イプシロンロケットに未来はあるのか ― 2018年12月01日 08:13
イプシロンロケットに未来はあるのか
結論から言えば、年に1回の官製打ち上げの需要はある。
予算が付いているからな。
打ち上げ費用を衛星側が持つという意味での、民間需要を取り込むことは難しいのではないか。
理由は2つ。
一つは、衛星の小型化が、予想を超えて進展し、それを打ち上げられるエレクトロンのような小型ロケットが台頭してきつつあるということ。
もう、キューブサットで十分なのではないか。
或いは、小型ロケットで好きな時に上げられればいいのではないか。
もう一つは、開発期間が長く続き、仕上がった時には市場は変化してしまっているということ。
今後、1段目の固体ロケットモーターが生産中止になり、H3のブースターと共用されることになるらしいが、その開発で時間が掛かり、商用打ち上げになるのは2020年代半ば頃だろう。
その時点での打ち上げコストは、30億円程度と見込まれている(現在は、開発モードなので約50億円)。
SSOに600kg程度の打ち上げ能力は、なんか中途半端な感じだ。
それで30億円。
ちなみに、エレクトロンは、150kgで6億円くらいで上がる(たぶん)。
量産化が軌道に乗れば、毎週打ち上げが可能となり、コストはさらに下がるだろう。
高い冶金技術が必要とされるターボポンプの部分を、電動モーターであっさり回避して、3Dプリンターでロケットエンジンを作り、側はカーボン製で軽量化を計るというスマートなロケットだ。
もっとすごいライバルは、もちろん、ファルコンシリーズだな。
今度打ち上げられるSpaceflight SSO-Aは、64倍機の衛星(小型衛星15機を含む)を、たぶん、60億円くらいで上げる。
コスパは、最高だろうな。
インドのロケット(PSLV)やロシアのロケット(ソユーズ)なら、使い捨てながら同等のコスパを発揮できるに違いない。
打ち上げ機会、価格重量比のいずれをとっても、市場のニーズに合わなくなる。
やれやれ・・・。
もちろん、ぴったりしたニーズに嵌る衛星があれば、その打ち上げに特化して最適な解を得ることは可能だ。
官製打ち上げは、まさにそれそのものということになる。
衛星側の需要ではなく、ロケットの能力に合わせた衛星開発になるからな。
イプシロンを残置するための衛星だ。
まあ、それのどこが悪いという話はある。
自前のロケットを持つという、いわば見栄の張り合いみたいな話は、ロケット先進国は何処でも持っている。
我が国には、H2Aという立派なロケットがあって、それで十分じゃないかという話もある。
融通の利かない国策ロケットだから、研究者のオモチャ衛星を打ち上げてもらうには、使い勝手が悪い。
イプシロンは、そういう衛星のためのロケットだ。
それで生き残れば十分じゃないかというわけだな。
無理して民需を取り込んで見せなくても、年に1回の打ち上げを続けながら、細々と改良しつつ、磨きをかけていけばいい・・・。
なんか寂しい話だが、それが現実というものだ。
宇宙開発総体としては、新しい技術のためのテストベッドということはあるし、スピンオフも期待できるが、ロケット開発だけみれば、そこから何かが出てくるというよりは、既にある技術を取り込むだけのような気もする(そうなのかあ?)。
ロケット使って発電したり、自動車を走らせたりするわけではないからな(ブラッドハウンドSSCとかありますけど)。
宇宙の軍事利用に道を開き、民需も取り込んで盛り上げようとしている我が国だが、世界では次々と新しい技術が生まれ、鎬を削る様相を呈している。
開発のスタイルも、安定した打ち上げを大前提にしたアプローチから、ある程度のリスクを取って、超高速開発する方法に変わりつつある。
キューブ衛星コンステレーションを安価に展開して、消耗品扱いする時代だ。
ロケットに金掛けている余裕はない。
生き馬の目を抜く打ち上げロケットの世界で、時間との競争に勝てなければ、脱落していくのは当然だろう。
それでも、やはり、宇宙に物を持ち上げるという困難さがある限り、安定した打ち上げというのは捨てがたい価値であることには違いない。
そこで生き残るしか、術はないのかもしれない。
結論から言えば、年に1回の官製打ち上げの需要はある。
予算が付いているからな。
打ち上げ費用を衛星側が持つという意味での、民間需要を取り込むことは難しいのではないか。
理由は2つ。
一つは、衛星の小型化が、予想を超えて進展し、それを打ち上げられるエレクトロンのような小型ロケットが台頭してきつつあるということ。
もう、キューブサットで十分なのではないか。
或いは、小型ロケットで好きな時に上げられればいいのではないか。
もう一つは、開発期間が長く続き、仕上がった時には市場は変化してしまっているということ。
今後、1段目の固体ロケットモーターが生産中止になり、H3のブースターと共用されることになるらしいが、その開発で時間が掛かり、商用打ち上げになるのは2020年代半ば頃だろう。
