2019年の宇宙イベント2019年01月01日 00:04

2019年の宇宙イベント
2019年の宇宙イベント


まんまの記事があったので、全面的に引用する。

(2019年の宇宙イベントを先取り!)
https://www.gizmodo.jp/2018/12/all-the-incredible-stuff-happening-in-space-in-2019.html

ただし、浮沈子的に興味ないのはパスだな。

早速リストにする。

△いちばん遠い星を見るよ!

「元旦早々、NASA無人探査機ニュー・ホライズンズが人類史上もっとも遠い天体「 ウルティマトゥーレ(未知の世界) 」に最接近します。」

「ブライアン・メイ(NASAの動画に数年前から友情出演中)が、NASAのアラン・スターン氏から依頼を受けて20年ぶりのニューシングル「ニュー・ホライズンズ」をリリース!」

注目は、ブライアンメイくらいかな(そんなあ!)。

○月の裏側にタッチダウン

「中国国家航天局(CNSA) が12月8日打ち上げに成功した月探査機 「嫦娥四号」が、1月3日には人類未踏の月の裏側に着陸を果たします。」

「2019年後半にはインド宇宙研究機関(ISRO)も国産GSLVロケットで月面探査機「チャンドラヤーン2号」を月に打ち上げます。」

中国とインドが、ガチでぶつかる。

月面戦争勃発だな・・・。

△はやぶさがリュウグウから土を持ってくるよ!

「早ければ1月には本番着陸を迎えます。」

どっちかといえば、おもりに過ぎない状況に陥っているミネルバ2-2の方が気になるんだがな(続報なし?)。

◎民間ロケット初の有人飛行!

「1月17日にはまずSpace XがFalcon 9で無人宇宙船をISSに飛ばします。」

どうやら、少しずれこむようだが、これについては先日触れたので割愛する。

「ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)も3月にアトラスVロケットで無人輸送機「CST-100 スターライナー」を初打ち上げ」

ホントに上がるのかどうかは、疑わしいと思っているんだがな。

△眠れる森のオポチュニティ

「もしこのまま復活しなければ惜しまれながら15年のミッションに終止符を打つことに。」

浮沈子的には、復活できない方に一票だな。

△火星を掘るよ!

「1月下旬か2月初旬には地中深くまで掘る作業がいよいよスタートします。」

画期的成果が出てきたら注目しよう。

△木星にじわじわ距離を縮めます!

「2019年はさらに距離を縮めていきますよ。18回目の近木点通過は2月17日、19回目は4月6日(米時間)になる予定。」

サイエンスとしての成果より、綺麗な写真で受けを狙う根性が気に入らない(って、そうなのかあ?)。

△太陽もじわじわ距離を縮めます!

「コロナの組成、太陽風発生のメカニズムに迫る新たなデータを回収しますよ。」

そこから何かが分かるまでには、20年くらいかかるんだろうな。

×アポロ月面着陸50周年!

