我々はどこからきたのか(中略)我々はどこへいくのか2018年11月16日 00:15

我々はどこからきたのか(中略)我々はどこへいくのか


(NASA、25年以内に火星有人探査へ 課題は山積み)
http://www.afpbb.com/articles/-/3197620

「米航空宇宙局(NASA)は13日、米ワシントンで会見し、今後25年以内に火星の有人探査が可能だとする見解を発表した。」

「今から始めれば、長期間の飛行から身を守ってくれる技術を25年以内に獲得できるかもしれない」(2043年まで?)

つまり、技術的なめどが立っているわけではないのだ。

オバマの時には2030年代(2039年まで?)と言っていたわけで、単純に4年くらい先送りになっただけ(そうなのかあ?)。

25年というのも怪しい。

((2) 一世代の間隔は25年から30年)
http://kodai.sakura.ne.jp/nihonnkennkokusi/5-2ixtusedai.html

「どの時代にあっても、おおよそ一世代の間隔はこの程度である。
一世代の年代差は25年から30年くらいの内に収まるのである。」

最近は、晩婚化が進行しているからな。

30年は軽く超えているだろう。

まあ、どうでもいいんですが。

つまり、NASAの記者会見とかは、例によって、予算獲得のためのキャンペーンの一環で、一世代の間に実現可能な目標を提示して、目先の関連事業の配分を分捕ろうというわけだな。

恒星間宇宙旅行とか、次元移動ロケットとかいう荒唐無稽な目標は立てない。

自分が生きているうちとか、若い人なら、自分たちの世代で取り組めそうな目標を掲げる。

いきなり木星ではなく、近場の火星くらいがちょうどいいかも知れない。

浮沈子的には、大いに懐疑的(眉唾、ペテン、詐欺、エトセエトセ)だがな。

生命の起源の話とか、最近調べていたんだが、今日ニュースで読んだ星の起源というのもややっこしい話のようだ。

ファーストスターというのがなければいけないらしいんだが、まだ見つかっていない。

ニュースになっていた赤色矮星とかでは、寿命が長過ぎて(数百億年から数兆年)その後の世代が形成されないので、現在の宇宙の成り立ちを説明できない。

やっぱ、どっかで青色超巨星の出番が必要になってくるわけだ。

もちっと小さくてもいいけど、超新星爆発して重元素(鉄より重いの)を作ってくれる世代がないと、我々も生まれようがないからな。

我々は、星屑から生まれた。

地球オリジナルであろうが、どっかからもらわれてきた存在だろうが、この宇宙の中で生まれたことは間違いない。

そして、火星に行く(ホントに行けるかどうかは分からんけどな)。

存在が物質に還元されるなら、地球に留まっても50億年後には火星もろとも消えてなくなる(火星は、残るかもしれないけど)。

星屑に還る。

どこに行っても、たぶん同じだ。

恒星間飛行して、他の星系に行ったとしても同じ。

次々と、星系を渡り歩くにしても同じだ。

星屑から生まれ、星屑に還る。

露と落ち、露と消えゆく存在なわけだ。

だからこそ、今を大切に生きる必要がある。

毎日を真剣に生きる。

えーと、まあ、火星に行くのに一生懸命頑張ってもいいんですけど。

「現在の予算か、それよりもやや多い予算であれば、これらの課題の解決に約25年はかかるだろう」

一世代を掛けて、火星に行き、さらに一世代を掛けて木星に行く。

木星圏だけどな。

エウロパにも行くかもしれない。

次は土星か。

エンケラドゥスとか、タイタンとか。

22世紀には、いよいよ恒星間探査機を飛ばすかもしれない。

多くの恒星は、太陽とは相対運動しているからな。

動いているホール目がけて、ピンポイントでティーショットを打たなければならない。

ホールインワンしなければ、一巻の終わりだ。

(ブレークスルー・スターショット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88

「太陽系から4.37光年離れているケンタウルス座α星へ数千個のレーザー推進の超小型宇宙船を送り込む計画」

全部外れる方に1票だな。

「このプロジェクトに関わっている研究者たちは、技術の開発に20年、ケンタウルス座α星に到達するのに20年、収集したデータが地球に返送されるのに4年かかると見積もっている」

概ね、2世代に渡る計画だ。

もちろん、浮沈子が生きているうちに到着することはない。

つーか、そもそも実現するかさえ怪しい。

しかし、何らかの形で、ちゃんとした恒星間探査を行うことは間違いない。

あてずっぽうに飛ばすんじゃなくって、自分でコースを修正しながら、通りすがりでチラ見するんじゃなく、きちんと惑星軌道に乗って、長期探査が可能な真っ当な探査機を飛ばす。