その時点での打ち上げコストは、30億円程度と見込まれている(現在は、開発モードなので約50億円)。
SSOに600kg程度の打ち上げ能力は、なんか中途半端な感じだ。
それで30億円。
ちなみに、エレクトロンは、150kgで6億円くらいで上がる(たぶん)。
量産化が軌道に乗れば、毎週打ち上げが可能となり、コストはさらに下がるだろう。
高い冶金技術が必要とされるターボポンプの部分を、電動モーターであっさり回避して、3Dプリンターでロケットエンジンを作り、側はカーボン製で軽量化を計るというスマートなロケットだ。
もっとすごいライバルは、もちろん、ファルコンシリーズだな。
今度打ち上げられるSpaceflight SSO-Aは、64倍機の衛星(小型衛星15機を含む)を、たぶん、60億円くらいで上げる。
コスパは、最高だろうな。
インドのロケット(PSLV)やロシアのロケット(ソユーズ)なら、使い捨てながら同等のコスパを発揮できるに違いない。
打ち上げ機会、価格重量比のいずれをとっても、市場のニーズに合わなくなる。
やれやれ・・・。
もちろん、ぴったりしたニーズに嵌る衛星があれば、その打ち上げに特化して最適な解を得ることは可能だ。
官製打ち上げは、まさにそれそのものということになる。
衛星側の需要ではなく、ロケットの能力に合わせた衛星開発になるからな。
イプシロンを残置するための衛星だ。
まあ、それのどこが悪いという話はある。
自前のロケットを持つという、いわば見栄の張り合いみたいな話は、ロケット先進国は何処でも持っている。
我が国には、H2Aという立派なロケットがあって、それで十分じゃないかという話もある。
融通の利かない国策ロケットだから、研究者のオモチャ衛星を打ち上げてもらうには、使い勝手が悪い。
イプシロンは、そういう衛星のためのロケットだ。
それで生き残れば十分じゃないかというわけだな。
無理して民需を取り込んで見せなくても、年に1回の打ち上げを続けながら、細々と改良しつつ、磨きをかけていけばいい・・・。
なんか寂しい話だが、それが現実というものだ。
宇宙開発総体としては、新しい技術のためのテストベッドということはあるし、スピンオフも期待できるが、ロケット開発だけみれば、そこから何かが出てくるというよりは、既にある技術を取り込むだけのような気もする(そうなのかあ?)。
ロケット使って発電したり、自動車を走らせたりするわけではないからな(ブラッドハウンドSSCとかありますけど)。
宇宙の軍事利用に道を開き、民需も取り込んで盛り上げようとしている我が国だが、世界では次々と新しい技術が生まれ、鎬を削る様相を呈している。
開発のスタイルも、安定した打ち上げを大前提にしたアプローチから、ある程度のリスクを取って、超高速開発する方法に変わりつつある。
キューブ衛星コンステレーションを安価に展開して、消耗品扱いする時代だ。
ロケットに金掛けている余裕はない。
生き馬の目を抜く打ち上げロケットの世界で、時間との競争に勝てなければ、脱落していくのは当然だろう。
それでも、やはり、宇宙に物を持ち上げるという困難さがある限り、安定した打ち上げというのは捨てがたい価値であることには違いない。
そこで生き残るしか、術はないのかもしれない。
君はクリスマスツリーを見たか ― 2018年12月01日 11:36
君はクリスマスツリーを見たか
このブログは、真実と妄想で出来上がっている。
浮沈子は、真実を語ろうと心がけているんだが、妄想が入ってくることを如何ともし難い。
まあ、時と場合による。
単なる間違い、思い違い、勘違いは山のようにあり、それらを全て訂正することは不可能だ。
割り引いて読んでいただくしかない。
そういう誠実な綴り手である浮沈子は、あからさまな疑惑ネタは取り上げないことにしている。
UFOとか、宇宙人とか、ネッシーとか、雪男とか、ツチノコ、カッパ、エトセエトセ・・・。
もちろん、「謎の円盤UFO」は大好きだし、スタートレックやスターウォーズのファンでもある。
しかし、それらは作りものであると分かっているし、健全な精神の持ち主を自称しているので、地球外生命体の存在など、たとえ単細胞レベルであろうが一切認めていない。
ジェリーアンダーソンもの以外で、UFOを取り上げた記憶はない(単に忘れているだけかも←得意です!)。
(UFOって本当にいるの? 乗っているのは何者? 月刊『ムー』編集長に聞いてきた (1/3))
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1812/01/news006.html
「編集部側では、写真が撮影された状況などを徹底的に調べ、うそである可能性を排除した上で、『最終的に、こんな謎が残った』『じゃあ、これは何なのか』と考えさせるような構成にしている」
