DSTは41トン ― 2018年05月29日 05:24
DSTは41トン
月軌道に41トンを運ぶことになると、確かにファルコンヘビーでも能力不足ということになる。
(Deep Space Transport)
https://en.wikipedia.org/wiki/Deep_Space_Transport
「The spacecraft would have a mass of 41 tons, and be able to transport between 100 to 200 tons of aggregated payloads and crew between Earth and Mars.」(宇宙船は41トンの質量を持ち、地球と火星の間で、100〜200トンの積載物と乗組員を輸送することができる:自動翻訳のまま(やや手直し):以下同じ)
おまけに、嵩もある。
「・・・it would be 8.4 m (28 ft) in diameter and 11.7 m (38 ft) in length.」(直径8.4m、長さ11.7m)
これだけのペイロードを一気に運ぶには、SLSが必要だが、そもそも、そんだけ担いでいかなければならないのかは疑問だ。
SLSの打ち上げ能力に合わせて、企画されているんじゃなかろうか。
アポロ計画では、地球軌道上でペイロードを合体させて、月に送り込む構想もあった様だ。
(アポロ計画:月飛行方式の選択)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB#%E6%9C%88%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E6%96%B9%E5%BC%8F%E3%81%AE%E9%81%B8%E6%8A%9E
「地球周回ランデブー方式(Earth Orbit Rendezvous, EOR):複数のロケット(15基以上を必要とするという案もあった)で部品を打ち上げ、直接降下方式の宇宙船および地球周回軌道を脱出するための宇宙船を組み立てるというもの。軌道上で各部分をドッキングさせた後は、宇宙船は単体として月面に着陸する。」
実際には、予算と開発期間の関係から、サターン5型ロケットを単体で発射し、月軌道上で着陸船をハンドリングする案になった。
いつか来た道だなあ。
対象が火星になっただけで、アプローチは大して変わっていない。
アポロの時には、ソ連との競争があったから、時間的制約の中で実施しなければならなかったが、火星に行くのにそういう制約はないから、月軌道上でちんたら練習して送り込むという段階的で確実な方法をとっているだけだ。
まあ、スペースXの火星植民と、どっちが先かという競争(?)はある。
月ー火星往復宇宙船として構想されているディープスペーストランスポート(DST)だが、推進区画と居住区画とを分離して別々に打ち上げ、月軌道上で合体させるならファルコンヘビーでも実施できるかもしれない。
2機打ち上げが必要だが、おそらくSLSの10分の1程度の価格だろうから、十分採算は取れる。
直径が8.4mもあるから、嵩が足りないということはあるけどな。
そこは、ほれ、ビゲローの風船式構造を活用するなどして、どうにでもなるような気がするけどな。
全て地球からのロジスティクスに頼るなら、月軌道上からの運用というのは無駄に思えてならない。
他国の影響を排除し、宇宙開発において米国がイニシャチブを取り続けるために必要な、排他的優位性確保のための政治的な選択に思える。
もちろん、燃料などの制約から、月軌道をベースにした方が少なくて済むということはあるかもしれない(未確認)。
しかし、アポロ計画と同じように、火星軌道上で着陸船をハンドリングした方がシンプルだ。
スペースXの火星移民構想は、更に進んで、宇宙船単体での着陸を目指している(地球軌道上で、燃料補給はしますけど)。
効率を重視した民間の発想だな。
最終的には、地球からのロジスティクスに頼らない、火星での自給自足という目標を踏まえての選択なのかもしれない(未確認)。
DSTでは、火星への着陸はできない。
火星軌道上に待機したり、自由帰還軌道(って、そもそもあるのかあ?)で行って帰ってくることしかできない。
計画通りに進んだとしても、それが実現するのは2030年代だし、SLSの開発の遅れ、それ以降のステージの遅れがあれば、更に後の話になる。
