抗体検査(イテッ!)2018年11月19日 23:43

抗体検査(イテッ!)
抗体検査(イテッ!)


大田区の担当部署に聞いたら、近所の医院でもやってくれるというので、3800円を払って血を抜いてもらう。

まあ、ちっとだけなので、体重が軽くなるというようなことはない(厳密には5gくらい減ってるけど)。

献血のように、半強制的に水分補給させられて、逆に体重が増えてしまうようなこともない(そうなのかあ?)。

お菓子も腹いっぱい食べるしな(そんなに食わなくても・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

採血の目的は、もちろん、今流行り(?)の風疹の抗体検査だ(流行り→風疹or流行り→抗体検査、どっち?)。

風疹は流行っているらしいが、抗体検査が流行っているかどうかは知らない。

色々調べると、検査しないでいきなりワクチンをうっても問題はないようだ(たぶん)。

今日、採血してもらった医院では、1万円だという(たぶん麻疹とセット)。

運が良ければ(抗体価が十分高ければ)、払わずに済む。

そうでなければ、ワクチンかあ?(事前の抗体検査の分割高になるけど、それは承知の上)。

1回だと95パーセント、2回だと99パーセント効くらしい。

2回だと2万円になるのかとかは、確認しなかった(2回目の割引とかは、たぶんない?)。

とりあえずは、抗体検査だけ。

それで、浮沈子の何かが変わるわけではない。

周りに妊娠しそうな方もいないしな。

今回の風疹ワクチンの打ち方は、リングワクチン接種の考え方に似ている(未確認)。

えーと、リングワクチンは、感染源の周りにバリアー(のリング)を作る方式なんだが、風疹は逆に感染するとまずい人の周りにバリアーを作る。

似て非なる方式だな。

なんつーかは知らない。

完全にバリアーを作ることは難しいだろうな(妊婦の感染において、その家族からの感染は、4パーセントしか確認されていないという話も:それ以外は感染経路不明・・・)。

(今の風疹対策は「ワクチン不足顕在化の見送り」)
https://www.m3.com/open/clinical/news/article/634988/

「2012-13年の流行当時も、家族から妊婦への感染はわずか4%。ほとんどは感染経路不明と報告されている。妊婦の家族のみへの予防策では、風疹流行とCRSの発生は防げないことは明らかだ。」

成人が抗体価を調べたり、ワクチンをうつのは完全に任意だ(やらなくても、不利益はない)。

風疹には、妊娠初期に罹ると赤ちゃんに疾病が発生するというやっかいな話があるらしい(先天性風疹症候群(CRS))。

妊娠後、ある程度(21週以上)経てば概ね大丈夫らしいが、風疹に罹るのに、そんなに都合よくコントロールはできない(別に、無理して罹ることはないですが)。

妊娠する前にワクチン2度打ちして、2か月以上待って(避妊して)妊娠するというのが理想らしいんだが、まあ、そう上手くは行かないだろう。

その間、パートナーだけではなく、あらゆる接触感染や飛沫感染を回避しながら、妊娠にこぎつけなければならない。

今年の感染は、2013年の大流行(1万4千人以上:2012年からの合計では1万6千人以上)以来の規模らしい(2000人超え確実:45週で超えました!)。

当初は、女性だけが無料検査や無料ワクチン接種の対象だったらしいが、現在はパートナーにも認められている(大田区(東京都)の場合:自治体によって対応は異なる)。

サイテーでも同居家族全員を対象にしないと、効果は期待できないのではないか(それでも、4パーセントだけ?)。

2年後(平成32年度←元号代わってるけど)までに風疹を撲滅する目標を掲げている割には、ショボイ対応が続いている。

感染者は、男性が女性の4倍以上だそうだ。

浮沈子のようなジジイは少ない。

みんな、引きこもりだからな(そうなのかあ?)。

昔人間(浮沈子含む)は、みんな風疹に罹っていて、抗体持ってる可能性が高いからな。

ワクチン接種率が低い年齢層が罹患しているようだが、抗体を調べると10パーセントくらいしか違いはない(対象群(30代から50代男性)で80パーセント、それ以外で90パーセント)。

(首都圏における風疹急増に関する緊急情報:2018 年 9 月 12 日現在 :図14参照)
https://www.niid.go.jp/niid/images/epi/rubella/180912/rubella180912.pdf

30代から50代の男性といわれているが、働き盛りだからな。

職場ベースで感染を広げているに決まってる(そうなのかあ?)

