人は何故洞窟に潜るのか ― 2018年08月13日 01:35
人は何故洞窟に潜るのか
カバーン講習での問いに対して、浮沈子が出せなかった答の一つ。
なぜ、閉鎖環境に潜りたいのか。
加藤さん的回答は、とてもロマンチックだ。
洞窟の入り口にある光溢れる天国のような世界から、冥土のような洞窟に入り、たっぷりとスペシャル感(高度のトレーニングを経なければらないことや、非日常的であることなど)を経験した後、再び光溢れる世界に戻ってきて幸福感に浸りたいから。
生きてて良かった・・・。
まあ、人それぞれだな。
今回、講習でご一緒するダイバーさんも色々だ。
冒険とか、探検の気分を味わいたいとか、沈船なら、その船にまつわる歴史を感じたいとか。
VR体験では得られない、皮膚感覚のようなものが魅力なんだろう。
しっかりとした目的があってトレーニングした方が身に着くということだ。
曖昧な動機では、モチベーションが保てなかったりする。
効率も落ちるかもしれない。
より上級のコースを目指していれば、その基礎となるコースに取り組む姿勢も変わってくるだろう。
上級コースでは、下級コースでのトレーニングが出来ていることを前提として、それに付加する形で新たな知識やスキルを付与するからな。
そういう意味では、明確な目標があって、それを達成するための手段としてのトレーニングであることが望ましい。
で、浮沈子は、不純な動機(閉鎖環境なんて金輪際行きたくないんだけど、怖いもの見たさで入り口だけ齧ってみたい)で受講するわけで、覚悟は足りないし、モチベーションは低いし、まあ、厄介な生徒なわけだ。
辛いことや苦しいことは苦手で、楽して安易に潜りたい・・・。
出来れば、サイドマウントとかのスキルアップの手段としても楽しみたい・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
カバーン講習は、真っ暗闇で行うわけではなく、洞窟の奥で、どっちが出口か分からなくなるようなこともない。
ただし、閉鎖環境で、直上浮上は出来ないから、器材の冗長性や対応できるスキルは必要だ。
計画的な潜水、チームのコミュニケーションも重要になる。
そもそも、なぜ洞窟潜水したいのかが、浮沈子的にはネックだな。
正直な話、したくないわけだから・・・。
でも、それは、いきなりライトが届かないところに連れていかれて、パニック寸前になったことに対するトラウマかも知れない。
それを克服するためには、正しいトレーニングを受けて、ストレスを無くしていく作業を地道に続けるしかないわけだ。
それでも、そもそも、閉鎖環境が苦手で、狭いところや暗いところに入りたくないわけだから、確固たる動機を持ち続けることが出来る自信がない。
とりあえず、カバーンなら、入り口近いし、知識としてのベースは得られるから、浮沈子にはちょうどいいかもしれないと思って始めたわけだ。
しかし、講習を受けてみると、知識ベースは本格的だし、トレーニングはしっかりと基礎を築くための充実した内容になっているし、先に繋げるための配慮もあって、カバーン講習をちょろっとやって止めてしまうのはもったいない感じもする。
この講習には、もう一つの目的というか、意図があって、閉鎖環境のダイビングに対する向き不向きを自分で判断する機会を与えるコースでもある。
こんなややっこしいことをやるより、ふつーにオープンウォーター環境で潜っていた方が楽しいと思えば、先に進まないというのもアリだ。
やってみなければわからないしな。
それでも、得るものは大きい。
安全に対する考え方や、そもそも、ダイビングを楽しむ心構えのような話もある。
それなりのリスクがあるので、洞窟潜水に安易に誘ってはいけないと言われる。
こういうトレーニングを受けて、それ自体が楽しめたからといって、洞窟潜水に向いているかどうかは、必ずしも分からない。
それは、講習を受けていく中で、自分で判断するしかない。
暗く狭い入り組んだ穴の中を、ライトの明かりと細いラインだけを頼りに、究極の中性浮力と完璧なトリム、フィンワークを駆使し、パーコレーションやシルティングを避けるアウェアネスを発揮して、静々と進む・・・。
リラックスし、しかし、あらゆる感覚を研ぎ澄まして潜る。
これは、どう考えても、浮沈子の南の島的ダイビングとは異なる。
浅く明るく暖かい、そう、加藤さん的表現では、天国の部分だけのダイビングだな。
そういうのが好みだ。
だから、あくまでも洞窟潜水の匂いだけ嗅いでおしまいにしたい。
のめり込まないように、気を付けなければならない。
人間がなぜ、洞窟や沈船の内部に魅かれるのかは分からない。
そこに、何があるかを探検したり、そこへ行くことに冒険的ワクワク感を感じたりすることの魅力が理解できないでいる。
持って生まれた好奇心というのが、方向性を持っていて、そっち向きではないのかもしれない。
通常のダイビングでも、浮沈子は水中生物に興味はない。
できれば、魚はいない方が有難い。
一時期は、水中カメラを持って入っていたけど、ここ数か月は持たない。
もう、持つこともないかもしれない。
一方で、ダイビングするのにカメラ持たないなんてありえないという方もいる。
写真撮るために潜ってるわけだし、そのためのダイビングだったりする。
人それぞれでいいのだろう。
ただ、いずれにしても、ダイビングのスキルや器材の選択は、そのダイビングに合ったものにしていかなければならない。
南の島に行けない間、国内で様々なダイビングを体験しておきたい。
その中で、自分に合ったダイビングスタイルを見つけて行ければいい。
うーん、カバーンがギリギリかなあ・・・。
