暑さと眩暈(めまい)2018年07月02日 17:01

暑さと眩暈(めまい)
暑さと眩暈(めまい)


フィットネスを今日で3日間サボっている。

昨日と一昨日は、暑さにめげて、冷房をガンガンに効かせた涼しい部屋で避暑を決め込んでいたのだが、体調を崩して、今朝目覚めると眩暈に襲われた。

久しぶりだが、回転性のめまいは浮沈子の持病なので慣れている。

数年に1度の頻度で、全宇宙がぐるんぐるんと回転する。

脳腫瘍からメニエール症候群、内耳の感染症や単なる空腹(!)まで、考えられる原因は多いが、過去の受診ではいずれも明らかにはならなかった。

大体、めまいで世界が回っているときには、病院には行けないから、治まって、ふつーに歩けるようになってから行くしな。

お医者さんも、首を傾げるだけだ。

まあいい。

ひどい時には、壁伝いでないとトイレにも行けない。

尾籠な話だが、便座に座っていないと、小用も足せない。

今回は、半日ほどで治まって、近所のレストランへ自転車で行くことが出来た。

それでも、急に振り返ったりすると、ちょっと回るな(半回転くらい?)。

今朝は、吐き気もして、どうなることかと思ったが、いつものランチをちゃんと食べれられたので良かった。

突然起こることはなく、寝ていて起きると回っている。

ダイビングの最中とかに起こると困るが、今まで、起きている最中に始まったことはない。

1日程度、安静にしていると、自然に治る。

つーか、動き回るのは危険だから、安静にしているしかない。

暑さのせいでくらくらし、続けて眩暈でもくらくらする。

やれやれ・・・。

涼しいレストランで寛ぎながら、ネットを漁っていたら、MOMO2号機の記事が出ていた。

(Launch of Japanese startup’s rocket ends in failure)
http://www.spaceflightinsider.com/missions/commercial/launch-of-japanese-startups-rocket-ends-in-failure/

「The company now plans to investigate the failure by analyzing the available launch data.」(同社は現在、利用可能な打ち上げデータを分析することによって、障害を調査する予定です。:自動翻訳のまま)

直接取材のない、二次報道のようだが、丁寧な記事になっている。

民間打ち上げ企業が開発したロケットが、一部再使用されたり、火星軌道を超えてペイロードを運んだり、ISSまで貨物はおろか宇宙飛行士まで運ぼうとしている米国でも、我が国のちっぽけな観測ロケットには熱い視線が注がれているようだ。

宇宙開発における失敗という点では、大先輩ということになるからな。

まだまだ、これからも失敗は続くだろう。

それが、撤退に至る失敗になってしまうのか、輝かしい成功への一里塚としての失敗になるのかは、それに向き合う人間の問題だろう。

MOMOについては、燃料と酸化剤を噴射するインジェクターについても調べた。

(ピントル式噴射装置)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AB%E5%BC%8F%E5%99%B4%E5%B0%84%E8%A3%85%E7%BD%AE

「ピントル式噴射装置は現在、スペースX社のマーリンエンジンで使用される。」

ほほう・・・。

世界はどこかで繋がっている。

この噴射装置の特許を取ったTWR社は、スペースX社の技術的母体ともいえる。

(着陸に成功したスペースXの「ファルコン9」ロケット - 実は「フル・スラスト」という名の進化版だった)
https://news.mynavi.jp/article/20160125-falcon9_ft/

「もっとも、スペースXはまったくのゼロからロケットを造り始めたわけではない。同社は米国内の航空宇宙メーカーから工学者、技術者を引き抜いた。たとえば同社の副社長を務めるトム・ミューラー氏は、かつてTRW(アポロ月着陸船の降下・上昇用エンジンを開発したことで有名)に勤めており、同社のロケット・エンジン部門で米航空宇宙局(NASA)の次世代ロケット向けの新型エンジンの開発などを手掛けていた。」

画像を見ると、黒焦げになった機体には無残に穴が開き、配管やタンクがむき出しになっている。

華やかな打ち上げとは裏腹に、地道に技術を積み上げていく嘘偽りのない真実のロケットの姿がここにある。

考えてみれば、使い捨てロケットというのは悲哀に満ちた存在だな。

どれ程情熱を傾け、精緻を尽くして作り上げたとしても、ただ一度の打ち上げで、海の藻屑と消える。

わずか数分間の存在・・・。

変態する昆虫の多くは、幼虫の時期が長く、羽が生えて空を飛んだりすることが出来る成虫の期間はわずかの間に過ぎない。

夏本番になれば、セミの声が聞こえてくるが、使い捨てロケットも似たようなもんかもしれないな。

そして、世代交代を遂げた後には、成虫の死骸があちこちに転がることになる。

まあ、今回は、打ち上げも叶わなかったわけだが、ロケットの残骸とセミの死骸が重なって見えるような気がする(眩暈による幻覚かあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

次のMOMO3号機が、失敗を糧に新たな命を宿し、大空に舞い上がる日が来ることを願って止まない。

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