名古屋詣でとからめ亭2018年08月11日 23:28

名古屋詣でとからめ亭
名古屋詣でとからめ亭


朝、4時半起きして始発の電車に乗り、東京駅まで行って、なんとか新幹線の車両の間にあるデッキに潜り込み、名古屋に着く。

それ程の混雑ではない。

デッキに立っていれば、1時間40分ほどで名古屋だ(やっぱ、座っていった方が楽だけど)。

それでも始発のバスには乗れず、50分ほど時間が空いたので、名鉄バスセンターの待合室で、コンビニで買った朝飯を詰め込む。

腹が減っては戦にならないからな。

カバーン講習の受講生は3人。

ほかは若い女性だった。

二人ともレイザーのユーザーで、カバーン講習もサイドマウントで受けるという。

(THE RAZOR SIDE MOUNT SYSTEM)
http://www.gosidemount.com/razor/

一人は目指せフルケーブ、もう一人はアドバンスドレックにチャレンジするために、まさに登竜門としてのカバーン講習なわけだ。

(フルケーブダイバー)
http://www.dive-evis.com/technicalDiving/tec-course/entry-6154.html

(アドバンスドレックダイバー)
http://www.dive-evis.com/technicalDiving/tec-course/entry-6153.html

ぶるるるる・・・(えーと、武者震いです:ビビってるわけではありません)。

閉鎖環境なんて、実際のファンダイビングでは絶対に行かないと誓っている浮沈子は、単純にタイの洞窟事件に刺激されて、怖いもの見たさで講習だけでも覗いてみようとしているだけなんだが、そういう興味本位の受講生とは覚悟が違う。

沈船の中を探検したい、光の届かない洞窟の奥深くどこまでも行きたい・・・。

うーん、こうなれば、意地でもサイドマウントでチャレンジしなければならないな(無理しない方がいいんじゃね?)。

雲見のタンクはアルミ11リッターだが、左右バルブではなく片側だけのヨークバルブだそうだ。

ということは、浮沈子のフライト(超軽量樹脂製レギュレーター)使った、なんちゃってサイドマウントの設えが復活可能なわけだ。

(フライトレギュレーター)
http://www.apeksdiving.com/jp/products/diving-regulators/product/apeks-flight.html

やれやれ・・・。

最終決定は、来月のプール講習をやってから決めようと思っている。

ということは、バックマウントのシングルタンクを含め、全器材を持参してコンフィギュレーションを決めなければならない。

サイドマウントでのバランスがうまく取れなければ、プレート使ったバックマウントシングルタンクになる(こちらはコンフィギュレーション調整済)。

まあ、どうでもいいんですが。

加藤さん渾身の座学と、親身の指導のテラスでのランドドリルを終えて、名鉄バスと新幹線を乗り継ぎ、さっき帰ってきた(帰りはガラガラで座れました)。

日帰りのカバーン講習初日。

閉鎖環境に潜るダイバーの心構えと、必要なトレーニングが明かされる。

カバーンダイビングには、3つのライトがあるという話は目からうろこだったな。

プライマリーライト、バックアップライト、そして、陽の光だそうだ。

ケーブになると、その陽の光が届かなくなるので、第二のバックアップライトが必要になるんだと。

自動車教習所で聞く、ブレーキの話を思い出す。

フットブレーキ、エンジンブレーキ、サイドブレーキ、えーとえーと・・・。

答えは、心のブレーキという落ちだったな。

空気抵抗によるエアブレーキとか、そういう話にはならない。

まあいい。

そのほかにも、テクニカルダイビングの神髄に関わる話が盛りだくさんで、浮沈子のお腹にどすんと響く。

ちょっと重過ぎた感じかも。

テクニカルダイビングは、確かにレジャーであっても、冒険とか探検ではない。

リスクはあるけれど、命がけではない。

命がけにしてはいけないから、慎重に器材の設えやメンタルやスキルを磨いて、可能な限りリスクを減らして遊ぶ。

仕事で行うダイビングでもない。

遊びであることに徹する。

浮沈子的には、スポーツであるとも思わない。

そのために、身体を鍛えておくということはあるけど、何かを競う行為ではないしな。

トラブルに対処するためには、事前にストレスの原因(器材であったり、メンタルであったり、スキルであったり)を潰して、リラックスして臨めるようにしておかなければならないそうだ。

