ファルコンシリーズの打ち上げで振り返るこの1年2018年12月15日 13:50

ファルコンシリーズの打ち上げで振り返るこの1年
ファルコンシリーズの打ち上げで振り返るこの1年


まだ1機残ってるんだが、12月も半ばとなり、あまりネタもないのでちょっと見てみることにする。

(List of Falcon 9 and Falcon Heavy launches:Past launches:2018)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Falcon_9_and_Falcon_Heavy_launches#2018

「凡例:
・Flight №:Date and time (UTC):
Version,Booster:
Launch site:
Payload:
Payload mass:
Orbit:
Customer:
Launch outcome:
Booster landing:
コメント(自動翻訳のまま):

47:January 8, 2018, 01:00:
F9 B4 B1043.1:
CCAFS SLC-40:
Zuma:
Classified:LEO:
Northrop Grumman:
Success(payload status unclear):Success(ground pad):
ミッションは2ヶ月近く延期されていた。名目上の打ち上げに続き、第1段階のブースターの回復は、17回目の回復を続けました。噂は、衛星が第二段階から分離するために失敗したかもしれないようにペイロードが、失われたと思われたによりSpaceX社は、それらのロケットは公称行うことを発表するノースロップグラマン製ペイロードアダプタの障害に。任務の分類された性質は、確認された情報がほとんどないことを意味する。(more details below)

・48:January 31, 2018, 21:25:
F9 FT B1032.2:
CCAFS SLC-40:
GovSat-1 / SES-16:
4,230 kg(9,330 lb):
GTO:
SES:
Success:
Controlled(ocean):
分類されたNROL -76ミッションのブースターを2017年5月に再利用した。3つのエンジンを使用した実験的な軟質海上着陸に成功した後、ブースターは意外にもそのまま残ったが、回復は試みられず、その後ブースターは破壊された。

・FH 1:February 6, 2018, 20:45:
B1023.2 (side) KSC LC-39A:
Elon Musk's Tesla Roadster:
~1,250 kg(2,760 lb):
Heliocentric0.99–1.67AU(close to Mars transfer orbit):
SpaceX:
Success:
Success(ground pad)
Heavy coreB1033Failure(drone ship)
B1025.2(side) ♺Success (ground pad)
(Thaicom 8 およびCRS-9 ミッションからの)サイドブースターとして回収された 2つのFalcon 9コアを使用したFalcon Heavyの Maiden飛行と、2つの追加荷重に耐えられるように改良されたBlock 3ブースターサイドブースター。1月24日に行われた静的な火災試験は、初めて27個のエンジンが一緒に試験された。打ち上げは成功であり、サイドブースターは、隣接する接地パッドに同時に着弾しました。 TEA - TEBのために中央コアのドローン船の着陸に失敗した化学的点火装置が使い果たされ、2つのエンジンが再始動しないようにする。着陸の失敗は近くの無人機船に損傷を与えた。第二段階の後に太陽中心火星 - 地球軌道への最終燃焼を行い、ペイロードをヴァンアレンベルトを通して6時間巡航した。その後、エロンムスクは、第三の燃焼が正常に完了したことをツイートとJPLのHORIZONSのシステムが有する軌道の第二段階とペイロードを示し遠日点 1.67 AUの。 それは230万の同時ビューに達し、YouTubeで史上二番目に見たライブストリームになったとして、ライブウェブキャストは、非常に人気を証明しました。10万人以上の来場者がスペースコーストに来て、打ち上げを直接見ていると考えられています。(more details below)

・49:February 22, 2018 14:17:
F9 FT B1038.2:
VAFB SLC-4E:
Paz, Tintin A & B:
2,150 kg(4,740 lb):
SSO:
Hisdesat, exactEarth, SpaceX:
Success:
No attempt:
ブロック3の最初のステージの最後の飛行。Formosat -5ミッションのブースターを再利用しました。ラパス(平和)は、スペイン初のスパイ衛星であるドイツのSAR艦隊と星座に運営されますTSXとTDX。 また、ロケットは、それらの今後のための2つのSpaceX社の試験衛星を行う低地球軌道における通信ネットワーク。この芯は着陸脚なしで飛行し、海上で消費された。また、Steven氏による最初の復旧試行で、アップグレードされたペイロードフェアリング2.0乗組員はネットを装備しています。フェアリングは狭くボートを逃したが、柔らかい水上着陸を達成した。

・50:March 6, 2018 05:33:
F9 B4 B1044:
CCAFS SLC-40:
Hispasat 30W-6, PODSat:
6,092 kg(13,431 lb):
GTO:
Hispasat, NovaWurks:
Success:
No attempt:
スペインのcommsatは、SpaceXが2018年3月現在、「ほぼバスのサイズ」で飛行していた最大の衛星です。無人機の着陸が計画されたが、不利な気象条件のために廃棄された。 SpaceX社は、フェアリングの加圧との打ち上げと競合との以前の問題後、さらなる遅延を防止するための場所に着陸脚とチタングリッドフィンを左GOES-S 。

