いろいろあったんだが、まずこれかな ― 2018年10月12日 06:19
いろいろあったんだが、まずこれかな
(速報:ソユーズ打ち上げ失敗し緊急脱出 宇宙飛行士は無事との情報)
https://sorae.info/030201/2018_10_11_so.html
「カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたソユーズは、打ち上げから数分後に問題が発生。宇宙船の緊急脱出が実施されました。」
ロケットの緊急脱出システムが実際に機能するのは、浮沈子が知る限り、二回目のはずだ。
(打ち上げ脱出システム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%93%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%92%E8%84%B1%E5%87%BA%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
「実際に人が乗った有人宇宙機での作動例は2015年現在、1983年9月26日のソユーズT-10-1打ち上げ時のものが唯一である。」
「この脱出時に乗員が受けた加速は、14 から 17G が 5秒間であった。」
この時は、ゼロ・ゼロ射出みたいな感じだが、今回は上昇中の事故らしく、加速度はやや低い様だ。
(SOYUZ MS-10が軌道に乗ることができず、乗組員に安全 - UPDATE)
http://www.spaceflightinsider.com/missions/iss/soyuz-ms-10-fails-to-reach-orbit-crew-safe/
「地球の大気圏に再突入する際にクルーに重力がかかりました。彼らのg力は、地球の重力の6倍または7倍と報告されています。」(自動翻訳のまま)
やれやれ・・・。
既に辛口の批評も出ている。
(ロシアのソユーズ、打ち上げ失敗 宇宙飛行士2人は無事)
https://www.asahi.com/articles/ASLBC63J0LBCUHBI02X.html
「2000年代以降は、ソユーズ宇宙船を宇宙に運ぶロケット側の失敗が増えていた。貨物や人工衛星の打ち上げでトラブルが発生する例が相次ぎ、2016年には国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける補給船の打ち上げが失敗。昨年11月にはエンジン制御の失敗で気象衛星を軌道に投入できなかった。単純なミスが原因のことも多く、技術継承が進んでいないことが背景にあるとも指摘されていた。」
ロシアの宇宙技術力の低下を嘆く声は、以前からあったからな。
(「ソユーズ」ロケットの打ち上げ失敗から見える、ロシア宇宙開発の没落)
(第1回
真犯人はソユーズではなく「フレガート」上段、そもそも上段とはなにか)
https://news.mynavi.jp/article/fregat-1/
(第2回
フレガートが自身の姿勢を勘違い? 複雑かつ難解、しかし"あるある"な原因)
https://news.mynavi.jp/article/fregat-2/
(第3回
失敗の原因と背景 - そしてロシアの宇宙開発はよみがえることができるか?)
https://news.mynavi.jp/article/fregat-3/
「没落の中から抜け出せないロシアの宇宙開発:
こうした背景から見えてくるのは、ロシアの宇宙技術が失われつつあるという、数年前から叫ばれている状況に、まだ終止符を打てないままでいるということである。」
「お金がなければ、新しいロケットや衛星を造ることはできない。すると新しい世代の技術者が経験を積む機会が失われるばかりか、熟練した経験豊かな技術者が定年などで現場を去り、これまでつちかわれてきた技術も受け継がれない。その結果、新しいものを造り出す力も、そして昔からあるものを正しく造り続ける力も失われつつあるのである。」
もちろん、それだけが原因と決めつけるわけにはいかない。
「このまま、ロシアの宇宙開発が没落の中から抜け出せなければ、ロシアが自律的に、そして確実に、宇宙にものを打ち上げることすらできなくなってしまう危険もあろう。」
そこまで言うかあ?。
今回の打ち上げ失敗の原因が特定されない中、軽々しく推測でものをいうのは控えたい(言ってんじゃん!?)。
ネジのつけ間違いから、UFOの光線銃による攻撃まで、ありとあらゆる可能性を検討して、真の原因を明らかにすることが出来なければ、ロシアのそして世界の宇宙開発は停滞する。
いや、既に停滞している。
