月の裏側とリュウグウ2019年01月15日 00:07

月の裏側とリュウグウ
月の裏側とリュウグウ


中国は月の裏側に探査機を降ろし、ローバーを転がしている。

我が国は、最果ての小惑星に探査機を飛ばし、ローバーがピョンピョン跳ねて見せた(あと、欧州のは上手くいったらしいが、我が国のもう一台は重石状態のまま:未確認)。

リュウグウは、確かに未踏の地には違いないが、いささかショボい感じは否めない。

ちっこいし、知名度もない(つーか、ちょっと前まで名前もなかった)。

(リュウグウ (小惑星))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%A6_(%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F)

「2015年10月5日、小惑星センターのリストに「Ryugu」の名称が記載されたことがJAXAから公表された」

月の裏側は、近くて遠い未知の世界だ。

科学的な意義や技術的な難易度は別にしても、インパクトは遥かに大きい。

こういう、派手な演出が出来るというところがミソだな。

我が国の宇宙開発は、とても敵わない。

自国のロケットで有人飛行をし、自前で宇宙ステーションを建設しようとしている。

試験的に打ち上げた天宮1号は、制御不能で落ちてきたけどな。

まあいい。

(月面探査車「玉兔2号」を分離完了。月の裏側観測へ)
https://sorae.info/030201/2019_1_4_cnsa.html

「今後は、月面を動き回ることが可能な「玉兔2号」による月面裏側の詳細な地表画像の到着も期待できます。」

我が国は、有人宇宙飛行も、月面軟着陸も、ローバーの投入も果たせていない(スリムは、2021年に延期)。

米国のゲートウェイに便乗して、有人月探査のおこぼれに与ろうとしているだけだ。

それが悪いわけじゃないけど、インパクトに欠ける。

何かやるにしても、二番煎じ、三番煎じが多い。

ユニークじゃないし、面白みにも欠ける。

むろん、そのために宇宙探査をしているわけじゃないんだろうが、そういう要素がもう少しあってもいい。

昔は、確かに月は遠かった。

今じゃ、中国もインドも出張っている。

民間の探査機だって、降りようとしている。

目新しい話じゃない。

でも、裏側というのは、してやられたという感じだ。

文字通り、裏技だな(なんちゃって!)。

半世紀も前に人類が降り立った月という天体自体に目新しさはないけど、裏側を間近に見たのは初めてだからな。

名も知らぬちっこい小惑星とは違う。

そのうち、月からのサンプルリターンもするだろう。

また、裏側から取って来るんだろうか?(未確認)。

月の地中深くに穴掘って、そのサンプルを取って来るとかすれば、目立つんだろうけど、そういう話は聞かない。

米国と欧州は、火星の表面のサンプルリターンを分担して行おうとしているようだ。

米国がサンプルを取り、欧州が回収する。

火星にしたって、表面とかは余り面白くなさそうだけどな(それでも、火星サンプルリターンミッションは、宇宙探査の聖杯といわれている)。

(マーズ・サンプル・リターン・ミッション)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

「惑星協会の事務局長ルイス・フリードマンによると、火星からのサンプルリターンは、惑星科学のコミュニティにおいて、しばしば「聖杯」と表現される」

理想を言えば、数キロメートルの深い穴掘って、何が出てくるかを調べる必要がある。

火星の地下は、宇宙探査の本命の一つだろう。

浮沈子的には、何も出ない方に一票だけどな。

まあ、どうでもいいんですが。

もちろん、地球外生命の存在が掛かっている。

その意味では、月の裏側には、地中深く掘ったって何もない(たぶん)。

しかし、何かが出たら大騒ぎだ。

なにしろ、地球から直接観測できないところだからな。

地球の衛星である月を周る、人工孫衛星(つーのかあ?)からの観測しか行われていない。

それで、何もなさそうだから、半世紀もの間、誰も行こうとしなかったのかもしれない。

残り物、カス、おこぼれ、残飯、エトセエトセ・・・。

まあ、未踏の処女地であることにかわりはない。

そして、リュウグウよりもはるかにインパクトがある。

素人受けする(ここ、重要です!)。

それだけのために、自力で行こうとするところが偉い(他国から相手にされないだけか)。

ロシアの宇宙船で、火星探査機を飛ばそうとしたこともあったけど、その後の話は聞かない。

純粋な技術力や、科学力の比較はともかく、シロート的イメージだと、我が国の宇宙開発はインドと同等かやや下回る感じだ。

