが、なかなか落ちないもんだな。

当初予測より、後ろにずれこんでいる。

先週は4月1日に落ちると予測されていたのに、今日になった。

日本時間で午前9時30分から10時を挟んで、前後2時間という予測で収束している。

さっき通過した時には、まだ140kmくらいはあったからな。

ここから急速に高度を下げていくことになるんだろう。

最も遅い予測でも、正午前には落下するわけだから、3時間のうちに140km落ちるわけだ。

いくつかの記事を読んで気づいたんだが、米国やESA、イタリアなどでは、落下の予測とかしているが、我が国がそのような発信をしている気配はない。

当事者じゃないからな。

(中国宇宙施設「天宮1号」、破片落下の恐れ 2日午前に大気圏再突入)
http://www.sanspo.com/geino/news/20180402/sot18040209080001-n1.html

「中国有人宇宙プロジェクト弁公室は2日、中国の宇宙実験施設「天宮1号」が同日午前8時11分~9時33分(日本時間同9時11分~10時33分)に大気圏に再突入すると発表した。」

「再突入の地点の中心は西経19・4度、南緯10・2度で、大西洋の上空に当たる。」

さっき出た、最新の情報だ。

衛星の位置を表示してくれるサイトは、軒並み接続不良になっているので、現在の位置は分からない。

無事に落ちたら、また書く。

(中国宇宙施設が大気圏再突入へ=「天宮1号」、南大西洋に落下か:追加)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018040200172&g=int

「・・・ブラジル沖の南大西洋上とみられる。」

「天宮1号は2日午前5時(同6時)現在で平均高度約139キロの位置にあった。」

(中国の宇宙施設、太平洋上空で大気圏再突入 「大部分」燃え尽きる:追加)
http://www.afpbb.com/articles/-/3169609?cx_part=latest&cx_position=2

