静止遷移軌道+静止軌道+月遷移軌道2018年12月28日 23:57

静止遷移軌道+静止軌道+月遷移軌道
静止遷移軌道+静止軌道+月遷移軌道


GTO+GEO+TLIということなんだが、まあ、GTOはともかくとして、GEOとか、ましてやTLIなんてのは、あまりなじみがない。

(SpaceX nears Falcon 9’s first commercial interplanetary launch: a private)
https://www.teslarati.com/spacex-falcon-9-commercial-moon-lander-interplanetary-launch/

「Beresheet( "Genesis"のヘブライ語)、約600kgの小型月着陸船には、Spaceflight Industriesが管理する革新的な新しい乗り物共有技術も加わり、小型衛星(100kg以下)の顧客に潜在的にPSN-6のような大型静止通信衛星と一緒にタグ付けして、乗り物や専用打ち上げでさえ日常的にアクセス可能なものよりはるかに高い軌道に到達する能力。」(ほぼ自動翻訳のまま:以下同じ)

やや分かりづらいので、ファルコンシリーズの打ち上げリストからも引用する。

(List of Falcon 9 and Falcon Heavy launches:2019)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Falcon_9_and_Falcon_Heavy_launches#2019

「・日付と時刻(UTC):
・バージョン:
・打ち上げサイト:
・ペイロード:
・軌道:
・顧客:
・コメント:

・2019年2月13日:
・F9 B5:
・CCAFS SLC-40:
・PSN-6、Beresheet Moon lander、いくつかのペイロードを持つSHERPAディスペンサー:
・GTO、TLI、GEO:
・PSN、SpaceIL / IAI、Spaceflight Industries:
・PSN-6は、打ち上げ質量が約5000 kgで、東経146°に位置することを計画されている民間のインドネシア人戦闘機であり、軌道上昇とステーション維持のための電気推進を備えています。
Beresheet(最初に呼ばれる月着陸船スパロウは、)の候補の一つだったGoogleの月面X-賞、開発者、SpaceIL 10月2015年SpaceX社と打ち上げ契約を確保していたに分離した後超同期遷移軌道6万キロの遠地点で、Beresheetは、自身の力でその軌道を発生させます2ヶ月以上。
打ち上げ質量は燃料を含め585kgである。」

なんか、全然わかりやすくならないんだがな。

こういう時に頼りになるのは、例によってこのページ。

(Falcon-9:下の方のリスト参照)
https://space.skyrocket.de/doc_lau/falcon-9.htm

「planned launches:
・Falcon-9 v1.2 b5:
・xx.01.2019(実際は2月):
・CC(ケープカナベラル):
・PSN 6 / Beresheet / (multiple small payloads)」

(PSN 6 (Nusantara Satu))
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/psn-6.htm

「SSLによって構築されたインドネシアの静止通信衛星です。」

「・Nation: Indonesia
・Type / Application: Communication
・Operator: PT Pasifik Satelit Nusantara
・Contractors: Space Systems/Loral (SS/L)
・Equipment: 38 C-band high-throughput transponders, 18 Ku-band high-throughput transponders
・Configuration: SSL-1300
・Propulsion: ?(電気推進)
・Power: 2 deployable solar arrays, batteries
・Lifetime: 15 years
・Mass: ~ 5000 kg
・Orbit: GEO」

「SSLのSSL-1300衛星プラットフォームは、幅広いアプリケーションと技術の進歩に柔軟性を提供し、15年以上にわたってサービスを提供するように設計されています。軌道を上げるために電気推進を使用します。」

(Beresheet (SpaceIL Lunar Lander))
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/spaceil-lunar-lander.htm

「イスラエルの非営利団体SpaceILが開発した月面着陸船です。」

(SHERPA (space tug))
https://en.wikipedia.org/wiki/SHERPA_(space_tug)

「小型の二次ペイロードを配置する前に目的の位置に飛ばすように設計された、市販の衛星ディスペンススペースタグ(キックステージとも呼ばれます)です。」

打ち上げられるペイロードは3つ(とりあえず)。

何の変哲もない静止軌道衛星、月着陸船、ワケワカの小型衛星放出ステージ。

インドネシアの静止軌道衛星は、通常通りGTOに投入されて、電気推進でえっちらおっちら軌道を変えていく(たぶん)。

これは、まあ、どうでもいいんですが。

ややっこしいのは、月着陸船だな。

「地球周回軌道から離れて月への軌跡を描くことを可能にする推進システムを持っています。」

ウィキのリストによれば、TLIに投入されることになる。

(Trans-lunar injection)
https://en.wikipedia.org/wiki/Trans-lunar_injection

「トランス月面注入(TLIは)ある推進操縦設定するために使用する宇宙船を上軌道それが到着するようになります月。」(ワケワカ・・・)

