狂気の沙汰 ― 2018年11月30日 14:25
狂気の沙汰
(「ゲノム編集」の双子に意図しない突然変異の危険性 専門家達が警鐘を鳴らす)
https://www.buzzfeed.com/jp/danvergano/crispr-twins-off-target-effects-1
コケにされた規制当局のニュースや、危機感を訴える振りして、内心ジェラシーにさいなまれている全世界の研究者の群れ・・・。
ちきしょうめ、オレもやればよかった・・・。
「遺伝子プール内で危険をはらむ突然変異を引き起こすのは「狂気の沙汰」だという。」
(遺伝子プール)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB
「互いに繁殖可能な個体からなる集団(個体群またはメンデル集団)が持つ遺伝子の総体のこと。」
「例えば、ヒトの場合、ヒト全体・日本人・特定の都道府県の人などの遺伝子プール」
かわいそうに、双子ちゃんは、子孫を残すことを許されないかもしれない。
クリスパーキャスナインで、想定外の遺伝子組み換えが起こることは、専門家ならだれでも知っていたはずらしい。
(ゲノム編集:各ヌクレアーゼについて:表「2015年の技術水準における各ヌクレアーゼの比較」参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0%E7%B7%A8%E9%9B%86#%E5%90%84%E3%83%8C%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
「CRISPR/Cas9:
・オフターゲット:大きい」
それが、どういう機序で発生するのかを解明し、制御可能なのかどうかを探るのは、これからの課題だ。
ゲノム編集とか言い換えても、効率性やターゲットの打率が上がっただけで、何でも好きなように出来るわけではないのだ。
まして、ヒトの遺伝子を弄るとなれば、弄られた本人だけの問題ではなくなる。
そんなことをいっていたら、いつまでたっても火星に行けないかもしれないが、そんなにしてまで行きたいなら、子孫を残さないことを条件にすればいいような気もする(本人に、選択の余地はない!)。
そっちの方もノックアウトしてしまえばいいんだろうが、そこでヒットしなかったりすると問題だな。
精力絶倫で、バンバン生まれちゃったりして!(子供は、わかんなくていいです!)。
まあ、どうでもいいんですが。
バズフィードの記事は、パッと見、ネガティブな観点から書かれている印象があるけど、よく読むとそうでもない。
「当局から調査を受け、多数の科学者から非難されている賀氏だが、皮肉にも独自のCRISPR利用に関わる倫理指針を23日に発表した。」
「その中には、遺伝子編集は病気予防目的に限るべきであり、子供の性別、容姿、能力を左右する遺伝子を操作する「親の虚栄心」を満たす目的で利用すべきでないとある。」
「今回の私の研究により、議論が巻き起こるのは当然です」
「しかし、家族がこのテクノロジーを必要としていることに間違いはありません」
なんか、米国の銃規制を思い出すな。
銃は人を殺さない、人が人を殺す。
専門家は、むしろ、一般の人々(親)の欲望(虚栄心)に警告を発し、思いとどまらせるべきなのかもしれない。
しかし、・・・。
まあ、やっちまったもん勝ちだな。
「(対象の両親は)遺伝子疾患を抱えています。この両親が子供を疾患から守りたいという気持ちがあり、もし私達が手助けをできるとすれば、それをしない方が非情と言えるのではないでしょうか」
やっぱ、やりたかったんじゃね!?。
遺伝子疾患を持ち、健康な子供を望んだ親の心に付け込んだと言われても仕方あるまい。
別に、火星で生き延びさせるために、我が子を人身御供として差し出す鬼畜な話ではない。
ふつーに健康な子供を持ちたいと望む、ごくごく一般的な欲望だ。
難しいな・・・。
しかし、現在の表向きの話としては、やっちまったもんが悪いという話で落ち着きそうだ。
英雄として祭り上げる話は、少なくともメディアには出ない。
深く静かに潜航し、気が付けば、周り中がデザイナーベビーで溢れかえるようになるかもしれない。
エボラどころの話ではなくなる。
ゲノム情報を管理し、突合してリスク評価をしなければ、子孫を残すにあたってのリスクは回避できなくなる。
見合い写真の前に、まずはDNAのデータチェックだな。
いずれは、遺伝子を自由にいじれるようになるかもしれない。
それが幸福なのかどうかは、その時代の人々が決める。
今は、そんな時代とは程遠い感じだ。
少なくとも、表向きは。
健全な子孫を残したいと願うのは、誰もが持っていいふつーの欲望だ。
そうでなければ、火星に移住する前に人類は亡びる(別に、移住しなくてもいいんですが)。
その手段として、ゲノム編集を望むのかどうかは、別の話だ。
手痛いしっぺ返しを受ける前に、十分検討する時間を取るべきだろうな。
そんなことしてたら、いつまでたっても火星に行けないけどな・・・。
