919の真実2018年04月10日 15:51

919の真実
919の真実


怒涛の3連覇を成し遂げて、WECトップカテゴリーから去ったポルシェ。

その伝説のマシンの記事が出ていた。

(F1より速いスポーツカー!? ポルシェ919”Evo”がスパ最速を更新)
https://jp.motorsport.com/wec/news/wec-919-fast-than-f1-1024353/

「このポルシェ919Hybridは”Evo”仕様とされ、ニール・ジャニのドライブによりスパ・フランコルシャンを1分41秒770で駆け抜けた。これまでの記録は、昨年ハミルトンが記録した1分42秒553。約0.8秒上回ったことになる。」

「今日の僕らは、2017年のF1のポールタイムより速かったというだけではない。WECの昨年のポールポジションタイムと比較すれば、12秒も速かったんだ!」

ああっ、鼻血が・・・。

WECマシンは、一応、耐久レース向けということになっている。

決められたレギュレーションの中で、パフォーマンスを最大に引き出すことを目的に開発されているはずなのに、それを取っ払ったら、いきなりなタイムをたたき出すとは!。

機械としての919は、とてつもないポテンシャルを秘めていたというわけだ。

浮沈子は、ルマンの直前に、ガワ(ボディパネル)だけだけど、東京に空輸されたこのマシン(素の919)の実物を間近に見た。

(2機の戦闘機)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/06/16/8598718

「050は想定内だったが、919は想像を超えていた。」

「作っているものが違うような気がしたな・・・。」

そりゃあ、トヨタだって、レギュレーション取っ払って作らせれば、いくらでも速いマシンは作れるかもしれない。

浮沈子は、ポルシェファンだから、贔屓目というのはある。

しかし、浮沈子には、919は別物に見えたのだ。

この惑星の表面で、大気の壁を切り裂いて進む、全く新しい地上走行体・・・。

この後にも、同じような記事を書いている。

(勝てないトヨタ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/07/17/8622200

「何かが足りないのではなく、作ろうとしているものの違いが、勝敗に現れているのではないか。

山登りでいえば、高さの違う別の山に登ろうとしているようなもんだな。

低い山のてっぺんに上ってしまって、何が足りないのか分からないトヨタ。

もともと高い山に登ろうとしていて、8合目でも十分高いところに行ってしまっているポルシェ。」

引用したモータースポーツの記事にはこうある。

「今回のターゲットは、WECのレギュレーションから解放された時の、ポルシェ919Hybridの能力を示すことだった」

919Hybrid”Evo”は、高い山のてっぺんに上り詰めたのかもしれないな・・・。

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