・51:March 30, 2018 14:14:
F9 B4 B1041.2:
VAFB SLC-4E:
Iridium NEXT-5(10 satellites):
9,600 kg(21,200 lb):
Polar LEO:
Iridium Communications:
Success:
No attempt:
第5イリジウムNEXTの10機の衛星打ち上げは、第3イリジウム飛行から改装されたブースターを使用した。最近のリフローブースターと同様に、SpaceXは第1段階の制御された降下を使用してより多くのブースター回復オプションをテストしました。SpaceX社は、特別に変更ボート使用してフェアリングの半分の第2の回収しようと計画された氏はスティーブンを、が、半分のボートを逃しフェアリングにつながっねじれパラフォイルを、。

・52:April 2, 2018 20:30:
F9 B4 B1039.2:
CCAFS SLC-40:
SpaceX CRS-14:
2,647 kg(5,836 lb):
LEO (ISS):
NASA (CRS):
Success:
No attempt:
この打上げでは、改装されたブースター(CRS-12)と改装されたカプセル(CRS-8の C110 )を使用しました。外部ペイロードは、材料研究プラットフォーム含むMISSE -FF の位相3 ロボット給油ミッションのTSI、 ASIMのheliophysicsセンサ、いくつかの結晶化実験、及びRemoveDEBRISを目的としたシステムをスペースデブリの除去。ブースターが使い果たされ、SpaceXはリエントリープロファイルに関するより多くのデータを収集した。また、コスタリカの衛星、プロジェクトイラス、と第一ケニア衛星、1KUNS-PF。

・53:April 18, 2018, 22:51:
F9 B4 B1045.1:
CCAFS SLC-40:
Transiting Exoplanet Survey Satellite (TESS):
362 kg(798 lb):
HEO for P/2 orbit:
NASA (LSP):
Success:
Success(drone ship):
SpaceXによってNASAの優先順位の高い科学ミッションが開始されました。探検家プログラムの一部であるTESSは、近くの星を通過する外場の広域探索を目的とした宇宙望遠鏡です。SpaceXが主に地球観測を目的としない科学衛星を打ち上げたのは初めてのことです。2番目のステージでは、宇宙船を高い楕円軌道に配置した後、衛星自身のブースターは、2ヶ月間安定した2:1の共鳴軌道に達するように、月面フライバイを含む複雑な操縦を行う予定です月。 2018年1月、SpaceXはNASAの打ち上げサービスプログラムTESSのような「中リスク」ミッションの立ち上げに必要なFalcon 9「フルスラスト」のカテゴリー2認証。新しいブロック4ブースターの最後の打ち上げ、と第1ステージの24回目の成功した回復。主にパラシュートシステムの試験としてフェアリング回復を試みるために、打ち上げフェアリングの実験的な水上着陸が行われた。

・54:May 11, 2018 20:14:
F9 B5 B1046.1:
KSC LC-39A:
Bangabandhu-1:
3,600 kg(7,900 lb):
GTO:
Thales-Alenia/BTRC:
Success:
Success(drone ship):
最初のブロック5は、ブースターの飛行を開始します。当初、2017年12月にアリアン5の打ち上げを予定していた、それはタレス・アレニアによって建設された最初のバングラデシュの商業衛星となった。それは119°Eから15年の寿命で電気通信サービスを提供することを意図している。 第25段階で第1段階のブースターが正常に回復した。

・55:May 22, 2018 19:47:
F9 B4 B1043.2:
VAFB SLC-4E:
Iridium NEXT-6(5 satellites), GRACE-FO × 2:
6,460 kg(14,240 lb):
Polar LEO:
Iridium Communications, GFZ • NASA:
Success:
No attempt:
第6イリジウムNEXTミッションでは、Zumaから改装されたブースターを使用した。GFZ は、2015年にDnepr打ち上げ契約が解除された後、Falcon 9にGRACE-FOの乗り物をイリジウムと共に配備した。イリジウムのCEO Matt Deschは、2017年9月にGRACE-FOがこのミッションで打ち上げられることを明らかにした。ブースター再利用の転換は、飛行の間に記録的な4.5ヶ月だった。

・56:June 4, 2018 04:45:
F9 B4 B1040.2:
CCAFS SLC-40:
SES-12:
5,384 kg(11,870 lb):
GTO:
SES:
Success:
No attempt:
SES-8と同じ場所にある中東およびアジア太平洋地域の通信衛星は、SES用に建設された最大の衛星であった。ブロック4第一段階は、消費された第二段階は、より高い向かってより多くの電力を供給、ブロック5バージョンであった超同期転送軌道 58000キロ(36,000マイル)遠地点と。