「7月16日はアポロ11号の月面着陸からちょうど50年の節目に当たり、アメリカでは周年行事が目白押し。」

今更、アポロなんて・・・。

△第2の地球を探せ! ESAはケオプス打ち上げ

「ソユーズで宇宙まで運んで地球上空700kmの軌道に乗せ、太陽系の外にある惑星、特に地球と海王星の間のサイズの惑星を重点的に探します。」

知らなかったが、系外惑星探査は、浮沈子的には評価が低いからな。

×2019年楽しみな天体ショー

・日本時間2月20日0:54のスーパームーン
・皆既月食
・木星が太陽の反対側(衝)に到達
・天王星が太陽の反対側(衝)に到達
・金星の太陽面通過

天体ショーは、基本的に興味ないんで。

ざっと見渡すと、やはりハイライトは米国の有人宇宙飛行再開というところか。

中国とインドの月面着陸対決(って、そうなのかあ?)は、実力差があり過ぎて興味ないしな。

月面探査では、イスラエルとドイツで、民間の動きがあるから、そっちも併せて注目だな。

来年は、不作の年だ。

火星はちょうど反対側に行っちまってるからな。

再来年になれば、またマーズ2020で突っ込めるんだがな。

インサイトじゃ、地味過ぎて・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

ミネルバ2-2が気になるんだがな。

情報が出てこない。

まあ、まだ時間はあるからな(投下は、来年の夏だそうです)。

同じおもりでも、漬物石なら時間を掛ければ効果は期待できるが、リュウグウの重力じゃあどうしようもないだろうな。

やれやれ・・・。

ギズモードがイベントとして取り上げたうち、既に打ち上げられているものを除くと、インドのチャンドラヤーン2、米国の民間有人宇宙船、ESAのケオプスしかない。

さびしい限りだ・・・。

(CHEOPS)
https://en.wikipedia.org/wiki/CHEOPS

「CHEOPSの主な目的は、地上の分光測量によって既に質量推定値が得られている太陽系外惑星の半径を正確に測定することです。太陽系外惑星の質量とサイズの両方を知ることで、科学者は惑星の密度を決定することができ、したがって、それらが気体か岩石かなど、おおよその構成を決定することができます。」(自動翻訳のまま:以下同じ)

新発見とかではなく、既知の系外惑星を精密観測するという地道な話だ。

玄人受けはするんだろうが、ミッションとしての面白みには欠ける。

ウィキの件名の自動翻訳が「チープ」となってしまうのには笑えた。

まあいい。

もちろん、CHEOPS(CH aracterising E x OP lanets S atellite)の頭字語(アクロニム)は、ギザのピラミッドで有名なクフ王から来ている。

(クフ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%95

「ギーザの大ピラミッドを建造させた人物であるとされている。」

「西欧圏ではクフはケオプス(Khêops または Cheops ,[ˈkiːɒps], KEE-ops; ギリシア語: Χέοψ)という名前で良く知られている。」

なんでそんなのを、衛星の名前にしたのかは知らない。

系外惑星描写衛星とかでもいいじゃん(まんまや)。

記事を書いているうちに、新年が来てしまったので、とりあえずアップする。

(史上初! 新年はニューホライズンズ探査機のカイパーベルト天体観測で幕開け:追加)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20190101-00109750/

んーなしぃ、がんばらや~(みんなでがんばろうね)2019年01月07日 07:43

んーなしぃ、がんばらや~(みんなでがんばろうね)
んーなしぃ、がんばらや~(みんなでがんばろうね)