このところ、体調を崩し(たぶん風邪?)、外出も極力控え、とーぜんフィットネスもサボり、運動量と反比例する体重増加に慄きながら、鬱々として楽しまずの生活を送っている(ブログの更新頻度が高い時は、概ねそんな感じか)。
閑に飽かせて、今回のネタは、正真正銘のUFO。
「そもそも「UFO」は軍事用語。正体不明の飛行物体を便宜上そう呼んでいるわけではない。正体が鳥などである可能性を全て排除した上で、知的生命体によってコントロールされていると判断された物体の呼称なのだ。」
そうだったのか・・・。
「宇宙飛行士は任務に就く際、コード化された暗号表を全部覚える必要があり、その中に5つほどUFOを指すものがある。そのコードを知った上で、宇宙船と管制塔が交信する音声データを聞くと、「クリスマスツリーが出た!」などの発言があることが分かる。」
いや、ホントにクリスマスツリーが飛んでたのかも(そっちの方がUFOより不気味ですが)。
この記事では、驚くべき内容が明かされている。
「連中はマスクをつけておらず、地球の大気を吸っていた。地球上で酸素や細菌、ウイルスを体内に入れても問題がないということは、免疫があるということ。奴らは宇宙人じゃないんだよ。」
ガーン!。
衝撃の事実。
「三上氏は「UFOは存在する」と断言し、「その乗組員は人間だ」という驚きの説を展開した。」
まあ、どうでもいいんですが。
「信じるか信じないかは、あなた次第です。」
浮沈子は、もちろん、到底信じることはできない。
宇宙人が未知の科学を駆使して飛ばしているならともかく、イプシロンロケットとかでヒイヒイいいながら宇宙空間に出かけざるを得ない記事を読みながら、軍用機にロックオンされたとたんに、ヒューっと逃げてしまうような飛行体を想像することは不可能だ。
「UFOを1機つくるのに、どれだけのカネがかかると思う? 国どころか、もっと広大な、圧倒的な科学技術を持つ存在だ。連中は月どころか太陽まで行けるテクノロジーを持っている。」
UFOが宇宙人の乗り物である方が、100倍信じられるような気がするな。
しかし、まあ、所詮、太陽系の中だけの話だ。
現代の人間が想定できる範囲内というところが曲者で、それはとりもなおさず、現代の人間がでっち上げた話に相違ない。
現代の科学で解明できない現象があることは認めよう。
超大質量ブラックホールの成り立ちや、ファーストスター、暗黒物質に暗黒エネルギー、地球生命の起源や、リーマン予想だって未解明の謎だ。
身の回りの、ちょっとしたアイテムが、いつの間にか消えてなくなってしまうことも不思議な謎だな。
まるで、ブラックホールに吸い込まれてしまったようだ。
暫くすると、ホワイトホールから出てきたりする時もあるけどな(失せもの出ずる)。
まあいい。
宇宙は、謎に満ちている。
その謎を解明し、その一部である我々がどこから来たのか、何者なのか、そしてどこへ行くのかを知ることが知的生命体としての存在意義だろう。
物語の世界でUFOや宇宙人が登場するというのは、実際の話はともかく、我々の意識の根底に、そういう存在を求める抑え難い衝動が存在するということでもある。
天上に神々の世界が存在するとか、天使が舞い降りてきて人間世界と神々の世界を取り持つとか、神の子が人間の悪行を背負って犠牲になってくれるとか、月の世界からいたずらっ子が竹の中に降りてくるとか・・・。
UFOは、現代の神話だ。
科学の衣をまとい、メディアを通じて拡散する新興宗教のようなものだ。
浮沈子が若かったころ、ブラックホールというのは、理論的には存在しても、この宇宙に実在するなどということはあり得ないと言われていた。
しかし、現代では、そんなもんは当たり前となり、この宇宙に普遍的に存在するだけではなく、やがては全てがブラックホールに呑み込まれてしまうと言われるようになった。
そればかりではない。
そのブラックホールさえも、とてつもなく長く長く長ーーーーい時間を掛けて蒸発してしまう事が分かっているという。
いやいや、浮沈子には、全然わからないんだがな。
先日亡くなったホーキングには分かっていたらしい。
宇宙は、薄ぼんやりした背景輻射に満たされて熱的死を迎える。
その時には、UFOだろうがUMAだろうが、あらゆる存在が消えてなくなる。
人類?。
そんなもんがいたかどうかということさえ、はるか手前で消えてしまうに違いない。
UFOに乗ってたやつらが、ちっとばかり頭が良くって、多少金回りがいいからといって、大した違いはないのだ。
我々は、泡沫(うたかた)の存在だ。
だからこそ、尊いし、貴いのだ。
浮沈子は、そう信じている。
今日から12月になった。
出歩かないからわからないが、町はクリスマスのデコレーションで溢れているだろう。
天からもたらされた嬰児を祝う季節だ。
まあ、宇宙人だったかもしれないしな。
乗ってきたのは、確かにクリスマスツリーに似てたかもしれないUFOだったりして!。
「クリスマスツリーが出た!」
言い得て妙かもな・・・。
このブログは、真実と妄想で出来上がっている。
