つべこべ言うな、ダイビングは自由だ! ― 2018年07月15日 21:40
つべこべ言うな、ダイビングは自由だ!
ソロダイビングについて、今日もいろいろ考えている。
タガを嵌めるためのソロダイビングの講習なら、生徒(客?)は来ないかもしれない。
潜れる範囲は、完璧なバディダイビングよりも、当然狭くなってしまうからな。
コンフォートゾーンでのダイビングに限られるのだ。
公開されている資料では、ダイビングの範囲はこんな風に整理されている。
・よいコンディションでのバディとオープンウォーターダイビング
・より厳しいコンディションでのより厳しいダイビング
・ピナクル/複雑なダイビング30m~40m
ソロダイビングでは、3番目のダイビングは出来ない。
コンフォートゾーンは、人によって異なるから、俺様はディープでないと快適じゃないんだ(ガス酔いジャンキー?)というダイバーにとっては、30m以深が快適ゾーンかも知れない。
が、少なくともSDIの基準では御法度になる。
(7.コンフォートゾーン 9分24秒)
https://jcue.net/jcuefilms/solodiving/#7_924
動画で3分あたりで、ピナクルダイビングを禁じている旨の説明がある。
資料の図には、そこに30m~40mとあるから、禁じられていると捉えるのが自然だ(そこが、そのダイバーにとって快適ゾーンになっていればOK)。
一方、ピナクルダイビングの基準は、本人にとってチャレンジングなダイビングということになるから、普段から30mオーバーのダイビングをしているダイバーにとっては、ストレスのないダイビングなのかもしれない。
この辺りは要確認だが、考え方としては、ソロダイビングで無茶をされては困るので、一般論としては潜れる範囲を制限するという方向になる。
ペネトレーションを含む直上浮上が出来ない環境についても、おそらく制限があるのではないか(バディ潜水では、水面からの合計距離が40mまでなら許容される→SDIでは、深度や水面からの合計距離にかかわらず、ソロでの閉鎖環境への侵入は禁止です:追加)。
受け入れ側に対する説明としても、この点が説得材料になるかもしれない。
指導団体としては、匙加減が難しいところだな。
浮沈子みたいに、浅く明るく暖かいダイビングが好みなら余り問題ないだろうが、俺様は、ヘタクソバディなんかに煩わされず、行きたいところにいくんだということになると、このコース自体の対象は限られてくる。
孤独を愛し、自分と水中世界との見えない絆に思いを馳せ、一人静かに潜る、控えめなダイバーということになる。
そんなダイバーだって、一般的なダイビングの限界まで潜りたいことがあるかも知れないじゃないの・・・。
しかしながら、ソロダイバーの場合は、潜水計画に従って戻ってこなければならない。
運用上、現地サービスにダイコンに残されたダイブログの提示を求められることがあるかも知れない(未確認→当面は自己申告でしょう。エキジットの時間とかだけ記載するかも:追加)。
事前の潜水計画との乖離が著しければ、以後のソロダイビングを禁じられてしまうかもしれないしな。
基本的に、リスクが増えるからこそ、ソロダイビングのためのバックアップの装備やスキルが必要になるわけだからな。
縛りがキツクなるのは当然かもしれない。
そもそもが、ソロダイビングが出来るエリアは、これから広がっていくとしても、現在は(公式には)皆無から始まる。
つーことは、潜れる場所自体が、バディダイビングよりも少なくなるということになり、いいことは殆どないのではないか。
エリアは少なく、潜れる範囲は狭く、バディに遠慮がいらないとか、都合を合わせなくてもいいという程度のメリットで、どれだけの需要が掘り起こせるというのだろうか。
ポニーボトルが売れまくるとか、それ用のDINのレギュレーターセットが売れまくるとか、たぶん、そんなことにはならない。
今まで通り、裏でこっそりソロで潜る世界が続くんだろう(そうなのかあ?)。
それだって、予備の空気源を持たずに行くよりは、余程安全性は高まる。
しかし、そういう状況は、無謀なソロダイビングにお墨付きを与え、助長していると捉えられかねない。
ソロダイビングの闇は、思ったより深いかもしれない。
そもそも、ダイバーになって少しばかり潜れるようになると、無茶を自慢したがる傾向があるからな。
浮沈子は、そういう傾向に染まるまいと意識しているけど、ちゃんとしたトレーニングを受けずにデコ出ししまくるダイバーはいくらでもいる。
身体能力(筋力とかではないので注意)には個人差があるので、中には減圧症になりにくい体質というのがあるのかもしれないが、医学的に解明された話ではない。
現時点では、ただの馬鹿以外の何物でもない。