宮古島ダイビングツアーから帰ってきた。

暖かい南の島から、極寒の東京へ。

帰りたくなかったけど・・・。

まあ、そうもいかないからな。

一応、ダイビングツアーだから、潜ったポイントを記しておく(数字は、解説ページの地図中の番号)。

1日目(1月2日):
・JDC:赤21
・ツインケーブ:赤18

2日目(1月3日):
・なるほど☆ザ☆ケーブ:赤16
・中の島チャネル:赤10
・ミニ・グロット:赤7

3日目(1月4日):
・魔王の宮殿:赤1
・中の島ホール:赤11
・本ドロップ:赤9
・来間ビーチ:青2

4日目(1月5日):
・崖下:緑10
・クロスホール:緑2
・沈船:緑12

各ポイントの解説は、今回お世話になったマレア宮古島のページを参照されたい(手抜きじゃん!?)。

(ボートダイビング・ダイビングポイント)
https://marea-miyako.jp/fun_diving/

初日は我々だけの乗船だったが、2日目からは乗り合いとなった。

12本ダブりなしで、海況等を考えれば見事な展開(最終日は南風)。

各ポイントは、それぞれ特徴があって、天気こそ小雨或いは曇り時々晴れで、ピーカンというわけにはいかなかったが、洞窟潜水(カバーンですが)を楽しめた。

来間島のビーチも、まったりとして癒し系だ(最大水深6m)。

最後に沈船を見られたのは良かったな。

浮沈子は3日目に船酔いになり、船尾と水中で吐きまくった。

まあ、吐いてしまえば楽にはなるが、昼の弁当を食えなかったのが返す返すも心残りだ(そういうことかあ?)。

それ以外は、耳抜きに苦労して、皆さんを待たせたりしたが、時間を掛けてゆっくり潜ればなんとか抜けてきたので助かった。

無理は禁物。

2日目のミニ・グロットで、一度浮上してから潜る時に、上手く抜けなくて苦労した程度。

それ以外は、特段のトラブルはなかった。

ビーチダイビングの際に、活動量計を無くしてしまったくらいか(トホホ・・・)。

ああ、5mmのウエットが、ポケットを縫い付けたところから破れてしまった。

形あるものは全て壊れる運命だからな。

活動量計は、買い替えろという天の声か。

ウエットは修理に出す。

宮古島は、地形とマクロ中心だな。

群れとかもいたし、ギンガメアジを見たメンバーもいたようだ。

今回は、水中カメラを持っていかなかったけど、ダイビング自体は楽しかった。

着底なし、天井タッチ1回で、何とかこなした。

マレスのフィンだが、細かいコントロールがしやすく、狭いところはこれに限るという気がした。

流れに逆らったりする時は、脚力勝負になるけどな。

今回は、そういう場面はなかった。

アフターダイブでは、ライブ付き島料理の店(セイルインの隣)に初日と最後の晩で騒いだ。

2日目は焼肉、3日目が海鮮料理。

ホテルの向かいのマッサージには3日目と4日目に行って、凝り固まった身体をほぐしていただいた。

帰りの器材は、重い工具や予備のファーストステージなどを宅急便にして、それ以外は20kgギリギリで持って帰ってきた。

空港では、手荷物に入れたライトの電池を抜くように言われたが、往きは言われなかったな。

まあいい。

次回からは抜いておこう。

そう、次回のダイビングの予定を立てなければならない。

とりあえず、シェルドライの練習をやる日程は決まっている。

国内の島や海外にも行けるようになったので、なるべくなら1年以上我慢を強いられていた環境に飛び出したい。

画像は、神田方面のお土産に買った「ちんすこう」の箱だが、「宮古島まもる君」という怪しげなマネキン人形がモチーフになっている。

(宮古島まもる君)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%8F%A4%E5%B3%B6%E3%81%BE%E3%82%82%E3%82%8B%E5%90%9B

「宮古島市では、鉛筆やボールペン等の文房具・携帯ストラップ・クッキー・清涼飲料水等のキャラクター商品が販売されて人気となっている」

箱には、19体の勤務地(配置場所)と名前(「まもる君」というのは、全体の名称としても使われているが、実際には特定の個体の名称で、みなそれぞれに名前が異なる)が書かれている。

・すすむ君:狩俣線勤務
・いさお君:大浦公民館前勤務
・たかや君:宮古島市公設市場前勤務
・こうじ君:西原入口勤務
・りょうぞう君:郡農協交差点前勤務
・まさお君:比嘉入口勤務
・かずき君:下地小学校勤務
・たくま君:ユートピア入口勤務
・ひとし君:宮古電水前交差点勤務
・あつし君:ドイツ村交差点勤務
・きよし君:ドイツ村入口勤務
・いずる君:上野小学校前勤務
・まさかつ君:宮古島海宝館前勤務
・てつや君:長間宅前交差点勤務
・まもる君:宮古島警察署勤務
・じゅんき君:伊良部勤務
・としお君:フジレンタカー隣勤務
・いたる君:宮古島空港ロビー勤務
・つよし君:多良間村勤務

勤務地については、時々移動(異動?)があるようなので、現状とあっているかどうかは知らない(上記は、菓子箱より)。

まあ、何のことはない、警察官のカッコしたマネキン人形だ。

最近流行りの、御当地ゆるキャラというわけでもない(未確認)。

設置は、平成3年8月5日(「385」で、「みやこ」)だとさ・・・。

ネットなどで見ると、宮古まもる君と表記されていることもあるようだが、設置当時は、宮古警察署(現宮古島警察署)であったためと思われる。

(宮古島警察署)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%8F%A4%E5%B3%B6%E8%AD%A6%E5%AF%9F%E7%BD%B2

「元々「宮古警察署」という名称であったが、2005年(平成17年)に平良市・城辺町・上野村・下地町・伊良部町の5市町村が合併して「宮古島市」となったことに伴い現在の名称となる。」

ちなみに、商標登録上の名称は「宮古島まもる君」となっているらしい(菓子箱の解説による)。

なんと、歌まである!。

(宮古まもる君のうた@クイチャーフェスティバル2009:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=X68jIG83jaY