次の世代に引き継ぐ遺産として、恥しくないものを飛ばす。

ブレークスルー・スターショットなんて、恥かき以外の何物でもない・・・。

我々は何者なのか。

省略した問いの答えは、明らかだな。

星屑から生まれ、星を目指し、星屑に還るものだ。

もっと正確に言えば、小さな星の上で彼方の星を目指している存在だな。

小さな星の上で(最近は、周りとかでも)お互いに争うなどというアホなことを止めて、数百世代を引き継ぐミッションを実行できるようにならなければ、他の星系を目指す存在にはなれない。

(太陽探査機パーカー・ソーラー・プローブ、2つの記録更新)
http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10270_psp

「速度は時速69万kmに達する見込み」

仮にこの速度で恒星間飛行したとしても、9.5兆kmを1光年として、4.3光年離れたプロキシマケンタウリまでは、ざっと6758年程かかる(意外に短いな)。

25年としても、270世代だ。

気の遠くなる時間を引き継ぎ、ロングタームのミッションを管理する能力は、今の人類にはない。

それだけの長期間、平和を保ち、この小さな地球という星の上で一つのミッションを見守り続けることができるんだろうか?。

人類が、いや、地球生命が、星を目指す存在になるには、多くの試練が残されている。

やれやれ・・・。

「技術的・医学的な課題は無数にある。有害な宇宙放射線や失明の可能性、骨萎縮などは、科学者らが克服すべきそうした問題のほんの一部にすぎない」(AFPの記事より:以下同じ)

「例えば科学者らは、長期間にわたる無重力状態は網膜血管に回復不可能な変化を引き起こし、これが視力低下につながる恐れがあると懸念する。さらに無重力状態でしばらく過ごすと、骨からカルシウムが浸出して骨量が減少する。」

「さらに現状では飛行時間が長いため、宇宙飛行士はたった1度火星に行くだけで、人が被ばくしても安全とされる一生分の放射線量をその間に浴びることになる。」

「(放射線を)遮断するという点、飛行中に体験する宇宙線や太陽フレアから身を守るという点においては、まだ解決策が見つかっていない」

6千年以上もの間、人類が平和に暮らし、恒星間探査計画を遂行し続けることに比べたら、これらの問題は屁のようなもんだ。

たった一世代で解決できてしまうだろう。

270世代か。

人間の営みの儚さを思い知るな・・・。

8.1度2018年11月16日 08:53

8.1度


昨日から、最低気温が10度を下回るようになった。

朝は涼しいを通り越して寒いと感じる。

日に日に秋が深まり、冬の到来を予感させる。

体調はまあまあだが、水泳教室以外、運動はサボりがちだ。

今期は、引き籠りのタイミングが早いな。

浮世の雑事は、もうしばらく続けなければならない。

年内で一段落させて、あとは来年だ。

そう、もう、来年の話が出ている。

ようやく海外旅行ができるようになり、どこに行こうかを楽しみにできるようになってきた。

どこに行こうかな・・・。

まあ、フィリピンは、リベンジしなければならない。

去年の今頃に、ドタキャンになったからな。

全ては、そこから再出発だろう?。

パスポートを確認し、成田までの道を思い出す(その先が思い出せない・・・)。

時間が止まっていたかのようなこの一年。

ダブルタンクを担いだり、サイドマウント二本差しで潜ったりしていたけど、もう、そういう制約(?)からは解き放たれる(別に、シングルタンクで潜ってても良かったんですが)。

南の島!。

水温30度の温かい海!。

もちろん、CCR(たまに、サイドマウント1本差し)。

考えるだけだが、それだけでもウキウキする。

週間天気予報を見ても、もう最高気温が20度に届く日はない。

日本列島は、季節が入れ替わって、確実に秋になった。

つーか、冬の気配がしている。

今年は暖冬になるかも知れないといわれているが、冬だからな。

暖かいという字を添えるのはいかがなものか。

寒いから冬というわけだしな。

まあ、どうでもいいんですが。

原因はどうあれ、地球が温暖化していることは間違いない。

中緯度から高緯度地方で、その違いが明らかになる。

南の島は、あんま関係ないかも(海面上昇で沈むとかあ?)。

もともと暑いからな。

倒れそうなほど暑い。

年明けからの予定を考えておこう。

計画を立て、準備をし、練習したり、器材をメンテしたりして、忙しく過ごす。

引き籠りの生活よ、さらばだ!。

気温は、さっきようやく10度を超えたばかりだがな。

末しょう循環が悪く、温かくならないと動き出せない爬虫類的生活に陥りがちな浮沈子。

暑過ぎても、動かないけどな。

まあいい。

南の島かあ!。

よし、いくぞお!!。

バーナード星系2018年11月16日 14:14

バーナード星系


地球から2番目に近い恒星(アルファケンタウリは、3つの恒星の連星系だから、正確には4番目だろうけど)で、かつては唯一系外惑星を持つと信じられていた星。

浮沈子が子供の頃は、このネタで随分想像を羽ばたかせたものだ。

宇宙人が襲来するとか、恒星間飛行でたどり着くとか。

(地球以外の実在天体を扱った事物:バーナード星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E4%BB%A5%E5%A4%96%E3%81%AE%E5%AE%9F%E5%9C%A8%E5%A4%A9%E4%BD%93%E3%82%92%E6%89%B1%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%BA%8B%E7%89%A9#%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89%E6%98%9F