人間は、他人の経験を生かして、自分の生活を豊かにすることが出来る点で、他の動物とは異なる文明を築いてきた。
ダイビングの世界は、初めにPADIとかの指導団体があって、そこでレジャーダイビングのスタンダードを決めたわけじゃない。
死屍累々の歴史があって、その数限りない屍の上に、これなら許容されるリスクで、ビジネスとして成り立つだろうという基準が生まれてきたのだ。
器材の発展にしても、オクトパスなんてなかったし、BCだって最近の話だし、信頼できる深度計が出来たのだって最近の話だ。
ダイコンなんて、ここ10年くらいの話だ。
当たり前になっている装備が定着するまでには、紆余曲折があり、モノにならずに消えていった装備だってあるに違いない。
そういう先人達の経験の一つが、ガス酔いとかガス昏睡(そう呼んでるのはPADIだけですが)といわれる症状を避けるための深度管理だったり、減圧症をはじめとする潜水病を避けるための様々なガス管理や浮上手順だったりするわけで、そういうことを一切無視して、俺様は死なないと信じているキャプテンスカーレット症候群(仮称?)のダイバーは、ただの馬鹿だ。
ダイビングは自己責任の世界だというが、それは身勝手とは異なる。
人様に迷惑を掛けずに潜ること(つーか、浮上することだな)も、自己責任のうちだ。
水中で死んじまったり、行方不明になるなんてのは言語道断で、ダイバーの風上にも置けない。
漂流事故起こして捜索されたり、減圧症でヘリを飛ばしたりするのだって、大迷惑だ。
そりゃあ、業務でリスクを取って行う作業潜水や軍事作戦なら、人的損耗も計算の内だが、単なる遊びで周りに迷惑かけまくるなんてのは、論外だからな。
浮沈子も他人事ではない。
そのために、いろいろな講習を受けたり、自分でも調べたりして海の神様の逆鱗に触れないように努力している。
ダイビングの自由は、責任とそれを果たすために課された義務を伴う。
その義務が果たせなければ、水中を楽しむことは許されない。
電子頭脳(古っ!)万能の世の中だからな。
そのうち、いつ、どこで、だれと、どんなダイビングをしたかを、全て管理される時代が来るに違いない。
ロゴシーズみたいなのを付けて潜らなければならなくなる。
ダイバーのCカードと、ダイブログを記録したデータをクラウド上のサーバーに送り、全ての潜水記録を管理する。
タンクにだってチップが埋め込まれて、メンテナンスの記録が取られるのは時間の問題だな。
そのタンクのデータも記録されるんだろう。
闇で、チップなしのタンクが、高額で取引される時代が来るかもしれない(今から、買いだめしとく?)。
コンプレッサーにも当然チップが埋め込まれて、チップなしのタンクは充填出来なくなるに決まっているのだ。
やれやれ・・・。
ダイビングが自由だなんて、とんでもない誤解だ。
しかし・・・。
キツイ、汚い、危険なレジャーだとしても、それが自由だと錯覚させてくれる要素は充分にある。
少なくとも、指導団体や都市型ショップ、現地サービス、器材メーカー、販売店はそういっているし、指導団体のインストラクターも、心からそう信じている。
漁協とか、保安庁、ダイビングスポット所轄の警察、現地の医療機関は、そうじゃないかもしれないけどな。
リスクを受け入れたり、責任を取ったり、義務を果たしたりしたくなければ、冷房の効いた部屋でゲームでもしているのがいい(浮沈子は、パソコンゲームはしません)。
脱水したり、減圧症に罹ったり、水中でパニックになって溺水したり、水中で心臓が止まったり、耳抜き失敗して鼓膜ぶっ壊したり、漂流の挙句サメに食われたり、ボートのスクリューに巻き込まれてミンチになったりすることはない。
一生、水中世界を知らずに死んでいく人の方が、アットーテキに多いが、それが不幸だとは言えない。
世界でダイビングをしている人なんて、0.1パーセントもいない(もう一桁少ないかも)。
そのダイビングが、全然自由なんかじゃなくて、規制とか、制限とかばっかしの世界だと知ったら、益々やろうという人が減っちまうかもな。
水中に生息できない人類が、機械の力を借りてほんの少しの時間そこに留まるためには、それは仕方ないのだ。
水中カメラの普及が、ダイビングの普及を助けた面もあるから、そのことを問題視するわけにはいかないけど、安全を阻害している要素の一つであることは間違いない(そうなのかあ?)。
カメラのデータの中に、ダイビングそのもののデータが埋め込まれて、ネットで流れたとたんにビッグデータとして管理される可能性もある(もうやってるかも)。
ダイビングの自由は、風前の灯だな。
それよりも、陸上での自由の方が先に管理されるだろうけどな。
この与太ブログなんて、真っ先に当局のやり玉にあがるだろうなあ・・・。
