器材脱がすかあ?2018年07月08日 02:47

器材脱がすかあ?


テレビ朝日系の土曜日の夜の番組で、タイの洞窟から要救助者を水中脱出させる際の実験映像(?)を流していた。

(サタデーステーション)
http://www.tv-asahi.co.jp/sat-st/

「今夜8時54分からのサタデーステーションは…
列島厳戒…記録的大雨で被害続発
▽最新気象情報…依田司解説
▽点滴異物混入…元看護師の女を聴取
▽少年ら13人の救助は?洞窟"難関"を検証
▽オウム死刑
▽大谷翔平」

このほかにもいろいろ話題があって、その中の一つに過ぎない。

浮沈子は部屋でテレビが見られないので、駐車場まで自転車こいでいって、500Eのエンジンをかけて、カーナビの画面に映るワンセグのぼやけたちっこい画面で見た。

ほんの数分だったが、國富のプールに38cm×72cmの金属製の枠を持って行って、プールサイドに置いて番組のディレクターがタンクを背負って通り抜けられるかとか、水中に降ろして2つ並べて、BC外してホースだけ咥えて通り抜けられるかなどを検証していた。

タンクは、國富のメタリコンの8リッターみたいな感じだったな(未確認)。

なにしろ、画面が小さくてよく分らない。

鷹野与志弥氏が登場して、非常に困難である点をコメントしていた(そうかあ?)。

浮沈子的には、サイドマウントで潜っていたもう一人のダイバーが気になったんだがな。

まあいい。

マスクは、どこからか調達したフルフェイスマスクを使っていた(被救助者のみ)。

被救助者の役をやらされた(たぶん)ディレクターは、身体が浮いちゃって仕方なかったとコメントしていたが、器材装着して中性浮力だったら、メタリコンタンク外した途端に浮くのは仕方ないだろうな。

まあ、沈んじまって浮かべないよりはいいかもしれないけど、トレーニングされたダイバーでさえ、器材を脱いで、再度水中で装着するというのは困難だからな。

まして、ゼロビジの水中で、介助を受けても出来るかどうかは未知数だ(映像の中では着せるところは出てきません)。

もちろん、どんな格好をしても、だるまタンクをバックマウントしたまま通り抜けることはできない(プールサイドで、いろいろ試した映像もありました)。

1本差しのサイドマウントを使わなかったのは何故なんだろう?。

水中で補助していたダイバーの一人は、サイドマウントだった。

あの枠が、どれ程現場の状況を再現しているかはともかく、有効に通り抜けるための実験なら、それらしい器材と方法で行うべきだろう。

レジャーダイビングしているふつーのダイバーは、確かに大変そうだという気がするかも知れないが、現地にはサイドマウントダイビングしている洞窟ダイバーは、掃いて捨てるほど集まっているに違いない。

Xディープのステルスとか、画像にも写ってるしな。

(とうとう犠牲者:画像のみ参照)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/07/06/8910542

数が十分あるかどうかは分からないが、細身のタンクもあるようだ。

もちろん、実際の状況に応じて選択する必要があることは言うまでもない。

番組の演出として、ふつーのダイビングじゃないんだぞ、難しいんだぞ、大変なんだぞ、と言いたいのはやまやまで、40キュービックフィートのタンクを1本差ししたサイドマウントの設えで、すんなり通り抜ける絵を出すわけにはいかないんだろう。

もちろん、救助のボトルネックは、文字通りの隘路だけではないんだろうが、そこだけ取り上げて実験するなら、せめて器材脱着でない方法を示すとかしてもらいたかった気もする。