浮沈子は、真実を語ろうと心がけているんだが、妄想が入ってくることを如何ともし難い。
まあ、時と場合による。
単なる間違い、思い違い、勘違いは山のようにあり、それらを全て訂正することは不可能だ。
割り引いて読んでいただくしかない。
そういう誠実な綴り手である浮沈子は、あからさまな疑惑ネタは取り上げないことにしている。
UFOとか、宇宙人とか、ネッシーとか、雪男とか、ツチノコ、カッパ、エトセエトセ・・・。
もちろん、「謎の円盤UFO」は大好きだし、スタートレックやスターウォーズのファンでもある。
しかし、それらは作りものであると分かっているし、健全な精神の持ち主を自称しているので、地球外生命体の存在など、たとえ単細胞レベルであろうが一切認めていない。
ジェリーアンダーソンもの以外で、UFOを取り上げた記憶はない(単に忘れているだけかも←得意です!)。
(UFOって本当にいるの? 乗っているのは何者? 月刊『ムー』編集長に聞いてきた (1/3))
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1812/01/news006.html
「編集部側では、写真が撮影された状況などを徹底的に調べ、うそである可能性を排除した上で、『最終的に、こんな謎が残った』『じゃあ、これは何なのか』と考えさせるような構成にしている」
このところ、体調を崩し(たぶん風邪?)、外出も極力控え、とーぜんフィットネスもサボり、運動量と反比例する体重増加に慄きながら、鬱々として楽しまずの生活を送っている(ブログの更新頻度が高い時は、概ねそんな感じか)。
閑に飽かせて、今回のネタは、正真正銘のUFO。
「そもそも「UFO」は軍事用語。正体不明の飛行物体を便宜上そう呼んでいるわけではない。正体が鳥などである可能性を全て排除した上で、知的生命体によってコントロールされていると判断された物体の呼称なのだ。」
そうだったのか・・・。
「宇宙飛行士は任務に就く際、コード化された暗号表を全部覚える必要があり、その中に5つほどUFOを指すものがある。そのコードを知った上で、宇宙船と管制塔が交信する音声データを聞くと、「クリスマスツリーが出た!」などの発言があることが分かる。」
いや、ホントにクリスマスツリーが飛んでたのかも(そっちの方がUFOより不気味ですが)。
この記事では、驚くべき内容が明かされている。
「連中はマスクをつけておらず、地球の大気を吸っていた。地球上で酸素や細菌、ウイルスを体内に入れても問題がないということは、免疫があるということ。奴らは宇宙人じゃないんだよ。」
ガーン!。
衝撃の事実。
「三上氏は「UFOは存在する」と断言し、「その乗組員は人間だ」という驚きの説を展開した。」
まあ、どうでもいいんですが。
「信じるか信じないかは、あなた次第です。」
浮沈子は、もちろん、到底信じることはできない。
宇宙人が未知の科学を駆使して飛ばしているならともかく、イプシロンロケットとかでヒイヒイいいながら宇宙空間に出かけざるを得ない記事を読みながら、軍用機にロックオンされたとたんに、ヒューっと逃げてしまうような飛行体を想像することは不可能だ。
「UFOを1機つくるのに、どれだけのカネがかかると思う? 国どころか、もっと広大な、圧倒的な科学技術を持つ存在だ。連中は月どころか太陽まで行けるテクノロジーを持っている。」
UFOが宇宙人の乗り物である方が、100倍信じられるような気がするな。
しかし、まあ、所詮、太陽系の中だけの話だ。
現代の人間が想定できる範囲内というところが曲者で、それはとりもなおさず、現代の人間がでっち上げた話に相違ない。
現代の科学で解明できない現象があることは認めよう。
超大質量ブラックホールの成り立ちや、ファーストスター、暗黒物質に暗黒エネルギー、地球生命の起源や、リーマン予想だって未解明の謎だ。
身の回りの、ちょっとしたアイテムが、いつの間にか消えてなくなってしまうことも不思議な謎だな。
まるで、ブラックホールに吸い込まれてしまったようだ。
暫くすると、ホワイトホールから出てきたりする時もあるけどな(失せもの出ずる)。
まあいい。
宇宙は、謎に満ちている。
その謎を解明し、その一部である我々がどこから来たのか、何者なのか、そしてどこへ行くのかを知ることが知的生命体としての存在意義だろう。
物語の世界でUFOや宇宙人が登場するというのは、実際の話はともかく、我々の意識の根底に、そういう存在を求める抑え難い衝動が存在するということでもある。
天上に神々の世界が存在するとか、天使が舞い降りてきて人間世界と神々の世界を取り持つとか、神の子が人間の悪行を背負って犠牲になってくれるとか、月の世界からいたずらっ子が竹の中に降りてくるとか・・・。
UFOは、現代の神話だ。
科学の衣をまとい、メディアを通じて拡散する新興宗教のようなものだ。
浮沈子が若かったころ、ブラックホールというのは、理論的には存在しても、この宇宙に実在するなどということはあり得ないと言われていた。
