有人月面着陸機の真実2018年08月18日 08:27

有人月面着陸機の真実


「宇宙航空研究開発機構(JAXA)が日本初の有人月面着陸機を開発する構想が16日、明らかになった。」

これは、産経のすっぱ抜きで、今のところ、他のメディアに掲載されているのは、全てその二次報道だ。

(日本初の有人月面着陸機 JAXAが構想 米アポロ以来60年ぶり)
https://www.sankei.com/life/news/180817/lif1808170004-n1.html

記事や、添付されている画像を見ると、どうも胡散臭い気がする。

ESAが、月着陸船(人が乗るところ)を作り、カナダが有人月面車を作る。

それらを月まで運ぶロケットは、もちろんNASAが作り、月周回軌道上に配置されたゲートウェイ(宇宙ステーション)に接続したりするかもしれない。

そう、人間が乗る部分は、全て他国の領分なわけだ。

日本は何を作るのか。

「着陸機は4本脚のテーブルのような形状」

「上部に欧州が開発する離陸船を連結」

「カナダの探査車に乗って2日程度滞在」

「帰還時は着陸機を月に残し、離陸船だけが上昇し基地に戻る」

半世紀前に米国が一国で成し遂げたことを、21世紀の現代では、世界の国々が一緒に分担してやりましょうというわけだ。

NASAは、火星に向けて忙しいからな。

月なんて過去の遺物は、他の国や民間に任せておけばいい。

太陽系内探査や、そのうち行われるかもしれない他の恒星系の探査など、最先端の技術と莫大な予算をつぎ込まなければならないプロジェクトが目白押しだ。

いまさら月なんて・・・。

勝手にしてくれ・・・。

で、我が国が、そのどーでもいー(?)月探査で担うのは、ちゃぶ台の様な、宇宙船の土台部分(着陸機)だ。

上に乗っかる宇宙船自体は、この記事では分からないが、何度か使用されるかもしれない。

また、月面車だって、その都度使い捨てにするにはもったいない気がするから、再使用可能な仕様になる可能性は高い。

離れたところの探査を行うなら、数台使用するかもしれないけどな。

月面基地に常駐する感じで、常に使える状態を維持しておくことになるかもしれない。

しかし、ちゃぶ台着陸機は使い捨てだ。

「ほぼ年1回、計5機程度の着陸を見込んでいる」

アポロの時は、一度の打ち上げで月面滞在できたのは2人だけ。

今回の計画では、倍の4人が可能となる。

着陸船(ESAが作る人が乗るところ)は、1.3倍の大きさという。

3乗すると、塩梅よく、体積はほぼ2倍になる。

1.3^3=2.197

まあいい。

5回の探査を行うことになると、搭乗員は全部で20人ということになる。

ESAとカナダは、人が乗るシステムを提供するわけだからな。

まず間違いなく搭乗出来るに違いない。

米国も、大家さんだから、特権を振りかざして乗ってくることは間違いない。

少なくとも、民間の有人月面探査が可能になるまでは、そうなる。

我が国が提供する部分には、人は乗れない。

少なくとも、それだけでは、有人機とは言えない。

その部品に過ぎず、しかも使い捨てだ。

月面基地の構成要素として活用可能な機能があるかどうかは知らないが、素直に考えれば、最適化したユニットをアマゾン(ブルーオリジン?)に頼んで運んでもらった方がいい。