改良が重ねられているとはいえ、ソユーズロケットとソユーズ宇宙船は、半世紀以上の長きに渡って、根本的な設計変更なく使い続けられている。
そのことは、一方では高い信頼性を育んできたという表現に繋がるが、別の見方をすれば、マンネリ化し、隠れた瑕疵を温存し続けてきたということになる。
唯一の救いは、緊急脱出システムがうまく起動して、人的被害を出さずに済んだと思われる点だろうな(詳細未確認)。
「まだ詳細は判明していませんが、現時点ではソユーズのブースター分離に問題があったとされています。」
ソユーズのブースターはドデカいのが4本付いていて、これを1段目と称することもあるようだ。
(ソユーズロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「日本やアメリカでは周辺の4基を補助ロケットとするが、ソユーズにおいてはこれを1段目としている。」
まあ、どうでもいいんですが。
コリョロフ十字を描くブースターがうまく外れなかったのかもしれない。
或いは、正常な燃焼が行えなかったとか。
いずれにしても、有人飛行に対する信頼に関わる事故だからな。
影響は甚大だ。
来年に予定されている米国の有人ロケットの打ち上げにも、何らかの影響を与える可能性がある。
まあ、早まる方に期待するのは無理だけどな・・・。
(ロシアの「ソユーズ」、打ち上げ失敗 - 宇宙飛行士は無事に帰還:追加)
https://news.mynavi.jp/article/20181012-705635/
「両飛行士に大きな怪我はなく、健康状態も良好だという。」
(速報:ソユーズ打ち上げ失敗し緊急脱出 宇宙飛行士は無事との情報)
https://sorae.info/030201/2018_10_11_so.html
「カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたソユーズは、打ち上げから数分後に問題が発生。宇宙船の緊急脱出が実施されました。」
ロケットの緊急脱出システムが実際に機能するのは、浮沈子が知る限り、二回目のはずだ。
(打ち上げ脱出システム)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%93%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%92%E8%84%B1%E5%87%BA%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0
「実際に人が乗った有人宇宙機での作動例は2015年現在、1983年9月26日のソユーズT-10-1打ち上げ時のものが唯一である。」
「この脱出時に乗員が受けた加速は、14 から 17G が 5秒間であった。」
この時は、ゼロ・ゼロ射出みたいな感じだが、今回は上昇中の事故らしく、加速度はやや低い様だ。
(SOYUZ MS-10が軌道に乗ることができず、乗組員に安全 - UPDATE)
http://www.spaceflightinsider.com/missions/iss/soyuz-ms-10-fails-to-reach-orbit-crew-safe/
「地球の大気圏に再突入する際にクルーに重力がかかりました。彼らのg力は、地球の重力の6倍または7倍と報告されています。」(自動翻訳のまま)
やれやれ・・・。
既に辛口の批評も出ている。
(ロシアのソユーズ、打ち上げ失敗 宇宙飛行士2人は無事)
https://www.asahi.com/articles/ASLBC63J0LBCUHBI02X.html
「2000年代以降は、ソユーズ宇宙船を宇宙に運ぶロケット側の失敗が増えていた。貨物や人工衛星の打ち上げでトラブルが発生する例が相次ぎ、2016年には国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける補給船の打ち上げが失敗。昨年11月にはエンジン制御の失敗で気象衛星を軌道に投入できなかった。単純なミスが原因のことも多く、技術継承が進んでいないことが背景にあるとも指摘されていた。」
ロシアの宇宙技術力の低下を嘆く声は、以前からあったからな。
(「ソユーズ」ロケットの打ち上げ失敗から見える、ロシア宇宙開発の没落)
(第1回
真犯人はソユーズではなく「フレガート」上段、そもそも上段とはなにか)
https://news.mynavi.jp/article/fregat-1/
(第2回
フレガートが自身の姿勢を勘違い? 複雑かつ難解、しかし"あるある"な原因)
https://news.mynavi.jp/article/fregat-2/
(第3回
失敗の原因と背景 - そしてロシアの宇宙開発はよみがえることができるか?)