しかし、現代では、そんなもんは当たり前となり、この宇宙に普遍的に存在するだけではなく、やがては全てがブラックホールに呑み込まれてしまうと言われるようになった。
そればかりではない。
そのブラックホールさえも、とてつもなく長く長く長ーーーーい時間を掛けて蒸発してしまう事が分かっているという。
いやいや、浮沈子には、全然わからないんだがな。
先日亡くなったホーキングには分かっていたらしい。
宇宙は、薄ぼんやりした背景輻射に満たされて熱的死を迎える。
その時には、UFOだろうがUMAだろうが、あらゆる存在が消えてなくなる。
人類?。
そんなもんがいたかどうかということさえ、はるか手前で消えてしまうに違いない。
UFOに乗ってたやつらが、ちっとばかり頭が良くって、多少金回りがいいからといって、大した違いはないのだ。
我々は、泡沫(うたかた)の存在だ。
だからこそ、尊いし、貴いのだ。
浮沈子は、そう信じている。
今日から12月になった。
出歩かないからわからないが、町はクリスマスのデコレーションで溢れているだろう。
天からもたらされた嬰児を祝う季節だ。
まあ、宇宙人だったかもしれないしな。
乗ってきたのは、確かにクリスマスツリーに似てたかもしれないUFOだったりして!。
「クリスマスツリーが出た!」
言い得て妙かもな・・・。
もう一つの史上2位 ― 2018年12月01日 15:55
もう一つの史上2位
コンゴ民主共和国(DRC)北東部のエボラ流行が気になって仕方ない今日この頃。
普通なら、そろそろ勢いが衰え、感染者の監視網も行き届いて、終息の兆しが見え始めてもいいころだ。
事実、今年の春先に同国北西部で発生したエボラ流行は数か月で抑え込まれている。
400人を超える感染者を出し、感染規模で史上2位に躍り出たばかりだが、もう一つの史上2位が見えてきている。
そう、悲しい話だが、死者数でも歴代2位に迫りつつあるのだ。
Latest numbers as of 28 November 2018:
Total cases: 426
- Confirmed cases: 379
- Probable cases: 47
Deaths: 245
- Confirmed: 198
- Probable: 47
認定されている死者数は245人。
(Ebola virus disease:Table: Chronology of previous Ebola virus disease outbreaks参照)
http://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/ebola-virus-disease
現在は、推定で1万1千人を超える死者を出してしまった2014-2016年の西アフリカ地域での流行、1976年(280人)、1995年(254人)のDRC(当時のザイール)での2度の流行に次ぐ第4位だ(WHOのリストには2017年以降が抜けているが、死者100人を超える様な大規模流行はない)。
(List of Ebola outbreaks)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Ebola_outbreaks
今の状況が続けば、1995年の流行を抜いて第3位になるのは時間の問題だし、1976年の流行時に達する可能性も高い。
ザイール株は、従来から致死率が高いと言われている。
スーダン株が概ね40パーセントから70パーセント程度であるのに対して、ある程度の規模で発生している事例を見ても、多くは70パーセントから90パーセント程度だ。
もちろん、いくつかの例外はある。
今回は、今のところ60パーセント程度で推移している。
感染者規模が既に史上2位になっていても、死者数で4位に留まっている所以だ。
死者数を追うというのは辛い話だ。
特に、高い致死率のエボラは、十分な治療を受けられたとしても、生存者は半数程度になる。
今までと異なり、治験中のワクチンが投入され、感染者を中心としたリングワクチン接種が広範囲に行われているにもかかわらず、それでも高い致死率を記録し続け、感染の拡大を止められないでいる。
治安上の問題や地域住民の協力が十分に得られないこと、国内の政治的対立など、もっともらしい理由はいくらでも付けられるんだろうが、それらを一朝一夕に解決することは出来ない。
出来るくらいなら、とっくにやっているだろう。
人間の根深い不信や対立のスキを突くように、疫病は蔓延している。
まるで、その愚かさをあざ笑うかのように。
しかし、それはあくまでも人間側の思い込みに過ぎない。
エボラウイルスに意識があったり、戦術や戦略があるわけでもない。
人間は、互いに寄り添い、親しく触れ合って生きる動物だ。
残念ながら、密林の奥に潜む自然宿主のように、エボラと共存して生きることは出来ない。
少なくとも、今のところは。
