機上の空論:ボートダイビングでサイドマウントは邪道なのか2019年02月07日 12:33

機上の空論:ボートダイビングでサイドマウントは邪道なのか


浮力のない単独のタンクをボートの縁から出し入れしたり、水面で受け取ってからBCに着けたりするのは、安全性の面からいっても邪道だ。

少なくともエントリーの際は、BCに付けてから飛び込むべきだろうし、2本差しの際は、1本目を付けてから潜るのがよろしい。

最悪、溺れることだけは防げるからな。

エキジットの際も、水面でパワーインフレーターから給気して、確実に浮力を確保してからタンクを外すべきだし、その際も、フィンを脱いだりするのは、ラダーに掴まったりして、安全を確保してからにすべきだ。

運用上は、ボートエントリーの場合、ガイドやボートスタッフの協力が不可欠だ。

シングルタンクのバックマウントのように、フィンを履いたままとか、タンクを背負ったままで上がることは難しいかもしれない。

ロタでは、幸い、そういうサポートが得られ、快適なダイビングを満喫することが出来た。

ゲレンデを選ぶコンフィギュレーションということになる。

2本差しではどうだろうか?。

水中での快適さは抜群だし、冗長性の面からも十分な安全性が確保されている。

エントリーの際に、1本だけ着けて、2本目を渡してもらうようにすればいいだろうが、流れが強いところとかはそうはいかない。

必然的に、1本差しの運用になる。

それでは、サイドマウントの意味が薄れてしまうだろうが、水中の快適さを追求するという点では意味がある。

エントリーエキジットの運用次第ということになる。

バックマウントのシングルタンクの運用は、ダイバーの快適さよりもサービスの快適さを追求している(そうなのかあ?)。

それが、巡り巡ってダイバーに還元されているということになっている。

そうして確立されたスタイルに、異議を申し立て、異なるコンフィギュレーションを持ち込むことは邪道だ。

人迷惑な話である。

だから、その我儘が通せるところでしかできない。

それを認め、応援してくれるサービスが増え、それが、ダイバーの快適さとサービスの利益につながるような正のフィードバックに繋がるようになればいい。

ダイビングは、ダイバーのためのものだ。

教えやすいとか、運用しやすいとか、そういうサービスを供給する側のためのものであってはならない。

そうはいっても、共倒れしてしまっては元も子もなくなる。

どこかで折り合いをつけ、双方に納得できる形で落とし込まなければならないだろう。

ロタでの1週間のダイビングを通して、浮沈子的に考えさせられるところが多かった。

今回は、ロングホースを使ったコンフィギュレーションを試したが、浮沈子が真っ先にエア切れしそうだったからな。

あんま意味ないともいえる。

次回は、ちょっとその辺りも考えつつ、2本差しの運用についても試してみたい。

エントリーの際に、2本抱えて飛び込めるかどうか。

エキジットの時には、それを1本ずつ渡せばいいわけだから、大した手間ではない。

ロタのスタッフが慣れてくれば、スムーズな運用が可能になるだろう。

そうすれば、1日2本のまま、3本のダイビングが可能になる。

日本にいる間に、そのコンフィギュレーションと運用を考え、最適化させるヒントを掴んでいきたい。

(このあと、すぐ成田に着いてしまったので、機上の空論としてはここまで)

次回のロタがいつになるかは分からない。

6月頃に行きたいとは思っているが、実現するかどうかは分からない。

今年は忙しくなりそうだからな。

あくまでも計画ということにしておこう・・・。

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