2009年デビューで、警察署の名称が変更後なんだが、曲名は「宮古まもる君のうた」のままとなっている。

まあ、どうでもいいんですが。

ったく、宮古島に何しに行ったんだか・・・。

つーか、ダイビングだけでない、豊かな時間を過ごしてきたというわけだな。

東京に戻って、途端に元気が失せて、ブログは今朝になってから書き始めた。

ダイビングなどの詳細については、少し回復してから書くことにしよう・・・。

宮古島1日目1本目JDC2019年01月08日 21:53

宮古島1日目1本目JDC
宮古島1日目1本目JDC

ファルコンヘビーを語る前に知っておくべき2つのこと2019年01月09日 01:46

ファルコンヘビーを語る前に知っておくべき2つのこと


スペースXが取り組む再使用ロケットのファンであるにも関わらず、基本的なことを理解していなかったことに気づかされる(まあ、いつものことですが)。

今回、へえ~と思ったことが2つある(もっとあるんだろうが、気付かないだけ・・・)。

1つめは、ファルコンヘビーの打ち上げ能力が、ファルコン9よりも小さい場合があるということ。

1段目を3本も束ねて、地球低軌道(LEO)に約64トン(63,800 kg)の打ち上げ能力があったとしても、それは3本とも使い捨てにすれば、という条件付きの話だ。

たとえば、GTOに3本とも回収して打ち上げる能力は、たったの(!)8トンしかない。

まあ、軍事衛星はともかく、そんな重い民間の衛星はなかったからな。

需要を考えれば、適切な設計ともいえる。

対して、ファルコン9を使い捨てにした時には、8.3トンの衛星をGTOに叩き込むことが出来る。

まあ、この場合くらいが、逆転している唯一の例だろうな。

(Falcon Heavy:Capabilities:Maximum theoretical payload capacity表を参照)
https://en.wikipedia.org/wiki/Falcon_Heavy#Capabilities

このことについては、鳥嶋さんの記事を読んで確認して分かった。

(イーロン・マスクの「超大型ロケット」が米空軍に売れた理由と、その巨体に隠されたもうひとつの能力:超大型ロケットのもうひとつの使いみち)
https://hbol.jp/170230/2

「しかし、ファルコン・ヘヴィはたしかに世界最強の打ち上げ能力をもつロケットだが、その威力を発揮できるのは機体をすべて使い捨てで打ち上げた場合である。機体を回収する場合は、回収のための燃料などが必要になるぶん、打ち上げ能力は落ちてしまう。その打ち上げ能力は、ファルコン9を使い捨てで打ち上げた場合よりも小さくなる。」

浮沈子は、どんな場合でも、ファルコンヘビーの方が強いと思ってたんだが、捨て身で打ち上げるファルコン9が強いこともあるわけだ。

まあ、去年の2月に打ち上げたテストケースの時は、サイドブースター(B1023とB1035)はブロック3(FT)仕様だったからな。

これがブロック5になれば、話は変わってくるかもしれない(未確認)。

もう1つは、ファルコン9の打ち上げ能力についてだ。

1段目を回収する際のGTOへの投入は、5.5トンということになっている。

これも、いささか古い情報だから、例えばブロック5で打ち上げた衛星の中には、去年の8月7日にメラ・プティ(5,800 kg)をGTOに叩き込んで、1段目を回収している。

もっといえば、カナダのテレサット(19V:7,075 kg、18V:7,060 kg)も、一応、GTOへ打ち上げて1段目の回収に成功しているが、これには訳がある。

(スペースXはなぜ史上最も重い衛星をわざと低い軌道に打ち上げたのか? その戦略と衛星会社の目論見)
https://hbol.jp/171434

「テルスター19Vは約7.1トンと、静止衛星としては過去最大の重さをもつ。しかしスペースXは、この重い衛星をわざと低い軌道に打ち上げるという、従来では考えられなかったことを行った。」

つまり、遠地点高度が静止軌道よりかなり低い(1万7千900kmくらい)低エネルギーな、なんちゃってGTO(!)に打ち上げたわけだ。

理由は、記事を読んでいただくとして、打ち上げロケットの世界は、衛星会社との個別契約だから、両方が折り合って最適解を得ることが出来ればそれでいいわけだな。

ブロック5で、1段目を回収した時にどのくらいの重さがGTOに放り込めるかは知らない。

おそらく、6トンくらいということになるんだろうが、もう、そういう衛星はヘビーで打ち上げて再使用する方向に行くんだろう。

例えば、今のところ3月頃の打ち上げ予定となっているアラブサットは、ヘビーで3つのコアを回収する6トンクラスの衛星ということらしい。

(List of Falcon 9 and Falcon Heavy launches:2019)
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Falcon_9_and_Falcon_Heavy_launches#2019

