汚染 ― 2018年07月24日 22:35
汚染
英語だと、ポルーションとかコンタミネーションとかいうらしい。
何か、あらまほしき状態があって、それが何者かによって清く正しく美しくない状態になっちまうことのようだ(そうなのかあ?)。
世の中は、何らかの形で概ね汚染されており、ピュアな環境なんて人為的に作らなければ出来ない。
その人工環境にしても、突き詰めれば汚染だらけということになる。
つまり、絶対的に純粋なものはないということになる。
概念的に想定するだけの話で、宇宙創成から現在に至るまで、単一の状態などなかったわけだからな。
ファーストスターは、水素だけから出来たといわれているが、ホントかどうかは分からない。
(第1回 宇宙で最初に生まれた星、ファーストスター)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/031000004/041600001/
「動きの遅い水素分子ガスは収縮して原始星となり、周囲からさらにガスを引き入れられるほどの重力をもち始めた。原始星が高温になると、分子は再分離した。そのうちに核融合が始まり、水素からヘリウムが作られた。」
この宇宙のほとんどは、今でも水素とヘリウムからできている。
(宇宙の元素存在比)
http://kkyamasita.hatenadiary.jp/entry/20060816/1155681856
「元素:存在比
・水素:10000
・ヘリウム:1000
・酸素:2
・炭素:1
・その他:1未満」
水素だけで出来ている世界などないわけで、所詮、宇宙は汚染されているのだ。
どんだけ頑張っても、1万分の4以下で出来ているのが、生物ということになる。
とりあえず、前置きとしては、こんなところでいいか。
(地球と宇宙を“汚染”から守る、NASAの「惑星保護官」の知られざる悩み)
https://wired.jp/2018/07/24/planetary-protection-report/
「米航空宇宙局(NASA)には、宇宙を汚染から守る「惑星保護官」という職務が存在する。」
惑星保護官については、このブログでも取り上げている。
(地球外生命探査の矛盾)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/03/02/8796708
「そう、惑星保護官は、許容する汚染のレベルに関するコンセンサスを得るための調整役なわけだ。」
ワイアードの記事が浮沈子の関心を引いたのも、以前に書いた記事と関係がありそうだったから。
この記事の結論は、悲惨な状況を想定している。
「人間が火星に常駐すると再びすべてが変わるだろう」
「汚染やゴミ、火星につくる質の悪い居留建築物については何も言及していない。」
スペースXが、ファルコンヘビーでスターマンを乗せたテスラロードスターを火星軌道以遠まで達する軌道に打ち上げた時、きっと何かが音を立てて崩れたに違いないのだ(宇宙空間だから、音しませんけど)。
まあいい。
惑星保護官は、火星の上で核爆弾を爆発させたりする連中と渡り合わなければならなくなるのだ。
(イーロン・マスク「火星を暖めるには? 核兵器で爆破すればいいんじゃないですかね」)
https://www.gizmodo.jp/2015/09/post_18273.html
「「火星を生物が住める環境に変えるためには、どうやって火星を暖かくすればいいのか?」と質問するスティーブン・コルベア。それに対してマスクが平然と言ったのが、「簡単な方法と難しい方法とがありますね。まあ、手っ取り早いのは火星を核兵器で爆破することでしょう。難しいのは温室効果ガスです」って、過激発言。」
或いは、他の方法でテラフォーミングを試みることを考えている連中とも。
(第6回 火星に都市を建設、テラフォーミングは可能?)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/110400016/030800008/?P=3
「例えば、水が含まれる彗星を火星に衝突させる、巨大な鏡を火星軌道に配置して太陽光を反射させることで地表の温度を上昇させる、火星の衛星から黒い土を運んできて極冠にばらまく、といったものだ。さらに、遺伝子操作で黒っぽい色にした苔や藻、微生物を広い範囲で繁殖させ、生物学的な方法で太陽光の吸収を高めて火星の大気を温暖化させようというアイデアもあった。」
数年前までは、もう少し穏やかな状況だったような気がするな。