・57:June 29, 2018 09:42:
F9 B4 B1045.2:
CCAFS SLC-40:
SpaceX CRS-15:
2,697 kg(5,946 lb):
LEO (ISS):
NASA (CRS):
Success:
No attempt:
ペイロードには、MISSE-FF 2、ECOSTRESS、およびラッチングエンドエフェクタが含まれています。改装されたブースターは、TESS衛星の最初の打ち上げから2.5ヶ月の期間の転換を記録した - 最も速い前回は4.5ヶ月だった。これは、着陸脚とグリッドフィンなしで大西洋に費やされたブロック4ブースターの最後の商用飛行でした。

・58:July 22, 2018 05:50:
F9 B5 B1047.1:
CCAFS SLC-40:
Telstar 19V:
7,075 kg(15,598 lb):
GTO:
Telesat:
Success:
Success(drone ship):
南米で63°西に位置することを目的としたSSLで製造された通信衛星。 Telstar 14Rを置き換える。 7075キロで、それは今まで発売し最も重い商用通信衛星となりました。これは、衛星がその初期遠地点でおおよそ17900キロで、通常GTOより低いエネルギーの軌道に打ち上げられることを必要としました。

・59:July 25, 2018 11:39:
F9 B5 B1048.1:
VAFB SLC-4E:
Iridium NEXT-7(10 satellites):
9,600 kg(21,200 lb):
Polar LEO:
Iridium Communications:
Success:
Success(drone ship):
第7回イリジウムNEXT打ち上げ、10の通信衛星。ブースターは、まだ着陸していない最悪の気象条件で無人機に安全に着陸した。 アップグレードされた4xサイズのネットを備えたStevenボートは、フェアリング回復を試みるために使用されたが、厳しい天候のために失敗した。

・60:August 7, 2018 05:18:
F9 B5 B1046.2:
CCAFS SLC-40:
Merah Putih (formerly Telkom 4):
5,800 kg(12,800 lb):
GTO:
Telkom Indonesia:
Success:
Success(drone ship):
インドネシアのcomsat は108°Eで老朽化したTelkom 1を置き換えることを意図していた Block 5バージョンのブースターの最初の光景。

・61:September 10, 2018 04:45:
F9 B5 B1049.1:
CCAFS SLC-40:
Telstar 18V / Apstar-5C:
7,060 kg(15,560 lb):
GTO:
Telesat:
Success:
Success(drone ship):
アジア太平洋に138度東にコンドサット。 18,000kmに近いアポジを持つGTO軌道に送られる。

・62:October 8, 2018 02:22:
F9 B5 B1048.2:
VAFB SLC-4E:
SAOCOM 1A:
3,000 kg(6,600 lb):
SSO:
CONAE:
Success:
Success(ground pad):
アルゼンチンの地球観測衛星はもともと2012年に打ち上げられることを意図していた。ウエストコーストの地上パッドを着陸地として初めて使用。

・63:November 15, 2018 20:46:
F9 B5 B1047.2:
KSC LC-39A:
Es'hail 2:
5,300 kg(11,700 lb):
GTO:
Es'hailSat:
Success:
Success(drone ship):
Qatari comsatは26°Eに位置しました。この打ち上げでは、ステージの推進剤タンクを加圧するためにヘリウムの保管に使用された再設計されたCOPVが使用されました。SpaceXは、2016年9月のパッド爆発後にこれらのCOPVを再設計し、将来の商用クルーの任務のためにNASAの安全要件を満たすことができました。

・64:December 3, 2018 18:34:05:
F9 B5 B1046.3:
VAFB SLC-4E:
Spaceflight SSO-A (SmallSat Express):
3,000 kg(6,600 lb):
SSO:
Spaceflight Industries:
Success:
Success(drone ship):
Rideshareミッション 2つのシェルパディスペンサー64個の小型衛星、展開を含むCROPIS:Euのドイツ語DLRオランダHIBERグローバルのため、HIBER-2 ブラジルためITASAT-1 InstitutoTecnológicode Aeronutica、 Planet Labsの高解像度SkySatイメージング衛星2台、 NASAのELaNa 24の2つの高校CubeSatsの一部です。カザフスタンはファルコン9を使用して2つの衛星を打ち上げることにしました。バイコヌール宇宙飛行士が自らの国境内で宇宙打ち上げ施設を建設する。ブースターが3回目の飛行に使用されたのはこれが初めてでした。