ワクチンは、無料にしたって絶対うたないだろうな。

めんどくさいし・・・。

全額会社負担で、休みも取れて、さもなきゃ職場で半強制的にうってくれなきゃだめだな。

そんな芸当が出来るのは大企業だけで、結局、今年使える貴重なワクチンを使い切って、肝心なところには回らないことになるんだろうな。

CRSになっちまって、疾病を持って生まれてきた子供の親は、大変な思いをする。

もちろん、子供本人が一番大変だろうけどな。

そういうことを考えると、本来は徹底的にやるべきだろうな。

ワクチン打たないと、外出禁止とか。

今年1月1日からは、原則として風疹の遺伝子検査を行うことになっている。

遺伝子の型から、感染原を特定したりして、土着株か輸入株かを調べたりしなければならない。

撲滅(業界用語では、排除というらしい)されたかどうかの判定に必要だからな。

現在、それが忠実に履行されているかどうかは知らない。

こんだけ流行れば、撲滅からは程遠い話だからな。

どーせ、トレースだって出来なくなってるに違いない(未確認)。

遡っても、どこから来たのかもわからないし、今後、どれ程広がるかも不明だ。

成り行き任せの対応が続く。

それだって、以前に比べれば、少なくなっているという。

そう、浮沈子が子供の頃は、風疹は誰もがかかる病気だったからな。

大騒ぎするほどのことはなかった。

ワクチンの事故(ムンプス:おたふくかぜ)とかもあったらしいが、浮沈子は知らない。

現在は、ほとんどが麻疹と風疹の混合ワクチンらしい。

麻疹は、我が国からは排除されている。

いろいろ記事を読むと、我が国はワクチン後進国のようだ。

十分な規模のバリアーがなければ、感染を遮断することは不可能だ。

幸い、エボラなどと違って、風疹の致死率は低い(10,000人に1人程度)。

特定の治療薬(特効薬)はないが、ワクチンはある。

そして、感染は繰り返される。

今回の流行株が、輸入なのか土着なのかは知らない(輸入と言われているようだ)。

今後も、大量の旅行者や労働者がなだれ込んでくる中で、輸入感染を完全に防ぐ方法はない(潜伏期間とか不顕性キャリアとかあるし)。

不定期なアウトブレイクが続く。

風土病から、ワクチンによって中途半端に抑え込まれた感染症になり、輸入感染により、逆にアウトブレイクを繰り返すようになっている。

厄介な話だ。

今回の感染では、関東地方から始まって、大阪、名古屋、福岡などの地方主要都市へと拡散している。

この拡散は、やがて全国規模になって、小規模な地方都市へと広がっていく(おそらく)。

飛沫感染だからな。

拡散速度は速い。

働き盛りの野郎どもが、まき散らしているわけだ。

飛行機乗ったり、新幹線乗ったりしてな。

エボラの時と同じで、国境を越えて国際感染し、人の移動によって拡散する。

定期接種を行っているのは子供たちで、ワクチンはそのくらいしか作られていないそうだ。

まあ、若干余分には作っているんだろうが、アウトブレイクが起これば足りなくなることは明らかだからな。

自然終息を待つことになる。

おっと、2年後には、オリンピックが行われるからな。

政治家は、海外からのお客さんが来なくなることを心配しているが、浮沈子的には、その際に国際感染症が怒涛の如く押し寄せることの方が不安だ。

来なくなって、ちょうどいいのではないか(そんなあ!)。

まあいい。

我が国の感染症対策は、概ね成功してきている。

風疹だって、中長期的には劇的に減ってきていて、保健当局としては満足しているに違いない。

いよいよ根絶に向けてシフトした矢先だからな。

それまでの定点報告から全数報告へ、免疫検査から遺伝子検査へ、排除時期の目標も立てて、本格的に取り組みだした途端に今回のアウトブレイク!。

やれやれ・・・。