中国は、ロシアをぶち抜いて、米国に迫る勢いに見える。

我が国の遥か先を行っている。

インドは、火星周回衛星を成功させ、今年は中国の後を追って月面にローバーを送り込もうとしている(こっちは表側?)。

数年先には、有人飛行もやってみせるだろう。

アットーテキなコスパの高さは定評があるしな。

それに比べると、我が国の宇宙開発は地味過ぎはしないか(スリムなんて、精度が高いとはいえ、ただ降りるだけの探査機だしな)。

完全再使用ロケットを、スペースXと競争して作るとか、巨大スペースコロニーを建設会社が金出して建造するとかいう、ド派手な話はないのかあ?。

ないんだろうなあ・・・。

この前、プログラムミスでぶち壊したX線天文衛星(ひとみ)を作り直して打ち上げるくらいが関の山だ。

(ひとみ (人工衛星):後継機)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%81%BF_(%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E8%A1%9B%E6%98%9F)#%E5%BE%8C%E7%B6%99%E6%A9%9F

「JAXAはひとみの再製作を基本とし、対策を取り入れたひとみ後継機の打上げ目標を2020年としていたが、2021年度打上げに変更するとした」

やれやれ・・・。

ちなみに、打ち上げはスリムと相乗りになる予定だ。

科学衛星で狙うとしたら、浮沈子的には天王星辺りなんだが、我が国が行うには難しいボトルネックがある。

原子力電池だ。

プルトニウムを使った、熱電変換を行う限り、なかなか手が出せない。

いくら太陽電池の性能が良くなったといっても、土星から先はムリだ。

天王星の衛星辺りからサンプルリターンできれば、インパクトは相当なもんだが、原子力電池を使わなければならないからな。

あと100年くらいは核アレルギーが残ってるだろうから、まず不可能ということになる。

やれやれ・・・。

重力天体からのサンプルリターンといえば、金星からだっていい。

熱いけどな。

困難さは、火星の比ではない。

これに成功すれば、株はおおいに上がる。

実は、この記事は三日がかりくらいで書いている。

我が国の宇宙開発や宇宙探査に対して、歯がゆい思いが多いからな。

浮沈子のようなド素人受け狙いではなく、真に科学的意義を追及したり、産業波及効果を狙ったり、軍事を含めた実用価値を追及したりして、地道に進めるのが王道だが、もう少し、一般受けする派手さが欲しい。

そんな手詰まり感で、アップロードをためらっていたら、さっきこんな記事が出た。

(中国、月の南極に基地検討=3Dプリントで建設も)
http://www.afpbb.com/articles/-/3206335

「南極は年間180日以上連続して太陽光が当たり、研究には得がたい環境だ」

実際に、嫦娥(じょうが)6号、7号、8号を着陸させて、入念な下調べをしてから取り組むという。

手堅い。

日当たりの良さをアピールしているが、とりもなおさず太陽光発電の効率を考えてのことだろう。

南極なら、月の裏側のように、通信に当たって衛星を経由する必要もない(未確認)。

初めから有人の恒久基地建設を行うわけではないだろう。

無人基地から始めて、短期滞在を繰り返し、拡張、改良を重ね、常駐化にもっていく。

当然、実効支配して、領有宣言するに決まっている。

核心的利益だからな。

月面は、俺様のものだ・・・。

我が国は、かぐやで見つけた穴の中に隠れてコソコソする提案をしている(そうなのかあ?)。

微小隕石や宇宙放射線が怖くて、宇宙開発なんかやってられっか・・・。

さて、中国やインドにぶち抜かれつつある我が国が、起死回生の一発を放つことが出来るかどうかだな。

リュウグウの表面が、予想に反して岩石だらけでサンプルを取得する着陸に苦慮しているらしいが、この際だからリュウグウまるごと運んできてしまうわけにはいかないだろうか?。

まあ、余り軌道を変えたりすると、ヤバいことになるかも知れないだろうから、余計なことはしない方がいいだろう。

あん時、日本の探査機が弄ったから、変なことになりそうだといちゃもん付けられることになりかねない。

どーせ、初代はやぶさのサンプルリターンで持ち帰った程度のゴミしか取れないなら、さっさと漬物石(ミネルバ2-2)を捨てて帰ってくるのがよろしい。

宇宙は広い。

月なんか、中国に丸ごとくれてやって、他の恒星系の惑星にでも行って、日の丸立ててくるくらいの気概が欲しいもんだ。

まあ、数万年先の話だけどな。

日本、ねーよ・・・。

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