・65:December 5, 2018 18:16:
F9 B5 B1050.1:
CCAFS SLC-40:
SpaceX CRS-16:
3,000 kg(6,600 lb):
LEO (ISS):
NASA (CRS):
Success:
Failure(ground pad):
ファルコン9ブロック5での最初のCRSミッション。これは、外部ペイロードとして地球生態系ダイナミクス調査ライダー(GEDI)を実施しました。ミッションは、宇宙ステーションでの実験の1つのために腐った齧歯類の食糧によって1日遅れる。以前に飛行したドラゴン宇宙船が使命のために使用された。最初に使用されたブースターは、再エントリー時にグリッドフィンの油圧ポンプストールを経験したため、海上での制御とタッチダウンから逸脱し、段間セクションに大きなダメージを与えました。これは、地上のパッドで最初に失敗した着陸の試みでした。」

そうか、ウィキの評価では、この間の着水は失敗とカウントされているようだ(まあ、成功でないことだけは確かだからな)。

「December 18, 2018 14:11-14:35:
F9 B5 B1054.1:
CCAFS SLC-40:
GPS IIIA-01:
MEO:
U.S. Air Force:
最初のデルタIVの発売を予定し、これはのSpaceX社の最初の打ち上げでEELV級ペイロード。一段目ブースターが費やされます、顧客の要件に起因します。」

既に19機のファルコン9と1機のファルコンヘビーが上がっていて、週明けには1機のファルコン9が上がる予定だ。

今年は、少し伸び悩んだな。

大きな失敗はなく、ヘビーのセンターコアとこの間のファルコン9(ブロック5)の1段目の回収に失敗しただけ。

注目すべき打ち上げは、年初のズーマ(フライトナンバー46)、2月6日のファルコンヘビーのテストフライト、スターリンクのテスト衛星の打ち上げ(49)、変わった軌道に打ち上げたTESS(53)、ブロック5の初打ち上げ(54)、ブロック4の最後の飛行(57)、3度目の1段目の再使用(再々使用)で64機もの衛星を打ち上げたSSO-A(64)、ブロック5での回収失敗(陸上回収の初の失敗でもある)の前回(65)などだ。

もう、回収とかが成功しても、ニュース性は乏しい。

GTOに打ち上げたといっても、何のインパクトも感じない。

それが当たり前になり、前回の回収失敗がニュースになる時代になった。

歴史が変わった年と言えよう。

次回の打ち上げは、中軌道への直接投入(未確認)とかで、1段目の回収は行われない。

ブロック5では、初の使い捨て運用となる。

それがニュースになる時代になった。

まあいい。

来年は、更に有人飛行への挑戦ということになる。

民間の宇宙船が、ISSに人間を運ぶ。

高度な安全性を確保し、新たな運用で時代を切り開いていくのだ。

まあ、それ程のものかどうかは知らない。

しかし、バージンギャラクティックが弾道飛行を成功させたとかいう話とは、技術的難易度の桁が違う話だからな。

その話は、稿を改めて年明けに書こうか。

来年は、ファルコンヘビーの商業利用も始まる。

新しい展開は、その程度だろうな。

後は、BFR(なんか別の名前になったようですが)の開発ネタくらいか。

(イーロン・マスク、巨大ロケットBFRを大幅改良か ── 名前は「Starship」と「Super Heavy」に変更)
https://www.businessinsider.jp/post-179961

スペースX自体も、大きく変わろうとしているのかもしれない。

押しも押されぬ打ち上げロケット企業としての地位を確保し、更にその先を目指そうとしている。

ぶっ飛んだCEOの不規則発言は別にして、堅実な宇宙企業として、新しい姿に脱皮する。

浮沈子は、BFRの開発が順調にいくとは見ていない。

紆余曲折を経て、あと10年くらいはかかると思っている。

前にも書いたが、BFRには複数のバージョンが設定される可能性もある。

大きいのとか、小さいのとか。

旅客用、貨物用、タンカー用の用途別の設定もあるしな。

それとは別に、開発用のバージョンが設定される可能性もある。

それは、パワードランディング開発用に設定されたグラスホッパーのようなものかもしれない。

2段目の完全再使用のハードルは、1段目よりもはるかに高い。

大気圏外から、軌道速度で再突入させて回収するには、空力的な工夫が必要になる。

結局、リフティングボディ形状でかなりのところまで減速し、最後のところだけパワードランディングにするという公算が高い。

実際にどうなるかは分からないが、物理の法則は公平だからな。

スペースX専用の、魔法のような方式はないのだ。

まあ、どうでもいいんですが。

今年もあと2週間余り。

今日は、これから年明けの宮古島ツアーのパッキングに勤しむ。

その前に、一休みしてからにすっかな。

余り気乗りがしないんだがな。

今日はパスして、明日でもいいんだけどな。

ズルズルと先延ばしにしそうな予感・・・。