自由か社会的責任か2018年07月30日 08:50

自由か社会的責任か


突然だが、軽自動車(商用車)を買おうとしている。

ダイビングの器材を積み込んで、あちこち移動するのに、毎度500Eを駆りだすのも大人げない(大瀬崎とか獅子浜とか富戸とか稲取とかで、思いっ切り違和感あるし・・・)。

適材適所で乗り換えるのも、大人の嗜みだし。

検討しているのは、ワンボックスタイプの軽自動車。

ダイハツ、スズキ、ホンダがターゲットだ。

本命はスズキのエブリィ(「ィ」の字は、小さい)だったが、ホンダのNバンに乗って、その出来の良さに参っている。

浮沈子が、一生乗ることはないと断言していたFFなんだが、直進安定性という点ではキャブオーバータイプで後輪駆動のダイハツやスズキに明らかな差をつけている。

荷物を積んで、坂道を上ることを考えると、後輪駆動がいいに決まっているが、大瀬崎の坂が昇れないことはないだろうから、Nバンでも問題はない。

問題は、オートマかマニュアルかという選択になっている。

スズキは、オートマでの印象が良く、マニュアルは直進安定性の問題が表面化していた。

個体差なのかもしれないが、ダイハツのオートマでも感じたから、駆動方式の差によるものと思われる。

値段的には、ざっくりと乗り出し価格でダイハツとスズキが110万円弱、ホンダが140万円弱という感じだ(マニュアル車:ホンダはホンダセンシング付き)。

元々が安い車なので、イニシャルコストの差はあまり感じない(ホンダは、ゴテゴテいろいろ付いてるしな)。

オートマ、マニュアルの価格差は殆どない(ホンダは同額)。

ハイルーフと標準ルーフの価格差はゼロ(ホンダはグレードが変わってしまうので、選択肢はハイルーフのみ)。

ホンダのオートマは、金属ベルト方式(CVT)、他社は通常のトルコン方式だ。

スズキには、マニュアルシフトをロボットが自動で繋ぎ変える方式もある。

ハイテクだ・・・。

乗り心地の良さ、安全装備の充実、左サイドピラーを廃したアクセス性の良さで、ホンダが選択肢として大きくリードしているが、マニュアル車(なんと、6速!)が欲しかった浮沈子にとっては、余計なものが付き過ぎている気もする。

しかも、マニュアル車では試乗車が設定されていない。

マニュアルを選択すると、ホンダセンシングといわれる安全装備が半分しか付かなくなる。

FFだし・・・。

ホンダなら、オートマの方がいいかも。

楽して、社会的責任(安全装置の装備は、高齢ドライバーの義務ともいえるし)を果たすか、マニュアル選択して、ホンダセンシングを取っ払って、ブンブン回すかだな。

マニュアル車には、自由がある。

どんだけ加速するか、エンブレ利かせるか、(お勧めではないけど)ギア抜いてコースティングさせるかは、ドライバーの意志でどうにでもなる。

しかし、自由には責任が伴うし、軽のワンボックスにそれを求めるかどうかは考え物だ。

道具として割り切って、社会的責任を果たすというのが、大人の選択というものだろう。

理屈ではそうなる。

しかし・・・。

どーせ、軽に乗るなら、ミニマリズムに徹したいという気もする。

マニュアルで、何も付いていなければ、壊れることも少ない。

しかし、ミニマリズムを通すには、それで済ませることが出来るスキルが必要なのだ。

今はいい。

マニュアルで、何もなくても、十分運転できる。

しかし、10年後はどうなる?。

注意力が衰え、反応速度が落ち、咄嗟の時にはパニックになるかもしれない。

そもそも、絶対的な動力性能やハンドリングに劣る軽自動車こそ、可能な限りの安全装備が必要なはずだ。

自由か、社会的責任か。

それを高い次元で求めるなら、軽自動車に乗るという選択からして間違っている。

もっとも、軽自動車を10年乗れば、買い替えの時期になるしな。

それまでミニマリズムに徹して、その頃には、さらにゴテゴテした安全装置が付きまくったクルマに乗り換えるという手もある。

ひょっとしたら、自動運転になっているかもしれないしな。

ディーラーには、明日までに回答すると言ってある。

首都圏を乗り回すことが多く、したがって渋滞に会う確率高く、マニュアルの選択はキビシー面もある。

ホンダのオートマなら、前車追従式のオートクルーズも付いて来て、500Eより楽ちんのドライブが保障されている。

易きに付くのが人の性だからな。

理性的選択なら、間違いなくNバンのオートマだ。

しかし、敢えて、その堅実な選択を放棄して、6速マニュアルでFFワンボックスを振りまわすという選択もあるし、スズキの5速で究極のミニマリズムを楽しむという手もある。

そういう楽しみ方が出来る時代は、もう、わずかしかない。

スズキにしても、各種安全装置が付いていて、旧車を乗り継いでいる浮沈子は目を見張る思いだ。

時代は21世紀だしな。

機械の王国の信者である浮沈子の時代は、確実に遠くなっている。

時の流れに身を任せ、時代に棹差すことを止めてしまうか、最後のひとあばれを試みるかだな。

この際、いっそ、スズキのスーパーキャリイ(「イ」の字は大きい)にしようかな。

濡らしたくない荷物もそれなりに積めて、濡れたものはオープンな荷台に放り込んでおく。

運搬中は、幌でもかけておけば十分だ。

気分はピックアップトラックだし(そうかあ?)。

いや、いっそ、究極の軽トラである素のキャリイにすっかあ?(それはないです!)。

こんなにブレてて、明日までに決められるんだろうか・・・。

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