(地球生物による宇宙汚染、対策は?)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9247/
「エウロパまで生命体を探しに出かけて、見つかった生き物が実はフロリダ州に住んでいるものだと判明するような事態が起きたなら、非常に残念と言うほかない」
もう、そんなことを言ってたら、惑星探査や移民なんて話にならなくなる。
キャサリン・コンレーは首になり(そうなのかあ?)、後任のリサ・プラットは規制緩和を打ち出した。
(Catharine Conley)
https://en.wikipedia.org/wiki/Catharine_Conley
(Lisa Pratt)
https://nai.nasa.gov/directory/pratt-lisa/
そもそも、地球外に生物、ゴミ、質の悪い居留建築物をばらまくのは汚染なのか。
われわれ人間は、そこに行くことが出来れば、そして居住することが出来るならば、そうしないではいられない本能に突き動かされているだけなのではないか。
知性とか理性とかいわれている高邁な概念は、単なる生理的反射に過ぎないのではないか。
ポルーションには、夢精という意味があることを、初めて知った。
(pollution:ハイパー英語辞書での「pollution」の意味を参照)
https://ejje.weblio.jp/content/pollution
「4〔医学〕夢精.」
ジジイには、無縁だ(子供は分かんなくていいです!)。
汚染とは、生理的反射と見つけたりだな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
地球の環境汚染とかは、公害問題などで現実に大きな社会問題となっている。
しかし、その環境汚染にしても、我々が垂れ流した文明のゴミによるものだし、挙句の果ては宇宙空間にまで無数にばら撒かれている。
(スペースデブリ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%87%E3%83%96%E3%83%AA
「2017年現在では約20000個に増え、1m以上の宇宙ゴミも5000個あるという。約1㎝ほどのスペースデブリは「飛んでいる弾丸」ともいわれ、75万個に上り、1㎜以上のものは1億5000万個あるとする欧州宇宙機関(ESA)の予測モデルもある。」
やれやれ・・・。
浮沈子は、NASAが月軌道上に深宇宙への拠点を置きたがっているのは、宇宙デブリの問題を無視できなくなってきたからだろうと見ている。
まあ、そのうち月軌道だって似た状況になるに決まってるがな。
さて、人類が少なくとも太陽系の天体を汚染しまくる運命にあることは分かってきたとして、そのことの意味を出来るだけ正確に認識しておく必要はある。
エンケラドゥス(エウロパだっけ?)でカリフォルニア由来の微生物が見つかるだけならいいが、それが異常繁殖して、エイリアンとかになって、地球に逆輸入されてしまうことも考えておかなければらないだろうな。
そういえば、そんなSF映画もあったような・・・。
(絶対見ない映画)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/07/03/8610022
「やっぱ、シュールな結末だな。」
それでも、人類は宇宙開発(=宇宙規模の汚染)をやめることはないだろう。
惑星保護官なんて、いつでも挿げ替えることが可能だしな。
ライフに出てきたカルビン君(ありゃあ、オスなのかあ?→カルヴィンは、一応男性の名前みたいです)が襲ってきたら、ライトセイバー持って戦って欲しいもんだな(ブン・・・ブン、ブン・・・)。
玉手箱の蓋は、そっと閉めておくに限るという話は、洋の東西を問わず、定番になってるんだがな。
リンゴを齧ったり、パンドラの箱(壺?)を開けたりする話ばっかということは、結局、それが人類の避けがたい行動(衝動?)で、きっとどこかで、そのために破滅するという結末になってしまうのではないか。
しかし、長い間、地球生物はその衝動(生存圏を拡張したいという欲求?)に突き動かされて生き延びてきたわけだからな。
破壊は創造の始まりともいうから、壮大な破局を経験して、人類は次のステージに飛躍することになるのかもしれない。
って、ったく、B級映画の筋書きみたいになってきちまったので、この辺にしとくか・・・。