まあ、どうでもいいんですが。

実際に救助に当たっている側のダイバーは、使い慣れた器材をいろいろ選択しているようだ。

もちろん、軍隊の方はバックマウントのシングルタンクかも知れないけどな。

今日の映像を見ていたら、バックマウントのダブルタンクまで映っていた。

しかも、2本のタンクの大きさが異なる(!)。

比較的広いエリアで、ロジスティクスだけを行うなら、その方が効率がいいのかもしれない。

適材適所だ。

しかし、被救助者の器材を脱がせて隘路通過させるというのは、いかがなものか。

浮沈子は、状況が分からないので、テキトーに書いている。

実際の話として、それしかないのかもしれないが、番組の中ではそういうカルトな話題は出てこないしな。

洞窟の入り口で、水やスナック菓子売ってるお店とか、そういう分かりやすいネタが喜ばれる。

日本円で、2000円分買って入っていったらしい(そのおかげで、生き延びられたというストーリーだ)。

子供の父親とかも出てきた(手紙を受け取って嬉しかったり、心配だったり)。

そういう話の中で、水中救助の実験映像を出しただけでも評価しなければならないだろう。

それにしても・・・。

水中に沈めた鉄製(たぶん)の枠のその後はどうなるんだろうな。

他のバラエティ番組で使いまわされて、大柄なタレントが、俺は通れないとかかますんだろうか?。

それとも、即刻、金属業者に引き取らせて、潰されちまうんだろうか。

コロンブスの卵或いはゴルディアスの結び目2018年07月08日 07:37

コロンブスの卵或いはゴルディアスの結び目
コロンブスの卵或いはゴルディアスの結び目


コロンブスが卵を産んだとか、もちろんそういう話ではない(ドッと疲れが・・・)。

全国で100人を超える死者・行方不明者を出し、未だに特別警報が続いている梅雨前線の大暴れ。

ワールドカップの中継をネットで聞きながら(テレビないんで)、タイ洞窟救助活動についてつらつら考えている。

もちろん、浮沈子のことだからな。

ロクな考えが浮かぶはずはない。

しかし、誰かが卵を割るか、結び目をぶった切るしかない。

(コロンブスの卵)
http://kotowaza-allguide.com/ko/columbusnotamago.html

「誰かがやった後であれば簡単そうに見えることでも、最初にそれを思いつき実行することは難しく、貴重であるということ。」

(ゴルディアスの結び目)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%B5%90%E3%81%B3%E7%9B%AE

「手に負えないような難問を誰も思いつかなかった大胆な方法で解決しまうこと」

いささかニュアンスは違うが、誰かが、思いもつかなかった方法で最初にやらなければ、難問は解決しない(混ぜればいいというもんじゃないけど)。

狭隘なサンプ内のトンネルがある洞窟の奥から、少年たちをどのように助け出すか。

現実的なアイデアは出ない。

イーロンマスクが、米国からトンネル掘って行くとか(やっぱ、ジェットモグラか)、洞窟の上の山を核爆弾で吹っ飛ばすとか(洞窟はどーなる?)。

ヨタ記事を書いているうちに、とうとう現地では雨が降り出している。

排水が追い付かなければ、リスク承知で水中脱出を試みなければならなくなる。

体力の回復、潜水の訓練については、時間は味方だが、洞窟内の酸素の消費、長期間の閉鎖空間への閉じ込めのストレスについては敵だしな。

器材脱着させずに、隘路を通り抜けるためには、タンクを背中に背負っている状態では難しい。

現地では、究極の選択を迫られているだろう。

サイドマウント1本差しなら通り抜けられそうだが、それをどうやって装着させるのかも問題だな。

お子様向けのサイドマウントシステムが普及しているわけじゃないからな。

SMS50なら、小柄な人でも合わせやすいと思ったんだが、何てったって製造してないからな。

どこかに大量在庫とかしてないんだろうか?。

この際だから、別に専用器材じゃなくても我慢して、ふつーのお子様用BCに無理やりサイドマウントしてしまうという手もある。

まあ、なんちゃってサイドマウントだから、コンフィギュレーション的には最悪だが、多少バランスが悪かろうが、器材を脱がずに通り抜けることだけ考えれば、贅沢は言っていられないんじゃなかろうか(中性浮力に近いアルミタンク必須のような気がするけど)。

もちろん、救助者側は、最適なスタイルで対応しなければならないけどな。

極地法で、徹底的にバックアップして、ロジスティクスも完璧にして対応する。

そのタイミングも難しい。

FIFAの偉い人が、13人をワールドカップの決勝に招待したらしいが、そういう問題ではないような気もする。

完全に無視していいだろうな。

4年後の決勝かも知れないしな。

まあ、どうでもいいんですが。

(「水位上がれば救出敢行」 タイ洞窟 大雨予想、酸素量も低下)
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/431057/

「当局は「13人がいる場所の状況は良く、健康状態も良好」と説明するが、洞窟内の酸素量は減少しており、低酸素症などのリスクもあるため、酸素を送り込む措置も講じている。知事は「天候と酸素レベルは心配だが、最善の救助プランを選びたい」と語った。」