カバーン講習での問いに対して、浮沈子が出せなかった答の一つ。
なぜ、閉鎖環境に潜りたいのか。
加藤さん的回答は、とてもロマンチックだ。
洞窟の入り口にある光溢れる天国のような世界から、冥土のような洞窟に入り、たっぷりとスペシャル感(高度のトレーニングを経なければらないことや、非日常的であることなど)を経験した後、再び光溢れる世界に戻ってきて幸福感に浸りたいから。
生きてて良かった・・・。
まあ、人それぞれだな。
今回、講習でご一緒するダイバーさんも色々だ。
冒険とか、探検の気分を味わいたいとか、沈船なら、その船にまつわる歴史を感じたいとか。
VR体験では得られない、皮膚感覚のようなものが魅力なんだろう。
しっかりとした目的があってトレーニングした方が身に着くということだ。
曖昧な動機では、モチベーションが保てなかったりする。
効率も落ちるかもしれない。
より上級のコースを目指していれば、その基礎となるコースに取り組む姿勢も変わってくるだろう。
上級コースでは、下級コースでのトレーニングが出来ていることを前提として、それに付加する形で新たな知識やスキルを付与するからな。
そういう意味では、明確な目標があって、それを達成するための手段としてのトレーニングであることが望ましい。
で、浮沈子は、不純な動機(閉鎖環境なんて金輪際行きたくないんだけど、怖いもの見たさで入り口だけ齧ってみたい)で受講するわけで、覚悟は足りないし、モチベーションは低いし、まあ、厄介な生徒なわけだ。
辛いことや苦しいことは苦手で、楽して安易に潜りたい・・・。
出来れば、サイドマウントとかのスキルアップの手段としても楽しみたい・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
カバーン講習は、真っ暗闇で行うわけではなく、洞窟の奥で、どっちが出口か分からなくなるようなこともない。
ただし、閉鎖環境で、直上浮上は出来ないから、器材の冗長性や対応できるスキルは必要だ。
計画的な潜水、チームのコミュニケーションも重要になる。
そもそも、なぜ洞窟潜水したいのかが、浮沈子的にはネックだな。
正直な話、したくないわけだから・・・。
でも、それは、いきなりライトが届かないところに連れていかれて、パニック寸前になったことに対するトラウマかも知れない。
それを克服するためには、正しいトレーニングを受けて、ストレスを無くしていく作業を地道に続けるしかないわけだ。
それでも、そもそも、閉鎖環境が苦手で、狭いところや暗いところに入りたくないわけだから、確固たる動機を持ち続けることが出来る自信がない。
とりあえず、カバーンなら、入り口近いし、知識としてのベースは得られるから、浮沈子にはちょうどいいかもしれないと思って始めたわけだ。
しかし、講習を受けてみると、知識ベースは本格的だし、トレーニングはしっかりと基礎を築くための充実した内容になっているし、先に繋げるための配慮もあって、カバーン講習をちょろっとやって止めてしまうのはもったいない感じもする。
この講習には、もう一つの目的というか、意図があって、閉鎖環境のダイビングに対する向き不向きを自分で判断する機会を与えるコースでもある。
こんなややっこしいことをやるより、ふつーにオープンウォーター環境で潜っていた方が楽しいと思えば、先に進まないというのもアリだ。
やってみなければわからないしな。
それでも、得るものは大きい。
安全に対する考え方や、そもそも、ダイビングを楽しむ心構えのような話もある。
それなりのリスクがあるので、洞窟潜水に安易に誘ってはいけないと言われる。
こういうトレーニングを受けて、それ自体が楽しめたからといって、洞窟潜水に向いているかどうかは、必ずしも分からない。
それは、講習を受けていく中で、自分で判断するしかない。
暗く狭い入り組んだ穴の中を、ライトの明かりと細いラインだけを頼りに、究極の中性浮力と完璧なトリム、フィンワークを駆使し、パーコレーションやシルティングを避けるアウェアネスを発揮して、静々と進む・・・。
リラックスし、しかし、あらゆる感覚を研ぎ澄まして潜る。
これは、どう考えても、浮沈子の南の島的ダイビングとは異なる。
浅く明るく暖かい、そう、加藤さん的表現では、天国の部分だけのダイビングだな。
そういうのが好みだ。
だから、あくまでも洞窟潜水の匂いだけ嗅いでおしまいにしたい。
のめり込まないように、気を付けなければならない。
人間がなぜ、洞窟や沈船の内部に魅かれるのかは分からない。
そこに、何があるかを探検したり、そこへ行くことに冒険的ワクワク感を感じたりすることの魅力が理解できないでいる。
持って生まれた好奇心というのが、方向性を持っていて、そっち向きではないのかもしれない。
通常のダイビングでも、浮沈子は水中生物に興味はない。
できれば、魚はいない方が有難い。
一時期は、水中カメラを持って入っていたけど、ここ数か月は持たない。
もう、持つこともないかもしれない。
一方で、ダイビングするのにカメラ持たないなんてありえないという方もいる。
写真撮るために潜ってるわけだし、そのためのダイビングだったりする。
人それぞれでいいのだろう。
ただ、いずれにしても、ダイビングのスキルや器材の選択は、そのダイビングに合ったものにしていかなければならない。
南の島に行けない間、国内で様々なダイビングを体験しておきたい。
その中で、自分に合ったダイビングスタイルを見つけて行ければいい。
うーん、カバーンがギリギリかなあ・・・。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。