英語だと、ポルーションとかコンタミネーションとかいうらしい。
何か、あらまほしき状態があって、それが何者かによって清く正しく美しくない状態になっちまうことのようだ(そうなのかあ?)。
世の中は、何らかの形で概ね汚染されており、ピュアな環境なんて人為的に作らなければ出来ない。
その人工環境にしても、突き詰めれば汚染だらけということになる。
つまり、絶対的に純粋なものはないということになる。
概念的に想定するだけの話で、宇宙創成から現在に至るまで、単一の状態などなかったわけだからな。
ファーストスターは、水素だけから出来たといわれているが、ホントかどうかは分からない。
(第1回 宇宙で最初に生まれた星、ファーストスター)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/031000004/041600001/
「動きの遅い水素分子ガスは収縮して原始星となり、周囲からさらにガスを引き入れられるほどの重力をもち始めた。原始星が高温になると、分子は再分離した。そのうちに核融合が始まり、水素からヘリウムが作られた。」
この宇宙のほとんどは、今でも水素とヘリウムからできている。
(宇宙の元素存在比)
http://kkyamasita.hatenadiary.jp/entry/20060816/1155681856
「元素:存在比
・水素:10000
・ヘリウム:1000
・酸素:2
・炭素:1
・その他:1未満」
水素だけで出来ている世界などないわけで、所詮、宇宙は汚染されているのだ。
どんだけ頑張っても、1万分の4以下で出来ているのが、生物ということになる。
とりあえず、前置きとしては、こんなところでいいか。
(地球と宇宙を“汚染”から守る、NASAの「惑星保護官」の知られざる悩み)
https://wired.jp/2018/07/24/planetary-protection-report/
「米航空宇宙局(NASA)には、宇宙を汚染から守る「惑星保護官」という職務が存在する。」
惑星保護官については、このブログでも取り上げている。
(地球外生命探査の矛盾)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/03/02/8796708
「そう、惑星保護官は、許容する汚染のレベルに関するコンセンサスを得るための調整役なわけだ。」
ワイアードの記事が浮沈子の関心を引いたのも、以前に書いた記事と関係がありそうだったから。
この記事の結論は、悲惨な状況を想定している。
「人間が火星に常駐すると再びすべてが変わるだろう」
「汚染やゴミ、火星につくる質の悪い居留建築物については何も言及していない。」
スペースXが、ファルコンヘビーでスターマンを乗せたテスラロードスターを火星軌道以遠まで達する軌道に打ち上げた時、きっと何かが音を立てて崩れたに違いないのだ(宇宙空間だから、音しませんけど)。
まあいい。
惑星保護官は、火星の上で核爆弾を爆発させたりする連中と渡り合わなければならなくなるのだ。
(イーロン・マスク「火星を暖めるには? 核兵器で爆破すればいいんじゃないですかね」)
https://www.gizmodo.jp/2015/09/post_18273.html
「「火星を生物が住める環境に変えるためには、どうやって火星を暖かくすればいいのか?」と質問するスティーブン・コルベア。それに対してマスクが平然と言ったのが、「簡単な方法と難しい方法とがありますね。まあ、手っ取り早いのは火星を核兵器で爆破することでしょう。難しいのは温室効果ガスです」って、過激発言。」
或いは、他の方法でテラフォーミングを試みることを考えている連中とも。
(第6回 火星に都市を建設、テラフォーミングは可能?)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/110400016/030800008/?P=3
「例えば、水が含まれる彗星を火星に衝突させる、巨大な鏡を火星軌道に配置して太陽光を反射させることで地表の温度を上昇させる、火星の衛星から黒い土を運んできて極冠にばらまく、といったものだ。さらに、遺伝子操作で黒っぽい色にした苔や藻、微生物を広い範囲で繁殖させ、生物学的な方法で太陽光の吸収を高めて火星の大気を温暖化させようというアイデアもあった。」
数年前までは、もう少し穏やかな状況だったような気がするな。
