宇宙補完計画2019年02月13日 08:37

宇宙補完計画


このブログには、カテゴリーとしてノンセクションと宇宙というのが別建てになっている。

この世の全ては宇宙の中にあるわけだから、ノンセクションを立てる意義はない(そうかあ?)。

まあ、虚言・妄想・思い込み・誤解・でっち上げの類は、ノンセクションでもいいかも(そんなあ!)。

まあ、どうでもいいんですが。

森羅万象を含む宇宙。

この地球や、我々人類を含むありとあらゆる事柄は宇宙の中で起こっている。

しかしだ。

最新の物理学は、我々が現在観測できている宇宙の物質は、全体のわずか5パーセントにすぎず、数倍になるといわれる暗黒物質とそれに倍する暗黒エネルギーは謎のままであると示唆している。

直ぐにでも見つかると思われていた暗黒物質でさえ、未だにその尻尾を掴むことすらできない状況だ。

標題にはエヴァにあやかって「補完計画」と記したが、95パーセントを補完するというのは、字義を取り違えているな。

5パーセントくらいなら、補完といってもいいんだろうけどな。

話が逆だろう?。

まあいい。

暗黒物質や暗黒エネルギーの話は、セルンとかで行われている素粒子の衝突実験の、遥か彼方の話になる。

能動的な実験で得られるエネルギーレベルでは観測できそうにない。

あの手この手を使って、受動的に観測する方法がとられている。

もし、何らかの兆候を発見することが出来れば、それを基にした新しい物理学が生まれるといわれるほどの発見になる。

ノーベル賞ものだな。

現在の標準理論(といわれても、さっぱり・・・)では、暗黒物質や暗黒エネルギーを説明することはできないらしい。

キワモノ扱いされてきたこの手の話が、最近の物理学のメインストリームになりつつある。

21世紀の人類は、新しい物理学の世界の扉を開こうとしているのかもしれない。

この宇宙に新たな光を当てようとしている(えーと、電磁波の反射などでは観測できないらしいので、あくまでも比喩ですけど)。

まあいい。

その辺りの話を、当事者のインタビューでまとめた記事が出ている。

(「ダークマター」の正体に迫れるか? 宇宙の謎を巡る研究に方向転換の動き)
https://wired.jp/2019/02/11/for-dark-matter-hunters/

「わたしたちはみな、自分の頭をかきむしっているほどです」

「直感では、ダークマターのうちの8割は何かで、2割は別の何かだと思います」

確かにワケワカだ。

ウインプ、アクシオン、ブラックホール・・・。

目星をつけて直接観測に挑んだ結果は、死屍累々・・・。

「これまで最善とされていた学説が崩れつつあるような段階に来ています」

やれやれ・・・。

この記事は、概ね暗黒物質がらみの話だが、暗黒エネルギー(宇宙を加速膨張させているといわれる謎のエネルギー)については皆目見当もつかない。

物質とエネルギーは等価だから、同じ様に割合として扱われているが、暗黒エネルギーは宇宙の存在の7割を占めるといわれている。

宇宙に対する我々の理解は、よちよち歩きの赤ん坊のレベルなのかもしれない。

まあ、例によって、この手の話は業界の策略かも知れないけどな。

予算獲得の手段としては、風呂敷がデカ過ぎるというきらいはあるがな(なにせ、宇宙規模ですから)。

さて、問題は、今日のこの記事のカテゴリーをどっちにするかだな。

宇宙なのか、ノンセクションなのか。

まあ、どっちでもいいんですが・・・。

DNAと火星探査2019年02月13日 20:28

DNAと火星探査
DNAと火星探査


こんな標題を掲げると、また、地球外生命探査に噛みつくのかと思われそうだが、そうではない。

何かネタはないかと、いつもロケットの打ち上げスケジュールをチェックするサイトを見たら、懐かしい名前が出ていた。

(ESA’S EXOMARS ROVER NAMED AFTER ROSALIND FRANKLIN)
https://www.spaceflightinsider.com/missions/solar-system/esas-exomars-rover-named-after-rosalind-franklin/

「欧州宇宙機関は2月7日、ExoMarsローバーをRosalind Franklinと命名すると発表した。宇宙船は2020年7月にロシアの静止した表面科学プラットフォームと一緒に打ち上げられる予定で、2021年3月にうまくいけば、赤の惑星に到着します。」(自動翻訳のまま:以下同じ)

「Rosalind Elsie Franklin(1920-1958)はイギリスの化学者でありX線結晶学者であり、その仕事はDNA、RNA、ウイルス、石炭そしてグラファイトの分子構造を理解するのに不可欠でした。宇宙機関によると、ExoMarsローバーの名前の選択は、Euclid、Newton、Planckなどの科学者にちなんで、ESAミッションの命名の長い伝統に従っています。」

たぶん、化学者の命名は初めてになるだろうな(未確認)。

(酒とタバコ)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/03/08/

「DNAの立体構造が解き明かされる過程で、「二重らせん」にも登場する女性科学者である。」

浮沈子が生まれた年に、ガンなどのために37歳で亡くなっている。

「二重らせん」のなかでは、エキセントリックな女性として、やや誇張して描かれている。

まあ、どうでもいいんですが。

DNAのらせん構造の発見に至るなかで、彼女がどれほど貢献したのかについては、浮沈子にはよく分らない。

ワトソン、クリックの発見は、DNAの構造が「遺伝子」として機能することを示唆している点が素晴らしいと思うんだがな。

しかし、もう、60年以上も前の話だし、ロザリンドフランクリンの研究者としての評価が定まっていればそれでいい。

冒頭で、地球外生命探査とは無関係と書いたが、火星に送り込んで、土の中ほじくったりするローバーの命名だからな。

ネーミングにあたって、下心がないと言ったらウソになるだろう。

あわよくば、DNAのかけらくらい、見つけて欲しいと思ってるんじゃないのかあ?。

「ExoMarsローバーは、火星表面に2メートル(約6.56フィート)を穿孔することができるドリルを運ぶと予想されます。ローバーは、搭載された実験室の4つの機器を使って土壌サンプルを分析するように設計されています。火星の大気は日光や地表での強い放射線からほとんど保護されていないので、地表の下から収集されたサンプルは過去の生命の兆候を含む可能性が高いです。」

まあいい。

半世紀近い時が経ち、人類は生命の秘密を解き明かすカギとなる物質を得て、それを弄繰り回し、デザイナーズベビーを生み出すまでになった。

記事を読みながら、遠い昔、その名を初めて聞いたころのことを朧げに思い出した。

DNAの話をしていた同級生の問い。

「人類は、その手で人間自身を作り出すことが出来るようになるんだろうか?」

世の中のことを何も知らない浮沈子の答え。

「そんなこと、大昔からみんなやってんじゃん!?」(子供は、分かんなくていいです!)

やれやれ・・・。

(ExoMars (rover):追加)
https://en.wikipedia.org/wiki/ExoMars_(rover)