そう、それでいい。

ただ、一刻も早く救出して欲しいと願うのは世界中で共通だろう。

この困難な状況を、快刀乱麻を断つ如く、スカッと解決してもらいたいんだがな。

排水ポンプの能力を、桁違いに引き上げるという手もあるかも知れない。

豪雨が降ろうが、滝が出来ようが、ものともせずに排水し、カラッカラにすることが出来れば、潜水せずに脱出できる。

なにしろ、入る時には、水はなかったわけだからな。

そんなことは、とっくに考えられていて、必要な対策は取られているに違いない。

横穴掘って、洞窟外にダイレクトに排水する手もある。

地球の重力は、常に見方だからな。

ポンプなんて使わなくても排水可能だ。

いつになったら可能になるかは知らないけど(どんだけ掘ればいいかは分かりませんが)。

水位の上昇については、時間との戦いになる。

排水できれば良し、出来なくて上昇すればなおのことだ。

様々な人々が、様々な思いを抱いてこの事件を見守っているに違いない。

与太ブログを書きなぐるしか能がない浮沈子は、やりきれない思いで見続けている。

同じタイでは、ボートの転覆で30人も亡くなったりしているけど、そして、それは浮沈子が行ったことがあるプーケットの近くらしいけど、それよりも気になる。

よその国の人々を心配するより、自国の災害に目を向けるべきなのかもしれないけど、そして、それは正しいことかも知れないけれど、それよりも気になる。

助けられるはずの人がそこにいて、助けを待っていて、その様子が逐一報道されているわけだからな。

豪雨災害やボートの転覆は、起こってしまった話で進行中ではないこともある。

まあ、豪雨は、今朝も続いているけどな。

昨夜は、千葉方面で地震まであった。

こう災害続きだと、この星を捨てて火星に行きたくなる気持ちも分からなくはない(そうなのかあ?)。

ジェリーアンダーソンがサンダーバードを作ったわけが分かってきた。

きっと、世の不条理を一気に解決して、スカッとしたかったからに違いない。

そういえば、サンダーバード4号なんてのもあったような気がするな。

洞窟潜水には大きすぎるけどな。

水中は得意だ。

(サンダーバード4号)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%894%E5%8F%B7

「水中:160ノット(時速296.32km)」

「航行可能最大深度 9,100m」

ちょっとばっか、スカッとし過ぎのような気もするけどな・・・。

卵は塩を撒いた上でも立つけど2018年07月08日 13:21

卵は塩を撒いた上でも立つけど


タイ洞窟での救出作戦が始まった。

(タイ洞窟、救出作業開始 サッカーチームの13人 北部チェンライ)
https://www.sankei.com/world/news/180708/wor1807080008-n1.html

「世界が注目する救出劇は、行方不明から16日目で大きな節目を迎えた。」

「少年らは脱出のために潜水を余儀なくされ、危険が伴う」

(少年ら13人を潜水で救出開始 タイ洞窟閉じ込め)
https://www.asahi.com/articles/ASL7845H6L78UHBI00P.html?iref=com_flash

「朝から潜水での救出活動を始めたことを明らかにした。」

「早ければ夜にも、少年らが洞窟の入り口まで到達する可能性」

「午前10時(日本時間正午)に外国人ダイバーとタイ海軍のダイバー計18人が、少年らがいる場所に向けて潜水を始めた。同日中に全員を救出する予定」(この部分、追加)

どういう方法で引っ張り出すのかは分からないけど、コロンブスもアレキサンダー大王もいない。

もちろん、イーロンマスクも・・・。

ジェットモグラは登場しないし、核爆弾で洞窟の上部を吹っ飛ばすわけでもない(トーゼンです)。

スッキリしない方法で、慎重に卵を立てるしかないのだ。

子供の頃、テーブルの上に塩を撒き、ビミョーなバランスを保って立てた記憶もある。

大人の人に見てもらおうと、勢いよく立ち上がった途端に、卵は倒れたけど。

ゆで卵は、くるくると回すと立ち上がるということもある。

コロンブス方式でなくたって、立てばいいのだ。

立てば官軍(なんか違うような・・・)。

海軍のダイバーが救出にあたるようだが、救助者側の犠牲も出さないようにしないとな(外国人ダイバーも潜るようです。:追加)。

既にOBが命を落としている。

この後、事故なく救出に成功したとしても、完全には喜べない。

待ったなしの救出作戦が、成功裏に終わることを祈るのみだ・・・。

(タイ洞窟で少年ら救出作業の車両転落 4人負傷、1人は重体との情報も:追加)
https://www.sanspo.com/geino/news/20180708/sot18070802120001-n1.html

「車両は少年らの救出作業に当たるボランティアを乗せ、救助態勢の強化のため洞窟に向かう途中だった。」

昨日の話だそうだが、状況は厳しいままだな。

(洞窟の酸素濃度が低下 少年らにも疲れが:追加)
http://news.livedoor.com/article/detail/14978855/

「洞窟内の水位は下がっている一方で、酸素濃度が低下し、救助活動にあたる作業員が意識を失い、倒れるケースが増えています。」

やばいな・・・。

そろそろ潮時ということなんだろう。

救助進行中2018年07月08日 23:38

救助進行中


タイの洞窟からの救出作戦が進行中だ。

既に、6人が出てきたという報道もある。

(タイ洞窟、6人救出=少年ら13人不明から16日目)
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12145-054159/

「情報筋は6人が外に脱出したことを明らかにした。」

あと7人か。

時間をおかなければならないとはいえ、もどかしい感じだな。

救助隊も人の子だからな。

ガス抜きや休息が必要だ。

夕方からありったけの器材を500Eに放り込んで、富戸のクラブハウスにやってきて、そこで書いている。

ちょっと風邪をひいてしまい、これから休んで治さないといけないからな。

背部痛、めまい、夏風邪と、三重苦に見舞われている。

背中の痛みは、少し軽くなってきたし、めまいも一応治まっている。

風邪をやっつけないとな。

栄養と休息に勝る薬なしだ・・・。