現在、ワクチンを定期接種している世代が成長して、子供を作るようになれば、CRSの問題も消えてなくなる(新たな発生という点では)。

今、現役で妊娠している世代は、個別にリスクを回避してもらうしかない。

その世代も、あと何十年かすれば妊娠できなくなるからな。

問題ない・・・。

国家としては、そういう長期的な観点から、基本政策を展開している(そうなのかあ?)。

抗体検査とかワクチンの費用を補助するとか、そういうことは地方政府に任せている。

地域のことは、地域で解決する。

来年度辺りから、抗体検査については国庫補助するようだが、60歳以上は対象外だそうだ。

ジジババには用はない。

そう、何十年かすればいなくなるからな。

貴重な予算を割くわけにはいかない。

その世代の浮沈子ができることは、自腹で検査し、抗体価が低ければワクチンをうつだけだ。

今年の在庫があるうちにな。

浮沈子がうった分、ハイリスクな妊婦を保護するためのリングバリアーに使われるべきワクチンが一人分減るわけだが、浮沈子が感染してクシャミ一発で周り中にまき散らすリスクは減らせる。

抗体価を全数検査してスクリーニングし、現在の感染者をリバースアンドフォワードトレースしてハイリスクメンバーを特定し、両者をマージしてワクチンをリング接種しない限り、流行は続くことになる(そうしないと、ワクチンが足りなくなる)。

ワクチンを全数接種する(とにかく、片っ端からうつ)ことはできない。

おそらく数十分の1程度しか生産されていないに違いない(未確認)。

定期接種を先延ばしして、その分を使うということも考えられる。

増産体制が整うまでの緊急対応だな。

もちろん、国内での移動制限が課せらる(マジか?)。

公共交通機関に乗る時には、抗体価を記載した正式の文書(診断書?)を提示しなければ乗ることはできない。

クルマとかは、当然検問が設けられる。

アリの子一匹通さないためには、自衛隊とかもお出ましいただかなければならない。

んなもん、出来っこないじゃん!?。

致死率に応じた、現実的な対応がとられる中、一定の感染は持続し、繰り返され、その中で一定の重症者やCRSは許容される。

不顕性感染の割合が高く(30から50パーセント)、伝播を完全に防ぐことはもともと不可能なのだ。

おこっちまったアウトブレイクを終息させるための手段は、初めから限られている。

自分に出来ることは何か。

いろいろ調べて自問した結果、浮沈子は自腹で抗体価を検査することを選んだ。

やみくもにワクチンをうって、貴重な在庫(今回もたぶんそうなる)を無駄にすることはない。

もちろん、妊娠の可能性がある方とか、妊娠初期の妊婦さんの周辺の方は、時間的なゆとりはないからな。

とりあえず、ワクチン接種するのが正しいだろう。

女性の社会進出とか、行動半径が広がったとか、そういう背景もあるのかもしれないけど、それらは本質ではない(感染者の5人に一人は女性ですが)。

猫の目のように変わるワクチン行政のせいでもない。

長期的には、間違いなく成功している。

この事態は、我々の社会が負わなければならない、通常のリスクに過ぎない。

個々の事案に目を向ければ、様々な姿を見せることになる。

それらを敷衍してみても、何かが変わることはない。

しかしなあ、海外からの持ち込み(たぶん)で、これだけ広がると、ちょっとヤバいかもな。

トレースについては情報がないので、単一のルートなのか、複数のルートなのかは分からない。

2014年のエボラの時に恐れていたのは、まさにこの状況だったからな。

アリの一穴で入ってきたウイルスが、捕捉される暇もなく、超高速で拡散する事態だ。

不謹慎を承知で言えば、風疹で良かったかもしれない。

ともあれ、一日も早い終息を願おう・・・。