「大気圏へ再突入し、破壊されたと発表した。」

「破片は南太平洋に落下する見通しという。」

「グリニッジ標準時(GMT)2日0時15分(日本時間同9時15分)、太平洋上空で「大部分」が燃え尽きた。」

なんかなあ、さっきの発表とは違うけど、とりあえず無事に落ちたということで、いいことにしようか・・・。

ちょっとヒヤリだな2018年04月02日 18:16

ちょっとヒヤリだな
ちょっとヒヤリだな


落下時刻と推定位置から、日本列島を通過後、20分程度で落ちたことになる。

一週間あまりに渡って、ウォッチし続けてきた甲斐があった。

洋上ということで、おそらく被害はなかったと思われるが、最終的な話は分からない。

(「天宮1号」が南太平洋上で大気圏に突入=米中報道)
http://blogos.com/article/287694/

「タヒチの北西に落ちたとみられると述べた。」

落下の時期、場所、規模等については、最後まで分からなかった。

そういうものなのだと思った。

中国当局がなかなか情報を公開しないからだけではなく、当の中国さえ、直前に頓珍漢な予測を出したくらいだからな。

今回、注目したのは、今後、同じようなことが繰り返し起こることが想定されるからでもある。

天宮シリーズは次々に打ち上げられ、制御不能になり、運を天に任せて落ちてくることになるのだ(そうなのかあ?)。

その度に、今回と同じような騒ぎになる。

ISSの処分の際には、こんなことがないようにしてもらいたいもんだな。

転倒・意識朦朧・食欲不振2018年04月02日 21:07

転倒・意識朦朧・食欲不振


金曜の夜から富戸に行って、IDCの最終仕上げのお手伝いをしたんだが、初日のプール講習までが限界で、とうとう倒れた。

風邪ひきを押していったのが祟って、耳は抜けず、午後は海洋は諦めてダイブマスターチームと引き続きプール。

それでも、上がってきて、ドライスーツを脱いだ途端に転倒した。

一気に具合が悪くなっていて、後は意識朦朧。

自分の器材を積むのを忘れて、昨日、戻ってきた柏崎さんに、再度、取りに行ってもらったり、散々な目に・・・。

2日目の日曜日は、富戸のクラブハウスで、1日中熱に浮かされて眠り続ける。

何より、土曜の昼めし食ってから、日曜の夜9時まで、固形物を食えなかったからな。

ジュースとか、コーラとか、コーヒー、みそ汁など、富戸のクラブハウスで手に入る流動食しか受け付けない。

熱発してふらふらし、せき込み、マスクが外せなかった。

月曜(今日)の早朝3時にクルマで出発して、ようやく帰ってきた。

それでも、少しでもお手伝いできたようで、充実したIDCだったとのこと。

今月半ばにIEがあるので、結果が楽しみだ。

2日目には、ダイブマスターチームも生徒役で参加したようで、後輩たちの教育効果も絶大だったようだ。

今日になって、ようやく食欲が出てきて、さっきからドカ食いしている。

制限していた糖質を、しこたま食っている。

何より、体力の回復が優先だからな。

今日は、熱は下がっていて、少しせき込みはするが、耳も抜けてきたし、回復途上にあることは間違いない。

ここでぶり返したりしないように、しっかりと回復させなければならない。

ストレスが一つ取れて、気持ちが楽になった。

気分を切り替えて、次のハードルにチャレンジしよう。

まずは、水曜日の水泳教室からか。

数か月ぶりのバタフライだ。

焦る必要はないが、毎回のチャレンジごとに、なにか新しいきっかけをつかみたいもんだな。

いつまでも、水中をうごめく芋虫状態では、バタフライとはいえまい?。

前回からの自主練習では、少し浅めに突っ込むことで、前進できる事が分かった。

今までは、その場で浮き沈みをしていた感じが、プールの3分の1くらいは、うねりで進むことができるようになってきた。

もう少しだな。

それに手の掻きを上手く付けられさえすれば、大空は浮沈子のものだ・・・。

ん?、熱に浮かされて、幻覚を見てるんじゃないかってえ?。

熱は、下がったってば・・・。

ISS輸送機打ち上げ14迫る2018年04月02日 22:40

ISS輸送機打ち上げ14迫る
ISS輸送機打ち上げ14迫る


(CRS-14 Dragon Resupply Mission)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/crs-14presskit2018.pdf

「Both Falcon 9 and the Dragon spacecraft for the CRS-14 mission are flight-proven.」.」(ファルコン9とCRS-14ミッションのドラゴン宇宙船の両方が飛行実績があります。:自動翻訳のまま:以下同じ)

「Falcon 9’s first stage previously supported the CRS-12 mission in August 2017 and Dragon previously supported the CRS-8 mission in April 2016」(ファルコン9の最初のステージは、以前は2017年8月にCRS-12ミッションを支援し、ドラゴンは2016年4月にCRS-8ミッションを前サポートしました。)

「SpaceX will not attempt to recover Falcon 9’s first stage after launch.」(SpaceXは打ち上げ後ファルコン9の最初の段階を回復しようとしません。)

以前にも書いたが、今回打ち上げの1段目は、ブロック4としての初めての機体だ。

今回再使用ののちは、回収されずに投棄される。

カプセルも再使用だが、帰還後にどういう運命をたどるかは不明だ。

ドラゴン2の貨物版が仕上がれば、そちらに置き換えられていくだろうが、それまでは、コスト的に不利でも、初期型の再使用を行うことになる。

生産ラインの管理上、そのほうがいいという会社の方針なんだそうだ。

ふーん・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

カプセルは、基本的にはすべて回収されるからな。

再使用するもしないも、自由になる。

対して、1段目の方は、再使用はブロック4になっても1回切りのようで、最近は回収すらしなくなってきた。

ということは、ブロック5の生産が軌道に乗ってきて、ブロック4の予備在庫を持つ必要がなくなってきたということなんだろう。

まあいい。

再使用ロケットの本命は、ブロック5だからな。

パワードランディングした機体を再使用するというコンセプトを証明し、その実験的基盤を築くという役割をブロック3とブロック4は立派に果たした。

既に、実験としてのデータは、十分に得られているんだろう。

フロリダに係留されているドローン船は、次回のブロック5の1段目の回収がお役目だからな。

これは、海に捨てるわけにはいかない。

24日の打ち上げに備えて、待機中なんだろう。

ヘビーを打ち上げて、センターコアを回収する際に被った損傷は、修理できているんだろうか?。

いろいろ気になる話はあるが、まあ、打ち上げ自体は、例によって色気のかけらもないあっさりしたもんだ。

「Mission Timeline (all times approximate)
COUNTDOWN
Hour/Min/Sec Events
- 01:13:00 SpaceX Launch Director verifies go for propellant load
- 01:10:00 RP-1 (rocket grade kerosene) loading underway
- 00:35:00 LOX (liquid oxygen) loading underway
- 00:07:00 Falcon 9 begins engine chill prior to launch
- 00:01:00 Flight computer commanded to begin final prelaunch checks
- 00:01:00 Propellant tank pressurization to flight pressure begins
- 00:00:45 SpaceX Launch Director verifies go for launch
- 00:00:03 Engine controller commands engine ignition sequence to start
- 00:00:00 Falcon 9 liftoff
LAUNCH AND DRAGON DEPLOYMENT
Hour/Min/Sec Events
00:01:08 Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
00:02:41 1st stage main engine cutoff (MECO)
00:02:45 1st and 2nd stages separate
00:02:52 2nd stage engine starts
00:09:03 2nd stage engine cutoff (SECO)
00:10:03 Dragon separates from 2nd stage
00:11:00 Dragon’s solar arrays deploy
02:20:00 Dragon’s Guidance, Navigation and Control bay door opens」