そもそも、直接行けるようなら、月軌道ステーション(LOP-G)を維持する必要もない(月着陸や木星以遠への運用支援という名目はあるけどな)。
月経由での火星着陸などという話は、浮沈子が生きている間(あと20年くらい?)に実現する可能性は限りなく低いだろう。
ましてや、移民なんて、絶対にありえない。
火星だけじゃなく、月や木星圏などへの有人探査をリードし続けるなら、意味があるのかもしれない。
しかし、何といっても直接送り込むのがシンプルだ。
経済的な損失については、国際協力という名目で、支援を仰ぐことが出来る。
もう、米国単独では実施できない。
将来的には、中国の参加も促すことだろう。
DST方式がスタンダードになるかどうかは、各国の同意を取り付けられるかどうかという、政治的な要素もあるしな。
単発で行くなら、直接攻めた方が手っ取り早い。
火星へのロジスティクスを優先するなら、月資源の供給を考えなければならない。
全てを地球から供給する、SLSの運用を前提とした構想だからな。
手段を正当化するための手法に過ぎないというのは、見え見えだ。
そろそろ、人類を木星圏に送り込む構想が練られてもいい頃かもしれない。
太陽ー地球系のL2とかに、本物の宇宙ステーション(コロニー?)を配置し、人類を宇宙空間で生かしておくための遺伝子改変を含む根本的な技術を習得して、なんちゃって宇宙船ではない、まともなDSTを運用するとかな。
そういうのは、来世紀の話になるんだろう。
未来がどうなるかは、誰にもわからない。
しかし、その未来を選択するのは、我々の子孫であるということだけは確実だ。
今日、NASAを中心とした勢力は、月軌道に回帰することを選択しつつある。
それは、我々の世代の選択だ。
それが、後世に、愚かな選択として記憶されることがないように心がけなければならない。
月軌道に41トンを運ぶことになると、確かにファルコンヘビーでも能力不足ということになる。
(Deep Space Transport)
https://en.wikipedia.org/wiki/Deep_Space_Transport
「The spacecraft would have a mass of 41 tons, and be able to transport between 100 to 200 tons of aggregated payloads and crew between Earth and Mars.」(宇宙船は41トンの質量を持ち、地球と火星の間で、100〜200トンの積載物と乗組員を輸送することができる:自動翻訳のまま(やや手直し):以下同じ)
おまけに、嵩もある。
「・・・it would be 8.4 m (28 ft) in diameter and 11.7 m (38 ft) in length.」(直径8.4m、長さ11.7m)
これだけのペイロードを一気に運ぶには、SLSが必要だが、そもそも、そんだけ担いでいかなければならないのかは疑問だ。
SLSの打ち上げ能力に合わせて、企画されているんじゃなかろうか。
アポロ計画では、地球軌道上でペイロードを合体させて、月に送り込む構想もあった様だ。
(アポロ計画:月飛行方式の選択)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB#%E6%9C%88%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E6%96%B9%E5%BC%8F%E3%81%AE%E9%81%B8%E6%8A%9E
「地球周回ランデブー方式(Earth Orbit Rendezvous, EOR):複数のロケット(15基以上を必要とするという案もあった)で部品を打ち上げ、直接降下方式の宇宙船および地球周回軌道を脱出するための宇宙船を組み立てるというもの。軌道上で各部分をドッキングさせた後は、宇宙船は単体として月面に着陸する。」
実際には、予算と開発期間の関係から、サターン5型ロケットを単体で発射し、月軌道上で着陸船をハンドリングする案になった。
いつか来た道だなあ。
対象が火星になっただけで、アプローチは大して変わっていない。
アポロの時には、ソ連との競争があったから、時間的制約の中で実施しなければならなかったが、火星に行くのにそういう制約はないから、月軌道上でちんたら練習して送り込むという段階的で確実な方法をとっているだけだ。
まあ、スペースXの火星植民と、どっちが先かという競争(?)はある。