ソロダイビングについて、今日もいろいろ考えている。
タガを嵌めるためのソロダイビングの講習なら、生徒(客?)は来ないかもしれない。
潜れる範囲は、完璧なバディダイビングよりも、当然狭くなってしまうからな。
コンフォートゾーンでのダイビングに限られるのだ。
公開されている資料では、ダイビングの範囲はこんな風に整理されている。
・よいコンディションでのバディとオープンウォーターダイビング
・より厳しいコンディションでのより厳しいダイビング
・ピナクル/複雑なダイビング30m~40m
ソロダイビングでは、3番目のダイビングは出来ない。
コンフォートゾーンは、人によって異なるから、俺様はディープでないと快適じゃないんだ(ガス酔いジャンキー?)というダイバーにとっては、30m以深が快適ゾーンかも知れない。
が、少なくともSDIの基準では御法度になる。
(7.コンフォートゾーン 9分24秒)
https://jcue.net/jcuefilms/solodiving/#7_924
動画で3分あたりで、ピナクルダイビングを禁じている旨の説明がある。
資料の図には、そこに30m~40mとあるから、禁じられていると捉えるのが自然だ(そこが、そのダイバーにとって快適ゾーンになっていればOK)。
一方、ピナクルダイビングの基準は、本人にとってチャレンジングなダイビングということになるから、普段から30mオーバーのダイビングをしているダイバーにとっては、ストレスのないダイビングなのかもしれない。
この辺りは要確認だが、考え方としては、ソロダイビングで無茶をされては困るので、一般論としては潜れる範囲を制限するという方向になる。
ペネトレーションを含む直上浮上が出来ない環境についても、おそらく制限があるのではないか(バディ潜水では、水面からの合計距離が40mまでなら許容される→SDIでは、深度や水面からの合計距離にかかわらず、ソロでの閉鎖環境への侵入は禁止です:追加)。
受け入れ側に対する説明としても、この点が説得材料になるかもしれない。
指導団体としては、匙加減が難しいところだな。
浮沈子みたいに、浅く明るく暖かいダイビングが好みなら余り問題ないだろうが、俺様は、ヘタクソバディなんかに煩わされず、行きたいところにいくんだということになると、このコース自体の対象は限られてくる。
孤独を愛し、自分と水中世界との見えない絆に思いを馳せ、一人静かに潜る、控えめなダイバーということになる。
そんなダイバーだって、一般的なダイビングの限界まで潜りたいことがあるかも知れないじゃないの・・・。
しかしながら、ソロダイバーの場合は、潜水計画に従って戻ってこなければならない。
運用上、現地サービスにダイコンに残されたダイブログの提示を求められることがあるかも知れない(未確認→当面は自己申告でしょう。エキジットの時間とかだけ記載するかも:追加)。
事前の潜水計画との乖離が著しければ、以後のソロダイビングを禁じられてしまうかもしれないしな。
基本的に、リスクが増えるからこそ、ソロダイビングのためのバックアップの装備やスキルが必要になるわけだからな。
縛りがキツクなるのは当然かもしれない。
そもそもが、ソロダイビングが出来るエリアは、これから広がっていくとしても、現在は(公式には)皆無から始まる。
つーことは、潜れる場所自体が、バディダイビングよりも少なくなるということになり、いいことは殆どないのではないか。
エリアは少なく、潜れる範囲は狭く、バディに遠慮がいらないとか、都合を合わせなくてもいいという程度のメリットで、どれだけの需要が掘り起こせるというのだろうか。
ポニーボトルが売れまくるとか、それ用のDINのレギュレーターセットが売れまくるとか、たぶん、そんなことにはならない。
今まで通り、裏でこっそりソロで潜る世界が続くんだろう(そうなのかあ?)。
それだって、予備の空気源を持たずに行くよりは、余程安全性は高まる。
しかし、そういう状況は、無謀なソロダイビングにお墨付きを与え、助長していると捉えられかねない。
ソロダイビングの闇は、思ったより深いかもしれない。
そもそも、ダイバーになって少しばかり潜れるようになると、無茶を自慢したがる傾向があるからな。
浮沈子は、そういう傾向に染まるまいと意識しているけど、ちゃんとしたトレーニングを受けずにデコ出ししまくるダイバーはいくらでもいる。
身体能力(筋力とかではないので注意)には個人差があるので、中には減圧症になりにくい体質というのがあるのかもしれないが、医学的に解明された話ではない。
現時点では、ただの馬鹿以外の何物でもない。
人間は、他人の経験を生かして、自分の生活を豊かにすることが出来る点で、他の動物とは異なる文明を築いてきた。