「6,000 kgのサウジアラビア衛星の建設は2018年4月に完成しました。3つすべてのブースターを回収し、後でSTP-2ミッションで使用する予定です。」

また、2021年と2022年には、ヘビーを使ってGEOへ直接投入する(或いは、それに近い軌道に打ち込む)契約がなされている。

「2020年- 2022年(未定):
この任務は、静止軌道にごく接近して衛星を注入し、それによって衛星をより速く運用できるようにするでしょう。ViaSat-3クラスの衛星は電気推進を使用します、それは彼らの一生の間にステーションキーピング操作のためにより少ない燃料を必要とします、しかしGTOからGEOまで軌道を上げるために数ヶ月を必要とするでしょう。」

再使用ロケットへの流れは、決して一過性のものではなく、ましてや、スペースXの試験的な取り組みなどではなく、衛星会社や軍隊を取り込んで、大きな潮流となってきているのだ。

静止軌道衛星は、益々巨大化し、重くなり、トランスポンダーと燃料をしこたま積み込んで、高機能化、長寿命化へと突き進んでいく。

今まで7トン台の商業衛星がなかったのは、それを打ち上げるロケットがなかっただけの話で、商業打ち上げに使える手ごろな価格の巨大ロケットの登場で、今後はそれが当たり前になってくるのかもしれない。

しかしなあ、アリアン5とか、デルタ4ヘビーだったら、値段は高いが打ち上げ能力はあったわけだからな。

そのビミョーなころあいというのが、ファルコンヘビーの登場によって、壁が崩れたのかもしれない。

ともあれ、ヘビーとブロック5を上手に使い分けていけば、再使用ロケットの流れを定着させることが出来て、衛星会社にとってもスペースXにとってもいいことずくめで目出度し目出度しということになるんだろう。

ULAを初めとする他の打ち上げ会社は、隙間産業として生きていかざるを得なくなるに違いない。

もし、再使用ロケットの開発に失敗でもしたら、会社の存続にかかわる。

まあ、どうでもいいんですが。

ファルコンヘビーは、イーロンマスクの思い付きで出来たわけではないだろう。

再使用ロケットで、現実の衛星を打ち上げるにはどれ程の能力が必要とされるかを考慮し、それに必要な設計が施された現実的な解だ。

もちろん、特殊な打ち上げで使い捨てにすることも可能だろうが、それはあくまで例外中の例外だろう。

現在運用されている巨大民間衛星は、全て再使用で打ち上げることが可能だ。

使い捨てという選択肢を、可能な限り最小化して運用することが、スペースXの至上命題ということになる。

会社の利益、顧客の利益、人類の利益につながる。

まあ、それで10年食いつなぐことが出来れば、その頃には完全再使用を謳うスターシップとスーパーヘビーが出来上がっているという皮算用だ。

今年春には打ち上げられるといわれているその実験機の記事も出ている。

(イーロン・マスク、宇宙船「Starship」テスト機のコンセプト画を公開。春に試験打上げ予定)
https://japanese.engadget.com/2019/01/05/starship/

「コンセプト画像がどの程度現実に沿ったものかはまだわかりませんが、イーロン・マスクCEOは当初予定より半年も早い2019年3~4月の時期に最初の試験打上げを実施する意向を示しています。」

んなもん、テキトーに決まってんじゃん!?。

今年中に上がれば上出来の部類だ。

これって、グラスホッパーくらいの役にしかたたないんじゃね?(で、爆発とか!)。

「暖かくなるころに縮小版の宇宙船が飛び立つ姿を楽しみに待ちたいところです。」

来年くらいの話として聞いておいた方が無難だろう。

その開発にも暗雲が立ち込めている。

(Space X有人宇宙船クルードラゴン、米政府機関閉鎖で打ち上げ試験の遅延の見込み)
https://news.yahoo.co.jp/byline/akiyamaayano/20190108-00110427/

「12月12日、国境の壁建設予定地付近にSpaceXのイーロン・マスクCEOが将来の民間宇宙港を建設する予定地となっているテキサス州の土地があり、壁建設により影響を受ける可能性があるとニューヨーク・タイムズ紙が報じた。」

やれやれ・・・。

宮古島1日目2本目ツインケーブ2019年01月09日 07:47

宮古島1日目2本目ツインケーブ
宮古島1日目2本目ツインケーブ