月ー火星往復宇宙船として構想されているディープスペーストランスポート(DST)だが、推進区画と居住区画とを分離して別々に打ち上げ、月軌道上で合体させるならファルコンヘビーでも実施できるかもしれない。
2機打ち上げが必要だが、おそらくSLSの10分の1程度の価格だろうから、十分採算は取れる。
直径が8.4mもあるから、嵩が足りないということはあるけどな。
そこは、ほれ、ビゲローの風船式構造を活用するなどして、どうにでもなるような気がするけどな。
全て地球からのロジスティクスに頼るなら、月軌道上からの運用というのは無駄に思えてならない。
他国の影響を排除し、宇宙開発において米国がイニシャチブを取り続けるために必要な、排他的優位性確保のための政治的な選択に思える。
もちろん、燃料などの制約から、月軌道をベースにした方が少なくて済むということはあるかもしれない(未確認)。
しかし、アポロ計画と同じように、火星軌道上で着陸船をハンドリングした方がシンプルだ。
スペースXの火星移民構想は、更に進んで、宇宙船単体での着陸を目指している(地球軌道上で、燃料補給はしますけど)。
効率を重視した民間の発想だな。
最終的には、地球からのロジスティクスに頼らない、火星での自給自足という目標を踏まえての選択なのかもしれない(未確認)。
DSTでは、火星への着陸はできない。
火星軌道上に待機したり、自由帰還軌道(って、そもそもあるのかあ?)で行って帰ってくることしかできない。
計画通りに進んだとしても、それが実現するのは2030年代だし、SLSの開発の遅れ、それ以降のステージの遅れがあれば、更に後の話になる。
そもそも、直接行けるようなら、月軌道ステーション(LOP-G)を維持する必要もない(月着陸や木星以遠への運用支援という名目はあるけどな)。
月経由での火星着陸などという話は、浮沈子が生きている間(あと20年くらい?)に実現する可能性は限りなく低いだろう。
ましてや、移民なんて、絶対にありえない。
火星だけじゃなく、月や木星圏などへの有人探査をリードし続けるなら、意味があるのかもしれない。
しかし、何といっても直接送り込むのがシンプルだ。
経済的な損失については、国際協力という名目で、支援を仰ぐことが出来る。
もう、米国単独では実施できない。
将来的には、中国の参加も促すことだろう。
DST方式がスタンダードになるかどうかは、各国の同意を取り付けられるかどうかという、政治的な要素もあるしな。
単発で行くなら、直接攻めた方が手っ取り早い。
火星へのロジスティクスを優先するなら、月資源の供給を考えなければならない。
全てを地球から供給する、SLSの運用を前提とした構想だからな。
手段を正当化するための手法に過ぎないというのは、見え見えだ。
そろそろ、人類を木星圏に送り込む構想が練られてもいい頃かもしれない。
太陽ー地球系のL2とかに、本物の宇宙ステーション(コロニー?)を配置し、人類を宇宙空間で生かしておくための遺伝子改変を含む根本的な技術を習得して、なんちゃって宇宙船ではない、まともなDSTを運用するとかな。
そういうのは、来世紀の話になるんだろう。
未来がどうなるかは、誰にもわからない。
しかし、その未来を選択するのは、我々の子孫であるということだけは確実だ。
今日、NASAを中心とした勢力は、月軌道に回帰することを選択しつつある。
それは、我々の世代の選択だ。
それが、後世に、愚かな選択として記憶されることがないように心がけなければならない。
朝一発のクシャミ ― 2018年05月29日 12:35
朝一発のクシャミ
天気予報によれば、東京地方は明日午後から雨模様となり、そのまま梅雨入りすると予想されている。
今日も、午後から曇りとなり、五月晴れを満喫できるのは昼過ぎ頃までらしい。
初夏の日差しを楽しめるのもこれまでか・・・。
早朝に目が覚め、そのまま起きてブログを書いていたらクシャミが出たので、今日は躊躇なくフィットネスを休むことに(なんじゃく・・・)。
爽やかな陽気と裏腹に、体調は落ち込む一方だ。
食欲だけは落ち込まずに、早めのランチを完食。
ようやく減り始めた体重も、この勢いだとすぐに戻るだろうが、健康第一だからな。
目が覚める直前に、飯を食っている夢を見た。
妙にリアルな夢で、色合いといい、食感といい、香りまでついている申し分のないリアリティだった。
人間の脳はスゴイな・・・。
感覚器官からの刺激がなくても、記憶だけでリアルな体験を再現できる。
この幻覚を自在にコントロールできれば、VRなんて足元にも及ばない仮想体験が出来ようというものだ。