「Guidance, Navigation and Control bay door」というのが気になるが、カプセル側面にある、各種センサー類等のカバーのことらしい。

(What is behind Dragon's Guidance, Navigation and Control bay door?)
https://space.stackexchange.com/questions/17276/what-is-behind-dragons-guidance-navigation-and-control-bay-door

浮沈子は、今までよく見なかったんだが、毎回同じ手順を踏んでいるようだ。

つまり、今回も、何も変わったことは置きそうもない・・・。

つまんないから、寝ちゃおうかな・・・。

カリフォルニアの雷2018年04月03日 09:57

カリフォルニアの雷
カリフォルニアの雷


何の面白みもない、つまらん打ち上げは、あっという間に終わった。

再使用ロケットだろうが、再使用宇宙船だろうが、もう、珍しくもなんともない。

見ていても、違いが分からないしな。

で、見ていて違いが分かったことが一つある。

打ち上げ時期が近かったこともあり、バンデンバーグとフロリダの射点に、明らかな違いがあることに気付いた。

バンデンバーグには、フロリダのような避雷針がないのだ。

ケープカナベラル一帯に落雷が多く、ロケットの打ち上げに際しても、雷には相当神経を使っていることはよく知られている。

(ケネディ宇宙センター:気象条件)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC#%E6%B0%97%E8%B1%A1%E6%9D%A1%E4%BB%B6

「フロリダ州中央部は「アメリカの雷銀座」 (lightning capital of the United States) とも評される。」

「従業員、構造物及び発射台にある宇宙船を保護するために必要とされる、広範な雷防護・検知システムが構築されている」

バンデンバーグには、そういう記述はない。

英語版ウィキにも見当たらない。

調べてみたら、こんな記事があった。

(【海外の反応】カリフォルニアのビーチで落雷 1人死亡 負傷者多数)
http://luckyauc.com/lightningstrike1/

「雷雨はカリフォルニア沿岸ではすごく珍しい」

へーっ・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

(Iridium-5 Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=mp0TW8vkCLg

(CRS-14 Mission:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=BPQHG-LevZM

もう少し調べてみるが、あまり収穫はなさそうだな・・・。

(南カリフォルニアで落雷、14人が死傷:追加)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9527/

「NASAジェット推進研究所(JPL)に所属する気候学者ビル・パッツァート(Bill Patzert)氏は、「この地域での雷雨は極めて稀である」とロサンゼルス・タイムズ紙に語った。」

「南カリフォルニア沿岸部では、まったくと言っていいほど雷雨がありません。あまりに稀なため、人々は危険に対して敏感でなくなっています」

「同氏によると、カリフォルニア州で落雷によって死ぬ確率は750万人に1人という。」

人口約4000万人のカリフォルニア州では、毎年50万人くらい死ぬだろうから、750万人死ぬのに15年かかる。

つまり、カリフォルニア州では、雷で死ぬ人は、15年に1人というわけだ(合ってますう?)。

(世にも不思議な怖い話:追加)
https://www.m2j.co.jp/market/2min_fxreport03.php?id=3457

「雷が多いことで知られるフロリダ州では、2011年に31人への感電被害が報告されています。」

我が国の統計では、感電被害者の7割が死亡とあるので、それを当てはめると20人くらいか。

人口2000万人のフロリダ州では、毎年25万人くらいが死ぬだろうから、1万2千人に1人が雷で死んでいることになる(そんなに多いのかあ?)。

避雷針の有無から辿る、米国の知られざる一面だな。

ちなみに、我が国では、年間13.8人が落雷で死亡している。

(落雷:人的被害)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%90%BD%E9%9B%B7#%E4%BA%BA%E7%9A%84%E8%A2%AB%E5%AE%B3

「1994年-2003年の統計(警察白書)によると、日本での落雷による年平均被害者数は20人、うち死亡者数は13.8人」

わが国の年間死者数は、130万人くらいだから10万人に1人くらいになるか。

青天の霹靂には、気を付けないとな・・・。