https://news.mynavi.jp/article/fregat-3/
「没落の中から抜け出せないロシアの宇宙開発:
こうした背景から見えてくるのは、ロシアの宇宙技術が失われつつあるという、数年前から叫ばれている状況に、まだ終止符を打てないままでいるということである。」
「お金がなければ、新しいロケットや衛星を造ることはできない。すると新しい世代の技術者が経験を積む機会が失われるばかりか、熟練した経験豊かな技術者が定年などで現場を去り、これまでつちかわれてきた技術も受け継がれない。その結果、新しいものを造り出す力も、そして昔からあるものを正しく造り続ける力も失われつつあるのである。」
もちろん、それだけが原因と決めつけるわけにはいかない。
「このまま、ロシアの宇宙開発が没落の中から抜け出せなければ、ロシアが自律的に、そして確実に、宇宙にものを打ち上げることすらできなくなってしまう危険もあろう。」
そこまで言うかあ?。
今回の打ち上げ失敗の原因が特定されない中、軽々しく推測でものをいうのは控えたい(言ってんじゃん!?)。
ネジのつけ間違いから、UFOの光線銃による攻撃まで、ありとあらゆる可能性を検討して、真の原因を明らかにすることが出来なければ、ロシアのそして世界の宇宙開発は停滞する。
いや、既に停滞している。
改良が重ねられているとはいえ、ソユーズロケットとソユーズ宇宙船は、半世紀以上の長きに渡って、根本的な設計変更なく使い続けられている。
そのことは、一方では高い信頼性を育んできたという表現に繋がるが、別の見方をすれば、マンネリ化し、隠れた瑕疵を温存し続けてきたということになる。
唯一の救いは、緊急脱出システムがうまく起動して、人的被害を出さずに済んだと思われる点だろうな(詳細未確認)。
「まだ詳細は判明していませんが、現時点ではソユーズのブースター分離に問題があったとされています。」
ソユーズのブースターはドデカいのが4本付いていて、これを1段目と称することもあるようだ。
(ソユーズロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「日本やアメリカでは周辺の4基を補助ロケットとするが、ソユーズにおいてはこれを1段目としている。」
まあ、どうでもいいんですが。
コリョロフ十字を描くブースターがうまく外れなかったのかもしれない。
或いは、正常な燃焼が行えなかったとか。
いずれにしても、有人飛行に対する信頼に関わる事故だからな。
影響は甚大だ。
来年に予定されている米国の有人ロケットの打ち上げにも、何らかの影響を与える可能性がある。
まあ、早まる方に期待するのは無理だけどな・・・。
(ロシアの「ソユーズ」、打ち上げ失敗 - 宇宙飛行士は無事に帰還:追加)
https://news.mynavi.jp/article/20181012-705635/
「両飛行士に大きな怪我はなく、健康状態も良好だという。」
ヘンタイダイバーたちの集い ― 2018年10月12日 07:18
ヘンタイダイバー達の集い
中目黒で、ファンダメンタルズの打ち上げ。
つーか、正確には荻原さんがファンダメンタルズのインストラクターに合格したお祝い。
メンバーは、龍泉洞探検チームその他のヘンタイダイバー達。
15人くらい集まったんだが、半分以上はヘリウム吸ったことがある連中で、文句なくヘンタイダイバーと言えよう。
彼らから見れば、テクニカルダイビングなんて、いろいろあるダイビングスタイルの一つに過ぎない・・・。
2時間ほどの短い時間だったので、あまり情報交換は出来なかったんだが、名刺をいただいたお一人が芝浦工大の先生だった。
(足立 吉隆 教授(システム理工学部 機械制御システム学科 機械情報システム研究室))
http://www.shibaura-it.ac.jp/educational_foundation/pr/shibaura/professors/11064006.html
「日本三大鍾乳洞の一つである岩手県・龍泉洞にある地底湖の測量調査のための遠隔操作無人探査機も開発中です。」
三次元測量なんて、加速度計付けて積分してけば簡単じゃんとか思ったんだが、誤差が大きくなってしまって使い物にならないんだそうだ。
現在は、光学的に測量する方法でチャレンジしているという。
(日本三大鍾乳洞の一つで巨大地底湖を探す-岩手県・龍泉洞の測量調査に機械情報システム研究室が参加 2013年05月09日)
http://www.web.se.shibaura-it.ac.jp/y-adachi/SHIBAURA%20Online2013.htm
「足立教授は2年前、潜水調査チームのリーダーである久保彰良氏から「洞窟(水深不明)、大深度(98m以上と予測)、低水温(9 度)という悪条件の中で安全に潜水調査を行うために、ダイバーが潜る前にROV(遠隔操作無人探査機)で洞窟内の地形を調査したい。狭窄環境に特化したROVを開発して欲しい」という依頼を受け、ROVの開発を始めました。」