オペレーションの解説を読んだ方が、イメージできるかも。

「宇宙船はTLIを実行して、地球の周りの低い円形の駐車軌道から月の移動を始めます。」

「通常、化学ロケットエンジンによって行われる大規模TLI 燃焼は、宇宙船の速度を増し、その軌道を円形の低地球軌道から高度に偏心した軌道に変えます。」

「宇宙船が月面移動弧を惰走し始めると、その軌道は遠地点で地球の周りの楕円軌道に近づく月の軌道の半径の近く。」

「TLIの燃焼は、地球の周りを回転する月を正確に狙うような大きさとタイミングで行われます。」

「月が近づくにつれて宇宙船が遠地点に近づくように、火傷のタイミングがとられている。」

「最後に、宇宙船は月の影響圏に入り、双曲線の月を振り回します。」

TLIは、投入される軌道の名称ではなく、駐車軌道からホーマン軌道へ移るオペレーションのことを指すようだ(そうなのかあ?)。

2月の打ち上げの時に、どういうタイミングで投入するのか、GTOへの投入のタイミングとの調整がどうなるのかは知らない。

最後は、ワケワカの「いくつかのペイロードを持つSHERPAディスペンサー」というやつで、先ごろファルコン9で64機もの衛星を無事に投入した上段ロケットだ。

2月の打ち上げで、何機の衛星を投入するかは知らないが、GEO(地球同期軌道:そのうち傾斜角0度が静止軌道)に上げるという、おそらくあまり例がない打ち上げになる。

(SPACEFLIGHT OFFERS RIDESHARE LAUNCHES TO GEOSYNCHRONOUS TRANSFER ORBIT)
https://www.spaceflightindustries.com/2018/09/11/spaceflight-offers-rideshare-launches-to-geosynchronous-transfer-orbit/

「このFalcon 9 GTO rideshareミッションのマニフェストは完全にいっぱいです。」

大人気だな。

「それは、月面で宇宙船を着陸させるためにGoogle Lunar XPrizeで競合していたイスラエルの非営利団体SpaceILからの無人月面探査機と一緒にいくつかの未公開ペイロードを備えています。」

「最初のRideshare衛星はGTOで分離され、次にSSLホストの宇宙船はGeostationary Orbit(GEO)に進み、残りのRideshare衛星が分離されます。」

いまいち、ピンとこない。

「私たちは、SpaceflightとSpaceXのチームとして働いて、最終的に月への注入を達成するという独自のミッションを可能にしています。その前に、主要通信衛星の静止軌道に向かう途中で他のペイロードを落とします。」

余計ワケワカ・・・。

衛星投入の運用については、何かわかったらまた書く。

記事中のSSLというのは、インドネシアの衛星を作成したスペースシステムローラルのこと。

老舗だな。

この打ち上げは、いろいろな意味で考えさせられる。

スペースラボのエレクトロンでは、こういう運用はできない。

小型ロケットの限界でもある。

打ち上げロケットの世界では、大は小を兼ねるわけだ。

ファルコンヘビーの再使用が安定的に行われるようになれば、静止衛星を2機まとめて打ち上げるような芸当も出来るしな。

そうしたら、ファルコン9の方がお蔵入りしてしまうかもしれない。

コスト効率は、遥かにいいということになる。

2段目(フェアリングも)は、使い捨てだからな。

1段目を3機使ったとしても、2段目が1機で済むならその方がいい(未確認)。

小型ロケットでは、逆立ちしても打ち上げられない静止軌道への小型衛星の投入という芸当が出来るし、今回のように、ふつーの静止衛星と抱き合わせで打ち上げることで、ロケットの能力を最大に活用することが出来る。

むしろ、静止衛星の方が、軌道が限られていることもあって、相乗りには適性があるかも知れない。

その代わり、上段には高機能のロケットを手配する必要がある。

今回、どういうタイプが使われることになるかは分からないが、燃料搭載量が少ない小型衛星を静止軌道に送り込むわけだからな。

それなりの仕様が要求されることになる。

その辺りも何か分かったら、また書く。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
kfujitoの徒然の筆者のペンネームは、
「○○子」です。
○○を記入してください。

コメント:

トラックバック