(「ゲノム編集」の双子に意図しない突然変異の危険性 専門家達が警鐘を鳴らす)
https://www.buzzfeed.com/jp/danvergano/crispr-twins-off-target-effects-1
コケにされた規制当局のニュースや、危機感を訴える振りして、内心ジェラシーにさいなまれている全世界の研究者の群れ・・・。
ちきしょうめ、オレもやればよかった・・・。
「遺伝子プール内で危険をはらむ突然変異を引き起こすのは「狂気の沙汰」だという。」
(遺伝子プール)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB
「互いに繁殖可能な個体からなる集団(個体群またはメンデル集団)が持つ遺伝子の総体のこと。」
「例えば、ヒトの場合、ヒト全体・日本人・特定の都道府県の人などの遺伝子プール」
かわいそうに、双子ちゃんは、子孫を残すことを許されないかもしれない。
クリスパーキャスナインで、想定外の遺伝子組み換えが起こることは、専門家ならだれでも知っていたはずらしい。
(ゲノム編集:各ヌクレアーゼについて:表「2015年の技術水準における各ヌクレアーゼの比較」参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0%E7%B7%A8%E9%9B%86#%E5%90%84%E3%83%8C%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
「CRISPR/Cas9:
・オフターゲット:大きい」
それが、どういう機序で発生するのかを解明し、制御可能なのかどうかを探るのは、これからの課題だ。
ゲノム編集とか言い換えても、効率性やターゲットの打率が上がっただけで、何でも好きなように出来るわけではないのだ。
まして、ヒトの遺伝子を弄るとなれば、弄られた本人だけの問題ではなくなる。
そんなことをいっていたら、いつまでたっても火星に行けないかもしれないが、そんなにしてまで行きたいなら、子孫を残さないことを条件にすればいいような気もする(本人に、選択の余地はない!)。
そっちの方もノックアウトしてしまえばいいんだろうが、そこでヒットしなかったりすると問題だな。
精力絶倫で、バンバン生まれちゃったりして!(子供は、わかんなくていいです!)。
まあ、どうでもいいんですが。
バズフィードの記事は、パッと見、ネガティブな観点から書かれている印象があるけど、よく読むとそうでもない。
「当局から調査を受け、多数の科学者から非難されている賀氏だが、皮肉にも独自のCRISPR利用に関わる倫理指針を23日に発表した。」
「その中には、遺伝子編集は病気予防目的に限るべきであり、子供の性別、容姿、能力を左右する遺伝子を操作する「親の虚栄心」を満たす目的で利用すべきでないとある。」
「今回の私の研究により、議論が巻き起こるのは当然です」
「しかし、家族がこのテクノロジーを必要としていることに間違いはありません」
なんか、米国の銃規制を思い出すな。
銃は人を殺さない、人が人を殺す。
専門家は、むしろ、一般の人々(親)の欲望(虚栄心)に警告を発し、思いとどまらせるべきなのかもしれない。
しかし、・・・。
まあ、やっちまったもん勝ちだな。
「(対象の両親は)遺伝子疾患を抱えています。この両親が子供を疾患から守りたいという気持ちがあり、もし私達が手助けをできるとすれば、それをしない方が非情と言えるのではないでしょうか」
やっぱ、やりたかったんじゃね!?。
遺伝子疾患を持ち、健康な子供を望んだ親の心に付け込んだと言われても仕方あるまい。
別に、火星で生き延びさせるために、我が子を人身御供として差し出す鬼畜な話ではない。
ふつーに健康な子供を持ちたいと望む、ごくごく一般的な欲望だ。
難しいな・・・。
しかし、現在の表向きの話としては、やっちまったもんが悪いという話で落ち着きそうだ。
英雄として祭り上げる話は、少なくともメディアには出ない。
深く静かに潜航し、気が付けば、周り中がデザイナーベビーで溢れかえるようになるかもしれない。
エボラどころの話ではなくなる。
ゲノム情報を管理し、突合してリスク評価をしなければ、子孫を残すにあたってのリスクは回避できなくなる。
見合い写真の前に、まずはDNAのデータチェックだな。
いずれは、遺伝子を自由にいじれるようになるかもしれない。
それが幸福なのかどうかは、その時代の人々が決める。
今は、そんな時代とは程遠い感じだ。
少なくとも、表向きは。
健全な子孫を残したいと願うのは、誰もが持っていいふつーの欲望だ。
そうでなければ、火星に移住する前に人類は亡びる(別に、移住しなくてもいいんですが)。
その手段として、ゲノム編集を望むのかどうかは、別の話だ。
手痛いしっぺ返しを受ける前に、十分検討する時間を取るべきだろうな。
そんなことしてたら、いつまでたっても火星に行けないけどな・・・。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。