まあ、どうでもいいんですが。

1970年以降は、惑星の存在が否定され、あまつさえ、プロキシマケンタウリに惑星の存在が示唆されてからは、めっきり話を聞かなくなった。

(太陽系に最も近い恒星をまわる惑星発見 - 生命が生存できる環境の可能性も)
https://news.mynavi.jp/article/20160825-proxima_b/

「太陽系に最も近い恒星である「プロキシマ・ケンタウリ」に、生命が生存できる環境の可能性のある惑星「プロキシマb」を発見したと発表」

バーナード星?、ふふん・・・。

鼻であしらわれるのがせいぜいである(そうなのかあ?)。

その、旬を過ぎたと思われていた星に、惑星が発見されたという。

(バーナード星:惑星系)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89%E6%98%9F

「長らく惑星は発見されなかったが、半世紀を経た2018年11月14日、バーナード星の周りを233日で1周する惑星を発見したとする論文が発表された」

「推定される表面温度はマイナス170度と、地球上で知られているような生命を維持することは難しい」

わざわざ、地球上でとか、断りを入れなくてもいいと思うんだがな。

まあいい。

地球型生命の可能性は低くても、この星系には別の魅力がある。

「1万年後には太陽系から約3.8光年の距離まで接近すると予想されている。」(毎秒110kmくらい)

アルファケンタウリよりも近くなる。

近いといっても、十分過ぎるほど遠いけどな。

アルファケンタウリも近づいてくるが、それ程速くはない(毎秒20kmくらい)。

うまいとこ、近づいたころに届くように、探査機を準備してもいいか。

時間はたっぷりあるしな。

航行に6千年くらいかかるとしても、あと4000年はある。

十分だろう。

基本設計に1000年、詳細設計に1000年、予算獲得に1000年、建造に1000年というところか(そんなあ!)。

「直径は太陽の約5分の1程度、質量は16%程度の小さな主系列星(赤色矮星)で、表面温度は約3,000Kと太陽よりも低い。」

人類の移住先としては、あまりお勧めな感じではない。

穏やかな核融合反応が継続し、寿命は長そうだがな。

(恒星の大半は赤い星? 赤い星は実は高齢ではなかった:3. 主系列星参照)
http://www.rigelultragiant.com/entry/2017/09/08/%E6%81%92%E6%98%9F%E3%81%AE%E5%A4%A7%E5%8D%8A%E3%81%AF%E8%B5%A4%E3%81%84%E6%98%9F%EF%BC%9F_%E8%B5%A4%E3%81%84%E6%98%9F%E3%81%AF%E5%AE%9F%E3%81%AF%E9%AB%98%E9%BD%A2%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8B

「太陽近辺の恒星は低質量主系列星であり、太陽系とわずか5.96光年しか離れていないバーナード星という恒星は質量が大変軽く、太陽の0.15倍程度しかないために寿命が数兆年と極めて長いです。」

長けりゃいいってもんでもない。

「約0.08天文単位 (au)まで近づかないと、地球が太陽から受け取るものと同等のエネルギーを得ることができない。」(ウィキより)

水星の平均の軌道距離が0.387auだからな。

およそ50分の1ということになる。

明るさは十分かも知れないが、X線とかアルファ線はたっぷりだからな。

今回発見された惑星は、水星と同じくらいの距離を回っているため、冷え冷えの状態だそうだ(マイナス170度:土星の衛星であるタイタンと同じくらい?)。

大気の組成とかは不明だ(メタンはあるとしても液体)。

水とかは、あったとしても当然凍り付いている。

地球型生命が住み良い星は、やはり太陽系のようなところにある地球のような星なわけだ(自転軸を安定させるための、大型の衛星が回っているとなお良い)。

地球近傍には、残念ながらそういう惑星系は見つかっていない。

太陽系にだって、火星みたいな、ぼろっちい惑星しかない(グウィンショットウェル談)。

(火星はぼろっちい惑星)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2018/05/07/8846466

「火星は結構ですが ぼろっちい惑星です 住めるようにするには いろいろやらなければなりません」

まあいい。

今回の発見は、今後の探査計画に大きな波紋を投げかけるだろう。

最近、この手の話が頻繁に登場し、宇宙ネタが尽きることがない。

文字通り、星の数ほどあるということか・・・。