6月のトレーニングダイブ終了2018年06月18日 12:32

6月のトレーニングダイブ終了
6月のトレーニングダイブ終了


大瀬崎湾内にて、今月のトレーニングダイブ。

竹内さんに見てもらいながら、海デビューの新しい5mmウェットスーツとブーツをおろす。

快適な装備でバッチリと言いたいところだが、課題も見えている。

手順を忘れるのだ(GUE EDGE、バルブドリル)。

ポジションも動いてしまう(ベーシック5)。

前を見ていない(バルブドリル:どーしても下、見ちゃうんだよなあ・・・)。

まあいい。

フィンキックは、概ね合格。

エアの持ちも、竹内さんの20バール落ち(浮沈子は課題やってるので、まあ、ほぼ同等か)くらいで、まあまあ。

ウエイトは、タンクの間に4kg(下のネジの上下に2kgずつ振り分け)で潜ったが、1本目の終盤やや浮き気味になったので、2本目は2kgを腰のベルトに通した。

右側のライトキャニスターの奥になるので、左右のバランスが気になるところだが、それ程アンバランスになった気はしなかった。

細かい点では、気になるところが多々あるが、とりあえず、合格点を貰えた。

大瀬崎の水中では、ふつーのテクニカルダイバーとして違和感ないと言われる(陸上では、ヘンタイに見えるのかあ?)。

浮沈子にとっては、最大級の賛辞だ・・・。

メチャクチャ嬉しかった!。

まあ、でもな、一応、これでも、PADIのテック40のカードホルダーだからな。

ふつーのテクニカルダイバーに見えなかったら、カード返却しなければならないところだ。

ちょっと、ホッとする。

海でふつーに泳いでも、新品のブーツでの靴擦れはなかった。

ソックス履かなくても済みそうだ。

器材的に気になるのは、縫い付けたポケットに括り付けたバンジーが長すぎることくらいだ。

乾いたら、短めに切る必要がある。

そのくらいか。

2本目では、右のポケットから水中ノートも取り出してみたけど、特に違和感はなく、サッと出せた(仕舞うのは大変でしたが)。

リールは、例によって、出す度に毎回絡まるけど、それに慣れてしまって、慌てずに対応している。

SMBの膨らみ具合もまあまあか(今回は1回だけ)。

フロートアップには苦手意識があって、ややトラウマになっていたが、少しは解消されてきた感じもする。

もう少しで、苦も無く上げられるようになるに違いない(希望的観測)。

例によって、沼津駅近くのビジネスホテルに転がり込んで、爆食爆睡した。

今朝、帰ってくるクルマの中で、大阪地震を知った。

場所によっては、かなりの被害が出ているようだ。

家に着くと、ファンダメンタルズの教材(英語版)が届いていた。

PDFで送られてきたものの一部が、紙になっているだけだが、立派なものだ。

プリントアウトして閉じ込む手間を考えれば、安いものだ(送料込みで、6000円くらい)。

今日は、午後からフィットネスに行こうと思っている。

サボってもいいんだが、4月、5月の時ほど筋肉痛を感じなくなっている(鈍くなっただけじゃね?)。

トレーニングの成果が出てきているのかもしれない(それとも、単なる気のせいか)。

左の股関節痛が気になるが、激痛という程ではない。

ストレッチをやっていると治まる程度。

昨日も、ダブルタンクを担いで立ち上がる時に、痛みが走ったが、立てないことはなかった。

スチール1回(ドライスーツ)、アルミ2回(ウェットスーツ)の海洋のほか、ウェットスーツでは、プールで3回潜った。

そのほかに、シングルタンクでの練習(ロングホースやキャニスターライトは同じ)もプール、海洋で繰り返した。