人間の特性とエボラの特性が合わないという、それだけの話だが、そのために多くの命が失われる。
それを防ぐためには、一時的にせよ、人間としての寄り添いや触れ合いを絶たなければならない。
それが、保守的な生活様式を尊ぶ社会に受け入れがたいというのは、ある意味で当然のことだ。
それを、野蛮だとか遅れているなどとあざ笑うことに意味はない。
愚かなのは、笑っている方だな。
分かってないと呆れられるのが落ちだ。
既に、状況は深刻だ。
時間との戦いが始まっている。
エボラの拡散に防御が追い付けるかどうか。
ワクチンの投与が効果的に働くなら、仮に感染者の周囲で再感染しても、抗体が機能して重症化を避けられたり、死亡率を低下させられるなどのデータが見えて来てもよさそうな話だ。
一時的に死亡率が下がって見えたりするのは、感染確定者の増加速度が死者のそれを上回っているからかもしれない。
いい傾向じゃない。
海外の報道などで伝えられる現地の状況は、楽観的とは程遠い。
公的な保健センターで、注射を介した感染が起こり、埋葬前の死体が奪還され、CDCの専門家は現地から全面撤退し、国連の安全保障監視団は武装勢力に攻撃され、医療スタッフのエボラ感染が続いている。
ボロボロだな。
地域の大都市圏での感染も報告され、放っておけば手が付けられないことになりかねない。
世界は息を潜めて、感染者数に続く死者数における史上2位浮上を見守っている。
MSFはビュテンボに拠点を作ろうと検討しているようだが、そこからアラートが発せられた時は、今回の感染が新たな段階に入ったことになる。
ジリジリと増え続ける今の状況は、嵐の前の静けさかもしれない・・・。
コンゴ民主共和国(DRC)北東部のエボラ流行が気になって仕方ない今日この頃。
普通なら、そろそろ勢いが衰え、感染者の監視網も行き届いて、終息の兆しが見え始めてもいいころだ。
事実、今年の春先に同国北西部で発生したエボラ流行は数か月で抑え込まれている。
400人を超える感染者を出し、感染規模で史上2位に躍り出たばかりだが、もう一つの史上2位が見えてきている。
そう、悲しい話だが、死者数でも歴代2位に迫りつつあるのだ。
Latest numbers as of 28 November 2018:
Total cases: 426
- Confirmed cases: 379
- Probable cases: 47
Deaths: 245
- Confirmed: 198
- Probable: 47
認定されている死者数は245人。
(Ebola virus disease:Table: Chronology of previous Ebola virus disease outbreaks参照)
http://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/ebola-virus-disease
現在は、推定で1万1千人を超える死者を出してしまった2014-2016年の西アフリカ地域での流行、1976年(280人)、1995年(254人)のDRC(当時のザイール)での2度の流行に次ぐ第4位だ(WHOのリストには2017年以降が抜けているが、死者100人を超える様な大規模流行はない)。
(List of Ebola outbreaks)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Ebola_outbreaks
今の状況が続けば、1995年の流行を抜いて第3位になるのは時間の問題だし、1976年の流行時に達する可能性も高い。
ザイール株は、従来から致死率が高いと言われている。
スーダン株が概ね40パーセントから70パーセント程度であるのに対して、ある程度の規模で発生している事例を見ても、多くは70パーセントから90パーセント程度だ。
もちろん、いくつかの例外はある。
今回は、今のところ60パーセント程度で推移している。
感染者規模が既に史上2位になっていても、死者数で4位に留まっている所以だ。
死者数を追うというのは辛い話だ。
特に、高い致死率のエボラは、十分な治療を受けられたとしても、生存者は半数程度になる。
今までと異なり、治験中のワクチンが投入され、感染者を中心としたリングワクチン接種が広範囲に行われているにもかかわらず、それでも高い致死率を記録し続け、感染の拡大を止められないでいる。
治安上の問題や地域住民の協力が十分に得られないこと、国内の政治的対立など、もっともらしい理由はいくらでも付けられるんだろうが、それらを一朝一夕に解決することは出来ない。
出来るくらいなら、とっくにやっているだろう。
人間の根深い不信や対立のスキを突くように、疫病は蔓延している。
まるで、その愚かさをあざ笑うかのように。
しかし、それはあくまでも人間側の思い込みに過ぎない。
エボラウイルスに意識があったり、戦術や戦略があるわけでもない。
人間は、互いに寄り添い、親しく触れ合って生きる動物だ。