つまり、日本人アストロノーツは、誰一人として、月面着陸できない可能性があるということになる。

何のための着陸機(ちゃぶ台のこと)なのか。

人が乗れるところを作るからこそ、そこに人が乗ることが出来る。

JAXAは、割の合わない部分を押し付けられたといってもいい。

アポロ計画では、合計6機の月着陸船が使用された(11号から17号まで:13号除く)。

その着陸機に相当する部分は、今でも月面にある。

名所旧跡としての意義はあるかも知れないが、それ以上の意味はない。

まあ、アポロ計画では、着陸船(人が乗るところ)は途中で切り離されて、大気圏で燃え尽きてしまったからな(未確認)。

残っているだけラッキーかもしれない。

しかし、有体に言って、着陸機はただの粗大ゴミだ。

JAXAは、NASAとかESAに頭が上がらないからな(そうなのかあ?)。

強く言うことはできないだろう。

浮沈子の大胆な予想では、日本人が月に着陸することが出来る可能性はゼロだ。

月周回宇宙ステーションで留守番しながら、指をくわえて眺めているのがせいぜいだろう。

ひょっとしたら、お情けで一人くらいは混ぜてもらえるかもしれないけどな。

2人分の座席を確保することが出来たら、快挙といっていい。

日本人宇宙飛行士が月面着陸するなら、もう一つの手があるかも知れない。

まだ明らかになってはいないが、ロシアの宇宙船に乗せてもらって、あっちのルートで行くという方法だ。

うーん、それって、どっかで聞いたような話だな・・・。

(秋山豊寛)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E8%B1%8A%E5%AF%9B

「初めて宇宙に行った日本人」

「1989年時点では毛利衛のスペースシャトルでの飛行が日本人初になるはずであった。」

そう、世紀の番狂わせ、想定の範囲外、面目丸つぶれの状況が起こったわけで、月面着陸でも、同じ轍を踏む可能性はゼロではない。

まあ、宇宙飛行と異なり、有人月面着陸の実績は米国だけだからな。

現在、ロシアの宇宙開発は斜陽だしな。

うーん、ここは中国かインドになるかもしれない。

そっちの有人宇宙船を作らせてもらって、バッチリ座席を確保した方がいいかもな。

一番いいのは、わが国独自の有人ロケットを作って飛ばす話だが、その可能性はゼロだ。

まあ、どうでもいいんですが。

月面着陸が花だったのは、20世紀の話。

賞味期限切れ、過去の栄光、歴史の彼方に霞んだ、人類にとっての大きな一歩(今のところ、それっきりだけどな)。

ピンポイントの着陸技術とか言っているが、月の6倍の重力の地球で、遥かに重いロケットを、それこそピンポイントで着陸させる技術なら、とっくの昔に米国の民間企業が実現しているしな。

今更の感が強い。

そんなもんで、月面着陸の座席がゲットできると考えるのは、虫が良すぎる話かもしれないということだけ、今は書いておこう・・・。

2万歩2018年08月18日 09:42

2万歩
2万歩


昨日は、久々にまとまった距離を歩いた。

万歩計(初代ビボフィット)の計測では、20297歩となっている。

まあいい。

東京駅から靖国神社まで歩き、遊就館で海軍カレーを食べ(もちろん、戸村さんの写真展も見たけど)、そこから神田のお店まで歩き、さらには大井町でフィットネスまでこなしてきた。