慣れも大切だな。

ストレスだったことが、一つずつ解消されていく。

何より、大瀬崎に行くことがストレスだったからな。

昔、アドバンスで落第したトラウマもあるし・・・。

今回は、耳抜きが上手くいって、上機嫌だ。

ウエイト量を確認できたことも嬉しい。

過不足のないダイビングをした満足感もある。

しかしだ・・・。

ダイビングのプロファイルを見ると、何やら、赤い印が刻まれている。

なんじゃこりゃあ!?。

瓶に入っている黄色いサカナを見せようとして、ちょこっと深場(という程でもないけど)に行ったら出ちまったようだ。

まあ、どうでもいいんですが(良い子は、マネしないでね!)。

しっかりとガス抜きして、十分時間を空けて高所移動しているし、昨日はコンビニ行っただけで大人しくしてたしな。

問題ない・・・。

がっつり朝食を食べたので、少しゆっくりと昼飯にしよう。

明日もフィットネスに行ってから、富戸に出かけることにしている(予定では)。

結局、当日の朝、現場で組みなおしたレギュレーターを、シングルタンク用に戻さなければならない。

次回ダブルタンクで潜るのは、来月になる(たぶん)。

さて、笑って潜れるのか、泣き濡れて潜ることになるのか。

ダイビングのいいところは、泣きが入っても、濡れてて分からんところだな。

マスクが曇るくらいかあ?(曇り止めは、しっかり塗っておきましょう!)。

春先からのトレーニングダイブや自主練習のおかげで、いくぶんストレスが和らぎ、トラウマが解消されたような気がする。

外部からは分からない内面の変化がある(気のせいなんだが、そこが大きい)。

そういうところでの変化が、スキルの安定や、水中のストレス下での混乱防止に効いてくる。

ストレスなくても混乱している浮沈子としては、余計に効果を感じる(そうなのかあ?)。

少なくとも、その混乱を外に出さずに済ませることが出来る。

しかしなあ、ヤバい時には、内心の混乱が外に出るからな。

心の乱れは呼吸の乱れ、呼吸の乱れは浮力の乱れ。

喝ーっ!。

練習あるのみだ。

経験と様々な状況を想定したトレーニングの繰り返しだけが、イザという時に我が身を助けてくれる。

それがバディやチームを守ることにも繋がる。

絶対に壊れない器材を作ることは、たぶん絶対にできない。

その確率を可能な限り低くしようとして、バックアップの器材を持つことになる(まあ、限界もありますが)。

壊れない心やスキルはどうなんだろうか?。

それを身に着けるのは容易ではない。

しかし、どんなに器材が優れていても、使い手が壊れていては話にならない。

ソロダイビングの講習の時にも、確認したいポイントの一つだな・・・。

バカ丸出し2018年06月18日 17:15

バカ丸出し
バカ丸出し


直ぐに飽きちゃうくせに、新しいものには目がない。

男の子は、みんなそうなんじゃないのかあ?。

新しいダイビングブーツ、真っ赤なウェットスーツ。

竹内さんにテック的ポーズを決めてくれといわれて、条件反射でピースサインを出す芸の無さ(もちろん、残圧20のサインです!)。

地球の大気の酸素分圧かも(約0.2ATA)。

左手の人差し指と中指が痙攣して曲げられないとか・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

いろいろ問題を抱えている名ばかりのテクニカルダイバーを拾って来て、ダブルタンク背負わせてじゃぶじゃぶと大瀬崎の潮で揉んでほぐして、水中ではテクニカルダイバーに見えるように仕立ててもらったわけで、大感謝だ。