そうすれば、トラブルが起こった時に、初期の段階で感知し、大きなトラブルに発展する前に対処できる。

機械室の床は、いつでもきれいに清掃しておくべきだという話を思い出す。

そうすれば、水漏れや油漏れがあった時に、直ぐに分かるからだ。

あらゆることは、きっとどこかでつながっているに違いない。

今日、いろいろな話を聞いて、ああ、そういうことかと何度も腑に落ちた。

往復で7時間以上かけて、名古屋まで行った甲斐があったというものだ。

実技は、見栄を張って、サイドマウントでチャレンジしたい。

しかし、たぶん、きっと、おそらく、シングルタンク、バックマウントで、プレートとハーネスの構成に落ち着くだろう。

上級クラスを目指す若者と、必死に食らいつこうとしているジジイの差だ。

クルマの選択にしても、ダイビングにおける器材の選択にしても、自分が何者であり、何者でないかを意識しなければならなくなってきた。

新しいスキルを身に付けようとする時、最もストレスの少ない器材コンフィギュレーションで行いたい。

まして、閉鎖環境という、浮沈子にとって鬼門のダイビングだからな。

慣れないBCとハーネスのサイドマウントで行うべきではないだろう。

かといって、SMS50にお出ましいただくのも、ちょっとな。

オープンウォーターならいいんだがな。

選択としてはアリなんだろうが、せっかく仕入れた腹巻タイプを試したいという気もする。

ああ、本末転倒な悩みだ。

これは、カバーン講習で、サイドマウント講習じゃない。

新しい器材でのサイドマウントの習熟は、どこか別の機会をとらえてやるべきことだと分かっている。

リールワークなどに専念するためにも、極力シンプルな器材構成にするべきだ。

上級クラスに進むことを前提としている他の受講者は、選択の余地なしだがな。

ダブルタンクを担がなければ、2本差しのサイドマウントしかない。

そのスキルが十分あるからこそ、加藤さんも受講を認め、サイドマウントでの実技を選択させている。

諦めきれない浮沈子は、両方のコンフィギュレーションを可能とするために、しこたま器材を積んで名古屋に行ってプール練習しなければならない。

もう、最初からサイドマウントを諦めて、シングルタンクでやると決めれば、新幹線で行くことも可能だ。

シンプルだし、コントロールしやすいし、リールワークその他に集中できる。

雲見での海洋実習の時には、既にどちらにするか決めているので、電車で途中まで行って、名古屋からのクルマに拾ってもらうことも可能だ。

そのことも話して、次回のプール講習で決めることにしている。

優柔不断な浮沈子。

慎重なのか、決められないだけなのか。

他の2人は、ヘルメットの話もしていた。

(Helmets)
http://www.lightmonkey.us/helmet

レックペネトレーションやフルケーブにチャレンジする気がない浮沈子は、そういう話にも付いていけない。

テクニカルダイビングの入り口の周りをウロウロして、おっかなびっくりのぞき込んでいるだけだ。

しかしなあ、この間、久々に海で2本差ししてサイドマウントしたら快適だったしなあ・・・。

二兎を追う者は一兎をも得ず。

一石二鳥。

もう暫く、悩んでみるとしようか。

昼飯は、名古屋名物(なのかあ?)あんかけスパゲッティのからめ亭で頂いた。

(からめ亭 本店)
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230111/23014943/

ポパイスパゲッティをいただく(Mサイズ)。

スパイシーな大人の味。

しかしなあ、どんだけ食っても、ご飯粒がないと、食った気になれないんだがな・・・。

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