残念ながら、密林の奥に潜む自然宿主のように、エボラと共存して生きることは出来ない。
少なくとも、今のところは。
人間の特性とエボラの特性が合わないという、それだけの話だが、そのために多くの命が失われる。
それを防ぐためには、一時的にせよ、人間としての寄り添いや触れ合いを絶たなければならない。
それが、保守的な生活様式を尊ぶ社会に受け入れがたいというのは、ある意味で当然のことだ。
それを、野蛮だとか遅れているなどとあざ笑うことに意味はない。
愚かなのは、笑っている方だな。
分かってないと呆れられるのが落ちだ。
既に、状況は深刻だ。
時間との戦いが始まっている。
エボラの拡散に防御が追い付けるかどうか。
ワクチンの投与が効果的に働くなら、仮に感染者の周囲で再感染しても、抗体が機能して重症化を避けられたり、死亡率を低下させられるなどのデータが見えて来てもよさそうな話だ。
一時的に死亡率が下がって見えたりするのは、感染確定者の増加速度が死者のそれを上回っているからかもしれない。
いい傾向じゃない。
海外の報道などで伝えられる現地の状況は、楽観的とは程遠い。
公的な保健センターで、注射を介した感染が起こり、埋葬前の死体が奪還され、CDCの専門家は現地から全面撤退し、国連の安全保障監視団は武装勢力に攻撃され、医療スタッフのエボラ感染が続いている。
ボロボロだな。
地域の大都市圏での感染も報告され、放っておけば手が付けられないことになりかねない。
世界は息を潜めて、感染者数に続く死者数における史上2位浮上を見守っている。
MSFはビュテンボに拠点を作ろうと検討しているようだが、そこからアラートが発せられた時は、今回の感染が新たな段階に入ったことになる。
ジリジリと増え続ける今の状況は、嵐の前の静けさかもしれない・・・。
補遺 ― 2018年12月01日 21:28
補遺
(補遺)
https://kotobank.jp/word/%E8%A3%9C%E9%81%BA-626774
「もれたりした事柄をあとからおぎない加えること。また、そのもの。」
以下の風疹ワクチンの記事を読んで、浮沈子の頭に浮かんだのは、まさにこの言葉だった。
(風疹の予防接種、免疫ない39~56歳男性を原則無料へ)
https://www.asahi.com/articles/ASLCY5CVTLCYULBJ00M.html
「免疫がない39~56歳の男性を原則無料の定期接種の対象にする方向で検討」
「抗体検査を受け、免疫が十分ではないと判明した人を対象にする。」
「抗体検査も、この年齢層の男性を年度内にも無料化する方針。」
国策に寄りそう朝日ならではの記事だ。
「制度変更の影響で39~56歳の男性は定期接種を一度も受けておらず、抗体保有率は約80%にとどまる。」
画像の図を見ていただくと分かるように、国際的に標準となっている2回の定期接種を受けていないのは、今回対象者とされている人々だけではない。
また、抗体保有率約80%といっても、HI法で8倍以上の割合なわけで、一般的に免疫有りとされる32倍以上を基準とすれば、激減することは間違いない。
さらに、飽きれた記述もある。
「感染拡大を防ぐため、厚労省は、東京五輪・パラリンピックがある2020年までにこの年齢層の抗体保有率85%を目指す。」
風疹撲滅とオリンピックの間には、合理的には何の関係もない。
感染症対策としての目標は、2020年度までとなっていたはずだ。
2021年3月末までに排除認定を受けるということになる。
12か月の経過観察があるから、当然、2020年4月以降、土着株による感染が認められないようにするということだ。
抗体保有率を95パーセント以上に保たなければ、風疹の排除は困難だ。
今回、目標として掲げられている抗体保有率85パーセント(たぶんHI抗体価で8倍以上)というのは、排除目標の放棄、少なくとも後退とみなされても仕方あるまい。
その理由が振るっている。
「30~50代男性への拡大を検討したが、ワクチンの供給量が十分ではないことなどから対象を限定する。」
やれやれ・・・。
政策目標があって、対応を検討するのではなく、可能な対策(今期及び来期の在庫量からでっちあげたに決まってる)の中で政策目標を作らざるを得ない本末転倒な話だ。
まあ、ない袖は振れないからな。
仕方ないとはいえ、情けない話だ。
これから急いで方針を決めて大車輪で増産したとしても、出来上がるのは1年半後の2020年9月以降だろう(オリンピック終わってます)。
輸入するにしても、MRワクチンなんて、日本以外では作ってないかもしれないしな(世界ではMMRワクチンが主流だが、我が国では認可されていない)。
未認可のワクチンを定期接種するわけにはいかない。
しかし、もちろん、何もやらないよりは100倍いい(だいぶ後退したから、50倍くらいか)。
(30代〜50代の男性が風疹ワクチンを 職場での感染を防ぐために企業や国が動け!)