(地球生物による宇宙汚染、対策は?)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/9247/
「エウロパまで生命体を探しに出かけて、見つかった生き物が実はフロリダ州に住んでいるものだと判明するような事態が起きたなら、非常に残念と言うほかない」
もう、そんなことを言ってたら、惑星探査や移民なんて話にならなくなる。
キャサリン・コンレーは首になり(そうなのかあ?)、後任のリサ・プラットは規制緩和を打ち出した。
(Catharine Conley)
https://en.wikipedia.org/wiki/Catharine_Conley
(Lisa Pratt)
https://nai.nasa.gov/directory/pratt-lisa/
そもそも、地球外に生物、ゴミ、質の悪い居留建築物をばらまくのは汚染なのか。
われわれ人間は、そこに行くことが出来れば、そして居住することが出来るならば、そうしないではいられない本能に突き動かされているだけなのではないか。
知性とか理性とかいわれている高邁な概念は、単なる生理的反射に過ぎないのではないか。
ポルーションには、夢精という意味があることを、初めて知った。
(pollution:ハイパー英語辞書での「pollution」の意味を参照)
https://ejje.weblio.jp/content/pollution
「4〔医学〕夢精.」
ジジイには、無縁だ(子供は分かんなくていいです!)。
汚染とは、生理的反射と見つけたりだな・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
地球の環境汚染とかは、公害問題などで現実に大きな社会問題となっている。
しかし、その環境汚染にしても、我々が垂れ流した文明のゴミによるものだし、挙句の果ては宇宙空間にまで無数にばら撒かれている。
(スペースデブリ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%87%E3%83%96%E3%83%AA
「2017年現在では約20000個に増え、1m以上の宇宙ゴミも5000個あるという。約1㎝ほどのスペースデブリは「飛んでいる弾丸」ともいわれ、75万個に上り、1㎜以上のものは1億5000万個あるとする欧州宇宙機関(ESA)の予測モデルもある。」
やれやれ・・・。
浮沈子は、NASAが月軌道上に深宇宙への拠点を置きたがっているのは、宇宙デブリの問題を無視できなくなってきたからだろうと見ている。
まあ、そのうち月軌道だって似た状況になるに決まってるがな。
さて、人類が少なくとも太陽系の天体を汚染しまくる運命にあることは分かってきたとして、そのことの意味を出来るだけ正確に認識しておく必要はある。
エンケラドゥス(エウロパだっけ?)でカリフォルニア由来の微生物が見つかるだけならいいが、それが異常繁殖して、エイリアンとかになって、地球に逆輸入されてしまうことも考えておかなければらないだろうな。
そういえば、そんなSF映画もあったような・・・。
(絶対見ない映画)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/07/03/8610022
「やっぱ、シュールな結末だな。」
それでも、人類は宇宙開発(=宇宙規模の汚染)をやめることはないだろう。
惑星保護官なんて、いつでも挿げ替えることが可能だしな。
ライフに出てきたカルビン君(ありゃあ、オスなのかあ?→カルヴィンは、一応男性の名前みたいです)が襲ってきたら、ライトセイバー持って戦って欲しいもんだな(ブン・・・ブン、ブン・・・)。
玉手箱の蓋は、そっと閉めておくに限るという話は、洋の東西を問わず、定番になってるんだがな。
リンゴを齧ったり、パンドラの箱(壺?)を開けたりする話ばっかということは、結局、それが人類の避けがたい行動(衝動?)で、きっとどこかで、そのために破滅するという結末になってしまうのではないか。
しかし、長い間、地球生物はその衝動(生存圏を拡張したいという欲求?)に突き動かされて生き延びてきたわけだからな。
破壊は創造の始まりともいうから、壮大な破局を経験して、人類は次のステージに飛躍することになるのかもしれない。
って、ったく、B級映画の筋書きみたいになってきちまったので、この辺にしとくか・・・。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。