テック40を認定してくれた石井さんも、ホッとするのではないか。

まあいい。

ダイビングのキモは、中性浮力、トリム、フィンワークと喝破した方もいたけど、そのどれもが出来なかった浮沈子がここまで出来るようになったのは多くの皆さんのおかげだ。

もちろん、ちょっとでもストレスを賭ければ、簡単に馬脚を現すとしてもだ。

ドライスーツ着せるとか、浅場でCCR吸わせれば、一発で浮力のコントロールを失う。

ドライスーツ着てCCRで潜る(ヘリウム吸って60mくらいまで)のが夢なんだが、当分実現しそうもない。

今年は、とにかくGUEのファンダメンタルズをクリアすることに集中しよう。

ダブルタンクで潜る意味は、浮沈子的には殆どないけど、陸上ではCCR担いでいるのと変わらないし、水中での遊泳抵抗も似たような感じで違和感はない。

何より、呼吸で浮力をコントロールできるのが嬉しい。

もちろん、適正な範囲にBCの浮力を調整して追い込んでおかないと、何かのスキルをやろうとするとすぐに崩れる。

今は、トレーニングだが、その内容は緊急時の対応が殆どだ。

ベーシック5にしても、バルブドリルにしても、Sドリルにしても、全ては緊急時のスキルを反射的に繰り出すことが出来るように、繰り返し確認しているに過ぎない。

日常作業的には、SMB射出くらいか。

他のスキルは、通常時に使うことはまずない。

マスククリアくらいだが、実際のダイビングでマスクに水が入ることは少ないだろう。

何かのスキルをやるから、マスクのスカートと顔との間に隙間が出来る。

マウスピース咥えなおしたりしてな。

テクニカルダイビングでは、ガス交換が必須だから、もちろん、日常作業になる。

テックのスキルで、今更のようにマスククリアをストレスなくこなすことを求められるのには意味がある。

昨日のダイビングでは、ガス切れシミュレーションでエアシェアしている浮沈子のマスクを、予告なくはぎ取られた。

水温は20度くらいだったからいいけど、冷たい水にいきなり晒されるとパニックになる可能性もある。

まあ、人様のガス貰ってる立場だから、文句は言えない(そういうことかあ?)。

CCRでもそうだけど、トレーニングの殆どは、何かのトラブルが起こった時に、慌てずに落ち着いて、しかも素早く、成すべきことを成し、成すべからざることをしでかさないための訓練だ。

パニック起こして水面目掛けて急浮上するとか、レギュレーター吐き出して水飲むとか、ボーっと固まって何も対応できないとか、意味もなく、一緒に潜っているダイバーにしがみつくとか・・・。

浮沈子だって、しでかさない保証はない。

パニックがいつ起こるかは、誰にも分からないのだ。

その悲惨な状況に陥らないためのトレーニングを繰り返し行う。

たぶん、ダイビングをしないという究極の選択以外には、それしかないんだろう。

人間の脳と身体という、やっかいな「器材」を開発するためには仕方ないのだ。

疲労や環境への適応労力も、正しい操作を妨げる要素だ。

効率の悪いフィンキック、遊泳抵抗の大きいトリム、暑過ぎる環境や冷た過ぎる環境もまたストレスを生む。

安全と快適さを高めるためには、可能な限り妨げとなる要素を排除して、肯定的な要素を高めていく必要がある。

もちろん、事はそう単純ではない。

一人で100本のタンクをハンドリングすることは出来ないし、予備のマスクを100個持っていく意味はない。

比較衡量して、最適と思われる解を導き出していかなければならず、それはいつも同じとは限らない。

どんな環境に、どんなスキルのダイバー達と、何のために、どんだけの手間暇(=金?)掛けて潜るのか。

時代に応じて、器材も変わってくるしな。

何もかも、個別最適化すればいいかといえば、そういうわけにもいかない。

他人の器材のことは何も分からず、手も足も出せないということなら、バディやチームのメリットは限られたものになる。

ある程度の器材の共通化は、スキルの共通化と併せて、チームの残存性を上げる可能性がある。

しかし、完全な共通化は、場合によっては、潜在する共通の欠陥を曝け出して、致命的な状況を生み出す可能性もあるからな。

それは、織り込んでおかなければならない。

しかし、まあ、それは浮沈子レベルの話ではない。

海デビューした赤いウェットスーツ着て、降ろしたての新しいブーツ履いて喜んでる還暦のジジイの出る幕ではないのだ。

60mに眠る沈船を目指して、CCRで静かに潜降する日を夢見て、怪しげなダイバーの拙いダイビングは続く・・・。