おとぎ話の世界では、そういうことはいとも簡単にできることになっている。
プチマドレーヌを紅茶に浸すとトリップする小説もあったしな。
(失われた時を求めて)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%B1%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%99%82%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%A6
「眠りと覚醒の間の曖昧な夢想状態の感覚、紅茶に浸った一片のプチット・マドレーヌの味覚から不意に蘇った幼少時代のあざやかな記憶、2つの散歩道の先の2家族との思い出から繰り広げられる挿話と社交界の人間模様、祖母の死、複雑な恋愛心理、芸術をめぐる思索など、難解で重層的なテーマが一人称で語られ、語り手自身の生きた19世紀末からベル・エポック時代のフランス社会の諸相も同時に活写されている作品である。」
浮沈子は読んだことはないけど。
脳の中で蘇る鮮やかな感覚、体験、興奮と満足・・・。
映画インセプションの中でも、リアルな夢の世界で様々な出来事が起こり、それが現実世界を変えていく。
インターネットで繋がったVR世界の行きつく果ては、ああいったトンデモな話になるんだろう。
折しも、VRワールドでの自動車競走をモチーフとした映画が流行っているらしい。
(レディ・プレイヤー1)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC1
「2018年にアメリカ合衆国で公開されたSF映画である。」
まあ、どうでもいいんですが。
荒廃した日常生活の癒しを明け方の夢に求め、ブログで憂さを晴らす浮沈子には、とても他人事とは思えないな。
まだ見てないが、たぶん見ないかもしれない。
映画は、それ自体が仮想の世界だが、その中での仮想体験が映画になるというのは何とも言えない感じだ。
仮想世界が入れ子構造になっている。
そもそも、リアルな世界の認識だって怪しいもんだ。
この世の成り立ちを理解するといっても、数式とかで仮想化(抽象化)されたモデルを理解しているに過ぎない。
脳への刺激が仮想化されていることは、夢のリアリティーを考えるまでもなく、明らかだしな。
何が真実かは、結局分からないままに終わるに違いない。
それぞれの脳に閉じ込められた仮想の世界を覗くことは出来ない。
言語や映像などの抽象化されたメディアを通じて再現される、それぞれの仮想空間を少しだけ共有して、理解したような気になっているだけなのかもしれない。
(宇宙人と人類は「言葉」によるコミュニケーションができるのか?)
https://gigazine.net/news/20180528-alien-languages-decoding/
「いまだかつて人間が宇宙人と接触したという事例はありませんが、言語学者らは来たるべき地球外生命体との接触に向けて、さまざまな説を検討しているようです。」
共通の言語基盤を持ち、翻訳などによって意味を通じ合うことは出来ても、それは人類が理解しあえていることの証にはならない。
(安倍=トランプ両首脳、米朝前の会談実施で合意 核放棄など共通の目標確認)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10264.php
「北朝鮮による核兵器、化学兵器、生物兵器、および弾道ミサイルプログラムの完全で恒久的な放棄を達成するという共通の目標を確認した」
拉致問題は、どこかへ消えたらしい。
同床異夢というか、何というか・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
さて、レストランの外には、明るい日差しが溢れている。
鬱々と仮想世界に埋もれていないで、梅雨時前の日光を浴びておこうか・・・。
天気予報によれば、東京地方は明日午後から雨模様となり、そのまま梅雨入りすると予想されている。
今日も、午後から曇りとなり、五月晴れを満喫できるのは昼過ぎ頃までらしい。
初夏の日差しを楽しめるのもこれまでか・・・。
早朝に目が覚め、そのまま起きてブログを書いていたらクシャミが出たので、今日は躊躇なくフィットネスを休むことに(なんじゃく・・・)。
爽やかな陽気と裏腹に、体調は落ち込む一方だ。
食欲だけは落ち込まずに、早めのランチを完食。