ダイビングの世界は、初めにPADIとかの指導団体があって、そこでレジャーダイビングのスタンダードを決めたわけじゃない。
死屍累々の歴史があって、その数限りない屍の上に、これなら許容されるリスクで、ビジネスとして成り立つだろうという基準が生まれてきたのだ。
器材の発展にしても、オクトパスなんてなかったし、BCだって最近の話だし、信頼できる深度計が出来たのだって最近の話だ。
ダイコンなんて、ここ10年くらいの話だ。
当たり前になっている装備が定着するまでには、紆余曲折があり、モノにならずに消えていった装備だってあるに違いない。
そういう先人達の経験の一つが、ガス酔いとかガス昏睡(そう呼んでるのはPADIだけですが)といわれる症状を避けるための深度管理だったり、減圧症をはじめとする潜水病を避けるための様々なガス管理や浮上手順だったりするわけで、そういうことを一切無視して、俺様は死なないと信じているキャプテンスカーレット症候群(仮称?)のダイバーは、ただの馬鹿だ。
ダイビングは自己責任の世界だというが、それは身勝手とは異なる。
人様に迷惑を掛けずに潜ること(つーか、浮上することだな)も、自己責任のうちだ。
水中で死んじまったり、行方不明になるなんてのは言語道断で、ダイバーの風上にも置けない。
漂流事故起こして捜索されたり、減圧症でヘリを飛ばしたりするのだって、大迷惑だ。
そりゃあ、業務でリスクを取って行う作業潜水や軍事作戦なら、人的損耗も計算の内だが、単なる遊びで周りに迷惑かけまくるなんてのは、論外だからな。
浮沈子も他人事ではない。
そのために、いろいろな講習を受けたり、自分でも調べたりして海の神様の逆鱗に触れないように努力している。
ダイビングの自由は、責任とそれを果たすために課された義務を伴う。
その義務が果たせなければ、水中を楽しむことは許されない。
電子頭脳(古っ!)万能の世の中だからな。
そのうち、いつ、どこで、だれと、どんなダイビングをしたかを、全て管理される時代が来るに違いない。
ロゴシーズみたいなのを付けて潜らなければならなくなる。
ダイバーのCカードと、ダイブログを記録したデータをクラウド上のサーバーに送り、全ての潜水記録を管理する。
タンクにだってチップが埋め込まれて、メンテナンスの記録が取られるのは時間の問題だな。
そのタンクのデータも記録されるんだろう。
闇で、チップなしのタンクが、高額で取引される時代が来るかもしれない(今から、買いだめしとく?)。
コンプレッサーにも当然チップが埋め込まれて、チップなしのタンクは充填出来なくなるに決まっているのだ。
やれやれ・・・。
ダイビングが自由だなんて、とんでもない誤解だ。
しかし・・・。
キツイ、汚い、危険なレジャーだとしても、それが自由だと錯覚させてくれる要素は充分にある。
少なくとも、指導団体や都市型ショップ、現地サービス、器材メーカー、販売店はそういっているし、指導団体のインストラクターも、心からそう信じている。
漁協とか、保安庁、ダイビングスポット所轄の警察、現地の医療機関は、そうじゃないかもしれないけどな。
リスクを受け入れたり、責任を取ったり、義務を果たしたりしたくなければ、冷房の効いた部屋でゲームでもしているのがいい(浮沈子は、パソコンゲームはしません)。
脱水したり、減圧症に罹ったり、水中でパニックになって溺水したり、水中で心臓が止まったり、耳抜き失敗して鼓膜ぶっ壊したり、漂流の挙句サメに食われたり、ボートのスクリューに巻き込まれてミンチになったりすることはない。
一生、水中世界を知らずに死んでいく人の方が、アットーテキに多いが、それが不幸だとは言えない。
世界でダイビングをしている人なんて、0.1パーセントもいない(もう一桁少ないかも)。
そのダイビングが、全然自由なんかじゃなくて、規制とか、制限とかばっかしの世界だと知ったら、益々やろうという人が減っちまうかもな。
水中に生息できない人類が、機械の力を借りてほんの少しの時間そこに留まるためには、それは仕方ないのだ。
水中カメラの普及が、ダイビングの普及を助けた面もあるから、そのことを問題視するわけにはいかないけど、安全を阻害している要素の一つであることは間違いない(そうなのかあ?)。
カメラのデータの中に、ダイビングそのもののデータが埋め込まれて、ネットで流れたとたんにビッグデータとして管理される可能性もある(もうやってるかも)。
ダイビングの自由は、風前の灯だな。
それよりも、陸上での自由の方が先に管理されるだろうけどな。
この与太ブログなんて、真っ先に当局のやり玉にあがるだろうなあ・・・。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。