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/rubella-vaccine
「市民公開講座「風しんから妊婦を守るために」が開かれ、企業が対策に動くために、国が制度の裏付けを整備する必要性が訴えられました。」
画像は、この記事から戴いた。
浮沈子も参加した講習会。
今回のブログは、一連の風疹の記事の補遺として書いた。
検討されているワクチン接種も、従来の接種の漏れを補う補遺だがな。
注意すべきは、補完(足りない点を補って完全にすること)ではないことだ。
図の黄色と赤に色分けされた全ての対象者に接種すべきだし、その際に抗体検査をどーしてもするというなら、抗体価の評価基準を合理的に(ワクチンの在庫量とかからではなく)決める必要があるだろう。
それだって、抗体価の経年劣化によるワクチン効果の減少は考えていない。
自然感染によるブースター効果が起こらない、或いは起こりにくい状況を、人類は経験していないからな。
補完とはとても言えない。
制度設計は難しそうだが、仕方ない。
実施に当たっては、混乱が起こらないようにしなければならない。
ワクチンの接種歴や、抗体価の管理をどうするかも問題だ。
せっかくマイナンバー制度とかあるんだから、データを国(または地方自治体)が管理することにしてはどうか。
現在のように個人管理にしていたら、またワケワカになるに決まっている。
その都度、抗体検査を受けなければならなくなる。
抗体価が経年劣化していくことを考えれば、それも一つの方法だろうが、効率が悪いことには違いない。
そっち(データベース作る方)も、金がかかりそうな気がするけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
余り書くと、だらだらするしな。
補遺だからな・・・。
補完じゃないし・・・。
何か漏れていれば、また書く。
(補遺)
https://kotobank.jp/word/%E8%A3%9C%E9%81%BA-626774
「もれたりした事柄をあとからおぎない加えること。また、そのもの。」
以下の風疹ワクチンの記事を読んで、浮沈子の頭に浮かんだのは、まさにこの言葉だった。
(風疹の予防接種、免疫ない39~56歳男性を原則無料へ)
https://www.asahi.com/articles/ASLCY5CVTLCYULBJ00M.html
「免疫がない39~56歳の男性を原則無料の定期接種の対象にする方向で検討」
「抗体検査を受け、免疫が十分ではないと判明した人を対象にする。」
「抗体検査も、この年齢層の男性を年度内にも無料化する方針。」
国策に寄りそう朝日ならではの記事だ。
「制度変更の影響で39~56歳の男性は定期接種を一度も受けておらず、抗体保有率は約80%にとどまる。」
画像の図を見ていただくと分かるように、国際的に標準となっている2回の定期接種を受けていないのは、今回対象者とされている人々だけではない。
また、抗体保有率約80%といっても、HI法で8倍以上の割合なわけで、一般的に免疫有りとされる32倍以上を基準とすれば、激減することは間違いない。
さらに、飽きれた記述もある。
「感染拡大を防ぐため、厚労省は、東京五輪・パラリンピックがある2020年までにこの年齢層の抗体保有率85%を目指す。」
風疹撲滅とオリンピックの間には、合理的には何の関係もない。
感染症対策としての目標は、2020年度までとなっていたはずだ。
2021年3月末までに排除認定を受けるということになる。
12か月の経過観察があるから、当然、2020年4月以降、土着株による感染が認められないようにするということだ。
抗体保有率を95パーセント以上に保たなければ、風疹の排除は困難だ。
今回、目標として掲げられている抗体保有率85パーセント(たぶんHI抗体価で8倍以上)というのは、排除目標の放棄、少なくとも後退とみなされても仕方あるまい。
その理由が振るっている。
「30~50代男性への拡大を検討したが、ワクチンの供給量が十分ではないことなどから対象を限定する。」
やれやれ・・・。
政策目標があって、対応を検討するのではなく、可能な対策(今期及び来期の在庫量からでっちあげたに決まってる)の中で政策目標を作らざるを得ない本末転倒な話だ。
まあ、ない袖は振れないからな。
仕方ないとはいえ、情けない話だ。
これから急いで方針を決めて大車輪で増産したとしても、出来上がるのは1年半後の2020年9月以降だろう(オリンピック終わってます)。
輸入するにしても、MRワクチンなんて、日本以外では作ってないかもしれないしな(世界ではMMRワクチンが主流だが、我が国では認可されていない)。
未認可のワクチンを定期接種するわけにはいかない。
しかし、もちろん、何もやらないよりは100倍いい(だいぶ後退したから、50倍くらいか)。
(30代〜50代の男性が風疹ワクチンを 職場での感染を防ぐために企業や国が動け!)
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/rubella-vaccine
「市民公開講座「風しんから妊婦を守るために」が開かれ、企業が対策に動くために、国が制度の裏付けを整備する必要性が訴えられました。」
画像は、この記事から戴いた。
浮沈子も参加した講習会。
今回のブログは、一連の風疹の記事の補遺として書いた。
検討されているワクチン接種も、従来の接種の漏れを補う補遺だがな。
注意すべきは、補完(足りない点を補って完全にすること)ではないことだ。
図の黄色と赤に色分けされた全ての対象者に接種すべきだし、その際に抗体検査をどーしてもするというなら、抗体価の評価基準を合理的に(ワクチンの在庫量とかからではなく)決める必要があるだろう。
それだって、抗体価の経年劣化によるワクチン効果の減少は考えていない。
自然感染によるブースター効果が起こらない、或いは起こりにくい状況を、人類は経験していないからな。
補完とはとても言えない。
制度設計は難しそうだが、仕方ない。
実施に当たっては、混乱が起こらないようにしなければならない。
ワクチンの接種歴や、抗体価の管理をどうするかも問題だ。
せっかくマイナンバー制度とかあるんだから、データを国(または地方自治体)が管理することにしてはどうか。
現在のように個人管理にしていたら、またワケワカになるに決まっている。
その都度、抗体検査を受けなければならなくなる。
抗体価が経年劣化していくことを考えれば、それも一つの方法だろうが、効率が悪いことには違いない。
そっち(データベース作る方)も、金がかかりそうな気がするけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
余り書くと、だらだらするしな。
補遺だからな・・・。
補完じゃないし・・・。
何か漏れていれば、また書く。
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