活動的な一日を過ごした割には、あまり体重には影響なかったけどな(帰ってきてから、食い切れないほど腹いっぱい食ったからな:幸せ・・・)。

今朝は、その食い切れなかった余りを食べて、朝食代わりにしている。

運動の効用は、カロリーの消費と筋力増強による潜在的な燃焼力の増加、脂肪の減少による代謝系への弊害の緩和など多岐に渡る。

しかしながら、それを凌駕する食欲を与えるという弊害があることを忘れてはならない。

運動で消費できるカロリーなど、たかが知れている。

アスリートでもない限り、運動して体重を減らそうなどと考えてはいけない。

大体、アスリートは、体重を減らすために運動しているわけじゃないからな。

一般人が、体重のコントロールで優先順位を与えるとしたら、摂取カロリーの制限が最上位であることは間違いない。

運動なんて、体重減少に伴う筋力の低下を補うための、補助的な役割に過ぎない。

とはいえ、2万歩あるくと、さすがに疲れるし、それなりのカロリーも使っているようだ(浮沈子の場合、400キロカロリー以上)。

1日約2000キロカロリーのうち、20パーセント以上を運動で稼いだことになる。

さすがに、毎日2万歩は歩けないな。

半分の1万歩を目標にしているけど、達成率は1割にも満たない。

去年と比べて、明らかに運動量が減っている。

真の狙いは、運動の習慣を身に着けることだから、それでもいいかもしれない。

フィットネスに通う日数は、しっかり増えているからな。

週末は、サボってしまうことが多いけど、おでかけしたりすれば運動量は増えるからな。

冷房の効いた部屋の中で、引きこもっているよりはいい。

今日は、秋葉原にでも行って、新しいメインライトの電池でも物色してこようかな。

26650などという、ヘンタイな電池がどこかにあるんだろうか?。

今時は、ネットで探して注文するのが流行りだが、わざわざ出かけて行って、手に取って眺めるのが気晴らしになる。

来週手に入るわけで、その前にリチウムイオン電池を仕入れることが出来れば、最高の性能を発揮させることが出来る。

手持ちの単二では、機能に制限がかかるからな。

その後で、フィットネスに行くかどうかは、まだ決めていない。

今朝の体重計は、絶対に行くべきだと勧めているけどな(安くゲットした精密体重計は、もちろんしゃべったりはしないけど)。

長年使いこんでくると、体重計が何を言おうとしているか、阿吽の呼吸で分かるようになる(幻聴じゃね?)。

長年連れ添った夫婦のように、「あれだよ、あれ!」というだけで、分かるようになるのと同じだ(浮沈子は独り身なので、詳しくは知りませんが)。

歩き疲れて、足にだるさが残っているので、筋トレなしで水泳だけでも行こうかな。

歩いてみて分かったんだが、東京駅周辺はビル工事が至る所で行われている。

北側の再開発は、少しずつ始まっているようだが、それ以外にも皇居の周りでビル開発が行われている。

東京海上火災のビルが出来たころには、宮城を高層ビルから眺めるなどとは畏れ多いという話が出たような記憶があるんだが、今じゃ、そんなことはないのかもしれない。

まあ、どうでもいいんですが。

東京駅から竹橋を経て九段下まで、水草が覆い茂っているお濠を見ながらてくてく歩いた。

平日の朝の散歩は、実に気持ちがよかったな。

人通りも少なく、ジョギングの人もほとんどいない。

遊就館の展示や写真展については、稿を改めて書く。

神田のお店では、例によって、我が国のテクニカルダイビング指導団体の現状を憂える会(当日会員2名?)をひとしきり。

いつも話題になるP社とか、今後の活動に不安が漂うI社とか。

T社は積極的な活動を行っているが、そこにも課題がないわけではないという話とか(詳細は書けませんが)。

業界の裏話は、いつも楽しい。

もちろん、浮沈子的には、あまり関係ないけどな。

9月末には一段落する、浮沈子のダイビングの今後の目標についても助言をいただく。

今年の冬の課題は、シェルドライに挑戦か。

現在行っている全てのダイビングを、シェルドライで快適に行うことが出来るようにする。

バックマウントシングルタンク、ダブルタンク、サイドマウント、CCR、シュノーケリング(?)。

シェルドライで、真冬にシュノーケリング(スキンダイビング:スキンじゃないけど)するというのは、あまり聞かないな。

練習してたら、ヘンタイ扱いされることは間違いない。

ヘンタイといえば、スービック界隈に出没する某サイドマウントダイバーの話も出た。

BC着たまま、スプールしこたまぶら下げて、セブンイレブンに出入りしているところを目撃されている。

以前は、ヘルメット被ったまま、タンク2本ぶら下げて歩いていたらしいから、少しはまともになったのかもしれない。

大井町のフィットネスは、軽めの筋トレ(軽めといっても、負荷は同じで回数で調整)と、500mのプール。

とっぷりと日が暮れて、涼しくなった夜道を自転車で帰ってくる。

気持ちの良い帰り道。

夏は、少しずつ終わりに近づいている。

今朝の東京地方の最低気温は18.3度だ。

昼間の気温は、30度くらいになるし、陽の当たるところはそれなりに暑いが、日陰は爽やかだ。

空を見上げれば、もくもくとした入道雲ではなく、遥か高いところに筋雲さえ見える。

短パン、Tシャツ、サンダルで過ごせる浮沈子の季節も、残り僅かになってきたわけだな。

長袖長ズボンになり、ジャケットを着て靴下を履き、やがて手袋とマフラーが必須になる。

それまでには、内臓脂肪たっぷりの腹を、何とかしたいもんだな・・・。

コンゴ(DRC)のエボラ、ヤバいかも2018年08月18日 22:38

コンゴ(DRC)のエボラ、ヤバいかも


国境なき医師団(MSF)の懸念が現実のものとなれば、この地域で2014年並みの大流行が起こりかねない。

(コンゴでエボラ流行 国境なき医師団 治療センターを開院)
http://www.msf.or.jp/news/detail/headline/cod20180817ay.html

「何らかの暴力が突発的に起これば、大勢の人びとが一斉に避難する可能性がある。そうなるとエボラ感染が疑われる患者の追跡調査や疫学的調査などエボラ対応に影響が出る。」

冗談ではなく、国境なき感染拡大が起きる可能性が高いわけだ。

コンゴ北東部におけるエボラの新たな感染(たぶん)については、このブログでも既に書いた。

(連日の猛暑で夏バテ確定)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/08/02/8931558

「今後の展開(コンゴの展開?)に要注目だな・・・。」

冗談言ってる場合ではなくなるかもしれない。

今のところ、感染地域は限定されているようだし、国境を越えたところで何かが出たという話はない。

(Ebola virus disease – Democratic Republic of the Congo)
http://www.who.int/csr/don/17-august-2018-ebola-drc/en/

(Ebola situation reports: Democratic Republic of the Congo)
http://www.who.int/ebola/situation-reports/drc-2018/en/

「Latest numbers as of 16 August 2018:
・Confirmed cases: 60
・Probable cases: 27
・Total cases: 87
・Deaths: 47 (20 confirmed, 27 probable)」

上記は、CNNの以下の報道より新しい。

(エボラ出血熱の死者増え44人、医療従事者も感染 コンゴ)
https://www.cnn.co.jp/world/35124227.html

医療関係者の感染については、劣悪な状況の中、エボラ限らず、感染症に対するスタンダードプリコーションが取れないということによる、流行前感染だと言われているようだ。

(スタンダードプリコーション | いまさら聞けない!ナースの常識【17】)
https://www.kango-roo.com/sn/a/view/451

紛争の引き金が引かれる時、エボラの大規模感染の引き金も引かれる。

MSFが前線基地を設置したことで、医療体制についてはスタンダードな対応になると思われるが、有事の際の野戦病院さながらの状況で、どこまで持ちこたえることが出来るかどうかだな。

ちょっと、マジでフォローしなければならなくなるかもしれない。

そうならないように願うばかりだがな・・・。