現在は、2代目になっているそうだ。
(鍾乳洞潜水調査 ROV の開発)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pscjspe/2017S/0/2017S_741/_pdf
「カメラとレーザー光で三角測量法を行う測量機器を新たに開発した.」
「遠隔操作用ケーブルとして LAN ケーブルを用いており,スイッチングハブを介して地上の制御 PC と ROV 間をつなげることで,ローカルエリアネットワークを構成している」
仕掛け的には、複数台のROVを数珠つなぎにして、長距離を探査できるように設計されているんだが、予算不足で今のところ1台だけだそうだ。
延長距離は、100m程度という(現在までの最大延長は300mほど)。
ケーブルは、電源とLANケーブルを合わせたもので、光ファイバーなどは使わず、メタル線なんだそうだ。
浮沈子が、龍泉洞って、どのくらい長さあるのかを聞いてみたら、水源までは30kmとか言ってたしな(100倍かあ・・・)。
文字通り、先は長い・・・。
その他の方々の話も面白かった。
それぞれ多彩なバックグラウンドがあり、話題は豊かだ。
店を出てからも、次のダイビングや講習の話が、路上や電車待ちのホームで延々と続く・・・。
いい大人が夢中になれるダイビング(中には、道を誤って本業にしてしまう方も!)。
龍泉洞かあ。
ちょっと行ってみたくなったな・・・。
中目黒で、ファンダメンタルズの打ち上げ。
つーか、正確には荻原さんがファンダメンタルズのインストラクターに合格したお祝い。
メンバーは、龍泉洞探検チームその他のヘンタイダイバー達。
15人くらい集まったんだが、半分以上はヘリウム吸ったことがある連中で、文句なくヘンタイダイバーと言えよう。
彼らから見れば、テクニカルダイビングなんて、いろいろあるダイビングスタイルの一つに過ぎない・・・。
2時間ほどの短い時間だったので、あまり情報交換は出来なかったんだが、名刺をいただいたお一人が芝浦工大の先生だった。
(足立 吉隆 教授(システム理工学部 機械制御システム学科 機械情報システム研究室))
http://www.shibaura-it.ac.jp/educational_foundation/pr/shibaura/professors/11064006.html
「日本三大鍾乳洞の一つである岩手県・龍泉洞にある地底湖の測量調査のための遠隔操作無人探査機も開発中です。」
三次元測量なんて、加速度計付けて積分してけば簡単じゃんとか思ったんだが、誤差が大きくなってしまって使い物にならないんだそうだ。
現在は、光学的に測量する方法でチャレンジしているという。
(日本三大鍾乳洞の一つで巨大地底湖を探す-岩手県・龍泉洞の測量調査に機械情報システム研究室が参加 2013年05月09日)
http://www.web.se.shibaura-it.ac.jp/y-adachi/SHIBAURA%20Online2013.htm
「足立教授は2年前、潜水調査チームのリーダーである久保彰良氏から「洞窟(水深不明)、大深度(98m以上と予測)、低水温(9 度)という悪条件の中で安全に潜水調査を行うために、ダイバーが潜る前にROV(遠隔操作無人探査機)で洞窟内の地形を調査したい。狭窄環境に特化したROVを開発して欲しい」という依頼を受け、ROVの開発を始めました。」
現在は、2代目になっているそうだ。
(鍾乳洞潜水調査 ROV の開発)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pscjspe/2017S/0/2017S_741/_pdf
「カメラとレーザー光で三角測量法を行う測量機器を新たに開発した.」
「遠隔操作用ケーブルとして LAN ケーブルを用いており,スイッチングハブを介して地上の制御 PC と ROV 間をつなげることで,ローカルエリアネットワークを構成している」
仕掛け的には、複数台のROVを数珠つなぎにして、長距離を探査できるように設計されているんだが、予算不足で今のところ1台だけだそうだ。
延長距離は、100m程度という(現在までの最大延長は300mほど)。
ケーブルは、電源とLANケーブルを合わせたもので、光ファイバーなどは使わず、メタル線なんだそうだ。
浮沈子が、龍泉洞って、どのくらい長さあるのかを聞いてみたら、水源までは30kmとか言ってたしな(100倍かあ・・・)。
文字通り、先は長い・・・。
その他の方々の話も面白かった。
それぞれ多彩なバックグラウンドがあり、話題は豊かだ。
店を出てからも、次のダイビングや講習の話が、路上や電車待ちのホームで延々と続く・・・。
いい大人が夢中になれるダイビング(中には、道を誤って本業にしてしまう方も!)。
龍泉洞かあ。
ちょっと行ってみたくなったな・・・。
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