ようやく減り始めた体重も、この勢いだとすぐに戻るだろうが、健康第一だからな。
目が覚める直前に、飯を食っている夢を見た。
妙にリアルな夢で、色合いといい、食感といい、香りまでついている申し分のないリアリティだった。
人間の脳はスゴイな・・・。
感覚器官からの刺激がなくても、記憶だけでリアルな体験を再現できる。
この幻覚を自在にコントロールできれば、VRなんて足元にも及ばない仮想体験が出来ようというものだ。
おとぎ話の世界では、そういうことはいとも簡単にできることになっている。
プチマドレーヌを紅茶に浸すとトリップする小説もあったしな。
(失われた時を求めて)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%B1%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%99%82%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%A6
「眠りと覚醒の間の曖昧な夢想状態の感覚、紅茶に浸った一片のプチット・マドレーヌの味覚から不意に蘇った幼少時代のあざやかな記憶、2つの散歩道の先の2家族との思い出から繰り広げられる挿話と社交界の人間模様、祖母の死、複雑な恋愛心理、芸術をめぐる思索など、難解で重層的なテーマが一人称で語られ、語り手自身の生きた19世紀末からベル・エポック時代のフランス社会の諸相も同時に活写されている作品である。」
浮沈子は読んだことはないけど。
脳の中で蘇る鮮やかな感覚、体験、興奮と満足・・・。
映画インセプションの中でも、リアルな夢の世界で様々な出来事が起こり、それが現実世界を変えていく。
インターネットで繋がったVR世界の行きつく果ては、ああいったトンデモな話になるんだろう。
折しも、VRワールドでの自動車競走をモチーフとした映画が流行っているらしい。
(レディ・プレイヤー1)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC1
「2018年にアメリカ合衆国で公開されたSF映画である。」
まあ、どうでもいいんですが。
荒廃した日常生活の癒しを明け方の夢に求め、ブログで憂さを晴らす浮沈子には、とても他人事とは思えないな。
まだ見てないが、たぶん見ないかもしれない。
映画は、それ自体が仮想の世界だが、その中での仮想体験が映画になるというのは何とも言えない感じだ。
仮想世界が入れ子構造になっている。
そもそも、リアルな世界の認識だって怪しいもんだ。
この世の成り立ちを理解するといっても、数式とかで仮想化(抽象化)されたモデルを理解しているに過ぎない。
脳への刺激が仮想化されていることは、夢のリアリティーを考えるまでもなく、明らかだしな。
何が真実かは、結局分からないままに終わるに違いない。
それぞれの脳に閉じ込められた仮想の世界を覗くことは出来ない。
言語や映像などの抽象化されたメディアを通じて再現される、それぞれの仮想空間を少しだけ共有して、理解したような気になっているだけなのかもしれない。
(宇宙人と人類は「言葉」によるコミュニケーションができるのか?)
https://gigazine.net/news/20180528-alien-languages-decoding/
「いまだかつて人間が宇宙人と接触したという事例はありませんが、言語学者らは来たるべき地球外生命体との接触に向けて、さまざまな説を検討しているようです。」
共通の言語基盤を持ち、翻訳などによって意味を通じ合うことは出来ても、それは人類が理解しあえていることの証にはならない。
(安倍=トランプ両首脳、米朝前の会談実施で合意 核放棄など共通の目標確認)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10264.php
「北朝鮮による核兵器、化学兵器、生物兵器、および弾道ミサイルプログラムの完全で恒久的な放棄を達成するという共通の目標を確認した」
拉致問題は、どこかへ消えたらしい。
同床異夢というか、何というか・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
さて、レストランの外には、明るい日差しが溢れている。
鬱々と仮想世界に埋もれていないで、梅雨時前の日光を浴びておこうか・・・。
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